1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:36:07.94 ID:l1fCR9gh0.net
姉「これって妹ちゃんが毎日大切にしてるカワウソのぬいぐるみだよね…」
姉「誰かが汚しちゃったら大変だ、妹ちゃんがいないうちに部屋に戻してあげよう」
姉「…!?」
姉「あ、あれ?あれれ?手にくっついて…取れないよ!何これ、取れないよ!」
俺「ぶははははwwwwww引っかかったwwwwww」
姉「お、俺くん?俺くんがやったの?」
俺「そのぬいぐるみの背中に接着剤沢山塗っといたから」
姉「えっ接着剤!?どうしてそんなことするの!?」
俺「姉ちゃんの反応がウケるからじゃん」
姉「えっで、でも!これ妹が大切にしてるぬいぐるみだよ!?」
俺「だからそれを選んだんだろ能無しw面白いのはこれからだろ」
5 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:37:01.56 ID:l1fCR9gh0.net
姉「ちょっと俺くん!ダメだよこんなこと!…全然外れない!」
俺「あーあ、姉ちゃんの手にくっついたカワウソ見たら妹きっと泣いちゃうだろうなぁ」
姉「!!」
俺「妹そのぬいぐるみいっつも大切に持ってるもんな」
姉「ヒドイよ…そんなの…!」
俺「俺のことバラしたら分かってんだろうな?」
姉「うぅぅ…」ウルウル
ガチャ妹「たっだいま~♪」
俺「…」ニヤ
姉「はわわわわ…」
8 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:38:01.00 ID:l1fCR9gh0.net
妹「お姉ちゃんただいま!」
姉「お、おかえりなさい…」
妹「お姉ちゃん聞いて!今日ゆみちゃんが、私のお弁当がいっつも可愛いって褒めてくれたの!」
妹「お姉ちゃんいっつも素敵なお弁当作ってくれてありがとね!」
姉「妹ちゃん…」
妹「ところでどうして後ろで手組んでるの?」
姉「ん?い、いや、何もないよ!すぐ夜ご飯作るからね!」
妹「はーい♪」スタタタ
姉「…」
姉「どうしようこれ…」
姉「強引に取ると破れちゃいそうだし…」
俺「お姉ちゃんヒドイ奴だね、妹を騙そうとしてるんだ」
姉「そんなこと…」
12 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:39:00.90 ID:l1fCR9gh0.net
姉「やっぱり俺くん、私も謝るから、一緒に妹ちゃんに謝ろうよ…」
俺「なんでだよ、俺がやった証拠は?はい論破」
姉「うぅぅ…」
妹「お姉ちゃーん」スタタタ
姉「えっあっあっ…!」ワタワタ
妹「私のカワウソちゃん知らない?…ってあれ?」
妹「お姉ちゃんが右手に持ってるのって、私のカワウソちゃんだよね?」
姉「う、うん…」
妹「どうして持ってるの?」
姉「あの…その…」プルプル
17 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:40:01.04 ID:l1fCR9gh0.net
姉「せ、洗濯しようって思って!長いこと洗ったりしてなかったでしょ!?」
妹「あ、うんまあ…でも私カワウソちゃん絶対汚れないように大切にしてたし大丈夫だよ」
妹「それともそんなに汚かったのかな…」
姉「えっ…」
妹「隠してたってことは私にバレないように洗おうとしてたってことだよね…」
妹「もしかして、いつも勝手に洗ったりしてたの…?」
姉「そんな!してないよ!」
姉「ごめんね誤解させるようなことしちゃって…その、実はお姉ちゃんもこのぬいぐるみ大好きで」
姉「妹ちゃんいないうちにこっそり独り占めしようかなぁって…えへへ」
妹「…」
妹「なんだ!言ってくれればいいのに!お姉ちゃんも分かってくれるんだカワウソちゃんの魅力!」
姉「あははは…ごめんね」
妹「いいよ!だけど私勉強する時カワウソちゃんいないと集中できなくてさ」
妹「悪いんだけど返してくれないかな」
19 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:41:05.15 ID:l1fCR9gh0.net
姉「あ…そう、だよね」
妹「うん」
姉「…ごめん妹ちゃん、ご飯すぐ作るからさ!それまでだけ貸してくれないかな!?」
妹「えっ…そんなに気に入ったの?」
姉「う、うん…」
妹「うーん…分かった!お姉ちゃんにも魅力伝わって嬉しい!」
姉「ごめんね…」
妹「それじゃ、ご飯できたら呼んでね!」
姉「うん…ありがとうね」
妹スタタタタ
姉「…」
姉「う…うぅ…うぅ…」ウルウル
俺「なに泣いてんだよ姉ちゃん」
姉「もうダメだよ…絶対妹ちゃんに嫌われちゃう」
23 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:42:35.82 ID:l1fCR9gh0.net
姉「ふぇぇ…」ポロポロ
俺「うぷぷ…w久しぶりに姉ちゃんがガキみたいに泣いてるのみたな」
俺「これが見たかったんだよなぁ…w」
姉「ひどいよ俺くん…」
俺「知るか」
姉「お姉ちゃん、正直に話すしかないよ…」
俺「は?」
姉「だっ、だって…」
俺「ふざけるなよ、俺は妹に嫌われたくないんだよボケ」
姉「お姉ちゃんも妹ちゃんに嫌われたくないから気持ちは分かるけど…」
姉「これ以上妹ちゃんに嘘なんかつきたくないよ…」
俺「てめえ…綺麗ごと言ってんじゃねえぞ」ガッ
姉「えっ!?俺くん何するの!そんな引っ張ったらぬいぐるみ破けちゃうよ!」
26 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:43:32.32 ID:l1fCR9gh0.net
俺「黙れ!」グググググビリリリリリ
姉「ああ!」
真っ二つに裂けたカワウソ「…」
姉「はわわわわ…な、なんてことを…」
俺「…」
俺「知らない…俺は知らないぞ」
姉「うっ…妹ちゃん…ごめんね」ポロポロ
俺(無言で姉ちゃんを指差す)
妹「あれ、どうしたのおねえ…」
妹「!!」
妹「どうして…カワウソちゃん」
姉「ごめんなさい…」
30 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:45:04.19 ID:l1fCR9gh0.net
妹「そんな、どうして…」
妹「うわあああん!」
姉「妹ちゃん本当にごめん!」
妹「ひどいよ!お姉ちゃんなんか大っ嫌い!」
姉「!!」
妹「うわああああああん!」スタタタタタ
姉「い、妹ちゃん…!」
姉「…」
俺「…」
俺(無言で立ち去る)
31 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:45:33.53 ID:l1fCR9gh0.net
~22時頃~
ドアコンコン
姉「妹ちゃん…夜ご飯食べてないよね…」
姉「…」
姉「ぬいぐるみのこと、ごめんね、またお姉ちゃん買ってあげるから」
姉「…」
姉「夜ご飯、ドアの前に置いとくからね」
妹「…」
33 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:47:02.06 ID:l1fCR9gh0.net
~次の日~
俺「うぃーす」
姉「あっ…お、おはよう」
俺「なんだよ姉ちゃんやけに元気ないな」
姉「だ、だって俺くん…」
俺「なんだよ」
姉「い、いや…」
俺「俺思ったけど、過ぎたことを悔やんでても仕方ないと思って」
俺「昨日のことは綺麗さっぱり忘れることにしたわ」
俺「そうしたらスッキリするから姉ちゃんもそうしろよw」
姉「そんなことできないよ…」
妹「…」スタ…スタ…
姉「い、妹ちゃんおはよう!」
姉「ほら、お味噌汁冷めちゃうよ!」
妹「…私、朝食いらないから」
35 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:48:00.68 ID:l1fCR9gh0.net
姉「えっ」
妹「いってきます…」
姉「ダメだよ妹ちゃん!朝ごはん食べないと元気でないよ!」
妹「…」ギロッ
姉「!はうぅ…」
妹「…いってきます」
姉「い、いってらっしゃい…」
姉「…」
俺「また泣いてんのかよ姉ちゃん」
姉「だって…」
36 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:48:43.64 ID:l1fCR9gh0.net
~夕方頃~
妹「…」ガチャ
姉「あ、妹ちゃんおかえり、そのぬいぐるみなんだけど…」
姉「じゃーん!ほら、新しいの買ったんだ!同じカワウソちゃんのだよ!」
妹「…」
妹「いらない」
姉「!」
妹「…」スタスタ
姉「妹ちゃん…ぬいぐるみのことごめんね、で、でもこっちは前のよりきっとキレイだし…」
妹「いらないって言ってるもん!」
姉「!!」
妹スタタタ
姉「うぅぅ…」ウルウル
39 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:49:30.56 ID:l1fCR9gh0.net
妹「兄ちゃん、あれ本当にお姉ちゃんがやったの?」
俺「は?なんでそんなこと聞くんだ」
妹「…なんとなく」
俺「はぁ…当たり前だろ、俺はお前があのぬいぐるみ大切にしてたの知ってただろ」
俺「俺はお前の悲しむ顔なんか見たくないんだ、そんなことできるわけがない」
妹「兄ちゃん…疑ってごめん」
俺「いいんだ、それじゃ」
妹「うん…」
40 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:50:03.86 ID:l1fCR9gh0.net
~夜ご飯~
姉「明日は妹ちゃんの好きな物作るよ、何がいーい?」
妹「…いいよそんなの」
姉「だけど…」
俺「麻婆豆腐がいい」
姉「俺くんはまた今度!」
妹「いいって」
姉「そう…」
俺「チッ、なんだよ」
43 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:50:35.47 ID:l1fCR9gh0.net
~夜~
コンコンコン
姉「妹ちゃん、起きてるかな」
妹「…」
姉「お姉ちゃんね、妹ちゃんとお話ししなくなってから気付いたよ」
姉「妹ちゃんはいつも元気いっぱいでお姉ちゃんやお兄ちゃんを明るくしてくれてたんだって」
姉「お姉ちゃん達を元気にしてくれてたの気付かなくてごめんね」
妹「…」
46 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:51:46.82 ID:l1fCR9gh0.net
~次の日~
俺「おい寝坊してんじゃねえよ」
姉「ごめんすぐ朝ごはん作るね!」
俺「なに夜更かししてんだよ」
姉「ごめん…」
妹「…」ジュ-
姉「えっ妹ちゃん作ってくれてるの!?続きはお姉ちゃんがするよ!」
妹「座っててよ」
姉「え、でも」
妹「…」ジユ-
姉「ありがとう…」
俺「…」イライラ
51 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:53:00.82 ID:l1fCR9gh0.net
~夜~
ガチャ妹「!」
俺「は?おい何勝手に俺の部屋入ってんだよ」
妹「…」
俺「なんとか言えよ」
妹「兄ちゃんの部屋にこれ置いてあった…」
俺「接着剤?それがどうしたんだよ」
妹「あのぬいぐるみに接着剤がついてたっていうのは知ってたから、家中探し回ったんだけど」
妹「これ置いてあるのは兄ちゃんの部屋だけだった」
俺「…」
俺「まさか…俺を疑ってるのか?」
妹「いや…でも…」
俺「そうだよな、辛いよな」
俺「正直こんな話したくなかったんだが…」
妹「えっなに」
俺「姉ちゃんはな、お前の事が嫌いなんだ」
53 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:54:39.69 ID:l1fCR9gh0.net
妹「えっ」
俺「お前が学校行ってからはいっつもお前の愚痴を聞かされてたよ」
俺「飯作ってもらって当たり前だと思ってるだとか、少しは家事を手伝えだとか…」
妹「!!」
俺「それできっと溜まった怒りのはけ口を探していたんだろう…お前のぬいぐるみを持ち出してあんなことを…」
妹「そ、そんな…嘘だよね?」
俺「黙ってて悪かった…姉ちゃんに悪いと思って言えなかったんだ」
妹「そんな…お姉ちゃん…」
俺「だからもう…あんま姉ちゃんと関わらない方がいいかもな」ガチャ
妹「お姉ちゃん…」ポロポロ
58 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 06:59:22.59 ID:l1fCR9gh0.net
~リビング~
俺「おい」
姉「はいっ」ビクッ
俺「まさか言ったんじゃないだろうな」
姉「い、言ったって…何を」
俺「ぬいぐるみを俺が千切ったことだよ」
姉「えぇ…妹ちゃんに?言ってないよ!」
俺「怪しいな、妹に疑われたんだが」
姉「そんな…」
姉「だけど、お姉ちゃんと一緒に謝ろうって気になってくれると嬉しい…かな」
俺「は?この期に及んで何言い出すんだよ」
姉「うぅぅ…」
俺「もしあいつに言ったら覚えておけよ」
姉「うぅ…うん…」
物陰 妹「…」
61 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:01:05.86 ID:l1fCR9gh0.net
~夜~
姉「…」
妹「姉ちゃん…」
姉「わっ!い、妹ちゃん、こんな夜遅くなにやってるの?」
妹「そっちこそ何やってるの?」
妹「!」
姉「あっ…あはは、バレちゃった」
妹「それ、私のぬいぐるみ…」
姉「…小さい頃水族館に行った時に妹ちゃんがUFOキャッチャーにあったこのぬいぐるみすごく欲しがってて」
姉「お姉ちゃんが取ってあげたんだよね、何回も失敗したけど」
姉「妹ちゃんすごく喜んでて、一生大切にするって言ってたの、今になって思い出しちゃった」
妹「それで…最近夜更かしして縫い合わせていたの?」
姉「ごめんね、こんなことしかできなくて」
62 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:02:27.32 ID:l1fCR9gh0.net
妹「…」
妹「お姉ちゃんごめんなさい…」
妹「もう二度とお姉ちゃんを疑ったりしないよ」
姉「!」
妹「…」
姉「お姉ちゃんも頼りなくてごめんね」
姉「ありがとう」ギュッ
…
姉「…ふふっ」
妹「面白いでしょこの話っ、だから結局吉田先生カツラだったんだよ~」
姉「あははははっそんなことがあったんだね」
妹「早くお姉ちゃんに話したくてさ」
姉「何日か話せなかったもんね」
妹「…」
姉「…」
妹「お姉ちゃん、お兄ちゃんにイタズラしようよ」
姉「イタズラ?」
妹「うん、これまでのこと全部お兄ちゃんが悪いんだしさ」
妹「一度思い知らせるべきだよ…」
65 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:03:20.95 ID:l1fCR9gh0.net
~次の日~
妹「おはよ~」
姉「おはよう妹ちゃん」
俺「…」
俺「おい飯はまだかよ」
姉「はい妹ちゃん、今日はオムレツだよ」
妹「お姉ちゃん目玉焼きでいいのに~」
姉「えへへ、今日は特別な気分だし」
俺「おい耳聞こえねえのかボケ!俺の飯持ってこいよ!」
妹「お姉ちゃんお弁当にブロッコリー入れないでほしい…」
姉「えー栄養あるんだよー?好き嫌いしたら将来食べられる物少なくなって困るよー」
妹「うん…」
66 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:04:10.19 ID:l1fCR9gh0.net
姉「本当に食べられなかったら残していいし、頑張って食べてくれる?」
妹「わかった…がんばる」
姉「ふふふ、ありがとう」
俺「おい」
姉「それじゃお姉ちゃんも食べようかな」
俺「おい、ふざけてんじゃねえぞ」
妹「お姉ちゃんおいしいよっ」
姉「ふふふ、ありがとう」
姉「じゃあお姉ちゃんも食べようかな」
姉「いただきまーす」
俺「おい、なんだよこれ…」
70 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:04:48.06 ID:l1fCR9gh0.net
~夜ご飯~
姉妹「いただきまーす」
俺「…」
妹「おいしいね!」
姉「いつも美味しそうに食べてくれてありがとね」
俺「いつまで続ける気だよこれ」
姉「…」
妹「…」
俺「てめえらふざけんなよ…こんなこと続けられると思ってんのか」
妹「お姉ちゃん醤油取ってもらってい?」
姉「ごめん、薄かったかな?」
妹「そんなことないけど私は醤油かけたる方が好きなの」
俺「こっちは結局朝から何も食ってねぇんだよ!飢え死にしたらてめえのせいだからな!」
姉「妹ちゃん、学校は上手くいってる?」
俺「ちっ」
71 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:05:16.71 ID:l1fCR9gh0.net
俺「いいよ棚にカップ麺置いてあるから」
俺「は?なんで調味料しか置いてないんだよ!誰だ処分しやがったの!」
妹「順調だよ~今日もね、吉田先生のカツラの話題で国語の授業進まなかったんだよっ」
姉「あははははっ」
俺「なんなんだよ…」
俺「コンビニで買ってくるか」
73 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:05:54.69 ID:l1fCR9gh0.net
俺「そう言えばなんで俺がわざわざ自分の食べるもの買いに行かなきゃいけないんだ…」
俺「あーなんか無性に腹立ってきた」
俺「クソがふざけんなよあのカスども!」
俺「ん?」ガチャガチャ
俺「は?おい」ガチャガチャ
俺「おいなんで鍵閉まってんだよ」ガチャガチャ
俺「おい!開けろゴラァ!」ドンドンドン
俺「…」
77 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:06:56.80 ID:l1fCR9gh0.net
~朝~
俺「zzz」
俺「!」
俺「そうか…俺は結局外で寝てたのか」
俺「あいつら絶対許さねぇ…」
俺「開けろゴラァ!」ドンドン
俺「まさか学校行かないで閉じこもる気かボケェ!」ドンドン
ガチャ
姉「それじゃ、気を付けてね」
妹「うん、いってきます」
俺「おいてめえらあんま調子に乗るなよ」
84 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/23 07:08:36.00 ID:l1fCR9gh0.net
姉「…」
妹「お姉ちゃん?」
姉「…俺くん」
俺「あ?まさかこんなこと冗談で終わらす気じゃねえだろうな」
姉「良かったのかな…あれで」
妹「いいよ、死んで当然みたいな人間だし」
俺「は?何いって」
妹「死体は海に沈めたし、凶器も一緒に処分したから大丈夫」
妹「ずっと家に籠ってたから誰もあいつのこと覚えてないよ」
姉「…うん」
姉「妹ちゃん、いつも助けてくれてありがとね」
妹「お姉ちゃんも、それじゃ、行ってきます」
姉「いってらっしゃい」
俺「…」
俺「うわああああああ」
END
元スレ:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1495488967/
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- 姉「あんたのせいだからね!」