1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:27:45.08 ID:uu952fxh00303.net
パラッ
ガヴリール(げっ……………また仕送り減ってるじゃん……………)
ガヴリール(天界は私わ餓死させるつもりかぁ……………)
ガヴリール「……………」ストン
ガヴリール(ネットでもするか……………)カチカチ
『すぐに稼げる出会い系アプリ!!』
ガヴリール「ん?なんだこれ………」
9 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:31:32.54 ID:uu952fxh00303.net
『16♀、ホ別2万、交通費は自費でお願いします』
『34♂、神奈川で売ってる人いますか?』
『44♂、10代に限る、写メ次第でどこまででもいきます』
ガヴリール「なんだこいつら……………人生終わってんな…………」カチカチ
ガヴリール(しかし……………)
ガヴリール(一日でバイト一月分か……………)
12 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:34:18.79 ID:uu952fxh00303.net
ガヴリール(知らないおっさんといきなりってのは抵抗があるな………)
ガヴリール(……………)
ガヴリール「……………いいことを思い付いたぞ」
ダッ
ガヴリール「そうと決まれば早速!!」
14 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:36:40.25 ID:uu952fxh00303.net
ーーー喫茶店ーーー
マスター「珍しいね……天真君、まさか自分からバイトに入りたいだなんて……」
ガヴリール「いえ……マスターの顔が見たくなったので……」モジモジ
マスター(うん?……今日の天真君は様子がおかしいな……)
ガヴリール「あの………………マスター……」
マスター「どうしたんだい?」
ガヴリール「今日……店が終わったあと……少し時間ありますか……?」
17 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:39:20.02 ID:uu952fxh00303.net
ーーーーーー
マスター「悩み事があるなら私に言ってみなさい……」コトッ
ガヴリール「あっ……珈琲……頂きます……」
マスター(どうやら深刻な様子……一体……)
ガヴリール「私、お金に困ってて……」
マスター「……………うん」
ガヴリール「その…マスターと援助交際ってやつをしたいんです………」モジモジ
マスター「」
19 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:42:09.95 ID:uu952fxh00303.net
マスター(天真君………ここまで追い詰められていたなんて…………)グスッ
ガヴリール「マ…マスター?」
ガヴリール(なんで泣いてるんだ…?)
マスター「んんっ……………」ゴホン
ガヴリール「それで……………あの………」
マスター「天真君……日本での生活は難しいかい……?」
ガヴリール「……はい……正直もう食べる物にも困ってて……」
ガヴリール(課金のしすぎで……)
20 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:46:04.93 ID:uu952fxh00303.net
マスター「天真くん……」スッ
ガヴリール「……これは…」
マスター「……ボーナスだよ…」
ガヴリール「……は?ボーナス?……アルバイトが?」
マスター「むぅ………私がこういう事を言うのもあれなんだけど…」
ガヴリール「……………」
マスター「………女の子はもっと…自分を大事にしなさい…」
ガヴリール「……………でもこんな……受け取れません」
マスター「……なぁに……天真くんが傷付かずに済むのなら、これくらい安いものだよ」ニコッ
ガヴリール「マスター……………」グスッ
23 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:51:27.58 ID:uu952fxh00303.net
ーーーガヴリール宅ーーー
ガヴリール(ということが先週あったのだが……………)
ウィーーン
ガヴリール(マスターから貰った20万円は新しいパソコンの購入費用になってしまった…………)
ガヴリール「こうなったら手段を選んでられない」カタカタ
『10代♀、現役JKガヴりん、身長144cmのロリっ子です!いっぱい可愛がって欲しいなぁ(>_<)』
43 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 20:57:05.63 ID:uu952fxh00303.net
ガヴリール「即行食いついてきたやつがいるな………なになに?」
『10代♂ ソロモン72柱、ヴィネ 』
ガヴリール「悪魔みたいな名前したやつだな………」
ガヴりん『こんにちは!』
ヴィネ『プロフィール見ました!住所が近いみたいですし、会いませんか?』
ガヴリール「……………まぁ中年のおっさんよりはましか…………」カチカチ
55 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 21:00:58.33 ID:uu952fxh00303.net
ーーーーーー
ガヴリール「休日に着替えてでかけるなんて久しぶりだな……………」
ガヴリール(やばい…………緊張してきた………)キョロキョロ
ガヴリール「……………」ポチポチ
ガヴリール(特徴は黒髪でヘアピンを付けた男……)キョロキョロ
ガヴリール「……………ん?」
ガヴリール「……あ!」
ヴィーネ「……………!」
60 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 21:04:03.08 ID:uu952fxh00303.net
ヴィーネ「やぁ、カヴちゃん……今日はよろしくね」ニコッ
ガヴリール(ヴィーネに凄く似ている気がする……)
ガヴリール「よろしく……お願いします……」ガチガチ
ヴィーネ「そんなに緊張しなくても大丈夫だから……あそこの喫茶店でお茶でもしよ?」
ガヴリール(ま……まずい…あの喫茶店は……)
62 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 21:07:05.16 ID:uu952fxh00303.net
ーーー喫茶店ーーー
ヴィーネ「さてガヴリール……」バサッ
ガヴリール「やっぱりヴィーネだったか……」
ヴィーネ「……………なんであんな掲示板に書き込んでたのかしら……?」
ガヴリール「それはヴィーネこそ……」
ヴィーネ「私のことはいいのよ……!」バンッ
ガヴリール「ご…ごめんなさい…」
マスター(あれは…天真くん?)
63 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 21:08:09.01 ID:fSEaIeCBa0303.net
ヴィーネ監視してたのか…
65 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 21:10:02.84 ID:uu952fxh00303.net
ヴィーネ「ま……まさかその……援助交際なんて……」ワナワナ
ガヴリール「いや……その話はここじゃ……」
ヴィーネ「そうね……確かにこんな話をする場所ではないわ……でも……」
ガヴリール「そ……そうじゃなくて……」
マスター「天真君……その話はどういう……」
ガヴリール「マ……マスター…これは」
マスター「……………やっぱり私だけじゃ足りなかったかい………?」
ヴィーネ「!?」
66 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 21:10:34.89 ID:fSEaIeCBa0303.net
おいマスターww
69 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/03 21:21:45.09 ID:uu952fxh00303.net
ガヴリール「マスター!その言い方は誤解される!」
ヴィーネ「ガヴリールがマスターと援助交際だなんて…」ブツブツ
マスター「天真君…まさかそこまで追い詰められていたなんて…」
ガヴリール「あーもう…!」
ガヴリール「もう援交なんて懲り懲りだぁ!」
ちゃんちゃん
完
元スレ:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1488540465/
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