1 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 09:37:43 ID:4NJ/31mU
上から順番
少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444045514/
少年「神様に祈りましょう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444276145/
少年「恋をしました」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444541374/
少年「ボクは、君を守りたいんです」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1445428616/
女騎士「両親の日記」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1446271771/
女騎士「どうか、正しい判断を」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1447115764/
の、続き。
4 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 15:16:33 ID:4NJ/31mU
魔王城 玉座の間
魔王「僧侶、勇者はどうだ?」
僧侶「順調かと……いずれ、ここへと辿り着きましょう」
魔王「強く、なったか?」
僧侶「ロトの力を受け継ぎ、使いこなせております故、かなり……」コクリ
魔王「ふむ、そうか……」
魔王「シロ、クロ」チラッ
白騎士「白騎士、ここに」ザッ
黒騎士「黒騎士もここに居るぜ」ザッ
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 15:22:23 ID:4NJ/31mU
魔王「そろそろ、国の一つや二つは落とすか」
僧侶「……」
魔王「シロは獣群を率いてエジンベアへ」
白騎士「はっ!!」ビシッ
魔王「クロは死霊群を率いてポルトガへ」
黒騎士「あいよっ、任せときな」ニッ
魔王「そして俺は……」
魔王「アリアハンへ」ニヤリ
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 15:30:38 ID:4NJ/31mU
ドゴォォォォォン!!!
魔王「……」
魔王「なんだ、騒々しい……壁をブチ破って来る者など、今の配下には居ない筈だが?」チラッ
魔物使い「魔王ッ、今日がテメェの命日だ!! 行けっ、神龍(しんりゅう)!!」バッ
神龍「グオオオオオオオオオオォッッ!!!」
魔王「ふぅっ……せめて、俺が一人の時を狙えば良いものを」スタッ
魔物使い「お前ら四人を殺す為に、神の力を持つ龍、神龍を呼び出したんだ!!」キッ
魔王「そうか、ならばっ!!」
魔王「この魔王パーティーが、直々に相手をしてやろう」ジャキッ
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 15:38:38 ID:4NJ/31mU
魔王「僧侶は補助を……シロ、クロ、一撃で決めるぞ!!」
魔王「フォーメーション、デルタ!!!」バッ
白騎士「はい!!」ダッ
黒騎士「っしゃっ!!」ダッ
僧侶「ピオリム!! バイキルト!!」
魔物使い「っ、そいつらを殺せ神龍!!!」
神龍「ゴアアアアアッ!!」ゴォォォッ
魔王(『しゃくねつのほのお』か……ヌルい!!)
8 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 15:49:55 ID:4NJ/31mU
白騎士「三位一体!!」ジャキッ
黒騎士「神技ッ!!」ジャキッ
魔王「高速ナブラッ!!」
魔王「でやあああああああああああ!!!」ブォン
ザシュゥゥゥゥゥッ!!!
神龍「ゲギャァッ!?」ドサァァッ
魔物使い「……」
魔物使い「ッッ!!?」
魔物使い(バ、バカなっ!? あの巨大な龍の首を、本当に一撃で!!?)ブルッ
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 15:56:25 ID:4NJ/31mU
魔物使い「だ、だが……くひひっ」
魔王「……」スタッ
魔物使い「魔王!! テメェらが殺したのは、神の龍!! 言うなれば神の遣いよ!!」
魔物使い「これで怒りを買ったぞ!? 俺で無くとも、次々に魔界や天界から神達が……」ニタリ
黒騎士「だったら、ソイツらも連れて来い」
魔物使い「へっ?」
白騎士「分からないのかしら? 貴方は見逃してあげるから、去れと言ってるの」キッ
魔物使い「ひっ、ひいいいあいい!!」タタッ
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 16:04:10 ID:4NJ/31mU
魔王「僧侶、これで何匹目だったか」
僧侶「復活したバラモス、ゾーマ、竜王、ハーゴン、そして神龍ですから……五匹目ですね」
魔王「ふむ。まだまだ、この世界を狙う奴らは居そうだな。くくっ、誰が渡すか!! この地上は、俺の物だ!!」
魔王「では……今日も元気に、世界侵略と行こうか」ニヤリ
僧侶「わたくしは勇者様の下へ……それと、魔王様?」
魔王「む、どうした?」
僧侶「その喋り方、ようやく慣れて来ましたね?」クスッ
魔王「そう?」
11 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 16:13:13 ID:4NJ/31mU
── 他種族との協力 ──
人同士、国同士の協力体制は、ドワーフやエルフなどの亜人種にまで急速に広がって行った。
最早、この地上に住まう全種族が手を取り合わなくては、魔王軍の進行を止められなくなって居たからだ。
そして協力体制が進むに連れて、人の街にエルフやドワーフが暮らす……そんな光景も、当たり前となって行った。
12 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/11/27 16:14:12 ID:4NJ/31mU
第七話
女騎士「私は、アイツになりたいんだ」
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] 2015/11/27 16:40:28 ID:pmUajRfM
おつ
魔王かわいい
19 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/01 09:44:13 ID:EQtPlmqw
翌日 砂漠の国 イシス謁見の間
イシス「お主の弟には、感謝してもしきれぬほど世話になった」
イシス「その恩も有るのでな、昨晩の事は何も言うまい」
女騎士「……」ペコリ
イシス「全ての感情を抜いて答えれば、確かに女としては満足の行く夜じゃった」
イシス「しかしな?」
イシス「お主に協力は惜しまん。出来る事は何でも協力しよう……」
イシス「しかし、しかしじゃ!!」キッ
イシス「しばらくは、顔を見たくない……この国から、出て行ってくれぬか?」
21 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/01 10:10:53 ID:EQtPlmqw
武闘家「……」
僧侶「っ……」
武闘家「おい、結局どこに行ってたんだよ僧侶?」チラッ
僧侶「すみません。まさか、この様な事が起きようとは……」
武闘家「質問に答えちゃいねぇぜ? まさか、まだトップシークレットか?」
僧侶「それも……すみません」ペコリ
女騎士「……」
女騎士「イシス?」
22 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/01 10:17:51 ID:EQtPlmqw
イシス「……」
イシス「なんじゃ、勇者よ?」
女騎士「また夜、会いに来ます」ニコリ
イシス「っ!?」ビクッ
イシス「お、お、おっ……お主はっ、何を言っておる!!」
イシス「あのような、あのようなっ……」プルプル
女騎士「私からは来ませんよ?」
女騎士「ですが、夜に部屋の窓を開け、私の名を呼んで頂ければ、すぐに参上致します」ペコリ
23 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/01 10:32:28 ID:EQtPlmqw
イシス「ぐっ、去れっ!! 去らぬかっ!!」
女騎士「ふふっ。私の予想では、二十日……いや、十日でお呼びが掛かると」クスッ
武闘家「チッ。さっさと次の街へ行くぞ勇者!!」グイッ
女騎士「ととっ、引っ張るなバカ者が」タッ
僧侶「……」タタッ
僧侶(徐々に、では有りますが、勇者様は初めて会った頃から変わって来ている)
僧侶(強くなったり、勇者としての自覚が生まれたり、そのようなものでは無く)
僧侶(言葉遣いや、性格や、細かい事を上げればキリが有りませんが、徐々に、徐々に、前の勇者さまのように……)
24 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/01 13:00:19 ID:EQtPlmqw
女騎士「さて、馬車は出して貰えるんだったな?」
武闘家「ああ……」
僧侶(思い起こせば、わたくしの時も同じ事が有りましたね)
僧侶(アレは、裏切るかどうかを調べる……そんな理由でしたが、あのお方が、わたくしにした事は)
女騎士「あ、そうだ僧侶?」チラッ
僧侶「……」
女騎士「僧侶?」ムニュッ
僧侶「ひゃっ、ひゃい!! な、なんでしょうか?」ビクッ
25 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] 2015/12/01 17:54:27 ID:EQtPlmqw
女騎士「信用、しているぞ?」モミモミ
僧侶「む、胸から手を離してくださいまし!!」パシッ
女騎士「……」
女騎士「私たちは仲間だ。そうだな?」
僧侶「それは……」
僧侶「当然のことかと」コクリ
女騎士「僧侶もそう思ってくれているなら、それで良いんだ……」
武闘家「どうしたんだよオメェ?」
29 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/03 10:16:08 ID:9JwCRwVQ
女騎士「いや、ただの確認だ」
僧侶「……」
女騎士「よし、次の街へ行くぞ!!」
武闘家「……」
武闘家(勇者はオカシイし、僧侶は怪しい。どうなってんだ? あ?)
武闘家(こんなメンバーで旅を続けて、マジに大丈夫なのかよ?)
武闘家(せめてもう一人……もう一人、仲間が欲しい所だが)
武闘家「おっしゃ!! 気合い入れてくぞテメェら!!」ダッ
30 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/03 10:27:56 ID:9JwCRwVQ
数日後 夕方 カジノと信仰の街
僧侶「……」
僧侶「カジノ側の街並みは、久し振りに見ましたが……」キョロキョロ
武闘家「ビカビカと光って、ネオンは綺麗じゃねぇか?」
女騎士「その代わり、月や星は見えんがな。しかし……」チラッ
女「うぅっ、クスリを、クスリをっ!!」フラフラ
男「だったら金を持って来い!! 体を担保に入れて、ギャンブルで稼ぐんだよ!!」
女騎士「売人がそこかしこに……この街は、相当に腐っているようだな」
僧侶「以前は、このような街では無かったのですが」
31 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/03 17:03:43 ID:9JwCRwVQ
女騎士「ああ、『鏡』で見たよ」クスッ
僧侶「お恥ずかしい限りです」
武闘家「昔は、神さま神さまって言ってたんだよな?」
僧侶「もう……イジメないで下さいまし。本当に、消したい過去なのですよ?」プイッ
武闘家「ははっ、すまねぇ。だが、行くべき場所は決まったな?」チラッ
女騎士「うむ。アイツと僧侶が出会ったと言う、巨大賭博場へ向かおう」コクリ
武闘家「鏡で見た限りじゃ、オーナーはまともそうな人間だったが……」
女騎士「賭博場の元締め、ともなれば、それ相応の情報は知っているだろう?」
32 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/03 17:32:32 ID:9JwCRwVQ
カジノ オーナールーム
オーナー「さぁ、遠慮無くソファーへ腰掛けてくれたまえ」ニコニコ
僧侶「いつぞやは、ご迷惑をお掛けしました……」ペコリ
オーナー「ん?」ジィーッ
オーナー「おお、あの時のキミかぁ……あれからは大丈夫かね?」
僧侶「はい」コクリ
オーナー「もし、また困ったら、うちのカジノで勝負して行くといい」
僧侶「ふふっ、ヤメておきましょう。わたくしには、ドラゴンとの戦いよりも勝ち難そうです」クスッ
オーナー「くくっ、そうかね?」
33 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/03 17:38:28 ID:9JwCRwVQ
武闘家「……」キョロキョロ
オーナー「おや、何か珍しい物でも見つけましたかな?」
武闘家「いや、なんでもねぇよ」
武闘家(俺のオヤジと同じ、悪趣味な部屋だ。骨董品に絵画……ただただ高価な物を集めた部屋)
女騎士「あ」
女騎士「先に言って置こう」
オーナー「なんですかな?」
女騎士「私は、鼻が利くんだ……」
34 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/03 17:55:17 ID:9JwCRwVQ
オーナー「……」
武闘家「ああ、コイツの前口上みたいなもんだ、気にしねぇでくれ」
オーナー「はぁ……」
女騎士「それで、この街の現状を聞きたい」
女騎士「この街は今、どうなっている?」
オーナー「どうなっている、とは?」
女騎士「クスリの売人がはびこっている現状、だよ。まさか、知らぬとは言うまい?」
オーナー「ふぅむ……売人? それなら耳に入っているんだがねぇ、しかしどうにもならんのだよ」
38 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/05 16:54:33 ID:G9OA8qpw
女騎士「……」
女騎士「この街のトップは、ずっと放置……見て見ぬふりか?」
オーナー「いやはや、この街は変わっているんだ。市長のような者はおらんのだよ」
オーナー「各自、自分の事は自分で、何をするのも自己責任。それがこのカジノの街だ」
女騎士「ほぉ、そうか……」
武闘家「つー、事はよ?」
女騎士「この街で最も巨大な賭博場。その元締めで在るお前が、実質的なトップ……で間違いないな?」
オーナー「……」
39 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/05 17:06:55 ID:G9OA8qpw
僧侶「ゆ、勇者様!?」アセアセ
女騎士「なぁに……本当の事、だろ?」
オーナー「……」
オーナー「私はただ、金を持っている。それだけだよ。人を束ねたり、指揮したりはヘタッピさ」
オーナー「そんな者にトップが務まると思うかね?」
女騎士「……」
女騎士「今、確信した。この街を操っているのはお前だなオーナー?」
オーナー「っ、しつこいな君も?」
40 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/08 15:10:13 ID:JGQuGJ8.
女騎士「……」
女騎士「薬物の蔓延は、止められないと言ったな?」
オーナー「うむ。貼り紙などはしているんだがねぇ……それだけでは、何とも」
オーナー「売人を捕まえたところで、所詮は端末で蜥蜴の尻尾。根本的な解決にはならん」
僧侶「確かに、大本を捕まえなくては……」
女騎士「何を言っている? 捕まえるんだよ僧侶。私たちがな」
僧侶「……」
僧侶「へっ?」チラッ
41 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/08 15:18:34 ID:JGQuGJ8.
女騎士「オーナー」
オーナー「何かね?」
女騎士「許可をくれ」
オーナー「許可?」
女騎士「カジノの街の、実質的なトップで在るお前の、その許可だ」
オーナー「……」
女騎士「話を聞いれば、街を良くしたいとは思っているらしいからな」
女騎士「で、有るなら、この勇者が……及ばずながら協力しよう」ニコリ
42 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/08 15:28:15 ID:JGQuGJ8.
オーナー「……」
女騎士「……」
オーナー「ははっ、わざわざ手を煩わせるまでも……」
女騎士「待て。すまん、言い方を変えよう」
女騎士「お前に拒否権は無い」
オーナー「……」
女騎士「許可を出せ。まぁ、出さないなら出さないで、勝手に動くがな」
女騎士「お前は売人を端末だと言ったが、その端末からでも、辿り着くぞ私は?」
43 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/08 15:33:19 ID:JGQuGJ8.
僧侶「ゆ、勇者さま!?」オロオロ
オーナー「分かった、許可しよう」
オーナー「この街の、為だからねぇ」ニコリ
女騎士「流石の決断だ。恩に着るよ」ニコリ
女騎士「それでは、私たちはこれで失礼する」ペコリ
オーナー「うむ。また来るといい……この街を、頼むぞ勇者」
女騎士「僧侶、武闘家、出るぞ?」タッ
武闘家「あいよ」タッ
44 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/08 15:48:17 ID:JGQuGJ8.
巨大カジノの外
女騎士「二人とも、気を付けてくれ」
僧侶「はて?」
武闘家「あん?」
女騎士「恐らく、この街に居る間、何らかの襲撃を受ける」
武闘家「その理由は?」
女騎士「オーナーの部屋へ入った時、一瞬で分かったよ」
女騎士「あの部屋はな? 薬物の売人と、同じ匂いがするんだ」
女騎士「間違い無く、アイツが元締めか……少なくとも関与している」
45 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/08 15:53:41 ID:JGQuGJ8.
僧侶「っ!?」ビクッ
僧侶「まさか、以前の大臣のように、魔物が化けているのでしょうか!?」
女騎士「いや、人間じゃないか?」
僧侶「しかし……あのお方は、そんな事を一言も」
女騎士「ああ、アイツも会ってたんだったな」
僧侶「はい」コクリ
女騎士「ふむ。仕方ないだろ……アイツは、気付かなかったんだよ」
女騎士「いや、違うか。気付こうとしなかったんだ」
46 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/08 16:18:01 ID:JGQuGJ8.
武闘家「……」
僧侶「それは、どう言う……」
女騎士「信じたいのさ、アイツは」
女騎士「裏切られたくない……誰よりそう思っていても、自分からは決して裏切らない。疑わない」
女騎士「信じて、裏切られて、絶望して、それでもまた信じる」
僧侶「……」
女騎士「私の夢は、人々を守り、この世界を平和にする事だ」
女騎士「今でこそ現実的だが、以前はあまっちょろい幻想でしか無かったよ……」クスッ
47 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/08 16:39:02 ID:JGQuGJ8.
女騎士「けどアイツの夢は、私のより更にあまっちょろいんだぞ?」
女騎士「そんな甘い奴だから、疑えない、気づけない。気付こうともしない」
僧侶「……」
女騎士「ならば、私たちがこの旅ですべき事も、自ずと見えて来る」
女騎士「言われた事を疑わず、そのまま信じるアイツでは気付けない『悪』を。蔓延る悪を!!」
女騎士「私たちが排除して行く……魔王だけじゃない。この世の悪を討ち、本当の意味で世界を平和にするんだ!!」キッ
武闘家「ほぉ……」ニヤリ
女騎士「そうで無くては、魔王を倒した所で……きっとアイツは、ガッカリするからな」
49 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/09 16:16:19 ID:cBkv4MO6
武闘家「で? 具体的にはどうすんだよ?」
女騎士「中毒者を集め、まとめてアレフガルドへルーラで転送する」
女騎士「牢、とまでは行かないが、体から薬物が抜けるまで、施設へ隔離しよう」
武闘家「こりゃまた手間の掛かる……」
女騎士「売人の方も、売る相手が居なくなるんだから、どうしようもなくなるだろう?」
僧侶「なるほど……その後は、どうなされますか?」
女騎士「ふっ。そうなれば、痺れを切らせて向こうから動くさ」
女騎士「必ず、私たちへコンタクトを取りに来る。それを待とう……刺客を返り討ちにしながら、な?」クスッ
51 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/10 15:06:23 ID:d8Pwa.mc
僧侶「ですが、刺客、とは考え過ぎでは?」
女騎士「……」
女騎士「その内に分かるさ」
女騎士「ほら、まずは道端に寝転がってる奴らから拾い集めるぞ?」
女「くすりっ、クスリちょうだいいい!!」ブルブルッ
武闘家「ああ、うっせーな!! こっち来やがれ!!」グイッ
老人「ゔばああ……」ブルブルッ
僧侶「どうぞ、こちらへ」ニコリ
52 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/10 15:18:11 ID:d8Pwa.mc
その夜 カジノの街 レストラン
武闘家「ふいー、疲れたぜ」
武闘家「だが、大通りに限って言や、だいぶ片付いたな?」
女騎士「うむ。オーナーはこの街が自由で有るかのように語ったが」コクリ
女騎士「こんな無法を、自由とは言わん!!」
僧侶「明日からも、今日と同じ事を?」
女騎士「いや、それは……」
ウェイター「お待たせ致しました」コトッ
女騎士「この料理を食べてから話そう」
53 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/10 16:18:33 ID:d8Pwa.mc
武闘家「おおっ、旨そうなステーキだ!!」
武闘家「と、なんでワインなんだよ? オメェ、酒なんざ飲めねぇだろ?」
女騎士「ふふっ。ところで僧侶、こう言う高級店に来た事は有るか?」
僧侶「恥ずかしながら……以前はお金が無かったもので一度も」フルフル
女騎士「ならば教えよう。こんな店ではな、料理を運んで来たウェイターに、チップを払うんだ」
僧侶「なんと!? ですが、その行為には聞き覚えが」
武闘家「おいおい……」
女騎士「ウェイター、チップをやろう」
54 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/10 16:23:04 ID:d8Pwa.mc
ウェイター「え? あ、ありがとうございます」
女騎士「だが、手持ちが少なくてな? 生憎と……現金で、とは行かない」
ウェイター「はぁ……」
女騎士「だから」スッ
女騎士「お前が持って来た、このワインを」シュポン
女騎士「一杯、奢ろうじゃないか」トクトクトクッ
ウェイター「っ!?」
女騎士「遠慮はいらないぞ? さぁ、飲んでくれ」ニコリ
55 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/10 16:27:37 ID:d8Pwa.mc
武闘家「仕事中に飲酒を勧めるバカが、どこに居んだよ」
ウェイター「は、はい。仕事中なのでお酒は……」
女騎士「ん?」
女騎士「ああ、すまん。言い方を変えよう」
女騎士「私が、お前に、このワインを飲めと言っている」
女騎士「一口だけで良いんだぞ?」
ウェイター「……」
武闘家「あ? まさかっ!!?」ガタッ
61 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 15:41:35 ID:mN4ShSig
ウェイター「それは……」
女騎士「どうした、顔色が悪いな? まるで、このワインに毒でも入ってるようじゃないか?」
ウェイター「うぐっ」
女騎士「なんなら、飲ませてやろうか?」
ウェイター「……」ギリッ
ウェイター「出番です!! 来てください先生!!」
巨漢「プヒィ、やーっと俺の出番かぁ!?」ドシーン ドシーン
巨漢「毒なんて回りくどい事やらんでも、最初から俺が出れば済んだ話なのによぉ」ニヤリ
62 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 15:52:14 ID:mN4ShSig
ウェイター「聞いて驚け!! 先生はな、あのフーセンドラゴンを握り潰せるほどの怪力の持ち主なんだ!!」
巨漢「フフッ……」
武闘家「チッ、豚がっ」ギロッ
巨漢「ああん? 聞こえねぇなー? 何か言ったかぁ小さいの?」
僧侶「勇者さま……」チラッ
女騎士「ふむ。武闘家、私がやろう」ザッ
武闘家「好きにしろ」
女騎士「よし、ではデカイの……私と力比べをしようじゃないか」
63 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 16:01:52 ID:mN4ShSig
巨漢「この俺と、お前がか?」ニヤニヤ
女騎士「そうだ。握手をして、お互いの手を握り合う。耐え切れず先に手を放した方の負け」
女騎士「私が勝ったら、お前たちを雇った者の名を教えて貰おうか」
巨漢「いいだろう。それで、俺が勝ったら?」
女騎士「ん? そうだな……私と、そこに居る僧侶を、好きにしろ」スッ
僧侶「どうして巻き込むんですか!?」ビクッ
巨漢「グヒヒッ、ほらよっ、握手だ」スッ
女騎士「成立だな。では、勝負!!」ギュッ
64 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 16:08:00 ID:mN4ShSig
巨漢「おらぁ!! 一瞬でお前の手を握り潰し……」ギュッ
女騎士「……」
巨漢「あれ? ちょっ、ちょっと待ってくれ!! 手、手が熱いッ!!」ダラダラ
女騎士「……」
巨漢「あつっ、熱いってんだろ!! 放せこのヤロウ!!」ダラダラ
女騎士「私は女だ。ヤロウでは無い」ギュッ
巨漢「あぢぃぃっ、あぢぃぃよぉぉぉぉぉっ!!!」バッ
女騎士「おっ? お前から放したな? この勝負、私の勝ちだ」クスッ
65 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 16:17:38 ID:mN4ShSig
僧侶「今のは?」
武闘家「メラだ。後十秒も握ってりゃ、焼豚の完成だったな」
僧侶「……」
僧侶「もし、熱さに強い方で、そのまま握られていたら?」
武闘家「そん時は、俺が頭を蹴り抜いてブッ倒してたさ」
僧侶「なんと!?」
武闘家「なんだ、慰み者になりたかったのか?」
僧侶「いえ、そう言う訳では」フルフル
66 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 16:33:21 ID:mN4ShSig
巨漢「ぐううぅっ……」フラフラッ
ウェイター「先生ッ!?」タタッ
女騎士「さて、教えて貰おうか」
巨漢「っ、それは、言えん」
女騎士「見当は付いているんだ。だが、お前の口から、その答えを聞きたい」
巨漢「……」
女騎士「言えば、お前が裏切り者として殺されるからか? 例えば、そこのウェイターに」
ウェイター「ほぉ……」チラッ
67 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 16:40:12 ID:mN4ShSig
ウェイター「よくぞ見破ったな?」ニヤリ
ウェイター「我こそがオーナー様の右腕にして、忠実なる家臣だ!!」
武闘家「なんだ、やっぱりオーナーか」
ウェイター「あ……」ビクッ
ウェイター「くそっ、知られたからには生かしては帰さぬ!!」
ウェイター「死ねえええええええええ!!!」ダッ
女騎士「ボミオス!!」バッ
ウェイター「ぐおっ!?」ガクンッ
68 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 16:51:20 ID:mN4ShSig
ウェイター「か、からだが、重っ……」プルプル
女騎士「僧侶」チラッ
僧侶「は、はい」コクリ
僧侶「ボミオス、ボミオス、ボミオス……」
ウェイター「ぐええええええええ!?」ドサァッ
女騎士「このまま潰されたくなければ、色々と教えて貰おう」
女騎士「右腕なら、この街で起こった事ぐらい、知っているな?」ニコリ
女騎士「あ、僧侶? 本当に潰れて死ぬから、その辺でヤメて良いぞ?」
69 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 19:27:05 ID:mN4ShSig
繁華街の裏通り 風俗店の入り口
娼婦「ふー」ガチャッ
娼婦「さぁて、今日も元気に開店でーーすっと」
娼婦「えっと、今日の予約は……」
少年「ただいま」
娼婦「は?」チラッ
少年「ただいま、娼婦さん」ニコリ
娼婦「……」
娼婦「おっ、おかえりぃっ!!」ギュウッ
70 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/15 19:35:27 ID:mN4ShSig
娼婦「どこ行ってたの!? 何してたの!? 心配したんだよ本当に!!」ムギュゥゥッ
少年「すみません、色々と有ったんで……」
娼婦「うぅっ、ぐすっ。アンタが魔王にやられたって聞いてさぁ、お墓まで作っちゃったじゃないかぁ!!」ポロポロ
少年「それも、すみません」ギュウッ
少年「でも、そのままでいいです。今日は、挨拶に来ただけなんで」
娼婦「どう言う事?」
少年「それは……」
富豪「おーい、今日も来たぞお!!」ガチャッ
71 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/16 17:43:40 ID:rdKzvuVo
少年「あ、お久し振りです」ペコリ
富豪「……」
富豪「け、けっ、けっ……」プルプル
少年「け?」
富豪「結婚してくれ!!」
少年「お断りします」
富豪「じゃあセックスしよう!! 今、ここで!!」
少年「ここでって、ここ……お店の玄関なんですけど?」
72 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/16 17:56:38 ID:rdKzvuVo
娼婦「あのね、何を勝手に……」
富豪「貸し切りにしろ!! 300万Gを現金で払う!!」
娼婦「さ、さんびゃく?」ビクッ
娼婦「いや、でもこの子はもう……」
富豪「頼むよ、俺は君を愛しているんだ!! どうせ妻とは離婚する。俺は、あんな浮気性の女に資産なんぞ渡したくない」
少年「そんなに、ボクの事が好きなんですか? 男ですよ?」
富豪「構わん!! 君と結婚できるなら、来年に死んでもいい!! 会社も資産も全てやる……愛してるんだ!!」ガシッ
少年「っ、そうですか……」
73 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/16 17:58:04 ID:rdKzvuVo
※ホモセックス入るよ
74 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/16 18:11:12 ID:rdKzvuVo
富豪「愛してるんだ!!」
少年「何回言うんですか?」
娼婦「だからぁ、この子はもう働いてないんだってば!!」
少年「娼婦さん、ボクはいいですよ」チラッ
娼婦「えっ、でも……」
富豪「いやっほぉぉぉおお!!」ピョン
少年「300万Gも有れば、ここもだいぶ楽になりますよね?」ニコリ
娼婦「あ……」
78 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/22 10:54:52 ID:gFlE5wiI
娼婦「どうして、そうまでしてくれるの?」
少年「どうして?」
少年「大切な人を救うのに、理由が要りますか?」
娼婦「……」
少年「理由を聞いてから、助けるかどうか決めますか?」
少年「娼婦さんは、素性も知らない突然現れたボクを、何も言わずにここで働かせてくれました」
少年「これ以上の感謝は有りません」ニコリ
娼婦「そっか……」ニコリ
79 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/22 11:01:57 ID:gFlE5wiI
娼婦「でも、そろそろ引退を考えてるんだ。三十歳を越えちまったからね」
娼婦「この店は、引き継ぎたい奴が居たら引き継がせるし、居なかったら……新居にでも改築するさ」
少年「そうですか。まだ若いと思いますけど?」
娼婦「稼ぎは良いんだけど……普通の、ふふっ。女としての幸せにも憧れてててね」クスッ
少年「幸せ、ですか?」
娼婦「子供が欲しいって、思ってるんだ」
娼婦「オカシイ、かい?」
少年「いいえ」フルフル
80 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/22 14:41:00 ID:gFlE5wiI
娼婦「それで、その……」モジモジ
娼婦「そいつの相手が終わったらさ、私の部屋に来てくれないかな?」チラッ
少年「……」
娼婦「待ってても、良いかい?」
少年「はい。終わったら行きます」コクリ
娼婦「あ……うっ、うん。ありがとう!! そんじゃ、営業看板を片付けたら、部屋で待ってるからねっ」タタッ
富豪「おい、こっちだって待ってるんだぞ!!」
少年「あ、すみません」ペコリ
81 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/22 14:47:16 ID:gFlE5wiI
富豪「もう我慢できん!!」カチャカチャ
富豪「今すぐにしゃぶってくれ!!」ボロンッ
少年「……」
少年「ここに来る前、シャワーは浴びました?」
富豪「金なら余計に払うから、早く!! 爆発しそうなんだ!!」ビンビンッ
少年「はぁ、分かりました」
少年「跪いて、フェラするだけですよね? オプションはどうしますか?」スッ
富豪「後で言うからっ!! 早く早く!!」
82 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/22 15:57:40 ID:gFlE5wiI
少年「もう、せっかちですね? 何もしてないのに、先っぽから滲み出て来てますよ」クスッ
少年「ふっ、ん……ちゅっ、ちゅっ。はむっ、ちゅぷぷっ」パクッ
富豪「うああ、温かい。この瞬間が最高なんだ」ブルッ
富豪「上目遣いで、こっちを見ながら頼むよっ!!」
少年「……」チラッ
少年「ちゅるちゅる、ちゅるちゅるっ!! んっ、ぢゅっ、ぢゅぷ、ぢゅぷっ!!」グチュグチュ
富豪「ぐひい!! 洗ってない汚いチンコを吸われるのが堪らんのだ!!」
富豪「ああ、それと君のチンコ見せてくれチンコ!! 自分でチンコを扱きながら、俺のをしゃぶってくれ!!」
83 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/22 16:11:59 ID:gFlE5wiI
少年「ほほなんれふか(ホモなんですか)?」
少年「ほへに、ひょんなおふほひゃ、ないれふ(それに、そんなオプションは、ないです)」モゴモゴ
富豪「うぐっ……そんな事を言わずに頼むよ。今日が最後なんだろ?」
少年「……」ジィーッ
富豪「この守銭奴め!! 倍の600万G払うからっ!! な? それならいいだろう?」
少年「ふぁふぁりまひた(分かりました)」ヌギヌギッ スルスルッ
富豪「おおっ」ゴクリ
少年「ふ、んんっ……」スリスリ コスコス
86 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/24 15:26:06 ID:lwKsQDxo
少年「ちゅっ、ちゅっ、んっ、んっ……」チュポチュポ
少年「んっんっん、ぢゅるるるっ!! んぢゅちゅっ!!」グチュクチュ
富豪「ふおおおっ!! こんなにチンポがガチガチになったのは久し振りだよ!!」ビクッ
少年(この人、ずっとボクのアソコ見てる……何が楽しいの?)シュッシュッシュッシュッ
少年「ろーも(どうも)。このははらしまふか(このまま出しますか)?」
富豪「いや、もう挿入させてくれ!! 今日こそイカせてやるぞ!!」ニヤリ
少年「……」
少年「ん……ぷはぁっ、ふぅっ。そうですか」チュポンッ
87 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/24 15:32:12 ID:lwKsQDxo
少年「では、前戯とか要らないんで……このまま後ろからどうぞ」
富豪「待ってくれ!!」ガシッ
少年「……」
少年「何ですか?」
富豪「君の顔を見ながら挿れたい」
少年「は? まぁ、いいですけど」
富豪「よしっ!!」バサッ
富豪「俺の毛皮のコートを床に敷いた。この上に寝転がりなさい」
88 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/24 15:41:12 ID:lwKsQDxo
少年「……」
少年「富豪さん。思ったより、紳士なんですね?」ジィーッ
富豪「ほら、早く早く」
少年「ふふっ。失礼します」コロンッ
富豪「さっきから先走りが止まらないんだ!! すぐに挿入するぞ少年!?」ガバッ
少年「演技は、しますか?」
富豪「いらん!! 絶対にお前も射精させてやるからな!!」ピトッ
少年「そうですか。じゃあ……きて」ニコリ
89 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/24 15:47:32 ID:lwKsQDxo
富豪「行くぞ?」
富豪「フンッ!!」ズンッ
ヂュブッ!! ズブズブズブッ!!!
少年「んんっ!?」ピクンッ
富豪「お? 今日は反応が有るな?」
少年「別に……普通です」プイッ
富豪「……」ムラムラッ
91 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/24 16:15:15 ID:lwKsQDxo
富豪「ぐおおおおおっ!! 少年!! 少年ッ!!」ズコズコ バコバコ
少年「くんん!? そんなっ、最初から激しくなんてぇっ」ビクビクッ
富豪「何を言っている!? お前のチンコも、こんなに勃起して嬉しそうに揺れてるじゃないか!!」パンパンパンパン
少年「くっ、あんっ!! あうぅ……ただのっ、整理現象っ、です」
富豪「そのつれない態度も、慣れた今は興奮材料だよ?」グリグリッ
少年「っ、ばか……」
富豪「そらっ!! ナカに出されるのと顔に掛けられるの、どっちがいいんだ!?」ズチュッ ズチュッ ズチュッ
少年「んっ、んんっ、汚されたくないんで……ナカに」ピクピクッ
92 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/24 16:29:59 ID:lwKsQDxo
富豪「おっしゃそれじゃあ顔にブッ掛けてやる!! 俺のザーメンでベトベトにしてやるぞ!!」パンパンパンパン
少年「ぁん、あん、あん、あんっ、あんっ!! 富豪、さっ、ヤメ……」ウルウル
富豪「と、思ったが!!」
富豪「基本はナカ出しだろうがぁっ!!! ぐおおおおおっ!!!」ブルルッ
ビュルビュルビュルッ!!!
少年「ひぐっ!? んっ、ん゙んんんんんんんっ!!!」ビュクビュクッ
富豪「はぁっ、はぁっ……ふひひ、とうとうイッたな? 俺も久々で、なかなか射精が収まらんよ」
93 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/24 16:46:16 ID:lwKsQDxo
富豪「ふひひひひひひ」ドピュドピュッ
富豪「……」
富豪「あれ?」ビューッ ビューッ
少年「どうかしましたか?」クスッ
富豪「いや、幾ら何でも、射精が長過ぎ……る」ドサッ
富豪「……」
少年「ぐっ、ん、重い。んしょっと」グイッ
少年「すみません。何回もやる時間ないんで……代わりに、演技はサービスして置きますね」ニコリ
98 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/25 15:53:43 ID:05ywJkis
カジノ オーナールーム
女騎士「それで、何か言い訳は有るか?」
オーナー「言い訳も何も、知らんもんは知らんのだよ」
武闘家「あのなオッサン? こっちはお前の右腕だっつー男から、何もかも聞いてんだぞ!?」キッ
オーナー「だから、知らんよ……その男が、私をハメようと嘘を言っているのでは無いのかね?」ニヤリ
僧侶「見苦しい……」
僧侶「以前お会いした貴方は、こんな事をする方ではっ」
オーナー「知った風な口を聞くな。フン、変わってなどおらんよ」
僧侶「しかしっ!! 以前はこの街も、薬物などの蔓延は有りませんでした!!」
99 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/25 16:20:17 ID:05ywJkis
女騎士「……」
女騎士「ふむ、なるほど」
女騎士「その当時は、ただの準備期間だったか?」
オーナー「さてねぇ、なんの事だかさっぱりだよ」ニヤニヤ
僧侶「っ……」
オーナー「繰り返すぞ? 君達の捕まえた奴らが何と言ってるか知らんが、それは私をハメる為の罠だ!!」
オーナー「ここで管を巻いてないで、さっさと真の黒幕を捕まに行ったらどうかね!?」
武闘家「チッ。てめぇ……」ギリッ
100 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2015/12/25 16:47:00 ID:05ywJkis
女騎士「そうか、ならばやる事は一つだな……」
僧侶「それは?」チラッ
女騎士「このカジノを、貰ってしまおう」
オーナー「は?」
女騎士「街に法が無く、全てが自己責任だとしたならば」
女騎士「力付くでカジノを奪う……この行為を誰が捌く?」ジャキッ
オーナー「こっ、こんな事をしてっ、どうなるか分かっておるのかね!?」アセアセ
女騎士「どうなるんだ?」クスッ
104 : モンハン終わった[] 2016/01/05 15:50:49 ID:XCcSfq8k
女騎士「誰が、お前を守る? ん? 居るなら連れて来い……」
女騎士「しかし、先に言って置くが、私は相当強いぞ?」ニヤリ
オーナー「ぐぬっ……」ギリッ
女騎士「武闘家、規律の厳しい国と言えばどこだ?」チラッ
武闘家「あん? ここから近くて規律が厳しいっつったら、ポルトガか」
女騎士「ふむ……ならば、このカジノを奪った後は、ポルトガに譲渡するとしよう」
オーナー「ッッ!?」ビクッ
オーナー「ま、待たんかっ!!?」
105 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/05 16:01:13 ID:XCcSfq8k
オーナー「今ここで働いている従業員はどうなる!? 従業員の職を奪うつもりか!!?」
オーナー「ポルトガのような国が、ギャンブル場など認める筈が無い!!」バンッ
オーナー「確実にカジノは閉鎖される!! それが分からんのかね!?」
女騎士「……」
女騎士「お前の言葉、心に響かん……」
女騎士「以前の私なら、この場面はどうだ武闘家?」
武闘家「以前のオメーなら、薬物ばら蒔きをヤメるよう口頭で約束して終わりだな」
武闘家「もうしないと言われりゃ、バカ正直に信じたんだろうよ」
106 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/05 16:36:05 ID:XCcSfq8k
女騎士「そうだな。私もアイツに、一歩近付いたと言う事か」
僧侶「勇者さま?」
オーナー「っ……」
オーナー「フフッ、仕方ない」ニヤリ
武闘家「お、諦めたか?」
女騎士「の、ようには見えんが?」
オーナー「ここはカジノ。そしてどんなギャンブルが有るかは、知っているな?」
僧侶「はい。ポーカー、スロット、それに……」
112 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/06 14:41:26 ID:0J0DLH5U
ゴゴゴッ、ガラガラガラッ!!!
女騎士「……」
武闘家「なんだ、オーナーの後ろの壁が、左右に開きやがったぞ?」
僧侶「まさかっ、モンスター闘技場のっ!!?」ビクッ
オーナー「ぬっふっふっふっ……その通りだ!!」
オーナー「この奥には、無数の化け物どもを飼っていてね」
オーナー「普段は人を襲う事は無いが、命令すれば……」ニィッ
113 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/06 14:49:40 ID:0J0DLH5U
オーナー「さぁ、出て来い化け物ども!! コイツらを殺すんだ!!!」
女騎士「ほぉ……」
ドラキー「ピキャー!!」
デスフリッター「カァーーッ!!!」バサバサッ
キラーマシーン「ギギッ……」ガシャン ガシャン
おどる宝石「キャキャキャキャッ」
僧侶「くっ……」
武闘家「は、次々と出て来るじゃねぇか」スッ
114 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/06 14:56:16 ID:0J0DLH5U
武闘家「だが、妙だな……」
女騎士「うむ」コクリ
ドラキー「ピピィ……」
オーナー「どうしたっ、さっさと殺せ!! このスイッチを押されたいのか!!?」スッ
ドラキー「ッ!? ピキャー!!」パタパタッ
僧侶「皆さん、来ましたよ!!」
女騎士「……」
女騎士「成る程、モンスターの体内に爆弾でも埋め込んだか」
115 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/06 15:03:56 ID:0J0DLH5U
オーナー「ご名答だよキミぃ!! だから化け物どもは命令に逆らえんのだ!!」
女騎士「外道が……」キッ
武闘家「その右手に持ってるスイッチよ? 手放すつもりはねぇか?」
オーナー「いいや、手放さんね!! 何をやってるんだ、早く殺せ化け物!!?」
武闘家「そうかい」
僧侶「勇者さま!! ここはわたくしの魔法でっ」バッ
女騎士「いや、必要ない」
僧侶「しかし、このままではっ!!」
116 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/06 15:16:37 ID:0J0DLH5U
女騎士「オーナー、その握っているスイッチを、どの指で押すつもりなんだ?」
オーナー「くくっ、親指に決まって……」
スパンッッ!!
オーナー「おや、ゆ、び……あれ? おっ、親指が無いいいいいいいい!!?」ビクゥッ
武闘家「風陣脚。すまんな、足癖が悪くてよ」ニヤリ
女騎士「……」
女騎士「終わりにしましょう、ここに囚われた者達よ!! 倒すべき敵に、戦うべき敵に、もはや従う必要は無い!!」
121 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/07 16:09:54 ID:.Sor2/is
デスフリッター「……」ギロッ
オーナー「な、なんだその目は!? は、早く殺せ!!」アセアセ
武闘家「早く殺して欲しいってよ」
オーナー「違うっ!! 殺すのはソイツらだ!! 言う事を聞け化け物!!!」
女騎士「四面楚歌……最後の情けだ、謝罪しろオーナー。そしてこれからは真面目に生きると誓え」
オーナー「く、バカかね!? 右手が駄目だって、左手で押せるんだぁ!!」
女騎士「……」
女騎士「救えない……」ジャキッ
122 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/07 16:23:43 ID:.Sor2/is
女騎士「フッ!!」ブォン
オーナー「うぎゃあああああああああ!!?」ガクンッ
女騎士「左腕を切り落とした……足で押すつもりなら、その足も切り飛ばす」
オーナー「うぐっ……」ブルブル
女騎士「さて、武闘家、僧侶……少し、部屋から出ていようか?」
武闘家「お?」
僧侶「……」
女騎士「判決を下すのは、私達じゃない」タッ
123 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/07 16:34:05 ID:.Sor2/is
オーナー「ま、待てっ!! 助けてくれ!!」
女騎士「……」チラッ
オーナー「これからは真面目に生きる!! 罪も償う!! だからっ!!」
女騎士「今さら、助けてくれ……か?」
女騎士「助けてくれるかどうかは、そっちに聞くんだな」
女騎士「武闘家、僧侶、行くぞ」タッ タッ
オーナー「おいっ!!」ビクッ
オーナー「ぐうっ……」
124 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/07 16:40:51 ID:.Sor2/is
おどる宝石「キャッキャキャッキャ♪」フワフワ
オーナー(何とかして、この化け物どもを説得しなくては……)チラッ
オーナー「すまん。悪かった!! 体内に埋めた火薬も取り除こう。元居た場所へ帰そうじゃないか!!」
オーナー「それなら、文句は無いだろ? 助けてくれんかね?」
おどる宝石「キャッキャキャッキャ♪」フワフワ
おどる宝石「…………」
おどる宝石「バギクロス」ギロッ
オーナー「へ?」
125 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/07 16:54:04 ID:.Sor2/is
ポルトガ 正門より数キロ地点の平原
魔王「頑張ってるかクロよ?」スタッ
黒騎士「頑張ってるも何も、『あんな条件』じゃあ、攻め切れず手こずるに決まってるだろ?」チラッ
魔王「そうか……」
黒騎士「ま、大将は前線に出て来ねぇで、どっかりと後ろで構えてな。城の一つや二つ、落としてみせるさ」ニヤリ
魔王「……」
魔王「なんか、カッコいいねクロ」
黒騎士「……」
黒騎士「頼むから、回りに配下が居る時は、魔王らしい口調を徹底してくれよ?」
126 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/07 17:30:20 ID:.Sor2/is
魔王「……」コクリ
黒騎士「で、用件は何だ? 戦況ならご覧の通り、人間に踏ん張られてるぜ?」
魔王「クロは、そろそろかなーって」クスッ
黒騎士「そろそろって、お前……」
魔王「どう?」
黒騎士「……」
黒騎士「俺はまだ大丈夫だから、姫さん……じゃなかった、白騎士の方へ行ってやってくれ」
黒騎士「最近、そわそわして忙しないぜ?」
127 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/07 17:42:48 ID:.Sor2/is
魔王「そうなの?」
黒騎士「そうだよ」コクッ
魔王「そっか……じゃあ、行って来るねクロ? ルーラ!!」シュン
黒騎士「っ、たく。仕方のねぇ魔王様だぜ」
黒騎士「……」
黒騎士「さぁて、これ以上グダグダになるんなら、俺も戦いへ出なきゃならんか」
黒騎士「朗報を待ってろよ魔王さん……」
黒騎士「救って貰ったこの命、お前の為に燃やしてみせるさ!!」キッ
138 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 16:08:11 ID:uyxWddXE
ポルトガ城内 王の間
女騎士「だから、カジノの街を統治して欲しいと頼んでいるだろ!!」
ポルトガ王「だから、それどころでは無いと言っておろう!!」
ポルトガ王「我が国は今、魔王の軍勢と戦っておるのだぞ!?」
女騎士「この城に直接飛んで来たんだ、そんな事は知らん」
ポルトガ王「ぐぐっ……だっ、だいたい、勇者ならば助けぬか!!」キッ
女騎士「今度の勇者はな? 義よりも先に利を取るのだ」ニコリ
武闘家(おいおい、王様相手に言い過ぎじゃねーのか?)チラッ
女騎士(強気で交渉しろと言ったのはお前だぞ?)チラッ
139 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 16:19:50 ID:uyxWddXE
武闘家(いや、でもよ……)ヒソヒソ
女騎士(ここまで啖呵を切ったんだ、後には引けん)ヒソヒソ
女騎士(それに……ここで引いたら、カジノの街はどうなる?)
僧侶「……」
女騎士「さぁ、イエスかノーか、はっきりと声に出して答えて貰おうかポルトガ王!!?」
ポルトガ王「くぅっ……」ギリッ
ポルトガ王「っ、分かった。街の事は何とかしてみよう。噂は聞いていたし、どうにかせねばならぬとは思っていた」
女騎士「ありがたきお言葉……」ペコリ
140 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 16:29:25 ID:uyxWddXE
ポルトガ王「では、この国の事も頼むぞ? どうか、救ってくれい!!」ペコリ
ポルトガ王「今はどうにか持ちこたえて居るが、兵達の気力と体力も限界……この国に、この城に、モンスターどもが攻め込んで来るのも時間の問題なのだ!!」
女騎士「……」
ポルトガ王「……」
女騎士「心得ました。この勇者、しかと胸に刻みます」
女騎士「武闘家、僧侶、行くぞ!!」クルッ
武闘家「へへっ、任せとけ」
僧侶「……」コクリ
141 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 16:41:33 ID:uyxWddXE
女騎士「……」タッ タッ
僧侶「勇者さま?」チラッ
女騎士「ん、どうした?」
僧侶「『あの時の答え』は、嘘だったのでしょうか?」
女騎士「あの時……テストの答えの事か?」
僧侶「はい」コクリ
僧侶「近々の勇者さまの行動や言葉は、以前の勇者さまを辿っていると感じます。これでは……」
女騎士「違うよ僧侶」フルフル
142 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 16:46:54 ID:uyxWddXE
女騎士「私は、アイツを真似ているんじゃない」
僧侶「では……」
女騎士「私は、アイツになりたいんだ」
僧侶「……」
女騎士「分かるか?」
僧侶「いえ、わたくしには」フルフル
女騎士「勿論、アイツとは考え方が違う。生き方が違う。結論の出し方が違う」
女騎士「しかしな、アイツの辿り着いた場所へは、アイツじゃないと辿り着けない気がするんだ」
143 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 16:54:08 ID:uyxWddXE
武闘家「……」
女騎士「この世界の、どこかで生きているアイツの所には、きっとアイツでないと辿り着けない」
女騎士「だから、アイツが感じた事を私も感じたい。アイツが体験した事を私も体験したい」
武闘家「そんで、アイツがイシスとセックスしたから、お前もセックスしたってか?」
女騎士「……」
武闘家「無茶苦茶だなおい!?」
女騎士「すまん……」
武闘家「チッ。せめて俺達には説明しとけクソが」プイッ
144 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 17:00:47 ID:uyxWddXE
僧侶「なるほど。なら……」
武闘家「僧侶、これ以上は戦いが終わってからにしとけ」
僧侶「っ……す、すみません勇者さま!! わたくしとした事がっ」ペコリ
女騎士「ふふっ。気にしてないよ僧侶。どうしても謝罪したいなら、ベッドの上で聞く」ニコリ
僧侶「そっ、それとこれとは話が違いますっ!!」アセアセ
女騎士「あははっ」
女騎士「……」
女騎士「さて、気合いを入れて行くぞ!!!」キリッ
145 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 17:12:59 ID:uyxWddXE
ポルトガ 正門より数キロ地点の平原
兵長「くっ、怯むなっ!! 全軍突撃!!」バッ
兵士「おおおおおおおおお!!」
黒騎士「ふーん。やはり、死霊とは言っても人型は戦い慣れされているな」
黒騎士「キラーアーマー部隊!! 後ろに下がれ!! 俺が道を拓く!!」ザッ
兵長「敵将が前に出て来たぞっ、何としても仕留めるんだ!!!」
兵士「おおおおおおおおお!!」
黒騎士「まっ、魔法は専門外で自信はねぇが……」
黒騎士「砂埃を巻き上げて、煙幕を張るぐらいならやれるか」スッ
146 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 17:36:52 ID:uyxWddXE
女騎士「ボミオスッ!!」バッ
黒騎士「なんだぁ?」
兵長「か、体がっ!?」ガクッ
兵士「動かない!!」ガクンッ
女騎士「私は勇者!! ここからは私が代わろう。皆は体を休めるがいい」ザッ
兵長「勇者、さま?」
黒騎士「……」チラッ
僧侶「……」
147 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 17:44:34 ID:uyxWddXE
武闘家「随分とゴツい鎧を着てやがるな。兜でツラまで隠してんのは、ブ男だからだろ?」ニヤリ
女騎士「お前が、魔王か?」ジャキッ
黒騎士「……」
黒騎士「我が名は、魔王様の部下『黒騎士』。貴様が勇者か?」ジャキッ
女騎士「名乗った通り、如何にもと言うやつだ。黒騎士よ、ここから引け」
僧侶「そっ、そうです!! 魔王の所へ戻りなさい!!」
黒騎士「……」
黒騎士「引けんな……」ニヤリ
148 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2016/01/08 17:54:32 ID:uyxWddXE
僧侶(っ、どうしてっ、今は戦う時ではっ!?)ビクッ
女騎士「そうか、なら仕方ない。僧侶、補助魔法を」チラッ
僧侶「えっ? あ、はっ、はい!!」
女騎士「先に言っておく。私は強いぞ?」
黒騎士「奇遇だな。俺も強いんだ」
武闘家「悪りぃが遊びじゃねぇ。3対1でも文句無しで頼むぜブ男?」スッ
黒騎士「さぁ、来い!!!」
僧侶「あ、あっ……」キョロキョロ
149 : ◆uC4PiS7dQ6[] 2016/01/08 17:57:44 ID:uyxWddXE
僧侶(勇者さま……)
僧侶(わたくしは、どうすれば!?)
おわり
152 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] 2016/01/08 18:54:47 ID:0dt4/Rzo
面白すぎて禿げる
元スレ:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1448584663/
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