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上条「北野誠一郎?」

1 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:44:15.20 ID:7YXY5YDO

この学園都市に……
天使のように純朴で澄みきった心をもつ少年がやってきた
少年の名は北野誠一郎


北野「ここが学園都市かあ…なんて素敵な街なんだろう」

北野「新しい学校でも友達がたくさんできるといいなあ」

佐天「キャッ!?」ズテン

北野(あ!大変だ!女の子が転んじゃった!手を貸してあげなきゃ!)タタッ

北野「君、大丈夫かい?」スッ

佐天「あはは、いやーすいません。私ってホントおっちょこちょいで―――ッッ!!!!??」

北野「?」

佐天「キャーーー!!?わ、私大丈夫なんで失礼しまーーす!!!!」ダダダダダダダッッ!!

北野「…………」

……だが、彼の顔は怖かった

北野君

http://blog-imgs-31.fc2.com/c/h/e/cherryblossms/engel.jpg

2 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:45:20.84 ID:7YXY5YDO


―とある高校―

上条「はよーす」

青髪「おっすカミやん。今日は早いんね」

上条「出席日数キツいからな…」

青髪「カミやんは留年予備軍やからねぇ」

上条「…留年だけは絶対嫌だ」

ガラッ

月詠「みなさーんホームルームを始めますよー…そ、それと突然ですが皆さんに転校生を紹介します」

青髪「ホンマ!そんで小萌センセー転校生は女子でっか!?」

月詠「え、えっと~…自分達の目で確認しちゃってくださーい」

月詠「それでは…き、北野ちゃん!教室に入ってきてください」

ガラッスタスタ

クラス一同「……………」シーン

3 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:46:04.79 ID:7YXY5YDO


月詠「じ、自己紹介をお願いしますね(ふえーん、怖いよー)」

北野(よし…とにかく皆には僕が怖くないって事を分かってもらわなきゃ)グッ

北野「北野誠一郎です。こんな顔してますが、内気な小心者です…どうか皆さん仲良くしてください」

ザワッ!?

上条(怖ッ!?なんですかあの顔面凶器な御方は!)

青髪(どうみてもヤク中やんかっ!?)

土御門(仲良くってことは逆らうやつは容赦せんってことだな…こんな奴送り込むとは…何考えてるアレイスター?)

姫神(……怖い。)

北野(授業前のくだけた雰囲気の中でたくさんおしゃべりして早く皆と仲良くなろう)



シーン…

北野「……」

彼のひっしな思いも空しく時は過ぎていった…

4 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:46:52.38 ID:7YXY5YDO


―キーンコーンカーンコーン―

ガラッ

先生「皆おはよー!今日も楽しくがんばろーっ」

シーン


先生「あれ?(おかしいな?自分は陽気で楽しい人気者の先生のハズなんだけど…まあいいや、いつも通り楽しい話術で盛り上げよう)」

先生「そうそう、確か今日からこのクラスに転校生がいたはずだよねーどこかなー?」キョロキョロ

クラス一同「!!!!」

先生「えーと一番奥の窓際の席か――」

北野「…」

先生「っ!?」ビクッ!

先生(こ、怖い!…だ、だが僕は怯まないぞ。楽しいトークでどんな不良とも仲良くなれるのが僕の特技さ)フッ

先生「北野誠一郎っていうのか…立派な名前だね」

先生「北野君はどこからきたのかい…なーんちゃってわははは!」

シーン

上条(せ、先生!)

姫神(無謀。)

青髪(先生!あんたの勇気に感服やー!?)

5 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:47:31.82 ID:7YXY5YDO

先生「ははは…いきなりでちょっと失敗しちゃったかな」

ぐほっ

先生「?」

北野「ぐほっぐほっぐほほほほほ」

先生「………」

北野「今のシャレおもしろいや…先生って楽しい方ですね…」ニタリ

先生「―――」

先生「わ、わあああ!す……すまなかった!!」

北野「?」

先生「許してくれー!悪気があったわけじゃないんだ!ただ、場を和ませたかっただけなんだよ!」

先生「たのむーっ!殺さないでくれーー!!」ガクガクブルブル

北野(…ただ笑っただけなのに…)

6 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:48:15.08 ID:7YXY5YDO


―下校中―

青髪「しかし、あの転校生どうにかならへんかなー」テクテク

上条「確かに。流石の上条さんもあまり関わり合いたくないですハイ」テクテク

土御門「それはわからんぜよ~、カミやんの不幸体質ならあの転校生とはこれから縁があるかもにゃーww」テクテク

上条「それだけは全力でお断りする…ってバーゲンセールあるから俺こっちから帰るわ」

青髪「カミやんも大変やねー」

土御門「わかったぜよー」

上条「んじゃなー」タッタッタ

7 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:48:51.76 ID:7YXY5YDO


北野(あんなに念を押して自己紹介したのに…悲しいなあ…今日は友達が一人もできなかったのは残念だけど…うん、いつかきっと皆には分かってもらえる日がくるハズさ)

んじゃなー

北野(ん?あの人は確か上条さんだったかな?)

ポロッ

北野(あ!あの人財布落としたのに気付かず走ってる!届けてあげなきゃ!)ダダッ



上条「特売セール特売セール♪っと、貧乏学生の上条さんには有り難い話しですねー♪」

――――!!

上条「ん?何の音だ?……奇声?」クルリ

ズダダダダダダッッ!!!

北野「かみじょきえええ!まっきええええっ!(訳:上条君!待ってえ!)」

上条「!!!?」

ダダダダダダダッッ!!ダンッ

北野「はあ…はあ…(なんとか間に合った)」

上条「な……なんでせう…」

北野「はあ…はあ…」スッ

上条「…あれ!それは上条さんの財布!?」

北野「はあ…はあ…お、落とし…たよ」

上条「え?あ…どうも」

8 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:49:24.63 ID:7YXY5YDO



上条「いやーなんか悪いな、買い物に付き合ってもらっちゃって、おかげでお一人様一パックの卵が2つも買えて上条さんはホクホクです」

北野「気にしなくても良いよ。これも何かの縁かも知れないしね」

上条「…話してみてわかったけど…ごめんな…勝手に北野の事勘違いしてた…」

北野「いや、いいんだ…慣れてるから……僕は皆と仲良くしたいのに皆は逃げてって……うっ」キラッ

上条「北野…(この怖い顔のせいで苦労したんだな…これからは上条さんが北野の理解者にならなきなゃな)」

上条「北野――」ビクッ

北野「う…うう…」

上条(泣いてる顔も怖い…)

9 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:50:54.46 ID:7YXY5YDO

―公園のベンチ―

北野「……ごめんね、気を使わせちゃって」グビグビ

上条「なんのなんの、そのジュースは買い物に付き合ってくれた上条さんの感謝の気持ちですよーっと」グビグビ

北野「上条君は優しいんだね」

上条「そうか?普通だと思うが…所で北野のレベルっていくつなんだ?」

北野「そういう上条君は?」

上条「俺は0の無能力者だよ」

北野「僕もだよ………」

上条「そっか……」

北野「うん、僕は――」ギュルギュル!

北野「ぐ…!お、お腹が…」

上条「お、おい大丈夫か?」

北野「ちょ、ちょっとトイレに行ってくるね」ヨロヨロ

上条「本当に大丈夫か?あいつ」

御坂「あっーーーー!見つけた!」

10 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:51:22.26 ID:7YXY5YDO


上条「げ…ビリビリまたお前か…」

御坂「だから……ビリビリって、言うなっつってんだろうがゴルアアァ!!!」バリバリ!

上条「おわっ!?」バキュゥン!

上条「いきなり電撃翌浴びせてくるなお前!ころす気か!?」

御坂「どうせ効かないんだから関係ないわよ!……今日こそ決着つけてやるんだから!」

上条「だから、勝負はお前の勝ちで良いって言ってんだろーが!」

御坂「問答無用!!」ビリビリ

上条「不幸だー!」

11 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:51:58.88 ID:7YXY5YDO

ジャーゴボゴボ

北野「ふぅ…スッキリした、上条君には迷惑かけてばかりで申し訳ないなぁ」

北野「早く戻らなきゃ…ん?」

コレデモクラエ!ギャーヤメロマジデシンデシマウ!ウッサイ!バリバリ

北野「!!た、大変だ!上条君が女の子に襲われてる!と、止めなきゃ!」ダッ!




上条「いい加減しつこいぞお前!」

御坂「だったら、素直に電撃を食らいなさいよ!」

上条「馬鹿かお前!はいそうですかって言うわけねーだろうが!」

御坂「ふん、じゃあ電撃じゃなく、こっちでやらせてもらうわ」バチバチ

上条「ちょ、お前!この前みたいに砂鉄で剣とか危ないだろうが!」

御坂「だったら、大人しく負けなさいよ!」

上条「だあああ!不幸過ぎるーーー!」

きえええええ

上御(?)

12 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:53:12.44 ID:7YXY5YDO

北野「きえええええ!!」ズダダダダダダッ!

御坂(な、何こいつ!?)

上条(北野!)

北野「きえええええ!!」

御坂「くっ!」バッ

北野「きええ…?」ピタッ

御坂「どこの誰だか知らないけど、こいつとの勝負邪魔しないでくれる?…じゃないと…この砂鉄の剣で…いくわよ」

上条「おい、ビリビリこいつは――」

北野「……」ポロポロ

上御(何故泣く!!?)

北野(何てことだ…僕が彼女の行動を止めようとしたばかりに……彼女をこんなにも傷つけてたなんて…)

北野(あの剣で自分の手首を切ろうとするなんて…)

北野「きえええええ!!」ダダダダダダダ!

御坂「なっ!」ザッ!

北野(なんとしても、彼女の自傷行為を止めなきゃ!)

北野「キヘーーっ!(訳:君ー!)しじゃちゃらきえ~~っ!(訳:しんじゃだめだーっ」

御坂「こ、この!」ブン

ズバッ…ぴゅ~

上条「お、おい!ビリビリ何やってんだよお前!」

御坂「わ、私だって本当に切るつもりなんてなかったわよ!」

13 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:53:51.81 ID:7YXY5YDO


北野(剣が手首から離れた!)

http://www.google.co.jp/gwt/x?guid=on&output=xhtml1_0&source=m&u=http%3A%2F%2Ffile.nonbiritoshita.blog.shinobi.jp/Angel01.jpg&wsi=063de57aeb0c7e19&ei=7WsOTNmEOI2WrAPT192-Aw&wsc=pr


御坂「ひっ」

上条(怖っ!!?)

ズザザザザ!

ダンッ!

御坂「あ…あ…」

北野(…良かった…抑えつけたら剣消えた…)ホッ

北野「そんなにしに急ぐもんじゃないよ…命は一つしかないんだから…」

御坂「…はぅ」パタ

上条「お、おいビリビリ!?」

14 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:54:33.63 ID:7YXY5YDO


ダダダダダダダ!

上条(アンチスキル?誰か通報したのか!?)

アンチスキル1「公園で能力者が暴れてると通報あった!!貴様だな!観念しろ!」ガシッ

北野「え?」

アンチスキル2「見るからに凶暴そうな奴だな!貴様を連行する!」

北野「あの…」

アンチスキル1「つべこべ言わずとっとと乗れ!」ドン

アンチスキル3「こいつ…超電磁砲を倒したのか…かなりの危険人物だな…」

上条「あのう、その人は何も…」

アンチスキル2「何があったかは分かりませんが大丈夫です!我らに任せて下さい!」

上条「いや、だから――」

アンチスキル1「では、失礼します!」

ブロロロッ

上条「北野…アンチスキルに連れてかれちゃった…」

15 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/09 01:55:13.50 ID:7YXY5YDO


後に、上条の説明により誤解は解けたが、三人はこっぴどくしぼられたのは言うまでもない

…そして、学園都市にある噂が流れてた

LV5の御坂美琴が無能力者の人間――いや、悪魔―北野誠一郎に敗れた…と


その後、北野の数少ない理解者である上条の行動も空しく、北野君は誤解されたままクラスから、ますます怖れられてしまった

ACT.1終

27 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 11:13:12.70 ID:RX6lXEDO

広大なる大宇宙
またたく無数の星々…
その下に天使のように純朴で澄みきった心をもつ少年がいた


北野「綺麗な星空だなあ…ずっと見続けても全然飽きないや」

☆〃〃キラン

北野「あ、流れ星!何かお願い事しなきゃ!えーと、えーと」アセアセ

北野「…世界が平和でありますように」ギュッ

……だが、彼の顔は怖かった

28 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 11:14:12.17 ID:RX6lXEDO


北野「お願い事…友達ができますようにと願えば良かったかな~…ううん、僕一人の願いよりやっぱり世界の平和の方が大事だよね、うん」

北野「よし、個人的な願い事はあの小さなお星様にお願いしよう…お星様、お願いします、僕に友達ができますように…」ギュッ

☆キランッ

北野「あ、僕が願い事したお星様がまるで返事をしてくれたみたいに光ってくれた」

北野「なんだか明日は良いいことが有る気がするな」

29 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 11:15:16.53 ID:RX6lXEDO


―翌朝、教室前―

わいわいがやがや

北野(ふう、憂鬱だなぁ…また僕が入った途端静かになるんだろうなあ)スッ

上条「そろそろ北野が来る時間だな」

土御門「ああ…」

北野(…)ピタッ

青髪「あいつ、悪人の割には遅刻とかさぼりとかしない変わった奴やねえ」

上条「いやだから、北野悪人じゃないし」

土御門「カミやんは騙されてるにゃー、人は見かけによらんとか言うが…あれは見かけ通りの悪人に決まってるにゃー」

女子A「…でも本当に北野君て悪人なのかな?」

クラス一同「は?」

女子A「皆、顔で悪人とか悪魔とか言うけど…北野君って実は真面目な人なんじゃないかな」

上条「そうだよ、この間の事にしたって、誤解だって皆に伝えたじゃねーか(ナイス女子A!)」

青髪「珍しい…女子Aもギャグ言うんやね」

土御門「何を馬鹿な事言ってるにゃー」

男子A「そんなわけないだろ」

女子A「でも、怒ったりとかしないし…」

30 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 11:16:11.57 ID:RX6lXEDO


女子A「私、やっぱり北野君が悪い人に見えないのよね…本当は真面目で優しい人じゃないかって」

上条(女子A…お前良い奴だな…)ジーン

ソーカー?ソンナコトネーヨwアリエネー
わいわいがやがや

北野(…ああ、お星様が僕の願いを聞いて下さったんだ)

青髪「女子A…あいつは間違いなく悪人や」

土御門「青ピの言う通りにゃー、奴は純度百%の大悪党に決まってるにゃー」

女子A「…」ムッ

女子A「皆酷いじゃない!それじゃ今日私から北野君におはようって声かけてみるからね!」ガシ!

ガラッ!

北野「…あ、おは――」

女子A「きゃあああああ!!」

北野「……」

女子A「…う…うう…」

女子B「…大丈夫?」

上条(北野…タイミング悪過ぎるぞ…)


……お星様の願いも空しかった

31 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 11:16:49.12 ID:RX6lXEDO


―下校中―

北野「はあ~…また今日も皆の誤解…解けなかったな~」テクテク

上条「元気出せって、その内、皆北野の事分かってくれるさ」テクテク

北野「うん…そうだね…いつかきっと皆、分かってくれるよね」

上条「そうそう――てやば!特売の時間もう少しじゃねーか!北野また明日なー!」タッタタッタ!

北野「うん、また明日……上条君は上条君で大変なんだな」

北野「でも…上条君の言う通りだよね…うん、元気出さなきゃ」

33 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 11:35:48.10 ID:RX6lXEDO




北野(困ったな…迷っちゃった…よし、あの女の子に道を聞いてみよう)

北野「すいません、道を教えていただきたいのですが」

佐天「私?ええ、いいです――きゃあああああ!!」ダダダダダダダ

北野「……やっぱり駄目か…あ!大変だあの女の子財布落として行っちゃった!追いかけて渡さなきゃ!」 タッタッタッ


―とある路地裏―

佐天「はあはあ…ここまでくれば大丈夫かな…」

佐天「しかし、またあの怖い人と遭遇するなんて私、ついてないなー」ハハハ

スキルアウト「いやいや君ついてるよー」

34 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 11:46:06.15 ID:RX6lXEDO

佐天「え…あの…どちら様ですか?」

スキルアウト「ん~~、定番だけど怪しいモンじゃないよ、君可愛いねー、ちょっと俺と付き合わない?」

佐天「いや、あの」オロオロ

スキルアウト「ハイ、決まりー、一緒に行こうか」ガシッ

佐天「い、いや」

きえええええ

佐スキ「?」

北野「きえええええ!!」ダダダダダダダ!!!

佐天(あの悪人さん、追いかけてきた!)

スキルアウト(な、なんだあいつ!あぶねー面しやがって!シャブ中か!?)

北野「きへえええっ!(訳:君ーっ!)財け落ちちゃちゃたーーっ!(訳:財布落としたー!)」

36 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 12:01:20.06 ID:RX6lXEDO

スキルアウト「くっ!て、テメー!一体何のようだコラッ!」

北野「はあはあ…追いついた…これ…財布」スッ

スキルアウト(な、ナイフだと!こいついきなり俺をナイフで刺そうってのか!?)

スキルアウト「て、テメーいきなり俺をナイフで刺そうってか!だ、だが俺はナイフの一つや2つで脅したとこで怯まねーぞコラッ!」

佐天(いきなりナイフだなんて…やっぱり怖い人だったんだ)ブルブル

北野「…?(いきなり何言ってるんだろうこの人?僕は後ろにいる女の子に財布を届けたいだけなのに…何か勘違いしてるみたいだけど…あの女の子の友達かな?)」ジー

スキルアウト(こ、こいつ…次はガンつけてきやがった!)

北野(うーん…彼女の友達なら財布を出せば、なーんだって皆笑って一件落着だよね…うん、早いとこ財布を渡そう)ニタリ

スキルアウト(!!…な、なめられてる!こいつ俺がガンつけられてびびったと思ってやがる!)

37 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 12:03:40.42 ID:RX6lXEDO

北野「財布を……」スタスタ

スキルアウト「くっ!おわっ!」ズダン

北野「(あ、転んだ)君…大丈夫かい?」スッ

スキルアウト(…こ…こいつ!目を抉りにきてる…!!)

北野「安心して…僕は何もしないから」ニタリ

スキルアウト(ひぃっ!)

スキルアウト「たっ――」

北野「?」

スキルアウト「助けてくれー!ころされるー!!」ダダダダダダダ

北野「……」

ヒュウウウ…

佐天(ど、どうしよう…一人になっちゃった)

北野(あの人行っちゃった……それより彼女に財布渡さなきゃ)

北野「君…」

佐天(ひっ)ビクッ

シュン!――タッ

黒子「ジャッジメントですの!大人しくお縄につきなさいですの!」

北野「?」

佐天「し、白井さん!」

ただ財布を渡す為に、行った親切だったが、そんな北野君の考えとは無関係に事態は最悪の展開へと向かっていた…

ACT.2前編終

45 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:23:53.34 ID:RX6lXEDO


黒子「そこのあなた、大人しくお縄につきなさいですの」

北野(ん?この娘突然現れたけど……今の僕に言ってるのかな?)クルリ

黒子(!!な、何なんですの!この悪魔のような男は!?)タジッ

佐天(あの白井さんがたじろいでる…)

黒子(しかし、女の子が絡まれてると、通報があったから駆けつけてきましたが…女の子が、佐天さんとは…)

北野(うーん…確かジャッジメントって、この学園都市の警察みたいな人達だっけ?…)

北野「…あのう、何か勘違いなさってるみた――」

黒子「とりあえず…あなたを拘束させていただきます!」ダッ

46 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:25:16.68 ID:RX6lXEDO


北野「えっ、ちょっ―」

黒子「ハッ!」ブン!

北野「わ!」サッ

黒子「!?」

黒子(かわされた!?なら、この状態からの上段回し蹴りはどうですのっ!!)ヒュオッ!

佐天(凄い白井さん!あれは絶対かわせない)

北野「ッッ!?きひゃえい!」ペタン

黒子(そんな馬鹿な!…あの態勢から無理矢理上体をそらしてかわすなんて…くっ)ズザッ

北野(な、なんとか下がってくれたけど…何で僕に攻撃してくるんだろ…?)

47 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:26:31.57 ID:RX6lXEDO


黒子「あなた…ただのスキルアウトじゃありませんわね……一体何者ですの?」ジリッ

北野「(スキルアウトって何だろう?)僕ですか?僕の名前は北野誠一郎と言います」

黒子(北野?…まさか!お姉様を倒したという噂の張本人!?…なる程…手強いわけですわ)

佐天(北野誠一郎って…噂では御坂さんを倒したっていう悪魔じゃない!……あの噂…本当だったんだ…!)

49 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:28:01.61 ID:RX6lXEDO


黒子(LV5のあのお姉様を倒したのですから…油断できませんわ…)

黒子「…あなたがあの北野誠一郎なのでしたら…こちらも本気でやらせていただきますわ――」シュンッ!

北野(えっ!消えた!?)

黒子「どこを見てらっしゃいますの?」ドコンッ!

北野「がっ!?(後ろ??!)」

黒子「私の能力はLV4のテレポート…全力であなたを叩きのめさせてもらいますわ」

50 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:29:06.93 ID:RX6lXEDO



白井がテレポートを使った攻撃を始めてから、北野君はかわすこともままならず、ひたすら攻撃を受けていた……だが…

佐天(…白井さんの攻撃をまともに受け続けてるのに…何で倒れないの……まさか…本当に悪魔!)

黒子(くっ!なんなんですのこの男!私の蹴りや打撃は全てヒットしてるというのに…どうして立っていられますの!?)

北野(うぅ…痛い…しかし、女の子なのに強いなあ…けど、僕は落とした財布を渡したいだけなのに…この娘…あの娘と知り合いみたいだけど……ひょっとして!…でも、それならなんとかして落ち着いてもらわなきゃ…よし!)

51 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:31:24.26 ID:RX6lXEDO


北野「きえええええっ!」

黒子「なっ」シュン

シュン 黒子「くっ!(まずい!いきなりの奇声で演算が狂いましたわ!)」

北野(今だ!)ガシッ

黒子(っっ!?テレポートが間に合わない!)

スッ……

黒子(え?……財布?)

佐天(あれ?……あの財布は……)

北野「ごめんね…君はあの娘の財布を僕が取ると思ったんだね…それで僕から取り返そうとしてたんだね…」

黒子「は?…何を言ってますの?あなた…」

北野「本当にごめんね」

52 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:32:06.86 ID:RX6lXEDO


黒子「くっ」バッ

黒子「…あなた…何を言ってますの!そんな下手な駆け引きで私は誤魔化されませんわよ!」

北野「人を信じられず全てを力で解決しようなんて…それじゃ人間としてあまりに悲しすぎるじゃないか」

佐天「……」

黒子「まだそんな事を!」

北野「……」ポロポロ

黒佐(!?)

53 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:32:53.30 ID:RX6lXEDO


北野「あ…あれ、ごめん…こんなとこで涙を流すなんてみっともないよね」

黒子・佐天(……)

北野「信じてもらえないのは慣れてるハズなんだけど……そんな自分が急に情けなくなってきて…」グスッ

佐天(じゃあこの人は…私が落とした財布を…わざわざ届けに来てくれたの?……)

黒子「あなた………」

54 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/10 22:34:33.43 ID:kZGzKLQo

良子=黒子かよwwwwwwww

55 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:34:39.85 ID:RX6lXEDO





佐天「本っ当にすみませんでした!」

黒子「私も申し訳ありませんでしたわ」

北野「ううん、誤解が解けたんだから気にしないで」

黒子「知らずとはいえ…あなたが佐天さんの財布を届けようとしてくれたのに…それを……本当にごめんなさいですわ」

佐天「いえ!白井さんは悪くないですよ!私が先に北野さんを怖がらずに聞けば良かっただけなんですから!」

北野「二人とも仲が良いんだね…大丈夫、僕はこういうの慣れてるから」

佐天(しかし…北野さんって話してみたら噂と違うな~、全然普通の人と変わらないじゃん)

黒子(あの噂もどうやら尾ひれがついたものだったみたいですわね)

56 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:36:43.08 ID:RX6lXEDO


黒子(しかし…この殿方の動き…ただ者じゃないと思いますわ……)

黒子「…いきなり失礼ですが…北野さんは何か武道を嗜んでいらっしゃいますか?」

北野「と、とんでもない!僕は殴ったりするのは嫌いだし、いやあの」オタオタ

佐天・黒子「…ぷっ」

北野「?」

佐天「ご、ごめんなさい、なんかおかしくて」ククッ

黒子「…ギャップが有りすぎですわ」ププッ

北野「…そうかな?」

57 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:37:30.65 ID:RX6lXEDO


黒子「さてと…誤解も晴れて一件落着ですし、私行きますわ…佐天さんも暗くなってきましたので、真っ直ぐ帰りますように」

佐天「はーい」

黒子「北野さんもですわよ」

北野「うん」

黒子(さて…跳んで帰りますか…)

キィィィィィィィンンン!

58 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:38:24.71 ID:RX6lXEDO


黒子「うっ!!?(何なんですの!このノイズ音は!?)」

佐天「し、白井さん!」

北野「ど、どうしたの黒子ちゃん!」

スキルアウト「聞いてたぜ~、まさかテメーがあの超電磁砲を倒したっていう噂の奴なんだってな~」スッ

佐天(あの時逃げたスキルアウトの人!しかも仲間連れてきてる!)

スキルアウト「へっしかも…そこにいる奴は俺のダチを可愛がってくれたジャッチメントの糞ガキ…都合が良いぜ…テメェラまとめていたぶってやるよ」

黒子「あなた達…一体私に何を…したですの」

スキルアウト1「へ、そこにある車よ」

黒子「?」

スキルアウト2「あそこから超能力者の演算を狂わせる特殊な音を出させてるんだよ…まあ、無能力者には無害だがな」

59 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:39:19.16 ID:RX6lXEDO


黒子「くっ…」シュン

シュン 黒子(っ!…演算が…うまくいきませんわ!)

スキルアウト「お~っと、どこにテレポートしてるんです―かあっ!!」ドカッ!

黒子「ぐふっ!」

佐天「し、白井さん!?」

北野「!」

スキルアウト「たくよぉ…今まで俺達をよくもコケにしてくれたなぁオイッ!」ゲシッ!

黒子「うぐっ!」

北野「だ、駄目だよケンカは!!女の子にそんなことしちゃいけないよ!」ダダッ

スキルアウト「うっせぇよ、ハッタリ野郎がっ!!」ドカッ!

北野「あぐ…」ズザー

佐天「北野さん!大丈夫ですか!北野さん!?」

60 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:40:41.77 ID:RX6lXEDO


スキルアウト「テメー等の話しは全部聞いたって言ってんだろーが…オメーは後でゆっくり相手してやるからよ、しばらくそこで寝てろや」

黒子「き…北野さん」

スキルアウト「オラァッ!」ゲシッ!

黒子「ぐ…」

スキルアウト「俺達はなあ、テメーみてえな超能力でいい気になってる奴が一番むかつんだよ!調子にのりやがってくそガキがっ!」ドカッ!ドカッ!

黒子「ぐ…く…」

スキルアウト1「にやにや」

スキルアウト2「ニタニタ」

佐天「やめて!お願いします、やめて下さい!」

北野「うう…はっ!だ、駄目だよ、そんな事しちゃ!相手は女の子じゃないか!女の子にそんなことしちゃいけないよ!」

スキルアウト(…チッ、うぜぇ)ドゴン!

ゴロンっどさ

佐天「き、北野さん…」

北野「うぐ…ぐ、だ、駄目だよ…ケンカなんてやめようよ…」ググ・・

スキルアウト「ち……邪魔くせえ野郎だな…せっかくこっちで楽しんでるってのによ」

スキルアウト「おい、お前ら二人であいつ潰してこいよ…超電磁砲を倒した男だ…名を上げるチャンスだぞ」

スキルアウト1「へへっそいつはいいな」

スキルアウト2「ハッタリ野郎でも名前だけで有名だからな…こりゃあめっけもんだぜ」

北野「う…うう…」

61 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:42:04.43 ID:RX6lXEDO


スキルアウト1「オラッ!」ガッ!

北野「ぐ…」

スキルアウト2「このハッタリ野郎が!」ゴッ!

北野「あ…ぐ…」

佐天「お願いします…やめて…やめて…下さい…」グスッグスッ

スキルアウト「へへへ、今日は良い日だな…楽しくて仕方ないぜ」

黒子「~~…はっ!」ブン!

スキルアウト「おととっ」スカッ


スキルアウト「残念でした~超能力封じられてよく頑張るねぇ」ガシッ

黒子「く……!」ギリッ

スキルアウト「さっさとオネンネしちまいな!」ドボッ!

黒子「ごふっ!」

スキルアウト「っらぁ!」ゴッ!

北野「!!」

黒子「……」ドサッ・・

スキルアウト「へへ…気ぃ失ったか…よし、もういいだろ。能力封じの音消しておけ」

北野「…」

スキルアウト「しかし…ガキにしちゃあ可愛い顔してるじゃん…別な意味でも可愛がってやるぜ」

北野「―――」

63 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:43:02.74 ID:RX6lXEDO


スキルアウト1「てめぇ、何ぼーっとしてんだ!頭でもいかれたかぁ!」シュッ

北野「――」ズシャッ!!

スキルアウト、2「!!」

スキルアウト「が……」ガクッ

北野「――」ズザザッ!

スキルアウト2「な、何だてめ―」ドッ!!

スキルアウト2「か……」ドサッ

スキルアウト「な、なんだぁ!?」

佐天(え?…北野さん?)

北野「どうして……どうしてそんなひどいことするんだよ…」ザッザッ

北野「女の子なんだよ…女の子にはもっと優しくしなきゃいけないのに……」ポロポロ

スキルアウト「てめぇ…」ギリッ

64 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:44:40.98 ID:RX6lXEDO


スキルアウト「んっの野郎!」ダッ

黒子「う…」

佐天「!―白井さん大丈夫ですか!?」タタッ

黒子「え、ええなんとかですわ…」

佐天「よ、よかっ――」

スキルアウト「おらぁ!どうしたぁ!さっきの奴らと俺を一緒だと思うなよコラァ!」ガッ!バキッ!

黒子「き…北野さん…」

佐天「あ…ああ…ど…どうしよう」

スキルアウト「おらぁっ!!」ガコ!

ドシャッ……

スキルアウト「へ…へへ、どうだこれで……なっ」

北野「う…」ぐっ

北野「痛いよ…こんなに痛いのに…どうしてケンカなんてするんだよ…」ぐぐっ

スキルアウト「て…てめぇ…」

スキルアウト「寝てろよてめぇは!!しつけーんだよ!」ゲシッ!

北野「が…お…お…女の子は…女の子はね…」

スキルアウト「」

スキルアウト「う、うわあああ!?」ガッ!

スキルアウト「ぐあ!があ!」ドカッドカッ

スキルアウト「はぁ!はぁ!」ドカッドカッ

佐天「白井さん、このままだと北野さん殺されちゃいます!」

黒子「…天性ですわ…」

佐天「へ?」

65 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:45:48.65 ID:RX6lXEDO


黒子「あの殿方…無意識のうちに…殴られてる方向にかわしてますわ…」

佐天「え?…ということは…」

スキルアウト「があっ!」ガキッ!

北野「――」ズダン!

スキルアウト「はあ…はあ…(どうだ!もう立てねーだろ…)」

黒子「ええ…おそらくどんなに殴っても手応えはないでしょうね…見た目は一方的ですが、あれじゃ全く効いてませんわ」

佐天「北野さんって…凄い人ですね…」


北野「――」スクッ

スキルアウト「!!(嘘だろ……!?)」

北野「女の子はね…男が守ってやるものなんだよ」

66 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:46:37.33 ID:RX6lXEDO


スキルアウト「う…うわあああ!?」ブン!

北野「――」サッ

北野「――」ズザザッ!

ドォッッ!!

スキルアウト「あ………」ドサッ





北野「黒子ちゃん大丈夫?」

黒子「ええ、平気ですわ。伊達に鍛えていませんことよ」

佐天「しかし…北野さんって本当は強いんですね!格好良かったです!」

北野「え?…僕って興奮すると自分でも何やってるか分からなくなるんだ…強いとかそんなんじゃないよ」

黒子「いいえ、あなたは強いですわ…力も心も」

67 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/10 22:48:44.94 ID:RX6lXEDO


北野「僕…人にはケンカはいけないとか言っておいてこうだもん…自分で情けなくなるよ…本当、情けなくて涙が出ちゃうね…」ポロポロ

佐天「ぷっ」

黒子「ふふっ」

北野「?」ポロポロ

佐天「北野さんって悪魔というより…」

黒子「天使みたいな殿方ですわね」

北野「え!?とんでもないよ…僕なんか…」



ACT.2後編 終

91 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 09:18:48.75 ID:NamCSkDO

―常盤台―

美琴「…う…う~ん…」

ここは白井と御坂の部屋……その夜、美琴は悪夢にうなされていた…

~~~~~~~~

北野「―」にたり

美琴「ひっ」

北野「きええええええ!!」ザザザッ!

美琴(く…来るな…!……お、お願い…来ないで!?)

北野「きええええ!!」

~~~~~~~~

美琴「う…あ…アアッ!?」ガバッ!

美琴「はぁはぁ……またこの夢……」

…あの件以来、美琴は北野君の悪夢に悩まされる毎日を送っていた…
悪夢を見たせいか汗をかき、心も体も不快で気分は最低である

美琴「……なんなんだってんのよ…一体」ギリッ

そして…
美琴はある決心をした

美琴(…考えてみればあの悪魔と勝負したのはたった一回じゃない…情けない!…一回勝負して負けただけでトラウマ気味になるなんて……この悪夢を終わらせるには……元凶を絶たなきゃ!)

92 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 09:19:22.14 ID:NamCSkDO

次の日

―とある高校―

わいわいがやがや

青髪「――ってな事があったらしいんや」

男A「…まじ?」

土御門「北野…やっぱり大悪党だったんだにゃー」

女子C「やっぱり怖い人なんだ…」

青髪「しかし、そんな極悪人がなんでウチの高校に来たのかホンマわけわからへんわ」

上条「うぃーす」ガラッ

青髪「あ、カミやん」

土御門「おはようだにゃー。――しかし、それは言えてるだにゃー」

上条「ん?朝から皆さん何を話してんでせうか?」

青髪「カミやんは昨日の事件の噂知ってるん?」

上条「事件?」

土御門「…昨日、北野がたった一人でスキルアウト数十人をシメたらしいにゃー」

上条「…はい?」

土御門「しかも、シメた理由が相手の目つきが気に食わないとか、どうでもいい理由で潰したらしいんだにゃー」

上条「…それはないだろ」

青髪「話しの続きはまだあるで!…その潰されたスキルアウトの数人は行方不明とか……ワイの予想ではもうこの世におらんと思うんよ」

93 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 09:19:59.99 ID:NamCSkDO

上条「いやいやいや!いくらなんでもそれは絶対ないだろ!」

青・土「はぁっ~」


上条「何故そこで溜め息!」

土御門「…カミやんは北野の狡猾な手で騙されてるのが、まだわからないのかにゃー?」

上条「この前も言ったが…北野は噂されてるような奴じゃないぞ」

青髪「可哀想なカミやん…北野の術中にハマってしまったんやね」

上条「…おい、人の話を聞けよ…第一その噂が仮に本当だとしても、そんな事したらすぐ捕まるだろ」

土御門「奴の狡猾さだ…痕跡を一つも残さず消したに違いないにゃー」

クラス一同「うんうん」

青髪「己に刃向かう者には容赦せず、そして何も痕跡を残さず相手を消す……恐るべし!北野誠一郎!?」

上条(…ダメだこいつら)

94 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 09:20:28.63 ID:NamCSkDO


上条「…だけど、所詮は噂だろ…北野がそんな事するわけ――」

ガラッ

北野「……」コツコツ…ガタッ…スッ

静かになった教室に入り自分の席につく北野君…ここまではいつもと同じ風景だ…だが…

上条「き、北野…」

北野「おはよう上条君」

上条「お前…顔に殴られた痣みたいのあるけど…どうしたんだそれ?」

北野「ああ…これね…(心配させないようにしなきゃ)…ゴミ掃除してる時、つい転んじゃったんだ。僕っておっちょこちょいだよね」

…彼の言葉と顔の傷を見てクラス一同は、確信してこう思った…

クラス一同(スキルアウトを潰すのがゴミ掃除って事か……あの噂…本当だったんだ…)

95 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 09:20:55.81 ID:NamCSkDO

昼休み

―屋上―

上条「まったく…心配かけたくないってのは分かるけど…クラスの奴ら北野の事をまた誤解してるぞ多分」モグモグ

北野「えっ、そうなの?…はあ~憂鬱だなぁ…」モグモグ

上条「北野は気を使い過ぎなんだよ。もっとこう、肩の力を抜いたほうが良いと上条さんは思いますよーっと」ヒョイッパク

北野「う~~ん…僕は普通にしてるつもりなんだけどなぁ…」

上条「…ま、あーだこーだ言った所ですぐ変わるもんじゃないし、気楽にやっていこうぜ。時間をかけて頑張っていけばきっと、皆分かってくれるハズさ」

北野「うん、そうだね」

96 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 09:21:36.52 ID:NamCSkDO


北野「所で上条君…ふと思い出したんだけど、この前の女の子とは、ケンカでもしてるの?」

上条「女の子とケンカ?」

北野「ほら、電気を君に放ってた娘の事だよ」


上条「あ~~、ビリビリの事か」

北野「ビリビリ?」

上条「あ、ビリビリってのは俺が勝手に言ってるだけ。あいつの名前は御坂美琴、常盤台のお嬢様でLV5の電撃使い」

北野「‥凄い女の子なんだね」

上条「まあそうなんだが…だが、そのお嬢様が何故か俺に絡んでくるんだよな~~…本当に何ででせう?」

北野「心当たりがないの?」

上条「ない。神に誓って上条さん嘘をつきません」

北野「その女の子、上条君に何をしたかったんだろうね」

上条「‥さあ?」

97 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 09:22:46.14 ID:NamCSkDO

下校中

―とある公園―

上条「そういえば北野は、自炊してるのか?」テクテク

北野「うん、料理するのは好きだし結構するよ」テクテク

上条「(…意外だ)じゃあ、得意な料理とかあるのか?」

北野「そうだなあ…お菓子とか作るの得意かな」

上条「あ、ああ、そうなんだ(北野には悪いが全然イメージが浮かばない)」

美琴「…見つけたわよ」

上条「うわ……その声は」クルッ

上条「ビリビリ…またお前か……何度言おうが上条さんは―――」

美琴「今日用があるのはあんたじゃないわよ……そこのあんた…ちょっと私に付き合いなさい」

北野「?(付き合いなさいって、何に付き合うんだろ?)」

上条(なんでせう…この展開…上条さんの不幸センサーがものすご~く警報を鳴らしてるような…)


後半へ続け
AcT3.前編終

101 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 14:45:45.31 ID:NamCSkDO

―とある河原―

美琴「…よし、ここなら人もいないしどんなに騒いでも問題ないわね」

北野(言われた通り付いてきたけど…人気のない河原で何するんだろ…ひょっとして人にはあまり知られたくない相談とかなのかな?この女の子傷つきやすい娘のようだから、喋る時は言葉を気をつけなきゃね)

上条(うわ~…河原とか…もうここまでくると、ビリビリの次の行動が簡単に予想できるな)

美琴「さて、と…あんたにここまで付き合ってもらったのは、他でもないわ…ここでケリをつけさせてもらうわよ!」

上条(やっぱりか…)

北野「(相談じゃない?ケリ?…ケリって何んだろ?)あのう…話しが見えないんだけど」

103 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/13 14:46:15.59 ID:NamCSkDO

美琴「……LV5であるこの私が無能力に敗れた…そんな事あってはいけないのよ…そんな事は…そんな事は……私のプライドが絶対許さないのよ!…だから……私の誇りを取り戻す為に…あんたとはケリをつけないといけないのよ!!」ギリッ

北野「……」

上条「ビリビリ…お前まだそんなLVがどうこう言ってるのか…」

美琴「あんたは黙ってなさいよ!これは私とこいつの問題なんだから!」

上条「はいそーですか…と、言ってノコノコ引き下がる上条さんじゃありませんよ、お前分かってるのか?北野は俺みたいにお前の電撃を打ち消す事ができない…お前の電撃を北野が浴びたら入院だけじゃ済まないかもしれねーんだぞ」

美琴「フン、どうだか…あんたもLV0のくせに変な能力持ってる例もあるしね…」

104 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 14:46:41.77 ID:NamCSkDO


北野(話しの内容がよくわからないけど…この間の事で僕は彼女を怒らせちゃったみたいだな……怒らせた理由がよく分からないけど…うん、よし)

北野「…分かった」

美琴「?」

北野「君の言うケリを…つけよう」

上条「お、おい!北野」

美琴「へ、へえ~…ようやくやる気になったわね」

上条「何言ってんだよ北野!結果は目に見えてるだろうが!無謀だぞお前!?」

北野「(上条君は何で止めるんだろ?とりあえず落ち着かせなきゃ)大丈夫だよ…すぐ終わるから」

上・美「!?」

上条(すぐ終わるから…って北野、何か策でもあるのか?それともまさか!…俺みたいに異能の力でもあるのか!?)

美琴(この男…やっぱりただのLV0じゃないみたいね…それだけ自信があると言うことは…あの馬鹿みたいに変な力を持ってるみたいね)

北野(所でケリをつけるってどういう意味なんだろ?)

105 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 14:47:01.71 ID:NamCSkDO


ヒュウウウッ…

上条(…)

美琴(こいつがどんな力を持ってるか分からないし、迂闊に攻撃できないわね…)ジリッ

北野(?二人共どうしたんだろう?無言になっちゃったけど…?)

美琴(かといって…このままじゃらちがあかないわね…様子見ついでに…先手必勝よ!)バチバチッ!――ビュン!!

北野「!?」


上条(速ッ!石を電撃で飛ばしただと!?)

北野「きひゃいっ!」ザザッ!――スカッ

上条(え、かわした!?)

美琴「化け物じみた身体能力ね…一個はかわせても大量の石は……どう!」バチバチッ!――ビュンビュンビュンビュン!!!

上条(うわっ!あれじゃいくらなんでも――)

北野「きえええええええええっっ!!!」ババババババッ!

上条(――かわせるんですね…)

106 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 14:47:30.62 ID:NamCSkDO

美琴(こいつ…やっぱりただものじゃないわね…)

北野「はあはあ…(物凄い速さで石が飛んできて驚いたけど…彼女…何で僕に攻撃してくるんだろ?)」

上条(北野…お前本当に何者なんだよ…)

北野(う~~ん…ケリをつけるとは言ったけど何をすれば彼女の気がすむんだろう……あ!大変だ!彼女の近くに蜂が飛んできてる!離れさせなきゃ!)

北野「きえええええっ!!!」ズザザザザッ!

107 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 14:47:59.17 ID:NamCSkDO


美琴(早い!一気に間合いを詰めてきた……だけど…甘いわねっ!)バリバリバリ!

バチバチバチッ!

北野「が…!あ……あ…」ドサッ…

上条「き、北野ーー!?」

美琴「ふん…いくら人並み外れた身体能力を持ってたとしても、LV0の無能力者がLV5に真っ向からむかってくるなんて……馬鹿にも程があるわ」

108 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/13 14:48:26.96 ID:NamCSkDO


北野(これがLV5の電撃か~…効いたなあ…意識が………あっ…いけない!さっきの蜂!彼女を刺そうとしてる!)

美琴「ま、手加減したから死んでないでしょうけど、しばらく夢の中――」

北野「き・きえええええっ!!?」ガバッ

上・美「嘘っ!?」

北野「きえええええええっ!」ズザザザッ!――ババッ!

美琴(ゆ、夢と同じ…こ、こわい!)

上条(あいつ…本当に人間なのかな…自信無くなってきた)

美琴「ひっ(こ、こいつ人間じゃないっ!)い、いやぁぁっ!」ブアッ!スパンッ!

北野「ぶっ!」ヨロヨロッ

上条「電撃じゃなく…常盤台のお嬢様が顔面にハイキック…だと?」

109 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 14:49:03.73 ID:NamCSkDO

美琴(迷ってたらダメだ!やられる前にやらなきゃ!?)ゴソゴソ…ピーン…

上条「!(レールガン!?――あいつ!恐怖で追いつめられて見境つかなくなってやがる!)」

上条「北野ーーー!!避けろーーーー!!!!」

北野「え?」フラフラ

美琴「くらえーーーーっ!!!!」

110 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 14:49:47.25 ID:NamCSkDO





美琴が放ったレールガンによって地面は一直線に抉られ、周りは土煙に覆われてしまい北野君の姿は見当たらない………この最悪の状況に上条は後悔していた……

上条(俺はなんて馬鹿なんだっ!俺が間に入って止めればこんな結末にならなかったのに……!)ギリッ

美琴「…はあ…はあ…」ガクリッ

美琴(私……人を…こ、ころしちゃった……ど、どうしよう…)ジワッ

辺りは重い空気に包まれていく………


ACT3.中編終

116 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 22:54:05.29 ID:NamCSkDO

……上条は後悔し、美琴は瞳に涙を浮かべる……だが…その時だった!


「きえええええええええええええええっ!!!」

もうもうとたちこむ煙から人のシルエットが浮かび、その人外ならぬ者の奇声がこの静寂を打ち破る

上美「「えっ?」」

二人は何が起きたのか理解できず、視線を奇声が起きた場所に目を向け呆然としてしまう
そんな二人にお構い無しに、シルエットの人物……北野君は土煙から飛び出し凄まじい勢いで駆け抜け……美琴に迫る!

北野「きえええええっ!!!」

上条(北野!生きてたか…)ホッ

美琴(生きて…る…?よ、よかっ――)

117 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 22:54:32.02 ID:NamCSkDO

…しかし、二人の安堵など関係なく北野君は美琴に肉薄する!
美琴は我にかえり、演算を行おうとするが…時すでに遅し……

美琴(間に合わ――!?)

そして北野君は――




美琴を再び刺そうとした蜂を両手で捕まえ、美琴から距離を急いでとると捕まえた蜂を手を開き素早く逃がす……
そして…再び場に静寂が戻った

118 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 22:55:47.38 ID:NamCSkDO

北野「…ふう……間に合った…本当に良かった」

美琴「……良かったって……何がよ?…」

北野「さっきの蜂、君を何度も刺そうとしてたから、僕危ないと思って君から蜂を何度も離そうとしてたんだ」

上条に美琴‥両者共北野君の言葉に唖然としてしまう

上条(あんな状況で人の心配をしてたのか北野……たくっ……お前ってやつは…)ポリポリ

美琴(私はこいつに攻撃する事しか考えてなかったっていうのに、こいつは……はぁ…この勝負…私の完敗ね……でも)

美琴「…ねえ、一つ教えて欲しいんだけど」

北野「?」

美琴「どうやって…私のレールガンを凌いだの?」

上条「あ、それは上条さんも知りたい」

119 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/13 22:56:21.33 ID:NamCSkDO

北野「それが……僕にも良く分からないんだ…レールガンが向かってきた時、気付いたら射程位置から離れたとこにいて…」

上条「お前…どんだけ人間離れした体してるんだよ…」

美琴「無意識に動いてかわすなんて…顔もそうだけどホント非常識な奴ね」

北野「???」

美琴「まあいいわ……この勝負私の負けよ……あんた、強いわね」

北野「(負け?なんの事?)…僕は全然強くないよ…」

美琴「何言ってんのよ、この私が強いって言ってんだから間違い無いわよ、もっと自信を持ちなさい」

上条「ビリビリの言う通り、北野…お前は強い奴だよ…他人の為に体張ったお前…すっげー格好良かったよ」

北野「そ、そんな事――」
美琴「だから…ビリビリ言うなゴルァァァっ!!!」バリバリ!

上条「どぅわっ!?」パキーン!

120 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 22:57:04.67 ID:NamCSkDO

美琴「…そういえば…あんたとの決着はまだだったわね…」

上条(げ……この嫌な展開は…)

美琴「…覚悟しなさい!」バチバチ

上条(とほほ…やっぱり上条さんの不幸センサーは今日も絶好調で狂いなく正確ですねーコンチクショーー!?とりあえず…)ダダッ

美琴「あ!コラ逃げんな!ちゃんと勝負しなさいよ!」バチバチ!

上条「不幸だーーー!!」ダダッ

北野「だ、ダメだよ二人共!ケンカなんてしちゃ!」ダダッ

121 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/13 22:57:47.13 ID:NamCSkDO




??「行きましたか……まったく…世話のやける方達ですわね…」

北野君達から少し離れたとこの草陰から出てきた少女――白井黒子はヤレヤレといった感じで愚痴を1人こぼす

黒子「街でお姉さま方をみかけた時、おかしい雰囲気だったので、隠れて尾行してみましたが…どうやら私の判断は正解だったみたいですわね」

そういい白井は溜め息を吐く……あの時、北野君がレールガンを避けられたのは白井黒子…彼女のおかげなのである…これは彼女以外全く気付かないであろう…

ギャーヤメロシヌー!ダッタラチャントショウブシナサイヨアンタ!スルワケナイダローガ!?キエエカダメキエエェ(訳:ケンカハダメダヨー!)

遠くから騒いでる声が聞こえるが…精神的に疲れた白井はあえて無視する

黒子「しかし…北野誠一郎…あなた、中々のトラブルメーカーみたいですわね…ふう」


ACT3.後半終

132 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:27:58.25 ID:F7ZigsDO

―とある教室―

上条「何で第10学区に清掃ロボがいないかって?」

北野「うん、皆がそこのゴミの事で噂をしてるの聞いて気になったんだけど…何でかな?」

北野(でも、スキルアウトのゴミって言ってたけど、どういうゴミなんだろ?)

上条(第10学区って確か…スキルアウトの溜まり場になっちゃったとこだよな)

上条「…あんな汚いとこに普通行く奴いないから、学園都市のお偉いさん方は必要ないと思って配備してないんだろきっと」

北野「そうなんだ…あ、僕授業始まる前にトイレ行ってくるね」

上条「あいよ」


ガラッ ピシャッ スタスタ

北野(しかし、勿体ないなあ…この学園都市は素敵な所なんだから全部綺麗にすればもっと素晴らしくなるのに……)トコトコ

北野(…よし、今日学校終わったら、第10学区を綺麗に掃除しよう…時間をかけてやれば大丈夫だよね」テクテク

133 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:28:21.11 ID:F7ZigsDO

上条「しかし、北野は相変わらず真面目な奴だなー…」

土御門「…これは事件の匂いがするぜよ」

青髪「ああ、しかもそんじょそこらのショボイ事件やない……大事件の匂いがするで」

上条「出たな…馬鹿コンビ」

青髪「カミやん!」ガシッ!

上条「き、急に何だよ青髪」

青髪「いい加減目を覚ますんや!君はあの悪魔に騙されてるんや!」

上条「…はぁ?」

土御門「カミやん…青ピの言う通りだにゃー、カミやんはあの悪魔に洗脳されてる…だから、早く目を覚まして俺達デルタフォースの輝かしい明日を再び取り戻そうだにゃー!」ググッ

上条「…あのなー、北野との会話後、何んでそんな大袈裟な話しになるんだよ」

134 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:28:49.15 ID:F7ZigsDO


青髪「…カミやんはさっきの北野の話しに何も気付かへんの?」

上条「?……第10学区のゴミの話しをしただけだろ」

土御門「そこだぜよ!」

上条「?」

青髪「北野が言ってたゴミっちゅうのは…あそこにおるスキルアウトの事だとボクは睨むんよ!」

土御門「第10学区は通称『ストレンジ』と呼ばれて、そこには『ビックスパイダー』っていうスキルアウトの溜まり場になってるんだぜぃ……それを知った後の北野の行動は…誰でも予想がつくぜよ」

上条「…だから、何が言いたいんだよ?」

青髪「ゴミ=スキルアウト…つまり北野によるゴミ掃除開始っちゅうことや!」

土御門「今日もまた、北野恐怖伝説の1ページが新たに記される日だにゃー!おお、恐ろしいにゃー…」

上条(…馬鹿ばっかりだな)

135 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:29:43.48 ID:F7ZigsDO

上条「はあ…あのなー北野はあそこに何で清掃ロ――」

ガラッ…トコトコ…ガタッ

上条「お、北野トイレ早かったな」

北野「うん」

上条(馬鹿二人のおかげでクラスの奴ら北野をまた誤解しちゃうから、早めに解かなきゃな)

上条「北野さっきの話しなんだけどさ」

北野「第10学区のゴミの事でしょ?うん、僕学校終わったらそこに行こうと思ってるんだ」

ザワっ!

クラス一同(まさか!?)

上条「え、何でだよ?」

北野「綺麗にする人がいないなら、僕がゴミ掃除してくるよ…例え時間がかかったとしてもね」

クラス一同(!?)

上条(ちょっ!何皆さんに誤解されるような事を自分から言っちゃってるんですか!あんた!)

青髪(やはり…)

土御門(俺達の予想は的中だったぜよ…)

青髪(恐るべし…)

土御門(北野誠一郎…!)

上条(はぁ…上条さんの努力も空しく結局こうなるのか……)

北野「?」

136 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:30:29.90 ID:F7ZigsDO


放課後

―とある路地裏―

北野「よーし、少しでも綺麗にしてこの街をもっと美しくしよう」テクテク

???(ん?あいつは…)

???「よう」

北野「?僕ですか?」

???「ああ、お前さんホウキなんて持ってどこに行くんだ?この先は第10学区……ストレンジだと知って向かってるのか?」

北野「(この人誰だろう?確かに第10学区には向かってるけど…それと……ストレンジって何かな?)

北野「はい、ゴミが溜まってると聞いたので、少しでも掃除して綺麗にしようと思いまして」

???「…ふっ、お前さん変わった奴だな」スッ…ゴクゴク

北野「あ、ムサシノ牛乳…それ美味しいですよね」

???「ああ、やっぱ牛乳はムサシノ牛乳が一番だ」

北野「ですね。僕も毎朝欠かさずムサシノ牛乳飲んでます」

???「へえ~、お前さん中々分かってるじゃないか」

137 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:31:00.71 ID:F7ZigsDO

???「ま、掃除するのは構わないが…あまり無茶はするなよ。じゃあな」スタスタ

北野「あ、はい…」

北野(無茶?……ハリキリ過ぎて体を痛めないようにって事?)

北野(…なんて親切な人だろう…)

???(あれが悪魔と噂されてる危険人物、北野誠一郎か……悪い奴じゃないみたいだな…まあ、奴の事はどうでもいい…問題はあいつだな)

黒妻「…蛇谷…」

138 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:32:19.25 ID:F7ZigsDO


―第10学区通称ストレンジ―

北野(う~ん、着いたそうそうこれはちょっと予想以上だなー。凄いゴミが散らかってる…)

北野(でも…誰かがやらなきゃもっとひどくなる……よし、頑張るぞ!)



男1「でよー、その能力者ボコボコにされた後、俺達に何て言ったと思う?『すいません、許してくださ~い』って泣きながら謝ってやがんのよww」テクテク

男2「ダッセェwwww所詮能力者なんて能力使えなかったらただの雑魚だからなwwwwww」テクテク

男3「それは言えてるぜwwww」テクテク

男1「ん?」ピタッ

男3「…あそこにいる奴…何してるんだ?」

男2「…何かを…やってるみたいだな」

139 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:33:49.82 ID:F7ZigsDO


男2「てめぇこんなとけで何やってんだよ」

男1「ここが俺達のシマだって分かっててやってんのかコラ」

北野「……」←掃除中

男3「おい、何無視してんだてめぇ!」

北野「えっ?」クルリ

男1、2、3「!!?――う、ぅわあああぁぁ!?」

北野「あ、僕に言ってたのか」

男3(な、なんだこの化け物は!)

男1(あぶねー面しやがって!?)

男2「くっ、て、てめぇ!ここに何しに来やがった!」

北野「何しに?…」スクッ

北野「…僕はただ、ゴミ掃除に来ただけですよ」

男2(お、俺達を)

男1(ゴミ…だと…!)

140 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:34:55.45 ID:F7ZigsDO

男3「てめぇ…どこのモン(スキルアウト)だ」ギリッ

北野「(…学校の事を言ってるのかな?)僕は○○高校の北野誠一郎といいます」

男123(!!)

男1「おい、北野って言ったら超電磁砲を負かした奴じゃねーか!」ヒソヒソ

男2「それだけじゃねー、薬もやってるっつー噂もあるぜ」ヒソヒソ

男「後、この前のスキルアウトとのケンカで消された奴が何人かいるらしいぞ」ヒソヒソ

男1「…まじかよ」ヒソヒソ

北野(この人達、何でかたまってヒソヒソ話しをしてるんだろ?)

141 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:35:55.86 ID:F7ZigsDO


北野(あ――後ろの方のゴミの中に刃物が埋もれてる…危ないなぁ誰が捨てたんだろ……誰か怪我しちゃ大変だからとりあえず拾っておかなきゃ)スタスタ

男1「お、おい!こいつやる気だぞ!」

男3「く、俺達だけじゃ無理だ!この事を黒妻さんに知らせよう!」

男2「おいてめぇ、○○○に来い!そこで黒妻さんと俺達がお前を歓迎してやるからよ!」

タッタッタッタッ……

北野(僕を歓迎する……?)ヒョイ

北野(ああ、あの人達も第10学区を掃除にきた人達なんだな、じゃあそこで一緒に掃除をしようと僕を誘ってくれたのか…なんて優しい人達なんだ)

142 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/15 16:40:04.44 ID:F7ZigsDO


北野(それに大勢でここを掃除すれば、すぐに綺麗になるなぁ、うんうん)

北野(よし、せっかくの親切だから、待たせちゃ申し訳ないよね…すぐ行かなきゃ……でも)チラリ




北野「これ…どうしようかな?」キラン

ACT4前編終

150 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:14:25.52 ID:yYpoi2DO


蛇谷「何ぃ?あの北野がカチコミに来ただぁ?」

男1「は、はい…しかもたった一人で」

蛇谷「…なめやがって…上等じゃねーか…だが…これは都合がいいぜ」

男2「黒妻さん?」

蛇谷「能力者の連中と北野誠一郎……この2つを潰せばビックスパイダーの名が更に広まるってもんだ」クックック

アア、ナンダテメェラ?ガキノクルトコジャネーゾ。トットトカエリナ

蛇谷「あぁん?外が騒がしいな…」スタスタ

蛇谷(ん?…常盤台のガキが二人?…なんだこいつら…)

蛇谷「何の用だ」

151 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:14:59.35 ID:yYpoi2DO



黒子「ジャッチメントですの」

蛇谷「あぁ?ジャッチメントだぁ?ここに何しにきた」

黒子「黒妻綿流‥ですわね」

蛇谷「ああ」

黒子「能力者を対象とした暴行事件の首謀者として、あなたを拘束しますわ」

蛇谷「…ほう」

黒子(ん?)

蛇谷「拘束…ねぇ、悪いがオママゴトに付き合ってる暇はねーんだ――帰りな」

美琴「‥言ってくれるわね」

152 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:15:32.55 ID:yYpoi2DO


蛇谷「こっちは、親切で言ってやってんだぜ?…たが、それでも分からねーつんなら――」

蛇谷「体で分からせてやるよ」

美琴「……」スッ

黒子「お姉様、手出し無用ですわ」ピタッ

美琴「黒子」

黒子「この程度の連中‥私一人で十分ですわ」

蛇谷「十分かどうかは俺等の実力をみてからにしてもらおうか――よし、起動させろ!」

男3「はい!」カチッ

キイイイイィィィィィィンンンン!

美・黒「「ぐっ!?」」

美琴「な、何この音…頭に直接響く…」

黒子(こ‥これは…あの時と同じ音‥)

黒子「ぐ‥お、お姉様これは…能力者の演算を‥狂わせる音…ですわ」

美琴「そ、そんな事―」ビリ…ビリ

美琴(電撃が…!?)

153 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:16:08.34 ID:yYpoi2DO


蛇谷「ほう、お前キャパシティダウンを知ってるのか?」

黒子「キャパシティ――」

美琴「ダウン?」

蛇谷「ああ、俺も詳しくは知らねーがそこのお嬢ちゃんの言う通り能力者の演算を狂わせる特殊な音波を発してるんだとよ――つまりだ…」ジャリッ

蛇谷「能力が使えねーてめぇ達はそこいらにいるガキと同じってことよ!」ドカッ!

黒子「ぁぐっ!」ズザー

美琴「黒子!」

154 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:17:21.87 ID:yYpoi2DO


北野「ふう、急いであの辺り一帯を掃除したら、けっこう汗かいちゃったなあ…しかし、さっき拾ったこの鎌…どう処分しよう…」トコトコ

北野「あ~あ、頭に固めてたポマードが汗で落ちて、髪がボサボサだ……ちょっと恥ずかしいな」トコトコ


北野「…髪をセットし直したいけど…あの人達を待たせるわけにはいかないよね…うん」トコトコ

北野 ピタッ(ん?…さっきの人達だ…あそこにいるのは黒子ちゃんと美琴ちゃん…何してるんだろ…?険悪な雰囲気そうだけど…まさか…?)

155 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:17:50.57 ID:yYpoi2DO


蛇谷「―――ガキと同じってことよ!」ドカッ!

黒子「ぁぐっ!」ズザー

美琴「黒子!」




北野「!!」

北野「た、大変だ、ケンカしてる!それに女の子のお腹を蹴るなんて――急いで止めさせなきゃ!」

北野「きえええええええええっ!!」ダダダダダダダダっ!

156 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:18:30.72 ID:yYpoi2DO


黒子「……くっ…」ヨロヨロ スクッ

美琴「黒子!大丈夫!?――あんた…これ以上私の後輩に手を出したら…許さないわよ!」バリッ!……バリ…

美琴(チッ!やっぱダメか!)

蛇谷「何を許さないってぇ?クックック」

蛇谷「キャパシティダウンで能力が封じられたお前等なん――――」

「きええええええええっ!!」

蛇谷「なんだぁ?この奇声は?」

美琴(え…この奇声って)

黒子(もしや……?)


北野「きええええええっ!!」ダダダダダダダダっ!

美・黒(北野誠一郎!?)

157 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:19:06.85 ID:yYpoi2DO

北野「きええええええっ!!」ダダダダダダダダッ!

蛇谷「な、なんだあの悪魔!?鎌持ってこっちに向かって来やがる!」

男1「黒妻さん!あいつです!あいつが北野誠一郎です!」

蛇谷「(!!)あ、あいつが…北野だと…」

蛇谷(くそっ!なんてこった…鎌振り回して走ってくるなんて…噂以上にヤバい奴じゃねーか!)

北野「きええええええっ!!(訳:ケンカしちゃ駄目だよー!!)」

158 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:19:46.66 ID:yYpoi2DO

オイ、アイツコノニンズウニビビリモシネーゾ!
ナンテギョウソウナンダ・・・
ニンゲンジャネー
アクマダ!

ざわざわ!

蛇谷(!…チッ)

蛇谷「てめぇらぁ!何ビビってんだ!早くあいつをやりに行けよ!」

男3「で、でも黒妻さん―(カチャッ)―ひっ」

蛇谷「でもじゃねーんだよ……やらねーんなら俺がてめぇらをやるぞ!…こっちは武器(エモノ)だって持ってるんだ!‥‥ぶちのめせや!!」

ビックスパイダー一同『(!)…お‥おうーーー!?』

どどどどどどどどっ!!

159 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:20:14.99 ID:yYpoi2DO


黒子(ま…まずいですわ…!)

美琴(いくらあいつが強いといっても…あの人数じゃあ…)

蛇谷(へっ…いくら奴が強かろうがこの人数じゃあ無理だろ)




北野「きえええ…?」ピタッ

ビックスパイダー一同『うおおぉぉぉぉっ!?』ドドドドドッ!

北野(ん?あれ?さっきのケンカじゃなかったのかな?…皆必死な顔でこちらに走って来てるけど…何だろう?)ジー

160 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:20:52.00 ID:yYpoi2DO


男4「おらぁっ!」ブン!

北野「(えっ!?何で、攻撃してくるの!)き…きひゃい!」サッ

男6「があっ!」ブオン!

北野(鉄パイプ!?)

北野「あ、危な――!」クルッ スカッ ドコッ!

男6「ぐ、あ…」ドサッ

北野「(あ!肘を頭にぶつけちゃった!)だ、大丈――」

男3「野郎っ!」ビュン!

北野「きえええいっ!」スカッ バキッ!

男3「ぐふ…うぅ」ドサッ

北野(しまった!またやっちゃった!)

161 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:21:17.52 ID:yYpoi2DO


男1「動くなてめぇ!撃つぞコラァッ!」カチッ

北野(よくできたオモチャの拳銃だなぁ ―コケッ― う! ヨロッ いけない!石で足躓いちゃった!くうぅぅ、転ぶもんか!)ズザザッ!

男1(こ、こいつ銃が怖くねえのかよ!)

北野(ぶ、ぶつかっちゃう!)ザザザザッ!

北野「きえええいっ!(危ない!)どいきえええっ!(どいてーっ!)」ズザザッ!

男1「くっ!」カチャッ

162 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:21:43.94 ID:yYpoi2DO


北野(ああ!駄目だ転んじゃう!)ガクン!ブンッ!

男1「あ――」

ガキンッ!…カタン…ゴロン

シーン……

北野「いたたた…転んだ拍子に膝擦りむいちゃった………ん?」キョロキョロ

北野(ケンカが止まって良かったけど…何で皆さんは静かになってるんだろ?)

男1「…あ…あぁ」ガタガタブルブル

163 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:22:12.56 ID:yYpoi2DO


(あ、あの野郎…迷う事なく男1の頭に持ってた鎌を振り下ろしやがった…)

(たまたま男1が咄嗟に拳銃を上げたから防げたものを……)

(じゃなかったら男1は…)

(あいつ…やべーよ!マジで俺達を[ピーーー]気だ!!)

(この前の噂は本当だったんだ!)

ざわざわ!

164 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:22:33.69 ID:yYpoi2DO


蛇谷(くっ…)

蛇谷「な、何ビビってんだよお前等ぁ!早くいけよ!」

蛇谷「おいっ! ガシッ 男7「ひっ」 お前は何でいかねえんだよ!?」

男7「く、黒妻さん勘弁して下さい…あいつやべーっすよ…」

蛇谷「なんだとぉ…この腰抜けど―」

黒妻「おいおい、人に無理強いは良くないぜ?ま、とりあえずだ…」ブチン

キィィィン………

黒子「あ、音が」

美琴「消えた」

黒妻「大丈夫か?」

黒子「え、ええ…」

美琴「なんとか…ね」

165 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:22:56.60 ID:yYpoi2DO


男10「なんだてめ――」

男10「――あっ!てめぇはこの前の!」

男9「黒妻さん!この前コウジ達をやった奴ってこいつです!」

男8「…黒妻さん?」

蛇谷「あ…あ…そんな…生きてたなんて…」

黒妻「久しぶりだな…お前、随分とつまらない奴になっちまったなぁ……蛇谷」

蛇谷「く…黒妻さ…ん」

166 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/16 12:23:24.30 ID:yYpoi2DO


美琴(えっ?)

黒子(どういう事ですの?黒妻綿流が…あの長髪の男?)

北野(ん?なんだなんだ?話しが全くみえないぞ?)

北野(それにこの人…あの時の)

北野「ムサシノ牛乳の人だ…」

ACT4中編終

176 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/17 22:48:36.08 ID:ydgQuQDO


黒妻「今は黒妻っていうのか…蛇谷」

蛇谷「う、うるせぇ!今頃アンタの居場所なんざここにはねぇんだよ!」

蛇谷「て、てめぇらぼっーとつっ立ってないであいつをやっちまえ!じゃねーと俺がてめぇらをやっちまうぞ!!」

蛇谷の怒号にビックスパイダーの一味は、はじかれるように黒妻に襲いかかろうとする

美琴「この――」バリバリッ!

黒妻「待った」

美琴「?」

黒妻「あんたらは手を出さないでくれ…」

黒子「……」

美琴「な、何いってん――」

黒妻「これは俺が残した……問題だからな」

177 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/17 22:49:04.98 ID:ydgQuQDO


北野(何かまた険悪な雰囲気になってるな…どうしよう…)

黒妻「北野…だったな」

北野「(あれ、なんで僕の名前知ってるのかな?)はい」

黒妻「俺達は今からお遊びをするが…お前も手を出さないで見ててくれよ」

北野(お遊び?……あ!そうか。あの人達僕を歓迎するって言ってたから、これは僕を驚かせるサプライズとして芝居で迎えてくれてるんだな……なんて心優しい人達なんだろう…でも、さっき僕に向かってきたときは凄い迫真の演技だったな……まあいいや、とりあえずこれからするお芝居の邪魔しちゃいけないよね)

北野「はい、わかりました」

178 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/17 22:49:39.65 ID:ydgQuQDO


蛇谷「おらぁ!てめぇらいけやー!?」

ビックスパイダー一同「うおぉぉっ!」ダダッ!

黒妻「……」グッ




蛇谷「あ……あぁ…」

黒妻「……」ズガッ!

男11「ごぅっ…」ドサッ

美琴「へえ~、一人で全部やっちゃうなんてね…」

黒子「…あの殿方、強いですわね」

北野(わあ~~、凄いなあ…まるで本当にケンカしてるみたいだ)

179 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/17 22:50:11.51 ID:ydgQuQDO


黒妻「…蛇谷…昔は良かったよな~」ザッザッザッ

蛇谷「!?」

蛇谷「く、来るな!近付くと撃つぞ!」カチャ

黒妻「…皆で馬鹿やって、騒いで…楽しかったよな…なのに…どうしてこうなった…」ザッザッザッ

蛇谷「~~っ!?あ、あんたが今頃ノコノコ来てもここの居場所は俺のもんなんだ!俺にはもうここしかないんだよ!」

黒妻「蛇谷…それは違うぞ…」ザッザッザッ

蛇谷「う、うるせぇぇぇぇっ!」バッ!

黒子(なっ)

美琴(ダイナマイト!?)

黒妻「……」

北野(う~ん皆、迫真の演技だなあ…)

180 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/17 22:50:40.53 ID:ydgQuQDO


蛇谷「それ以上近付いてみろ!火をつければこの辺り一帯木っ端微塵だぞ!――お前らもだ!下手に能力使う素振りでもしたら、火をつけるぞ!!」シュボッ

黒子(くっ!)

美琴(…不味いわね)

北野(あれ?……まさか…本物!)

黒妻「……」ザッザッザッ

蛇谷「(!)き、聞こえなかったのかよ!い、いいのか!全員吹き飛ぶんだぞ!?」

黒妻「…やるなら早くやれよ」ザッザッザッ

蛇谷「!」

黒妻「どうした…早くやれよ…」ザッザッザッ

181 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/17 22:51:16.20 ID:ydgQuQDO


蛇谷「~~~っ」ジリジリ


黒妻「蛇谷…もう無理をするのはやめろ…」ザッザッザッ

蛇谷「~~~っ、う、うるせぇぇぇぇっ!」ブン!

黒妻「…この――馬鹿野郎がっ!!」ドゴン!

蛇谷「ぐはぁっ!」ドサッ・・・

黒妻「……馬鹿野郎…」


美琴「ようやく――」

黒子「終わったみたいですわね」

北野(???お芝居じゃないの?ケンカだったの?さっきの爆弾は本物だったの?さっぱりわからないや)

182 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/17 22:51:48.50 ID:ydgQuQDO


黒妻「…すまなかったな、俺達のいざこざに巻き込んじまって……それと…美偉…そこにいるんだろ?」

固法「…」スッ

美琴「えっ?」

黒子「固法先輩…」

北野(?)

黒妻「ジャッジメントか…格好良いじゃねーか美偉……俺は逃げも隠れもしない…お前には後で詳しく話す…だから…今は何も言わずに手錠をかけろ」スッ

固法「…自分一人で背負うつもりなんですか?」

黒妻「ビックスパイダーは元々俺がつくったグループだ…頭が責任をとるのは当然だろ」

183 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/17 22:52:48.08 ID:ydgQuQDO

黒妻「…すまなかったな、俺達のいざこざに巻き込んじまって……それと…美偉…そこにいるんだろ?」

固法「…」スッ

美琴「えっ?」

黒子「固法先輩…」

北野(?)

黒妻「ジャッジメントか…格好良いじゃねーか美偉……俺は逃げも隠れもしない…お前には後で詳しく話す…だから…今は何も言わずに手錠をかけろ」スッ

固法「…自分一人で背負うつもりなんですか?」

黒妻「ビックスパイダーは元々俺がつくったグループだ…頭が責任をとるのは当然だろ」

184 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/17 22:53:35.03 ID:ydgQuQDO


固法「先輩…ズルいですよ」

黒妻「そうだな…」

固法「さっきの言葉…約束ですからね…先輩」

黒妻「ああ…」

固法「……黒妻綿流、能力者を対象とした暴行事件の首謀者としてあなたを拘束します」カチャ

美琴(あの二人…)

黒子(過去に何があったのでしょうか…)

北野(?今まで一体何だったんだろう…ん?―――あ!)

北野「危ない!」ダダッ!ドンッ

黒妻「うぉっ」ヨロ

185 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/17 22:54:11.88 ID:ydgQuQDO


ドガアアァァァン!

北野「ぎっ!」ドサッ!

北野「う……うぅ…」

美琴「北野さん!」

蛇谷「へ…へへへ ヨロ …全員まとめて…地獄に送ってやるよぉ!!!」


黒妻「あいつ!」

固法「もうやめなさい!蛇谷く――」

シュン 黒子「よくもやってくれましたわね」ブォッ バグン!

蛇谷「ぐふっ!」

黒子「ハアアアアアッ!」ヒュオッ ドゴン!

蛇谷「げ…ふぅぅ…」ドシャ

固法「あの娘…いつの間に」

黒妻「ヒュウ♪見事な回し蹴りだな」

186 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/17 22:54:43.49 ID:ydgQuQDO


黒子「はぁはぁ…そうだ北野さんは!」

美琴「北野さん大丈夫ですか!?北野さん!」

黒子「!」シュン

北野「うぅ……だ…大丈夫だよ……」

シュン 黒子「何仰ってるんですか!ダイナマイトの爆発を近くでくらったんですのよ!なんであんな危険なことを!」

北野「…気付いたら…つい…ね…」ガクッ

黒子「北野さん!――固法先輩!私北野さんを病院に連れて行きますので後はお願いしますわ!」シュン

美琴「あ、ちょっ!黒子!病院の行き先くらい言いなさ――ああ、もう!」タッタッタッ

187 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/17 22:55:37.53 ID:ydgQuQDO


黒妻「…助けられちまったな……北野誠一郎……死ぬなよ」

固法(あの娘が御坂さん以外に…しかも男性に対してあんなに必死になるなんて…白井さん変わったわね)



―数日後―

能力者狩事件は解決し、学園都市は再び平穏になり学生達は自分達の青春を再び謳歌し始めた……しかし、学生達は北野君がビックスパイダーと死闘を繰り広げ、彼等を潰したから事件は解決されたと噂されてまたしても北野君は一部を除き、全学生達に怖がられるようになってしまう
…そして…当の本人は……

188 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/17 22:56:28.61 ID:ydgQuQDO


―とある病室―

冥土返し「ふむ、このぐらいならもうすぐ退院できるよ」

北野「本当ですか先生!」

冥土返し「ああ……しかし…君は凄い幸運だね…話しを聞いたら爆弾を近くでくらったというのに、あの程度の怪我で済むなんて…まるで奇跡だよ」

北野「昔から怪我にはなれてますから」

冥土返し「まったく…最近の高校生はどうなってるんだ…ある高校生は記憶を失う大怪我をして運ばれてくるし…ブツブツ…」

189 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/17 22:57:05.83 ID:ydgQuQDO


北野「そうなんですか?」

冥土返し「ん?ああ、すまないつい愚痴を言ってしまった…とりあえず…もうすぐ退院だから安静にするようにね」

北野「はい」



北野「もうすぐ退院できるんだ…」

北野「早く学校に行きたいなあ」


ACT4終わり

200 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/21 16:10:43.28 ID:rZz/8YDO


―とある病院・廊下―

北野(いよいよ退院か~、あ~…早く明日にならないかなぁ…)トコトコ

『とうまの馬鹿っ!』

北野「!?」ビクッ

ガラッ!

ピシャッ!

禁書「フンっ!」スタスタ

北野「……」

北野(病院にシスターさんが……何故?しかもかなり怒ってたみたいだけど…)

北野(…一体なんだったんだろ?)チラッ

204号室【上条当麻】

北野「えっ…?」

北野(上条君……入院してたのか…でも、元気そうだったのに…)

冥土返し「‥北野君…だったかな?そこをちょっとどけてもらっていいかい…204号室の患者に用があるんでね」

北野「あ、すいません」サッ

201 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/06/21 16:12:06.58 ID:rZz/8YDO


ガラッ――ピシャッ

北野(……)

北野(一体何の話ししてるのかな……)ソォッ~




―数分前―

禁書「とうまの馬鹿っ!」

ガラッ―ピシャッ!

上条「ははっ…死ぬ……死んでしまう…」ピクピク

ガラッ

冥土返し「おやまあ…随分とキツいお見舞いを受けたみたいだね」


上条「ははっ…まあ…」

冥土返し「ふう……で、結局言わなかったのかい?記憶がなくなった事を…」

北野(!?)

上条「ええ……」

202 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/06/21 16:12:49.42 ID:rZz/8YDO


冥土返し「…あの事件の事は二人が聞いたままに伝えたけど…」

北野(事件?…記憶がなくなった…どういう事…)

上条「俺…何だかあの娘にだけは泣いてほしくないな‥って思ったんです‥‥そう思えたんですよ、これがどういう感情か分からないし‥きっと思い出す事もできないだろうけど…」

冥土返し「……」

北野(……)

203 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/06/21 16:13:28.30 ID:rZz/8YDO


上条「けど、確かに…そう思う事ができたんです‥案外覚えているのかも知れないですね、俺‥」

冥土返し「…君の思い出は脳細胞ごと死んでる……脳には情報が残ってないハズなんだけど…」

冥土返し「……一体どこに思い出が残ってると言うんだい?」

北野(………)

上条「そりゃ…決まってますよ」

冥土返し「?」

上条「心に……じゃないですか」

204 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/06/21 16:14:29.32 ID:rZz/8YDO


冥土返し「ふう…そんな爽やかに断言されると何も言えなくなるね」


上条「ははっ…例え記憶がなくても‥これからまた作っていけばいいだけです」

冥土返し「‥強いね‥君は」

上条「そんなんじゃないですよ、俺はただ楽天的に考え―――」

ガラッ!


北野「うっ…うっうぅ…」ポロポロ

冥土返し「…北野君…」

上条(な、なんだこいつは!?怖い顔の上に何故か泣いてて不気味過ぎなんですがっ!!)

北野「う…うっ‥上条君‥話しは全部聞いたよ…」ポロポロ

205 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/06/21 16:15:03.73 ID:rZz/8YDO


上条「えっ?(ひょっとして知り合い…なのか?)」

冥土返し「…北野君‥君と彼は知り合いなのかい?」

北野「はい…グスッ…僕がこの街に来て、学校で初めて友達になってくれたのが…上条君です…うぅ」

上条(あれ?見た目と中身が違いすぎる…)

北野「上条君は…上条君は…僕の親友なんです…」ポロポロ

冥土返し「北野君…」

上条「……」

北野「うっ…うぅ…う」グスッ

206 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/06/21 16:15:44.13 ID:rZz/8YDO





上条「……そっかあ、そんな事があったんだ」

北野「うん、それの続きなんだけど―――」

楽しそうに談笑してる二人の声を部屋の外で、冥土返しは聞いていた

冥土返し(上条君…確かに君の記憶は二度とは戻らないだろう…)

冥土返し(…だが…)

冥土返し(君の周りには、君を心の底から心配してくれる者や親身になってくれる人がいる)

冥土返し(…君は案外…)




冥土返し「幸せ者かも…ね」

一人呟いた後、冥土返しは長い廊下を歩き出した

ACT4.5終わり

207 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/21 16:16:20.35 ID:rZz/8YDO


今頃気付いたんですか…最初に姫神いちゃ駄目だろう…
元々このスレはノリで書き、単発で終わらせるつもりだったので、時間の流れはかなり曖昧にし過ぎてたのですが……ACT1に出てる姫神はなかった事にさせてくださいm(_ _)m

208 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/21 16:27:31.50 ID:ILUrv.DO

まぁ原作でも空気の似合う女だから云々

211 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/21 22:58:25.59 ID:DR2jbMAO

流石は姫神まったく気づかなかったぜ

212 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/22 01:05:10.35 ID:lCWsoHUo

こまけぇこたぁいいんじゃよ

222 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:04:47.66 ID:0ODYn6DO


―とある寮―

北野君の部屋

北野「うーん‥ようやく自分の家に戻れたぁ~」ググッ

北野「でも‥入院する前から全然家に帰ってきてないような‥‥まっいいや」

北野「上条君はもうすぐ退院みたいだけど…今度ちゃんと見舞いしなきゃね」

北野「あっ…冷蔵庫の中身の事…忘れてた…」

北野「……」ガチャッ

北野「あ~あ…やっぱり全部駄目になってる…しょうがないよね、入院して結構家空けてたし」

北野「…買い物にいかなきゃ」バタン

223 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:05:20.48 ID:0ODYn6DO


―とある街通り―

初春「じゃあ、その北野さんって人は噂されてるような人じゃないという事なんですか?」

佐天「うん、そうだよ」

初春「でも…正直いって信じられないです」

佐天「だから本当なんだってば、白井さんも北野さんに助けてもらったし――ね、白井さん?」

黒子「初春、佐天さんの仰る事はまぎれもない事実ですわよ。私、実際能力を封じられてピンチのとこをあの殿方に助けてもらったのですから」

初春「う~ん…お二人が嘘をついてないのは信じますが…」

224 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:05:48.94 ID:0ODYn6DO


佐天「もうっ!本当だってば――あ、噂をすれば」

黒子「あら、北野さんですわね」

初春「えっ?…」

佐天「北野さーーん」ノシ

北野「ん? クルッ あ、涙子ちゃんに黒子ちゃん、こんにちは」

佐天「こんにちはー」

黒子「北野さん、もう退院できたんですわね」

北野「うん、心配かけちゃってごめんね」

佐天「え!北野さん入院してたんですか!?」

北野「まあ…色々あってね」

初春(あれ?顔は噂通り怖いけど……二人の言ってた通りだ…)

初春(…本当に悪い人じゃないんだ)

225 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:06:15.48 ID:0ODYn6DO


黒子「所で北野さんはどちらへ向かわれますの?」

北野「入院してる間に冷蔵庫の中身が駄目になっちゃったから、買い出しに向かってる最中なんだ」

佐天「えっ……失礼ですけど…北野さんって自炊してるんですか?」

北野「うん、料理するの結構好きだからね」

佐天(…北野さんには悪いけど――)

黒子(――全く――)

初春(――似合わない)

226 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:06:42.06 ID:0ODYn6DO




青髪「はぁ~~…どこかにボクに一目惚れしてくれる娘はいないんかな~…そしたら、ボクの人生を使ってでもその娘を幸せにしてあげるのに~」

土御門「青ピ…学園都市の女の子は男を見る目があるから、それはないと思うにゃー」

青髪「そんなことあらへん!必ず一人くらいおるはずや!」

土御門(…俺は舞夏がいれば何もいらないにゃー)

土御門「ん…あれは北野に…女の子…?」

青髪「な、なんやてー!?」

227 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:07:14.65 ID:0ODYn6DO


土御門「遠くから見る限りは…親しそうに楽しくしてるにゃー」

青髪「……」

土御門「あ、別れた…うーん…あの北野と喋るなんて…あの娘達は何者なのかにゃー」

青髪「た、大変や…」プルプルプル

土御門「へっ?」

青髪「あの娘達…北野に騙されてるんや…北野の巧みな話術に…乗せられ…そして……ブツブツ…」

土御門「お、おーい‥青ピ?」

青髪「うおおぉ!」ダダダッ!

土御門「あ、おい!……行っちゃったにゃー」

228 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:07:44.51 ID:0ODYn6DO


佐天「ね、私達が言った通り普通の人だったでしょ」

初春「疑ってすいませんでした…でも、本当に噂と全然違いますね」

佐天「でしょ?」

黒子「初春もこれを機に噂や見た目で判断するのは、気をつけるのですのよ」

初春「ですね」

青髪「うおおぉっ!き、君達―――っ!」ダダダッ!

229 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:08:22.04 ID:0ODYn6DO


佐天「なっ」

初春「なんでしょうか…」

黒子(何ですの?この男…)

青髪「き、君達は北野に騙されてるんやーー!早く目を覚ますんや!」

佐黒初「は?」

青髪「あいつは‥君達を騙してるんや!」

佐天「はい?」

青髪「奴の見た目や噂で、分かるやろが!」

初春「えっと~…」

230 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:08:54.51 ID:0ODYn6DO


青髪「北野は大悪党やー!しかも今世紀最大の悪党なんや!それでも君達は気付かへんのか!」

佐黒初「……」

青髪「あいつはな、心をもってない悪魔のような男で、この前のスキルアウトとの喧嘩で――うんたらかんたら」

黒初「初春、これが噂や見た目で判断する人ですわ…愚かでしょう?」

初春「ですね…さっきまで自分も同じだったと思うと凄く恥ずかしいです」

231 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:09:24.89 ID:0ODYn6DO


青髪「そうや!ボクと付き合えば君達も北野に騙されてるのに気付いてくれるハズや!」ガシッ

黒子「……」ムカッ

初春(あ~あ…白井さんの肩を遠慮なしに触っちゃって…)

佐天(わたし…し~~らないっと)

青髪「さあ!ボクと甘い一時を過ごそうやないか!」グイッ

232 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:10:20.86 ID:0ODYn6DO


黒子「…初春に佐天さん…ちょっと待ってて下さる?」

佐初「「は~い」」

パシッ

青髪「へっ?」

黒子「さてと…」バキボキ‥バキボキ‥


黒子「……」スッ


ドカドカッ!バキッ!ドカッ!


土御門「…うわぁ‥…怖い娘だにゃー」

233 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/24 21:11:01.96 ID:0ODYn6DO


―とある病室―

上条「ああ…暇だぁ」

上条「今日は誰もこないし、やることもない…」

上条「はぁ…ふこ――」

『不幸やーーーーっ!』

上条「!」ビクッ

上条「な、何だ今のは!?」

ACT5終わり

239 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/27 05:16:04.62 ID:W..mWUDO


―とある男子寮―

北野「えーと…あった、ここが上条君の部屋か」

北野「…結局なんだかんだでお見舞いに行く前に退院しちゃったし…なんだか上条君には悪いことしちゃったなあ…」

北野「…でも、大丈夫だよね。そのお詫びとしてちょっと奮発して買った豪華絢爛お見舞い果物セットを持ってきたし…」スッ

ピンポーン

『はーい、どちら様なんだよ?』

北野(あれ?…女の子の声?……部屋は…間違えてない……それにここ…男子寮なハズ…だよね?)

240 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/27 05:17:43.51 ID:W..mWUDO


北野「…あのう…こちらは上条当麻さんのお宅ですよね?」

『そうだよー、今とうまは――』

『ばっ――馬鹿っ!禁書勝手に応対するな!』

『ぶ~~!とうま!何もいきなり怒鳴ることないじゃない!』

『お前が居ることは秘密なんだから、こんなことしちゃ駄目だろうがっ!』

『私は悪くないもん!さっさと応対しないとうまがいけないんだよ!』

『なんで上条さんが悪いんだよ!』

『ワーワーギャーギャー!』

北野「……」

241 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/27 05:19:12.72 ID:W..mWUDO


『……結局…とうまは私のことなんかどうでもいいんだね…』

『(!?)――ちょっ!待て禁書!話せば分かる!落ち着け、いや落ち着いて下さい!』

『とうまの…』

『馬鹿!やめれ禁書!』

『とうまのばかーーーっ!!ガブッ!』

『ウギャアアァ!不幸だーーーー!?』

北野「…あのぅ…」

242 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/27 05:20:31.89 ID:W..mWUDO





上条「う~~…頭が…頭が…痛い…」シクシク

北野「その…大丈夫…上条君?」

上条「北野ありがとう~…そうやって上条さんに優しい言葉をかけてくれるのはお前だけだよ~」

禁書「ふんっ!自業自得なんだよ……所で悪魔さん、あなたが持ってる美味しそうな物…私はさっきから気になるんだよ」チラチラ

上条「こら、禁書!」

北野「まあまあ上条君、これは上条君のお見舞いに持ってきた物だから、後で二人で食べてよ」

上条「なんか気を使わせて悪いな…ごめん北野」

北野「ううん、こっちこそ入院してる時にお見舞いに行けなくてごめんね」

243 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/27 05:21:26.44 ID:W..mWUDO


禁書「わ~い!悪魔さんは顔に似合わず良い人なんだね♪」

上条「こら禁書!北野に失礼だぞ!」

禁書「も~、とうまはいちいち細かすぎなんだよ」

上条「お前が大雑把過ぎるんだよ!」

ワーワーギャーギャー!

北野(良かった…上条君元気そうで)

244 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/27 05:23:30.46 ID:W..mWUDO


北野「所で上条君、この娘は?」

上条「ああ、この前話した奴、禁書だよ」

北野「(変わった名前だなぁ)よろしくね、禁書ちゃん」

禁書「よろしくなんだよ悪魔さん」

上条「だからお前――」

北野「いいよ上条君、僕気にしてないから」

上条「……北野がそういうなら――でも禁書、北野に迷惑かけるような事はしちゃ駄目だぞ」

禁書「分かってるんだよ、それに美味しいものを持ってきてくれる人に悪い人はいないんだよ」

245 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/27 05:25:19.00 ID:W..mWUDO


北野「…上条君ちょっと耳貸して」

上条「ん?どうした」

北野(…記憶がないことは…この娘にも教えてないの?)ヒソヒソ

上条(…北野以外には誰にも言ってないし、言うつもりもない……もし知れば…きっと禁書は悲しむから…だから何も言わない…)ヒソヒソ


北野(……分かった)ヒソヒソ

北野(上条君がそう決めたのなら、僕も誰にも言わない)ヒソヒソ

上条(ありがとう……北野)ヒソヒソ

禁書「……」ジー

上条「ん、どうした禁書?」

禁書「…男だけでヒソヒソ話はとっても気持ち悪いんだよ…」

246 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/27 05:29:29.91 ID:W..mWUDO




北野君、上条、禁書…彼等は他愛もない話しやくだらない話しを楽しむ…そして、時は過ぎ…

北野「…そろそろ僕帰るね。なんか今日は、長居しちゃってごめんね」

上条「いや、こっちこそ大したおもてなしできなくてスマン」

禁書「悪魔さん、また美味しいものを持ってきてくれると嬉しいんだよ」

上条「…お前はそれしか頭にないのかよ」ハァ

北野「あはは…じゃあお邪魔しました」

上条「ああ、気をつけて帰れよー」

禁書「またなんだよ」

248 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/06/27 05:33:17.69 ID:W..mWUDO


北野「…」

北野君は歩きながら考えてた…上条の…彼の周りに対する優しさを…

北野「誰も傷つけたくない…」

北野「…悲しむから何も言わない…かぁ」トコトコ

北野「…上条君は強いなぁ」トコトコ

北野「……」トコトコ

北野「友達として僕に出来ることって何だろ…」

ドン

スティル「おっと」

北野「あ、すいません考え事してて」

スティル「(悪魔…?)いや、こちらも前をちゃんと見てなかった‥気にしなくていいよ」スタスタ

北野「‥‥‥」

北野「…あの人……あんな格好で暑くないのかな?」

249 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/06/27 05:34:40.04 ID:W..mWUDO





スティル「……さて…」

スティル「これから…どうしたものかな……」

スティルは上条の寮の近くまで歩むと、足を止めて寮を見上げる

スティル「……」

煙草に火をつけ、一息つけた後、彼は一人呟く



スティル「吸血鬼…ね」


ACT6終わり

264 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 22:57:55.80 ID:gO/jEEDO


―とある街通り―

上条「まさか参考書如きが三千六百円するとは…」

北野「良い参考書は大体その位の値段だよ」

上条「はあ…不幸だ」

禁書「とうまはそんな本がないと勉強が全然ダメなんて…正に猫にドッグフードなんだよ」

北野(それを言うなら猫に小判……まあ…使い方は間違ってないとは思うけど…)

上条「なんだそりゃ?…上条さんは誰かさんと違って真面目な学生なんです」

禁書「あ~あ…三千六百円もあればこの暑いなか、アイスとかアイスとかアイスとか…いっ~~ぱい食べれるのに」

上条「仮に参考書を買わなかったとしても、それはないな」

禁書「ぶ~~!とうまのケチ」

上条「はいはい、上条さんはケチで結構ですよ」

265 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 22:58:21.62 ID:gO/jEEDO


北野「でも、確かにこう暑いとアイスも食べたくなるね」

禁書「ほら!とうま、悪魔さんもこう言ってるしアイス食べようよ~とうま~」

上条「いけません、我慢しなさい」

禁書「やだやだやだや~だ~~!アイスアイス!食べたーい!!」ジタバタ

上条「まったく…ダメなものはダメです!ワガママを言うんじゃありません!」

北野(…なんかスーパーで見かけるお母さんと子供のやりとりみたい……)

266 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 22:58:46.02 ID:gO/jEEDO


北野「…上条君、僕がお金出すからアイス食べに行こうよ」

上条「えっ?いやいや悪い――」

禁書「ホント!!ありがとうなんだよ!悪魔さんが天使に見えるんだよ♪」

上条「こら禁書!お前って奴は!」

北野「まあまあ、僕もアイスが食べたかったし、それに付き合ってもらうお礼という事で僕に支払わせてよ…それなら構わないでしょ?」

上条「う~ん……悪いな北野」

北野「気にしないで、じゃあアイス食べに行こう」

禁書「アイス♪アイス♪」

267 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 22:59:15.14 ID:gO/jEEDO


―マクロナルロ―

北野「アイス屋は休みばっかりで、結局ここになっちゃったね…」

上条「ん?別にここでもいいだろ、シェーキもアイスも似たようなもんだし」

北野「ごめんね」ショボン

上条「なんで北野が謝るんだよ、しょうがないだろ。それに禁書は禁書でシェーキで満足してるみたいだしな」チラッ

禁書「むむむ……イチゴとバニラ…どちらから手をつけるか悩むとこなんだよ」

北野「……」

上条「なっ?」

268 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 22:59:45.54 ID:gO/jEEDO


上条「まあ、とりあえず空いてる席に座ろうぜ」

北野「うん、どこかないかな」キョロキョロ

上条「う~~ん…混んでるな…あれ、禁書は?」

禁書「とうまー、悪魔さーん、ここの人が席一緒でもいいって」

上条「でかした禁書、北野もそっちに行こうぜ」スタスタ

スタスタ 北野「あのう、どうもすいませ……ってあれ?美琴ちゃん」

美琴「あ、やっぱり。この子が悪魔さんとか呼ぶから、もしやと思ったら…」

269 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:00:17.31 ID:gO/jEEDO


美琴「…って、何でアンタまでいんのよ!」ガタッ

上条「えっ?…えっと~~…」

上条(なぁ、北野…この娘は俺の知り合いなのか?つーかどういう関係なんだ?)ヒソヒソ

北野(まず、学園都市第三位の電撃使いでlv5の能力者…超電磁砲とも言われてる娘だよ)ヒソヒソ

上条(ふんふん、それで)ヒソヒソ

北野(そして常盤台に通う中学生で名前は御坂美琴ちゃん…君とは何故か会うたびに勝負をしたがる変わった娘…)ヒソヒソ

上条(……ちょっと待った?……何で無能力者の上条さんに勝負をけしかけてくるんだ?)ヒソヒソ

北野(…それは、僕にも良くわからない)ヒソヒソ

禁書(二人共、何でヒソヒソ話ししてるのかな?)

美琴「………」プルプルッ

270 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:00:43.23 ID:gO/jEEDO


美琴「ちょっとアンタ…無視すんなやゴルアアアッ!」バリバリ!

上条「おい、ちょっ!」バキーン

美琴「…相変わらず私の電撃を打ち消すなんて…ふざけた能力ね」

上条「…あのなあ…場所を考えろよ!もし、他の人に当たったらどうすんだよ!」

美琴「うっ……む、無視するあんたが悪いのよ!」

上条「何でそうなるんだよ!?」

美琴「ふん!うっさい!」

北野「ふ、二人共ケンカはやめようよ」オロオロ

禁書(…イチゴよりバニラの方が美味しいんだよ)ズズッー

271 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:01:10.84 ID:gO/jEEDO





美琴「それで、三人でここに来たわけなんですね」

北野「うん、美琴ちゃんは?」

美琴「私?私は漫画読み終わって暇だから街をぶらぶらした後に、ここで休憩してたとこです」

上条「…常盤台って…お嬢様学校なのに…なんだかなぁ」ハァ

美琴「どういう意味よ…?」ギロッ

北野「け、ケンカはダメだよ」

禁書(いやしかし……イチゴのほのかに残る爽やかな味も捨てがたいんだよ)

272 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:01:44.80 ID:gO/jEEDO


上条「…所でさっきから気になるんだが…」

美琴「何よ?」

上条「…北野と上条さんは同い年なのに、何でお前俺には敬語使わないんだ?」

美琴「……さあ?何でだろ?」

上条「…何でわからないんだよ」

美琴「細かい事をいちいちうるさいわねー」

北野(言われてるみれば確かに)

禁書(ダメ…どちらかを選ぶなんて私にはできないんだよ…イチゴにバニラ…どっちもナンバーワンなんだよ)

273 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:02:12.99 ID:gO/jEEDO


美琴「……ねえ、あんたはこの馬鹿とはどういう関係なの?まさか外国の従兄弟とかではないだろうし」

禁書「ん?私ととうま?それはね私が魔術師に追われ―――フゴッ!」

上条「いや~!俺の親父にちょっと知り合いの人がいて、その家のご両親がちょくちょく日本から出るもんで、それで良く家で結構な頻度で預かってんだよ!でも今回は俺の実家にいる両親も家を空けてるからやむえず、俺が今こっちで預かってるのさ!はははは!」

禁書「もが~~!」ジタバタ

美琴(…怪しい)

北野(…上条君…今の嘘はちょっと厳しいものがあると思う…)

275 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:02:51.05 ID:gO/jEEDO


美琴「…はあ…まあいいや…あんたの事だからどうせ自分から厄介事に首でも突っ込んだとかなんかなんでしょ…」

上条「はは…まあ、な」

―ガブッ!―

上条「いってぇっ!何しやがる禁書!」

禁書「フンだ!いつまでも私の口を抑えてるとうまがいけないんだよ!」

上条「だからって噛むことないだろうが!」

―ワーワーギャーギャー!―

北野「また始まっちゃった…」

美琴(なんか……仲良いわね…)

276 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:03:17.70 ID:gO/jEEDO


姫神(………)ガタッ

トコトコ……

上条「そんなんだからお前は――チョンチョン――ん?」

姫神「……百円。」

上条「……はい?」

姫神「電車賃、後百円足りない。だから、頂戴。」

上条(……巫女さんがよりにもよって…何故俺に百円をたかるんだ?……つーか誰だよ!なんか上条さんの不幸センサーがビンビンきてますよ~!)

北美禁(…誰?)

277 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:03:46.16 ID:gO/jEEDO


姫神「百円。」

上条「……無理、こちとら参考書の購入という予定外の出費で財政的に厳しいんだからな」

姫神「…ちっ…ケチ。」

上条「ケチって…何で知らない奴にそんな事言われなきゃならないんだよ!」

美琴(…まあ正論ね…しかし…この人綺麗ね…)

北野(上条君って…本当に懐がきついんだな)

禁書(…なんだか面白くないんだよ)

278 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:04:18.33 ID:gO/jEEDO


姫神「こんな美人に頼まれてるのに…百円も出せないなんて……。」ジ~

上条「あ~~もう!だから無理だっつってんだろ!」

姫神「…じゃあ。」クルッ

北野「えっ?」

姫神「そこの顔面凶器の君、百円頂戴。」

北野(顔面凶器?…う~ん、服装はともかくなんだかこの人本当に困ってるみたいだな……よし)

北野「うん、いいよ…はい」つ百円

279 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:04:52.72 ID:gO/jEEDO


姫神「おお……ありがとう。」

上条「北野…お前人が良過ぎるぞ」

美琴「あんたね~心が狭いわよ…百円くらいいいじゃない。言い方はともかくこの人本当に困ってるみたいなんだから…小さいわねー」

禁書「…確かに…とうまはケチ過ぎるんだよ」

上条(えっ?…何この流れ)

美琴「はあ……でも、北野さんはこいつに比べて優しいですね」

北野「そうかな?」

禁書「悪魔さんはやっぱり良い人なんだよ」

上条(…………)

280 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:05:20.77 ID:gO/jEEDO


ゾロゾロゾロ

上条「…ん?何だ…」

北野「あれ?この人達いつの間に集まってたんだろ…」

美琴(何この人達…)

姫神「……。」スタスタ

上条「あ、この人達お前の知り合いなのか?」

姫神「うん。塾の先生。」

上条「塾の…先生?」

姫神「……。」スタスタ…

281 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:06:13.10 ID:gO/jEEDO


北野「学園都市の塾の先生達は、生徒の面倒もみてるの?」

美琴「さあ?…私は通った事ないからわからないです」

上条「……」

美琴「…なんだかな~…」

北野「…あ、そろそろ帰らなきゃ…皆悪いんだけど僕先に帰るね、それじゃあ」スタスタ

上条「おうまたな北野」

禁書「またなんだよ悪魔さん」

美琴「北野さんさようなら~……私も帰るかな…ってその前に――ちょっとあんた」キッ

上条「ん?なんだよ」

美琴「今日は北野さんに免じて勘弁してあげるけど…次会ったらはちゃんと勝負して今度こそ白黒つけるからね…覚えてなさいよ」スタスタ

上条「白黒って…はぁ……不幸だ」

282 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/01 23:07:18.99 ID:gO/jEEDO


北野「…しかし、あの巫女さんの格好した女の子は変わってたな~」トコトコ

北野「ん……?何か落ちてる」ヒョイ

北野「封筒…?届け先は…」

北野「……三沢塾の○○○さん…宛てか」

北野「…よくわからないけど、大事な書類とか入ってたら多分困るよね」

北野「…よし、届けに行こう」


ACT7前編終わり

302 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:38:55.63 ID:1n/6NUDO




北野と別れ、先に禁書を家に帰した俺はスティルという魔術師と合流し……ディープブラットの姫神秋沙…彼女を助けるべく、わたくし上条当麻はロン毛と共に三沢塾に殴り込みにかけたわけである

…だが…そこで俺達を待っていたのは、錬金術師…アウレオルス・イザードの想像を絶する返り討ち……

…そして、更なる事態が起きてしまう……禁書が…三沢塾に来てるかも知れない……急がなきゃ…三沢塾へ!

303 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:39:26.10 ID:1n/6NUDO


一方北野君は……

―三沢塾―

北野「困ったな…迷っちゃった…」トコトコ

北野「塾に来たのはいいけど…誰もいないから封筒渡せれないなあ…ひょっとしたら今日はお休みなのかな…?」トコトコ

北野「う~~ん……ん?」ビタッ

北野(少しドアが開いてる…誰かいるのかな…?)

コンコン

北野「すいませ~ん、失礼します」

ガチャッ

北野「…誰もいないや……えっ?禁書ちゃん?」

禁書「すぅ…すぅ…」

北野「…何で塾に禁書ちゃんが?」

コツコツ

北野「あ、誰か来た!」

304 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:40:00.61 ID:1n/6NUDO


北野(ど、どどどうしよう!封筒を渡す為とはいえ勝手に部屋に入っちゃったし、塾の先生だったら怒られちゃう!)アセアセ

コツコツ

北野(え、えーと…)アセアセ

コツコツ

北野(とりあえず、机の下に隠れなきゃ!)ササッ

ガチャ…コツコツ

北野(………)ドキドキ

コツコツ…ビタッ

アウ「ふっ、必然…」

北野(バレた!?)

アウ「あらゆる信仰、技術をもってしても足らせん事があるのなら、人の理を外れる事に何の躊躇いがあろう…」

北野(バレてない…みたい)ホッ

305 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:40:43.34 ID:1n/6NUDO


禁書「すぅ…すぅ…」

アウ「…ふっ」

姫神「このひと…。」

北野(ん?この声は…あの時の変な女の子?)

アウ「自然、やがてお前のその悲しみから解き放たれる…もう間もなくだ…粛然、かかる漆黒の彼方から呼び寄せるがいい、その甘美なる血の匂いによって吸血鬼たちを…」

姫神(…誰も傷つけずにすむ……もう…誰も……。)

北野(???)

306 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:41:41.98 ID:1n/6NUDO


―三沢塾廊下―

上条「本当だな?本当に野郎の居所を掴んだんだな」スタスタ

ステ「この僕が無駄にビルの中を散策していたと思っているのかい?」スタスタ

上条「それにしても言葉一つで何でも思い通りにできちまうなんて…くそ…あんな野郎からどうやって姫神を…しかも禁書の奴までいるみたいだし…」

ステ「仮にあの娘が迷いこんでいたとしても、いきなり危害を加えられる事はまずない何故なら…」スタスタ

ステ「…待てよ」ピタッ

ドンッ 上条「おっわあ、って急に止まるなよ」

307 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:42:14.19 ID:1n/6NUDO


ステ「……」

上条「急に考え込んでどうしたんだよ」

ステ「…チッ、なるほどそういう事か」

上条「は?」

ステ「三年も潜伏していれば、世情にも疎くなるわけだ」

上条「?」

ステ「何でもない…奴のとこまですぐそこだ…足を引っ張らないでくれよ」スタスタ

上条「へ、ぬかせよ」スタスタ

308 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:43:10.58 ID:1n/6NUDO


北野(どうしよう…なんか出るに出られなくなっちゃった…)

北野(考えてみれば、隠れる必要なんてないよね…)

北野(…よし、机の下から出てちゃんと謝ろう)

北野(そして、この封筒を渡そう…1、2、3で出よう)

北野(1…)

北野(2の…さ―――)

タッタッタ…バンッ!

上条「姫神!」

姫神「あ。」

北野(あれこの声は?…上条君?)

上条「!……禁書!くそ――」

バッ

ステ「……」

309 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:43:47.39 ID:1n/6NUDO


北野(あの人…この前の怪しい人だ…何で上条君と一緒なのかな?)

ステ「…残念だが、君に目的を成し遂げる事はできないよ」

アウ「ふっ、今更ながら我が真意に気付いたか。ならばその大成を前に己が無力を嘆き、嫉妬に身を焦がす良い」

ステ「うまくいくなら焦がし甲斐もあるんだがねぇ…繰り返すが、君に彼女…禁書は救えない」

上条「え?…禁書を?」

アウ「貴様はしくじったというだけの事だ。だが、私は…私はこの子を…」チラッ

禁書「すぅ…すぅ…」

310 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:44:51.36 ID:1n/6NUDO


アウ「十万三千冊もの魔導書を一身に背負い、決してその呪縛から逃れぬことのできない少女…にもかかわらず、その運命を受け入れてなお己が不幸より、他人の幸福のために……」

上条(こいつ、禁書を知っていた?)

ステ「…彼も禁書のパートナーだったのさ…」

上条「なっ……」

ステ「今年は君、去年は僕、そして…三年前のパートナーがこのアウレオルス・イザード…というわけだ」

アウ「これまで禁書目録は一年ごとに――――」

311 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:45:22.94 ID:1n/6NUDO


北野(???)

北野(話しが全く見えないなあ…十万三千冊?魔導書?)

北野(…とりあえずこの塾の先生が禁書ちゃんの知り合いなのは分かったけど……)

北野(…何で上条君達と険悪な雰囲気になってるんだろ?)

北野(……あ…そういえば今日の晩御飯何にしようかな…)

北野(確か豆腐の賞味期限が今日までだったな…時間も時間だし帰ったらお味噌汁にしようかな)

312 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/05 17:46:36.73 ID:1n/6NUDO


北野(おかずは魚でも焼いて―――)

アウ「倒れ伏せ!侵入者共!」

上条・ステ「ぐっ!」ズンッ!

北野(えっ?……)ヒョコッ

北野(な、何が起きてるの?何で上条君達は倒れているの!?)

アウ「我が思いを踏みにじり!我が願いを嘲笑い!…よかろうこの屈辱…」スッ

北野(!?)

北野(た、大変だ!あの塾の先生!針を自分の首に刺そうとしてる!なんとしても自殺を止めなきゃ!!)バッ!

313 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/05 17:47:57.75 ID:1n/6NUDO


アウ「貴様等の死をもってあがらってもら――――」


北野「きえええええっ!」ズダダダダダッ!

アウ「な、誰だ!!」クルッ

ステ「う…あいつは…?」

上条「ぐ…き、北野…何でここに…?」ググッ

姫神(あの時の…顔面凶器。……何故ここに?)

北野「せえきえー!(訳:先生ー!)しじゃちゃきえー!(訳:死んじゃだめー!)」

アウ(な、なんだこの化け物は!?)

314 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:48:51.36 ID:1n/6NUDO


北野「きえええええっ!」シュバッ!

アウ「なっ」

ガシッ!

北野「はぁ…はぁ…」

アウ「き、貴様もこいつらの仲間か!は、離せ!」ググッ

北野「はぁはぁ…この腕は…離しませんよ」

アウ「な、何!?」

北野「だって…先生、命は一つしかないんですよ…そんな悲しい行為はやめてください…」ググッ

アウ「き、貴様!何を訳の分からぬ事を!」

上条「ぐっ…がぶっ」バキーン

315 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/05 17:50:02.01 ID:1n/6NUDO


アウ「!」

アウ「ば…馬鹿な…貴様…我がアルスマグナムを打ち消し――」

北野「先生!もうやめてください!命は大事にしてください!」ポロポロ

アウ「くっ…貴様、離せ!」ジタバタ

上条「うおおぉっ!」ダダダッ!

上条「そげぶっ!」ドゴンッ!

アウ「ぶべらっ!」ゴロゴロ…ドサッ…死ーん…

北野「えっ?えっ?…………何で?」

上条「はぁはぁ……勝った」

禁書「すぅ…すぅ…」

姫神(……よわっ。)

ステ(床冷てぇ……)

316 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:50:47.85 ID:1n/6NUDO


数日後

―とある公園―

上条「…んじゃ、アウレオルスは野に放ったのか?」

ステ「ああ、記憶を消し、顔も変えたから問題はないと思ったからね」

上条「そっか」

ステ「…しかし…君の友人…北野誠一郎…だったかな?…何者なんだい彼は?」

上条「ん~~…そうだかあ…純朴で心が澄み切った優しい高校生…かな?」

ステ「あの顔で…か…?」

上条「顔は関係ないだろ…実際あいつは…良い奴だよ…」

ステ「……信用してるんだね君」

上条「ああ、あいつはとびっきりの親友さ」

317 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/05 17:51:08.87 ID:1n/6NUDO


北野「上条く~ん」タタッ

上条「お、北野……ってあれ?スティルの奴どこ行ったんだ?」

北野「どうしたの?」

上条(…ま、いいか……)

上条「何でもねーよ…所で北野…前にも言ったが…」

北野「魔術のことだね、大丈夫だよ。約束通り誰にも言わないよ」

上条「…なんかお前を巻き込んじまって…本当にすまん」

北野「ううん、気にしないで。それに友達が困ってたのを助けれたんだから、僕は後悔してないよ」

上条「ありがとう…北野…」

318 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/05 17:51:40.31 ID:1n/6NUDO


北野「そういえばさ、あの娘…え~と…」

上条「姫神秋沙のことか?」

北野「そうそう、秋沙ちゃんはあれからどうしたのかな…って思ってさ」

上条「とりあえず、今は小萌先生のとこで居候してるよ…小萌先生面倒見良いからな」

北野「良かった」ホッ

上条「ははっ、相変わらず人の心配ばっかりだな北野は」

北野「そうかな?」

上条「しかし、三沢塾もこれから―――」

319 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/05 17:52:33.90 ID:1n/6NUDO


北野(あれ?……何か忘れてるような?)

北野「……ハッ!」

北野「きええええっ!」

ビクッ 上条「い、いきなりどうした北野?」

北野「わ、忘れてた…」

上条「………何を?」

北野「封筒……」

北野「届けてない……」


上条「…………はっ?」


ACT7後編終わり

328 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/06 14:15:48.37 ID:p4hzE.DO


その日 北野君の朝は早かった

北野「う~~ん…朝の空気はおいしいなー、正にジョギング日和だね」ググッ

北野「よーし、今日からがんばるぞ」

タッタッタ

北野「あっ…」タッタッタ

吹寄「はっ…はっ…はっ」タッタッタ

北野(ジョギング仲間だ…こういう時は見知らぬ人でも挨拶するもんだよね)タッタッタ

北野「おはようございます、いい朝ですね」タッタッタ

吹寄「ん?ええ、ジョギング日和―クルッ――!!?」

北野「?」

329 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/06 14:16:15.61 ID:p4hzE.DO


ドヒュン!

北野「あの女の子…凄い早い…毎日走ってるんだろうなあ…よし、僕も負けてられないぞ」

ダダダダダダダダダッ!

吹寄(何で何でどうしてよーーー!)ダダダダッ

吹寄(よりにもよって、何であの北野誠一郎がジョギングしてるのよ!)ダダダダッ

吹寄「はあ、はあ…ちょっとハイペースだったけど…これで大丈―――」

ダダダダダダッ!


吹寄(!、ひっ…付いてきてる!?)

北野「はあ、はあ!(よし、追いついた!これで僕も立派なジョガーだな!)

吹寄「き、きゃーーーっ!」ダダダダッ!

吹寄(ま、負けないわ!貴様みたいな大悪党に、私がジョギングで負けてたまるもんですか!)ダダダダッ!

330 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:16:47.45 ID:p4hzE.DO


北野「わー速いなあ…でも僕だって負けないぞ」ダダダダッ

ダダダダダダダダダッ!

吹寄「はあっはあっはあっ!」ダダダダッ!

北野「はあっはあっはあっ!」ダダダダッ!

吹寄(い、いやーー!)ダダダダッ!

北野(これだけのスピードで走りつづけるなんて…ジョギングってなんて過酷なスポーツなんだろ!…あっ)コケッ


北野「うわっ!」

ズザーー!ゴンッ!

北野(あ……転んだ拍子に頭を…打っちゃった…意識…が…)

吹寄「いやぁーーーっ!」ドヒュンッ!

……シーン……

331 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/06 14:17:30.17 ID:p4hzE.DO


木原「あーあ…だりっ」テクテク

木原「たく、上の奴らも人使いが荒いぜ」テクテク

木原「あ?」ピタッ

北野「……」

木原「なんだこいつ?何で朝っぱらから、こんなとこで寝てんだ?」

木原「ケッ……おい、こんなとこで寝てたら邪魔だ」グイッ

北野「う…う~~ん……あ…あの」

木原「オラァッ!」

ドカッ!

北野「ぶぼっ!……な…なん…で…」ドサッ…

木原「ヤバかったな…もう少しで刺されるとこだったぜ…」スタスタ……

332 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:18:00.33 ID:p4hzE.DO


小萌「うぃ~~……ヒックッ」フラフラ

小萌「黄泉川先生達と遅くまで呑んでたらすっかり朝てすね~~…ヒックッ」フラフラ

小萌「ふんふんふ~~ん♪……んっ?」ピタッ

北野「……」

小萌「た…大変なのです!こんな所で人が倒れてる!」タタッ

小萌「だ、大丈夫ですか!」ユサユサ

北野(う…ん…?…あ…あれ……この声は……?)

北野「せ…先せ――」ポタポタ

小萌「――――」

小萌「キャーーーーーッ!!」

北野「えっ?」ポタポタ

333 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:18:42.01 ID:p4hzE.DO


小萌「きききききき、北野ちゃん!!なんで血だらけなんですかアナタは!?大丈夫ですか!」

北野「?」ヌルッ

北野(あ…殴られた後大量に鼻血が出たんだな…あ~あ…服にも血がこんなに…)

小萌「ど、どうしよう!」オロオロ

北野(…確かに、こんな格好じゃ誤解されるよね…)

小萌「と、とりあえず救急車を呼ばなきゃ!」スッ

北野(え、救急車!大変大騒ぎになっちゃう!)

334 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:19:16.74 ID:p4hzE.DO


北野「せ、先生!」ガバッ!

小萌「ふえっ?」

北野「救急車は…いりません…」

小萌「な、何言ってるんですか!そんなに血がいっぱい出てるのに!とにかく電話しなきゃ」ピポパポッ

北野(まずい!止めなきゃ!)バッ

北野「きえええええっ!」ガシッ

小萌「ひっ」

北野「先生…これ鼻血の後なんです…だから大丈夫ですよ」

小萌「え?…そうなんですか……はぁ、良か―――」

「そこまでや!!」

335 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/06 14:20:03.69 ID:p4hzE.DO


―数分前―

青髪「ふ~~…終わった…なんだかんだ言ってもパン屋で住み込みのバイトも楽やないな~」テクテク

――!―――!

青髪「ん?朝から誰か騒いでるみたいやね…っておおっ!小萌先生やないか!これは朝からついとるな~~♪」

青髪「…って、何で北野までおるんや!」


北野「きえええっ!」ガシッ

小萌「ひっ」

青髪「あっ!大変や!小萌先生が北野に襲われとる!こら、助けないと!」

青髪「うおおおっ!」ダダダダッ!

336 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/06 14:21:22.17 ID:p4hzE.DO


青髪「そこまでや!!」ザッ!

北野「え?」

小萌「へっ?…青髪ちゃん…何でここに?」

青髪「小萌先生!ボクが来たからにはもう安心や!」

小萌「はい?」

青髪「…おのれ…北野誠一郎っ…」ギリッ

北野「あの~……青髪…くん?」

青髪「お前…ついに本性を現しおったな!」

337 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:21:43.57 ID:p4hzE.DO


北野「な、何を…」

青髪「しらばっくれても無駄や!その大量の鼻血、血走った目、そして…小萌先生を捕まえようとしてたその悪魔の手……小萌先生に手を出す奴は……許さへんっ!!」ダッ

小萌「ちょっ、ちょっと!青髪ちゃん!」

青髪「くらえっ!」バッ!

北野「待っ――!」

青髪「破邪伐折羅正拳突きーー!」ブォッ!

338 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:22:08.42 ID:p4hzE.DO


北野「わっ!」ササッ

青髪「くっ!」

青髪「九字護身呪法ラリアートォッ!」ババッ!

北野「わわっ!」スカッ

青髪「~~~っ!かわすなや!北野誠一郎!」ザザッ

北野「そ、そんな無茶な…」

小萌「コラー!止めなさい青髪ちゃん!」プンプン

青髪「これならどうやっ!」

青髪「ハーレールーヤースマッシュ!」ズバッ!

339 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/06 14:22:34.32 ID:p4hzE.DO


北野「青髪君、やめ――」ズルッ

北野(あ、やばっ手が――)

ゴン!

北野「あっ」

青髪「………」つ~

小萌「青髪ちゃん…鼻血…出てますよ」

青髪「ふっ……ふふふっ」

北野「ご、ごめ―――」

青髪「北野誠一郎…」

青髪「殴血kill!!!」

340 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:22:57.63 ID:p4hzE.DO


青髪「うおおっ!」ダダッ

小萌「止めて!青髪ちゃん!」

北野「青髪君!本当にやめ――」

青髪「問答無用やーー!くらー――」

美琴「はい、そこまでー」バリバリ

バチバチバチバチッ!

青髪「あんぎゃーー!…が…か…」ドサッ…プスプス

美琴「まったく…日曜の朝から人を襲うなんてとんでもない奴ね…」

北野「み、美琴ちゃん」

美琴「大丈夫でしたか?北野さん」

小萌(この子は…確か常盤台の超電磁砲…)

341 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:23:20.04 ID:p4hzE.DO


北野「美琴ちゃん…どうしてここに?」

美琴「今日私が毎週読んでる雑誌の発売日なんですよ、それで朝一番に立ち読みをしようかな~っと思い、コンビニへ向かってると…北野さんがこの男に襲われてたので…つい――」

小萌「助けた…と?」

美琴「はい……しかし何なのこの男?…スキルアウトかしら?」

北野「いや、彼はね僕の――」

青髪「ぬがぁーーっ!」ガバッ!

342 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:23:43.87 ID:p4hzE.DO


小・北・美(!?)

青髪「はあはあ…な、なんでや!?」

美琴「はっ?」

青髪「何で皆、この悪魔と親しくしてるんや!こいつはさっきだって小萌先生に襲いかかろうとしてたのにっ!」

小萌「…何を言ってるんですか?青髪ちゃん?」

青髪「…へっ?」

美琴「北野さんがそんな事するわけないじゃない…もっとマシな嘘をつきなさいよアンタ」

北野「?」

343 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:24:08.84 ID:p4hzE.DO


青髪(…え…?…ど、どういう事や…ボクが正義なのは間違いないハズなのに……どうしてこの二人はボクのことを変なものを見るような目で見るんや?……)

青髪(ボクは間違ってないハズや……そうか!…北野が悪魔の力を使ってこの二人を洗脳したんやな!そうに違いないっ!)

青髪「おのれ……北野誠一郎ーーー!!ボクの目の前で可愛い娘ちゃんに手は出させへんでー!」ダダッ

北野「えっ…えっ?」

美琴「だから…」

美琴「やめいっ!」バリバリ!

バチバチバチバチッ!

青髪「ギィヤァァァァッ!」

344 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:24:31.47 ID:p4hzE.DO





―とある公園―

北野「青髪君…放っておいていいのかな…」

美琴「あの小さい先生がなんとかするって言ってたし、多分大丈夫ですよ」

北野「う~ん…」

美琴「それより…北野さん!鼻血まだ止まってないんですからで休んでないとだめですよ」

北野「う、うん……迷惑かけてごめんね美琴ちゃん…」

美琴「気にしないで下さい」

上条「あ、北野…とビリビリ…?」

345 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/06 14:24:55.77 ID:p4hzE.DO


北野「あ、上条君」

美琴「な、なんであんたがここにいるのよ!」

上条「上条さんだって暇を持て余したら、外を目的もなくブラブラ歩いたりもしますよーっと……しかし…わりぃな」

美琴「は?何がよ」

上条「二人の間にいるお邪魔虫な上条さんは颯爽と去るのでした~~じゃな」

北野「?」

美琴「あ…あんたって奴は…私の……も知らないくせに…」プルプル

上条「へっ?」

346 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/06 14:25:27.31 ID:p4hzE.DO


美琴「死にさらせー!」バリバリ!

バチバチバチバチッ!

上条「なっ、何しやがる!」バキーン

美琴「うるさいっ!これでもくらえっ!」バリバリ!

上条「な、なんでさー!!せっかく人が気を使ってやったのに……不幸だーーーっ!」

北野「ふ、二人ともケンカはダメだよ!」オロオロ

347 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/06 14:25:52.72 ID:p4hzE.DO





青髪「……」

青髪(なんでや…何で誰も分かってくれへんのやろ…)

姫神(……)トコトコ

青髪「な、なあ…君…」

姫神「わたし?。」

青髪「ぼ、ボクは…正義やろ…?」

姫神「………………。」

姫神「……………はぁっ。」

姫神「………馬鹿。」

青髪「そ…そんな…」パタリ

ACT8終わり

359 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:13:38.84 ID:SLy9wEDO


―とあるビルの屋上―


ビュウウウウッ……

???「…横風が強い…」

???「照準を3クラップから左へ修正…」カチャカチャ…カチャン…

ヒュウウウッ…

???「…ビル風の影響により照準を右に1クラップ修正…」カチャカチャ…

???「…セット完了」

???「目標コード…一方通―――」

???「………」

???「一方通行に一般市民が接触したため、一時実験を中止します…」

360 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:14:07.26 ID:SLy9wEDO


―とある路地裏―

一方「……」スタスタ

一方(…チッ…今日は始まるのが遅ェなァ…)スタスタ

一方(…まだかよ…)イライラ


北野「はあっはあっ!…すいませーん!」タッタッタ

一方「……あァ?」クルッ

一方(…なんだァコイツ?危ねェ面しやがってェ…)

一方(フン…まあいい…どうせ俺を倒して名を上げようとしてるクズ共の一人だろ…)

一方(面からして…ろくでもねー奴には違いねェだろうしなァ…)

361 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:14:39.63 ID:SLy9wEDO


一方「悪りィがなァ…今俺はちっとばかしイラついててよォ…だからいつもみてェに…―――軽い怪我で済まさねェぞオィッ!」グオッ!

北野(えっえっ!何っ!?)

一方「クカカカカカカッ!」バォッ!

北野(!?)

北野「キ、キヒャイッ!」ババッ!

スカッ…

一方(――あァッ?…あの至近距離からのスピードで俺の攻撃を…かわしただと?)

北野(な、何だったの今のは!?…人間とは思えない速さで僕に飛びかかってきたけど……ビックリしたな~)ドキドキ

362 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/08 21:15:37.54 ID:SLy9wEDO


一方「…どうやらそこら辺のクズよりはマシみてェだなァ」ザッ

北野「あの~…」

一方「少しは楽しめそうだ」

北野「あ、あの!」

一方「あン?まさか今更怖じ気づいて命乞いとかじゃねェだろうなァ?」

北野「こ、これ」スッ

一方「……俺の携帯?」

北野「さっき、そっちの方で落としてたよ…」

一方「………」

363 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:16:04.67 ID:SLy9wEDO





一方「…一応礼は言っておく」

北野「ううん、気にしないで。僕は当然の事をしただけだから」

一方「フン…」

一方「お前ェ……俺が怖くないのか?」

北野「?」

一方「いや、何でもねェ…じゃあな」スタスタスタ…

北野「……」

北野「変わった人だったなあ…」

北野「あ、早く帰って晩御飯作らなきゃ」タッタッタ

364 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:16:34.00 ID:SLy9wEDO


一方「……」スタスタ

一方(…考えてみれば…)スタスタ

一方(俺を怖がらずに接してきた奴なんてのはァ…久しぶりだなァ…)スタスタ

バババババンッ!
キュンキュンキュン!

一方(――)パキーン!

ドカーン!

一方(…ようやく実験が始まったかァ…)

一方(…フン……)

365 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:17:14.38 ID:SLy9wEDO


次の日

―とある公園―

北野「う~~ん…」テクテク

北野「今日も良い天気だね」テクテク

北野「ん?あそこにいるのは…上条君」

上条「んが~~!」ガチャガチャガチャ!

北野(上条君…自販機に何してるんだろ?)タタッ

北野「こんにちは、上条君何してるの?」

上条「あ…北野か……ハア…不幸だ…」

北野「?」

366 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:17:48.83 ID:SLy9wEDO


ぷくくくっ…

北野「ん?」

上条「誰だ?」

美琴「見い~ちゃった、見い~ちゃった♪」ヒョコッ

上条「あっ」

北野「美琴ちゃん」

美琴「あんた(ププッ)この自販機に(ククッ)お金のまれたでしょ…」プルプル

北野(え?…そうか…それで上条君あんな必死に返却レバーを…)

美琴「も、もうだめ…耐えられない…あははははっ!」

上条「う、う、うるせー!笑んじゃねーよ!」

367 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:18:18.44 ID:SLy9wEDO


美琴「あはははっ…ふ~~…久しぶりにお腹痛くなるくらい笑っちゃった…んで、アンタなんぼのまれたの?」

上条「千円」

美琴「じゃあ、取り返してあげるわ」

北野「え?」

上条「…どうやってだよ?」

美琴「こうやって」バリバリバリバリ!

上・北(なっ!?)

368 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:18:50.20 ID:SLy9wEDO


自販機「ガコンッ、ガコンッ、ガコンッ、ガコンッ、―――」

美琴「ありゃりゃ…予想以上に出てきたわね」

美琴「でも、こんだけあれば千円ぶ――」クルッ

ダダダダダダダッ!

美琴「っておい!何逃げてんのよ!…北野さんまで!」

北野「ちょ、ちょっと上条くん引っ張らな――」

上条「いいから!一緒に逃げるんだ北野!」グイッ!

ダダダダダダダッ!

美琴「おいコラー!」

369 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:19:17.68 ID:SLy9wEDO





上条「はぁはぁ…」

北野「上条君…逃げちゃだめだよ…」

上条「んな事言ったって…あのままだと俺らは、傍観者から共犯者になってたのは、間違いないぞ」


北野「でも………美琴ちゃん…怒ってないかな…」

美琴「怒ってます」ヌッ

北野「わっ!」

上条「お前いつの間に…」

美琴「ホラッ」ヒュッ

上条「おっと」パシッ

上条(…黒豆サイダー…?)

370 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:19:59.94 ID:SLy9wEDO


美琴「早く私が持ってきたジュース持ちなさいってば、元々あんたの取り分なんだから」ズィッ

上条「…わかったよ…よっと………重いな」ズシッ

上条「…ジュース多すぎるぞ…絶対千円分以上あるだろう…これ」

美琴「たかが数百円くらいで気にするんじゃないわよ」

上条「はぁ…」

美琴「ああ、ヤシの実サイダー飲まないんだったらもらうわよ、北野さんも折角だからジュースもらっちゃえばどうですか?」プシュッ

北野「う~~ん…じゃあ、折角だから僕はイチゴおでん貰おうかな」ヒョイッ

371 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:20:38.77 ID:SLy9wEDO


上条「しかし、常盤台のお嬢様が自販機荒らしとか……なんだかなぁ…」

美琴「うっさいわね、アンタのそげぶするわよ」

上条「美琴センセーだけは、上条さんの中でもうそげぶられてますよ~~っと」

美琴「…どういう意味よ」ギロッ

北野(あ、意外とイチゴおでん美味しいかも)ゴクゴクッ

372 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:21:01.27 ID:SLy9wEDO


黒子(ん、あれは…?お姉さまに北野さん…と、もう一人の殿方は?)トコトコ

黒子「北野さん…こんな所で何なさってるんですの?」

美琴「あ、黒子…(やばっ)」

上条「お姉さま?姉妹なのか?」

北野「上条君、彼女は美琴ちゃんの後輩で姉妹じゃないよ。こんにちは黒子ちゃん」

黒子「はい、北野さんこんにちは……時にお姉さま…補習はどうされましたの?」

美琴「え、えっ~~と」

黒子「…まさか……そこの殿方と会う為の口実だったんじゃないですわよね?」

373 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:21:29.79 ID:SLy9wEDO


美琴「ち、違うわよ!だ、誰がこんな馬鹿と!」

上条「馬鹿ってお前なぁ…」

黒子「…まあいいですわ」クルッ

上条「ん?」

黒子「…こんにちは、わたくし白井黒子と申します…先に言っておきますが…お姉さまにちょっかいをかけると、どこからか謎の針が貴方の体の内部にいきなり突き刺さってるかもしれないので…気をつけて下さいね」ニコッ

上条「はっ?」

美琴「ちょっと黒子!アンタ何物騒な事言ってんのよ!」

北野(…でもこのイチゴおでん、後味がイマイチかな…)ゴクッ

374 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:21:56.18 ID:SLy9wEDO


黒子「ジャッジメントの仕事があるのでわたくしは先に帰りますね。まあ、北野さんがいるから心配ないと思いますが…お姉さま?」

美琴「何よ」

黒子「くれぐれも過ちは起こさぬようにお願い致しますね」


上条(この白井ってやつ…もしかしてレ○?)

北野(過ち?)

美琴「黒子ーー!」バリバリ!

375 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:22:35.14 ID:SLy9wEDO


黒子「おほほほ♪では、ごきげんよう」シュンッ!

上条(消えた!…テレポートか?)

北野(黒子ちゃん、ジャッジメントの仕事大変なんだな~)

美琴「もう全く、あの子ったら!」

上条「…初めて見た…」

???「お姉さま」

上条「はあ、またお前の知り合――――」

北野「? どうしたの上条く―――」

376 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:23:11.92 ID:SLy9wEDO


上条「御坂が増えてる…」

北野「えっ?えっ?(あっちにもこっちにも美琴ちゃんが!?)」キョロキョロ

上条「――って!、御坂二号!?」

御坂妹「妹です‥と、ミサカは間髪入れずに答えました」

美琴「……」

北野(…そっくりだな~~)

上条「妹?けど御坂なんとかで一人称は御坂なの?そこは普通名前の方を使うもんなんじゃねーのか?家の中で混乱するだろ」

377 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:23:59.77 ID:SLy9wEDO


御坂妹「ミサカの名前はミサカですがと、ミサカは即答します」

美琴「…アンタ!一体どうしてこんな所でブラブラしてんのよ!」

御坂妹「どうしてかと問われれば、研修中です‥と、ミサカは簡潔に答えます」

北野「美琴ちゃん、妹さんがいたんだ凄い似てるね」

美琴「……ちょっとごめんなさい北野さん…アンタ…こっち来なさい…話しがあるから」

御坂妹「すいませんミサカにも都合がありますので‥と、ミサ――」

美琴「いいから!」ガシッ

美琴「来なさい」ボソッ

378 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:24:28.50 ID:SLy9wEDO


美琴「じゃあ、私達こっちだから…じゃあね」スタスタ…

北野「……」

上条「…なんか…複雑な家庭みたいだな…」

北野「うん…でも、仲は悪そうには見えないな……」




上条「いやー助かったよ北野、お前のおかげでこの大量のジュース結構楽に持ち帰れるよ」テクテク

北野「買い物に行く道が同じなんだから気にしないで」テクテク

上条「でも……いいのか?手伝ってもらっておいてなんだが、その買い物って特売品とかなんだろ?早くいかないと間に合わなくなるぞ?」

379 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:24:54.43 ID:SLy9wEDO


北野「上条君が困ってるのに自分の事だけの為に行けないよ、それに例え特売品がなくなっても次があるからね…」

上条「……」ジーン

上条「北野…お前って本当に良い奴だ――ズルッ―――なああっ!」ズデンッ!

北野「か、上条君大丈夫!」

上条「いててっ…ん、あれお前…」

御坂妹「…大丈夫ですか?‥と、ミサカは溜め息混じりに言います」

北野「…えーと…その独特の言葉使いは…妹さんの方で良いのかな?」

御坂妹「はい、その通りです‥と、ミサカは人外フェイスの貴方に答えます」

380 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:25:22.79 ID:SLy9wEDO


北野「………」

上条「…んで?さっき美琴と一緒に帰ったと思ったんだが…どうしたんだ?」

御坂妹「…貴方達の先程の会話から人外さんは急ぎの買い物がありますが、貴方の為にそれを諦めたわけですね‥と、ミサカは確認をとります」

上条「ん、まあな」

御坂妹「そこでミサカが出した結論は、人外さんの代わりにミサカが貴方のジュースを持てば、人外さんは買い物に行けて、貴方は荷物の負担を少なくしたまま家に帰れます…どうでしょうか?‥と、ミサカは提案してみます」

北野「いや、気持ちは嬉しいけど女の子に荷物を押し付けるなんて…」

381 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:25:56.31 ID:SLy9wEDO


上条「……」

上条「…んじゃ、頼むかな」

北野「え?だ、ダメだよ上条君。僕の事はいいからさ」

上条「…北野にはいつも助けてもらってるからな…それに御坂妹もこう言ってるし、素直に甘えようぜ」

北野「で、でも…」

御坂妹「…話しは決まったみたいですね、では、人外さんそのジュースを…と、ミサカは人外さんの返事を聞かずにジュースを奪い取ります」ササッ

北野「あっちょっと!」

382 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:26:25.48 ID:SLy9wEDO


上条「そういうわけだから北野、ここまで手伝ってくれてありがとな……んじゃ御坂妹、俺ん家こっちだから付いて来てくれ」テクテク

御坂妹「はい、分かりました‥と、ミサカは簡潔に返事をします」テクテク

北野「……」

北野「…うん、そうだね…たまには人の好意に甘えても良いよね…今何時かな?」チラッ

北野「!」

北野「も、もうこんな時間なの!大変だ!」

北野「急がなきゃ!」

ダダダダダダダッ

383 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:26:54.36 ID:SLy9wEDO





北野「………」テクテク

北野(良かったあ~…なんとか間に合って…卵Lサイズ五十円はお買い得だね♪)テクテク

北野(今月は結構食費浮くからたまには外食でもしようかな~♪)テクテク

北野「…あっ」ピタッ

一方「……」

北野(昨日、携帯落とした人だ……何してるのかな?)

北野「こんにちは」

一方「…あァ?…なんだお前かァ…」

北野「何してるの?」

一方「…お前に関係ねェよ」

384 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:27:28.30 ID:SLy9wEDO


北野「……」

北野(この人…昨日も一人だったけど……たまたまかも知れないけどひょっとして……親しい人とかいないのかな?)

北野(…しかし、今日も会うなんて…これも何かの縁かも知れないよね……よし)

北野「あの~…」

一方「…まだなンかあンのかァ?とっとと失せ――」

北野「良かったら一緒にご飯食べませんか?僕奢りますから」

一方「………」

一方「………」

一方「……はァ?」

385 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:27:57.94 ID:SLy9wEDO


―とあるファミレス―

北野「自己紹介させてもらうね、僕は北野誠一郎と言います…えーと~…」

一方「…一方通行だ」

北野(アクセラレータ?外人さんなのかな?確かに目は赤いし髪も白いからなぁ…それにしても日本語上手いなぁ)

北野 ハッ(あっ!そうか!)

北野(彼は遠い国からこの学園都市に来たけど、まだこっちにあまり馴染めないからいつも一人だったんだ!)

北野(…よし、僕が彼の友達にならなきゃ!)

一方「…一つ聞きてェンだがよォ…」

386 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:28:37.34 ID:SLy9wEDO


北野「ん、何?」

一方「お前ェ…俺が学園都市第一位のLV5一方通行だと知っててメシ誘ってンのかァ?」

北野「えっ?…そうだったの?」

一方「…本当に何も知らねェのかァ?」

北野「うん、僕こっちに来て日が浅いから」

一方「ケッ……」

一方「変わった奴だなァ…」

387 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:29:17.32 ID:SLy9wEDO


北野「所で一方君、いきなりなんだけど…」

一方「(一方君?)……なンだよ?」

北野「何か困った事があったら、僕に何でも言ってね…友達としていつでも駆け付けるから」

一方「……はァ?友達だァ?いつ、てめェとそンな関係になったンだよ!」

北野「友情が芽生えるのに時間は関係ないと思うよ、遠慮せずちゃんと言ってね」

一方「だから、テメ――」ピリリリッ

北野「携帯鳴ってるよ」

388 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:29:44.45 ID:SLy9wEDO


一方「…チッ」ピッ

一方「あァ…あァ…分かってるつってンだろゥがァ…――」

北野「………」

北野(一方君…精神的に不安なんだろうな…無理もないよね…)

北野(遠い国から一人でここに来たんだ…)

北野(…僕が彼の理解者にならなきゃ)

389 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:30:11.19 ID:SLy9wEDO


一方「じゃあ、切るぞ」ピッ

一方「……」スタスタ

北野「えっ、一方君どこ行くの」

一方「テメェには関係ねェよ」スタスタ

北野「あ……」

一方「………」スタスタ…ピタッ

一方「…飯の礼だけは言っておくぜェ…」スタスタ…

北野「…一方君」

一方「ケッ」

390 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:30:43.37 ID:SLy9wEDO


―とある路地裏通り―

一方(なンなンだよォ!あの危ねェ面したあの野郎はよォッ!)スタスタ

一方(勝手に好き放題言いやがりやがってよォ!)ムカムカ

一方(何が友達だァ……)

~~~~~~~~
北野「何か困った事があったら、僕に何でも言ってね…友達としていつでも駆け付けるから」
~~~~~~~~

一方(……)

一方(……俺は一方通行だぞ…)

一方(……クソがァ…)

391 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/08 21:31:18.28 ID:SLy9wEDO


スタスタスタ…

???「…実験を始めます…用意はよろしいですか?」

一方「……」

一方「……クカカカッ」

???「?」

一方(何センチになってやがる一方通行よォ)

一方(今更俺が陽のあたる場所に戻れるわけがねェだろうがよォ!)

一方「あァ……今日も愉快に痛快に楽しませてもらうぜェッ!」

ACT9前編終わり

402 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:18:49.72 ID:xxTlQgDO


次の日

―とある街通り―

北野「……」トコトコ

北野(一方君…今頃一人で何してるのかな…)トコトコ

北野(携帯の番号聞いておけば良かったなあ……ん?)

北野(あれは…)

美琴「……」

北野(美琴ちゃん…)

北野「こんにちは美琴ちゃん」

美琴「‥あ…北野さん」

403 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:19:09.46 ID:xxTlQgDO


北野「今日も良い天気だね」

美琴「そう…ですね」

北野(…なんか美琴ちゃん元気ないなぁ…)

北野(何か悩み事でもあるのかな…?)

北野「…美琴ちゃん」

美琴「何ですか?」

北野「…もし何か悩み事があるなら遠慮なく僕に相談してね…僕なんかじゃ頼りないかもしれないけど、悩み事は一人で抱え込むより誰かにちょっとでも吐き出しちゃえば、少しだけ気持ちが楽になるからさ」

美琴「北野さん…」

404 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:19:30.27 ID:xxTlQgDO


美琴「…ふふっ」

北野「?」

美琴「北野さんは…相変わらず優しい人ですね」

北野「そうかな?僕は普通だと思うけど」

美琴「ふふっ……でも大丈夫ですよ、そんな大した事じゃないですから」

北野「そうなの?」

美琴「はい、だから心配はいりませんよ…それに…私個人の悩みですから…一人で解決してみせますよ」

405 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:19:48.61 ID:xxTlQgDO


北野「…そっかぁ…」

美琴「そうですよ……私これから用事があるので…北野さんさようなら」トコトコ

北野「あ、うんさようなら」

美琴「……」トコトコ

北野「……」

北野「美琴ちゃーん」

美琴「ん?」クルッ

北野「一人で頑張っても辛くなったら、いつでも相談してねー」ノシ

美琴「……」クスッ

美琴「はい」

406 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:20:10.79 ID:xxTlQgDO


美琴(北野さん…顔はああだけど本当に優しい人だなぁ)トコトコ

美琴(あ、顔は余計か…)クスッ

美琴(でも…だからこそ……言えない)

美琴(……)

美琴(…馬鹿げた計画の実験…今日で終わらせてやる……この私の手で!」

美琴「…一方通行」ギリッ

407 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:20:30.73 ID:xxTlQgDO


北野「……」

北野「やっぱり大小関わらず、皆悩みをもってるんだなぁ」

北野「美琴ちゃん…大丈夫かなぁ…」





アリガトウゴザイマシター

ウィーン

北野「前から欲しかった参考書があって良かった~」テクテク

北野「さて、と…そろそろ暗くなりかけてきたし帰ろうか―――」

???「はぁはぁっ!」タタタッ

北野「…あれ?今路地裏を走ってたのは……」

北野「美琴ちゃん…?」

408 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:20:51.32 ID:xxTlQgDO


御坂妹「はぁっはあっはぁっはあっ!」タタタッ!

一方「ンだァ、その逃げ腰はァ?」スタスタ

御坂妹「ッ!」

一方「愉快にケッ振りやがって、誘ってンのかァ?」

御坂妹「くっ」ジャキッ

バンバンバンバンッ!

一方「―――」パキーン

御坂妹「!?」

キュンキュンキュンッ!――ビッ!

御坂妹「あぐっ!」ドサッ

409 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:21:10.22 ID:xxTlQgDO


一方「おィおィ、もっと俺を楽しませろよォ」スタスタ

御坂妹「う…うぅ…」ヨロヨロ

一方「ククカカカッ」スタスタ

御坂妹「うぅ……あぁぁっ!」バリバリ!

一方「―――」パキーン

バチバチバチ!

御坂妹「うぁっ!」ドサッ!

御坂妹「う……ぐっ…」

一方「…つまんねェなァおィ」

410 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:21:31.55 ID:xxTlQgDO


一方「…さっさと終わらせるか」スッ

一方「……」ズグッ

御坂妹「うぐっ!」

一方「俺は今血液の流れに触れている」

御坂妹「!」

一方「これを逆流すると…人間の体はどうなっちまうンでしょうかァ?」ニタリ

一方「…じゃあな」

きええええええっ!

一方「あァ?」

411 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:21:51.45 ID:xxTlQgDO






北野「美琴ちゃん確かこっちの方を走ってったはず…」トコトコ

北野「…ん?」ヌル

北野「……血!?」ギョッ

北野「な、何これ―――」

バンバンバンバンッ!

北野「!」

北野(銃声!?一体何が起きてるの!)

北野「は、はやく美琴ちゃんを探さなきゃ!」タタタッ

北野「はあっはあっはあっ!」

タッタッタッタッタ!

北野「はあっはあっ!―――見つけた!!」

412 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:22:12.16 ID:xxTlQgDO


北野「!!!」

一方「…じゃあな」

北野(な、何で一方君が美琴ちゃんを襲ってるの!?)

北野(美琴ちゃんあんなに血だらけになってる!た、大変だっ!)

北野(なんとしても一方君を止めなくちゃ!)

北野「きええええええっ!(一方くーーん!)」ダダダダダッ

一方「あァ?」クルッ

一方「(!)……またあいつか」

413 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:22:31.16 ID:xxTlQgDO


ダダダダダダダッ――ピタッ

北野「はあっはあっはあっ……!」

一方「……」

北野「い、一方君…そんな事…しちゃいけないよ」ハァハァ

一方「…クハッww」グンッ

ドクンッ!

御坂妹「が…あ…!……」ブシュゥ!

北野「えっ?」キョトン

北野「美琴…ちゃん?」

御坂妹「………………」

一方「話しかけても無駄だァ…今俺が血液を逆流させて―――』

一方「殺しちまったからなァww」

414 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:22:52.50 ID:xxTlQgDO


北野「……」

一方「しっかし、愉快で傑作な死に様だなァ、ギャハハハハッ!」

北野「一方君…君は――」

『お~~い、御坂妹~?』

一方「!」

一方(誰か来やがったか……さっさとズラかるか…)スッ

北野「」

一方(……)

一方(………チッ)

415 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:23:45.06 ID:xxTlQgDO


一方「おィ」ツカツカ

北野「えっ?」

一方「ワケは後で話すからとりあえず…跳ぶぞ」ガシッ

北野「…跳ぶ?」

一方「―――」ボォンッ!

北野「え、え、え?な、何で僕達空を飛んでるの!?」

一方「だから言ってンだろゥがァ、飛ぶじゃなく跳ぶだ!ベクトルを操る俺にはこんなの簡単なンだよ!」

北野「た、高過ぎるよ!」

一方「オラッ!黙ってねェと舌噛むぞっ!」

ダンッ!――ボォンッ!

416 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:24:18.02 ID:xxTlQgDO





―とある河原―

北野「………」

一方「………」

一方「さて…何から話す?」

北野「……どうして…美琴ちゃんを…」

一方「美琴ォ?…あァ超電磁砲のことかァ…ちげェよ、アレは『妹達』だ」

北野「『妹達』?」

一方「あァ…話せば長くなるぜ?――と、言っても聞いてくるンだろテメェは?」

北野「うん…教えて一方君…」

一方「…………」

一方「………あァ、分かったよ…その変わりもう俺に付きまとうなよ」

417 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:24:45.11 ID:xxTlQgDO





北野「…そんな事が……」

一方「…約束通り…理由は全部話したぜェ…」

一方「…じゃあなァ」スタスタ

北野「!」

北野「ま、待って一方君!」

一方「……」ピタッ

北野「一方君…君は本当にそれで良いの?…LV6になるためにクローンとはいえ女の子を殺め続け……誰からも恐れられ…本当に……それでいいの?」

418 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:25:26.42 ID:xxTlQgDO


一方「……お前には関係ねェだろうがァ」

北野「関係あるよ!…だって僕達……」

北野「僕達……友達…でしょ…」ポロポロ

一方「……」

北野「友達が…グスッ…間違った道を…グスッ…歩もうとしてるのに僕…グスッ…黙ってられないよ…」ポロポロ

一方「お前ェ……」

北野「一方君…友達として一生のお願いだよ…もうやめようよ…」グスッグスッ

一方「………」

419 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:25:47.96 ID:xxTlQgDO


一方「俺には…友達なンてのはァいねェ…」

一方「…俺みたいな裏の人間がお前のような表の人間とは…決して道が一緒になることは…ねェンだよ…」スタスタ

北野「ど、どこに行くの!一方君!」

一方「実験だよ実験ww今日は西のはずれの工業地帯とか言ってたしそろそろいかねェとなァ……それにまだ遊びたりねェww」

北野「ま、待って!」

一方「……」

一方「お前といた時間…悪くなかったぜェ…」ボォンッ!

北野「一、一方君ーー!」

420 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:26:10.72 ID:xxTlQgDO


一方「………」

ダンッ!――ボォンッ!

一方(これであいつももう俺に関わってくることは、二度とねェだろォ…)

~~~~~~~~
北野「……さっきそこで携帯落としましたよ」
~~~~~~~~

一方「………」

~~~~~~~~
北野「良かったらご飯食べませんか?僕奢るから」
~~~~~~~~

一方「……」

~~~~~~~~
北野「何か困った事があったら、僕に何でも言ってね…友達としていつでも駆け付けるから」
~~~~~~~~

421 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:26:37.00 ID:xxTlQgDO


一方「………」

~~~~~~~~
北野「友達が…グスッ…間違った道を…グスッ…歩もうとしてるのに僕…グスッ…黙ってられないよ…」ポロポロ
~~~~~~~~

一方「………」

一方「……馬鹿やろゥがァ」ギリッ

一方「俺には……お前ェみたいな馬鹿がつく程のお人好しとは……」

一方「友達には……」

一方「………なれねェンだよ……」

422 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/09 15:27:52.05 ID:xxTlQgDO

北野「……」

北野(僕なんかじゃ…一方君の実験を止めさせる事は出来ないのかな……?)

北野(一方君…本当にLV6になるのが楽しみでこんな酷い実験をやってるのかな……?)

北野「………違う…絶対違う!」

北野(…一方君…まるで実験を楽しんでるみたいな言い方で笑って話してたけど…目は悲しそうだった…)

北野「………止めなきゃ」

北野「絶対に……一方君を止めなくちゃ!」ダダダダダッ!

ACT9後編終わり

439 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:44:10.67 ID:5BFN4IDO


―西のはずれの工業地帯―

御坂妹「……」スタスタ

一方「時刻は8時25分ってトコかァ?」

御坂妹「……」ピタッ

一方「じゃ、お前が次の実験のターゲットって事で構わねェンだな?」

御坂妹「はい、ミサカのシリアルナンバーは10032号です‥と、ミサカは返答します…その前に実験関係者かどうかパスを確かめるのが妥当では?‥と、ミサカはアナタに助言します」

一方「ンなもンしなくても分かるだろゥが」

御坂妹「ちゃんと確認を行う事に意味があります‥と、ミサカはアナタに再度助言します」

440 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:44:36.48 ID:5BFN4IDO


一方「…チッ」

一方「…余計なお世話なンだよ…しつけェくらい馬鹿なお人好しはあの悪魔だけ十分だ」

御坂妹「悪魔……ですか?」

御坂妹「………」

御坂妹「…もしやその悪魔とは北野誠一郎という人外な顔をした人物の事でしょうか?‥と、ミサカは予想してみます」

一方「…あァ?」

一方「お前ェ…あの馬鹿を知ってるのか?」

441 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:44:58.89 ID:5BFN4IDO


御坂妹「はい一度だけ会いましたが…彼の顔はかなりインパクトがありましたので鮮明に覚えています‥と、ミサカは正直に答えます」

一方「……」

御坂妹「…少ししか会話してませんが…どうやら彼の成す行動はあの顔とは全く異なり、人の為…つまり善行ばかりのようです‥と、ミサカは答えます」

一方「……やめろ」ボソッ

御坂妹「そして、彼はどんな人でも、困っていると放っておけない人物―――」

一方「うるせェッ!喋るのやめろっつってンだろうがァッ!」

御坂妹「…………」

442 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:45:24.75 ID:5BFN4IDO


一方「……」

一方(…たくっ……あの馬鹿…本当にどうしようもねェ程のお人好しなンだなァ…)

一方(…あいつに関わると…調子狂うぜェ…)

~~~~~~~~~
北野「一方君」
~~~~~~~~~

一方「……くそが」

御坂妹「…実験開始まで一分を切りました、準備はよろしいですか?と、ミサカは確認をとります」

一方「……あァ」

御坂妹「では、一方通行は所定の位置について下さい、時間になりましたら実験を開始しますので‥と、ミサカは言います」

一方「……あァ」スタスタ

443 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:46:55.50 ID:5BFN4IDO


スタスタスタ…

一方(…俺には友達なンざいらねェ…)

一方(ましてや人との関わりなンかも必要ねェ…)

一方(…俺は一方通行だ…)

一方(………)

一方(……あいつ…本当に変わった奴だったなァ…)

一方(…俺を恐れず…いつも真っ直ぐ…普通に接してきてたなァ………)

一方「…北野誠一郎……か」

445 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:47:17.91 ID:5BFN4IDO


―とある街通り―

タッタッタッタッタ!

北野「はあっはあっはあっ!」

~~~~~~~~~
一方「実験だよ実験wwww今日は西のはずれの工業地帯とか言ってたしそろそろいかねェとなァ……それにまだ遊びたりねェwwww」
~~~~~~~~

北野(とりあえず早く工業地帯に向かわなきゃ!)タッタッタッ

北野(………)タッタッタッ

北野「……急がなきゃ」タッタッタッ

北野「…一方君」タッタッタッ

北野「君にそんな酷い実験はもう…絶対に―――」

北野「させない!」

タッタッタッタッタ!

446 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:47:42.39 ID:5BFN4IDO





ダダダッ――バッ!

御坂妹「―――ッ!」バリバリ!

一方「――」パキーン

一方「…はァッ?なンですかァ?それェ?」

一方「何十回何百回と同じ攻撃ばっか―――するンじゃねェよ!」ダダダッ!

御坂妹「くっ…」ザザザッ

御坂妹「フっ!」バリバリ!

一方「―――」パキーン

一方「だ・か・らァ」

一方「ンな電撃何度やっても無意味なンですけどォッ!」

447 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[hage] 2010/07/11 18:48:45.83 ID:5BFN4IDO


御坂妹「……っ!」バリバリ!

ボンッ!――ドジャーーーッ!

一方(あン?工業水の詮を破壊して辺り一面を水浸しに…ひょっとして…)

御坂妹「―――っ」

バリバリバリバリッ!

一方(へェ…やっぱそういう事か)

一方「あァ、中々悪くねェ作戦だったが…俺の足元よく見てみろよ」

御坂妹「?………くっ!?」

448 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:49:09.44 ID:5BFN4IDO


一方「直接電撃や物理攻撃が駄目なら、水を使って足が水に浸かってる俺を感電させる…いいねいいね、悪くねェ発想だわ…だが…俺濡れるの嫌いなンだよね、だから、俺の足元の地面だけは…残念ながら乾いたままです…カカッ!」

御坂妹「っ!………」クルッ

タッタッタッタッタ!

一方「おィおィ…また追いかけっこかよ…」

一方「まっ……」

一方「じわじわとやるのも――」

一方「悪かねェかァww」

449 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:49:32.66 ID:5BFN4IDO


タッタッタッタッタ!

北野「はあっ、はあっ、はあっ!」

タッタッタッタッタ!

北野(……見えた!)

北野(!)ピタッ

バチバチッ!――バババッ……

北野(……所々電撃の光が……もう始まってるの!)

北野(……)

北野(早く止めさせなきゃ!)ダッ!

450 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:50:11.31 ID:5BFN4IDO





御坂妹「はあっはあっ!」 ダダダッ

一方「くくくっ……頑張るねェ」スタスタ

一方「まぁ、いくら頑張ろうが決して俺に勝とうなンざ…無理だがなァww」

御坂妹「はあっはあっ!」ダダダッ

一方「ククカカww」スッ…ダン!―ビュンッ!

ゴオッ!

御坂妹(鉄筋を!)

御坂妹(かわせな―――)

きええええッ!

一・御((はァ?)え?)

北野「きえええええええッ!」ザザザザザザッ!――バッ!

ドオォォォンッ!……モクモク……

一方「……さっきの…まさか…」

451 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:50:44.68 ID:5BFN4IDO


北野「はあっはあっ…ふぅ…良かったあ…間に合って…大丈夫、妹さん?」

御坂妹「……何しに来たのですか?…ここはアナタが来る場所では有りません、速やかに帰って下さい‥と、ミサカは警告します」

北野「ごめんね、僕にはどうしてもしないといけない事があるから…それは聞けないんだ…」スッ

一方「………」

北野「……一方君」スタスタ…ピタッ

一方「…てめェ…何しに来たァ……!」ギロッ

452 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:51:04.17 ID:5BFN4IDO


北野「…決まってるじゃないか……一方君…本当はこんな実験したくないんでしょ?…だから…止めに来た…」

一方「…あァ?何言っちゃってンですかァ?これは俺が望ンだ事なンですけ―――」

北野「嘘だ」

一方「…おい……何を根拠に言ってンだよオイッ!!」

北野「…根拠ならあるよ…僕に実験の事を話してくれた一方君の目…悲しい目をしてた…」

453 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:51:32.10 ID:5BFN4IDO


一方「……」

北野「それに…一方君がこんな酷い事を楽しんでやる人なんて……僕は絶対思えない」

北野「…そして…一方君が僕の事を友達じゃないと思ってても僕は一方君を……友達だと…思ってる…」

北野「…だから…誤った道を進もうとしてる友達を……止めにきたよ…」

一方「………だけか?」ボソッ

北野「?」

454 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/11 18:52:53.54 ID:5BFN4IDO


一方「……言いたい事はそれだけかァ?」

北野「一方…君?」

一方「数日喋ってただけでお友達ってかァ?……めでてェ頭してンなァてめェww」

一方「誰が何と言おうが俺は実験をぜってぇやめねぇし、必ずLV6になってみせる」

一方「…それをてめェが邪魔するってンなら―――」ザッ

北野「!――一方君!」

一方「ぶちのめしてやるよォッ!!」

ゴォーーーッ!!

ACT10前編終わり

470 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:28:09.91 ID:e/YL6.DO


一方「ぶちのめしてやるよォッ!!」

ゴォーーーッ!!

北野「!(速い!!)」

一方「おォらァッ!」ブンッ!

北野「き、きひゃいっ!」ササッ

スカッ…

一方「らァッ!」ブオンッ!

北野「きえええっ!」ザザザッ!

スカッ

一方「~~~っ、このやろゥ!」ズザッ!

一方(チッ!…最初の時もそうだったが…こいつかわすのがうめェな……なら)

一方「…相変わらず避けることだけは大したもだなァ……じゃあ――」ググッ

メキメキ…バコン!――ふわふわ…

北野(!!!)

北野(コンテナが!)

一方「コンテナとかは…うまくかわせますかァ?ww」クィッ

ゴオオオオォッ!!

471 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:28:36.53 ID:e/YL6.DO


北野「!」

北野「きえええっ――」ザザッ――ダン!

一方(…あァ?)

北野「――えええっ!」バッ!

ドカァァァンッ!……

北野「はぁはぁっ!」

一方(…なンだこいつ…正気かァ…)

一方(迫ってくるコンテナの下の隙間を潜ってきやがった……一歩間違えれば即死だっつうのによ…)

一方「…チッ」

北野「はあっはあっ……一方君……お願いだから…実験は…止めようよ」

472 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:29:03.02 ID:e/YL6.DO


一方「……まだンな事言ってやがンのか…しつけェなァ…俺はぜってェやめねェよww」

北野「…じゃあ……どうすれば……実験は中止になるの……?」

一方「……」

一方「…そうだなァww例えばLV0のてめェにもし俺が敗れたりしたら…実験が中止になる可能性は高いだろうなァww」

北野「……」

一方「だが…奇跡が起きてもてめェが俺に勝つなンざ、ぜってぇ無理な話しだがなァwwwwww」

北野「………」

一方「分かったか?だから怪我しねェうちにとっと帰ン―――」

北野「……ごめんね…一方君…」

一方「…あァ?」

473 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:29:29.62 ID:e/YL6.DO


北野「…友達に…これからする事は…僕…間違ってると思うけど…実験を止める方法がそれしかないなら……一方君…僕は戦って……君を倒すよ……勝ち目がないとかそんなの関係ない……大切な友達を止める為に僕は―――」


北野「戦うよ」

一方「――――」

一方「くくくっ……クカカカカッ!」

一方「いいねいいねェww勝ち目がねェのに戦う?…笑わせてもらったわwwてめェは自殺志願者かなンかなンですかァ?」

北野「一方君…」

一方「…気安く呼ぶンじゃねェよクズがァ…いいぜェ…遊んでやるよォッ!」グォッ!

北野(一方君…)

ズオォォォォォッ!

一方「クカカカカッ!」ブンッ!

474 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:29:57.38 ID:e/YL6.DO


北野「―――」ババッ!

スカッ…

北野(ごめんね…一方君)スッ

北野「きえええっ!」ヒュッ

一方「―――」

パキーン!

北野「なっ――」

ドンッ!

北野「――がっっ!!!」ゴロゴロ…ドサッ…

北野「う…うぅ…今のは…一体…?」ヨロヨロ

一方「そういやァてめェに言ってなかったなァww‥俺はベクトルを変えてあらゆるモンを反射できるようにしてンだよww――つまりだ」スタスタ…ピタッ

北野「う…くっ…」フラフラ

475 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:30:35.02 ID:e/YL6.DO


一方「俺に触れる事は――不可能って事なンだよっ!」ドコッ!

北野「あぐっ!」

一方「カカカッ!」ドコッ!

北野「ぐふっ…」

北野「うぅっ―――きえええっ!」バッ!

一方「…だからよォ――」

パキーン!

ドンッ!

北野「がはっ!」ズザー…

一方「ンな事しても意味ねェンだよww」

北野「うぅ…く…」ググッ

一方「勝ち目はねェってンのにまだやるのかよww」

北野「くっ‥」フラフラ

一方(………チッ‥‥馬鹿が)

476 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:30:59.38 ID:e/YL6.DO


北野「はあっ…はあっ…」ヨロヨロ…

一方「……」

北野「止める…絶対に…一方君を止める…」ザッ…ザッ…ザッ

一方「……」

北野「僕の…大切な…友達を…絶対…止める…」ザッ…ザッ…

一方「……」

北野「だから…僕は…絶対に――」

北野「諦めないっ!」バッ!

ズザザザザッ!

北野「きえええっ!」ズォッ!

一方「……無駄だって言ってンだ――」

北野「―――」クンッ!

ズアァッ!

一方「!?」

ドオォッ!

一方「―――がっ!」ヨロヨロ

一方(こいつ…!反射の時に腕を引きやがった!!)ズキズキ

477 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:31:27.56 ID:e/YL6.DO


北野「はあっはあっ!」

北野(やっぱりだ…!上手くいくかどうか分からなかったけど…成功した…!)

一方「――ンの野郎っ!」ダン!

ボボボボボボッ!

北野「!」

北野(鉄パイプが…あんなに!かわさな――――)

ドコドコドコドコドコドコッ!

北野「ぎっ――あっ――がっ……!!」

478 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:31:52.64 ID:e/YL6.DO


北野「…うっ……」ドサッ…

一方(…ようやく倒れやがったかァ…)

一方(しぶてェ野郎だったぜェ…)

一方(……)ズキズキ

一方(…チッ…なンだこのモヤモヤはよォ!)

一方(なンでこンな胸くそわりィ気分になるンだよ!)

一方「……糞がァ」

479 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:32:20.88 ID:e/YL6.DO


スタスタスタスタ…

御坂妹「…実験を再開したいのですが…よろしいですか?と、ミサカは尋ねます」

一方「……」

御坂妹「正直驚きました…まさかLV5のアナタが無能力者に攻撃をもらうとは…と、ミサカは自分の心中を素直に語ります」

一方「…うるせぇよ、乱造品」

御坂妹「……あちらの方で実験を三分後に開始します‥と、ミサカはあなたに告げて先に向かいます」スタスタ

一方「‥‥あァ」

480 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:32:49.28 ID:e/YL6.DO


一方「………」クルッ‥スタスタ

北野「一‥‥方…君…」

一方「……」ピタッ

北野「…………」

一方「……………」

一方「…………………ケッ」

スタスタスタスタ…

一方通行は眉をしかめ、気絶した北野君を一瞥し、実験場所に戻って行く…

そして…彼は内に起こってるモヤモヤを理解できぬまま再び実験を始めた……

481 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:33:27.03 ID:e/YL6.DO





北野君は夢を見ていた…
自分、一方通行、上条、その他の人達…皆楽しく談笑していた…

北野君が話すと一方通行は楽しそうに笑い、上条が自分の不幸話を語ると、皆が笑い出す…

北野君の小さな望みがそこには…あった……

北野君の幸せ……それは誰もが笑顔で皆と仲良くなってる……そして……そんな人達と友達になること…

それが…純朴で澄みきった天使のような心をもつ少年の…夢であり願いでもある……

そんな幸せな夢を見ていた北野君に…現実で激しい音が鳴り響き、それにより北野君は夢から覚めてしまう

482 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:33:53.08 ID:e/YL6.DO


ドガアァァァァァァァァァンンンッッッ!!!


北野「…う…ん…」パチッ

北野「…今の…音は…一体…?」ググッ

北野「くっ……」フラフラ

北野「……あっ」ハッ

北野「…一方君は?……実験はどうなったんだろ…?」

ドガンッ!――ゴオンッ!

北野「まだ続いてるみたいだね……止めなくちゃ…」フラフラ

スタ…スタ…スタ…

483 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:34:18.62 ID:e/YL6.DO





上条「ぐ…あ……ぐくっ…」

一方「…まったく…さっき身を持って経験したばっかじゃねェかァ」

一方「酸素を奪われるとこっちも辛いンだっつーの…あー死ぬかと思ったww」

一方「喜べwwお前ひょっとして世界初なンじゃねェのかァ?この俺を死ぬかもしれねェトコまで追い詰めるだなンてさァww」

上条「ぐ…くっ…」ググッ

一方「死に物狂いで努力しても一歩も近付けねェ…かといって仮に近付いた所でお前に何ができるってンだァ……あァ?」

上条「―――ッ!」ギリッ

484 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:34:47.82 ID:e/YL6.DO


一方「…飽きちまったなァ…もういいやァ…お前さっさと―――楽になれやァッ!!」ドンッ!!

上条「!?」

一方「ククッ」ズォッ!

上条「クッソオォォォッ!」ブンッ!

ドゴンッ!

キュウィン
一方「がっ――!」ズシャア…

上条(あっ…)

一方「あ…くっ…」ヨロヨロ

485 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:35:13.28 ID:e/YL6.DO


一方「…たくっ…フハハハッ…面白ェちっきしょう…いいぜェ…最高にいいねェ…」スッ

一方「愉快に素敵にキマッちまったぞォ…―――お前はァァッ!」ギュン!

上条「―――」ザザッ!

スカッ…

上条「―――」ブン!

ドゴン!

一方「ぅぐっ!」ヨロ

上条(右手の力が効いている…!)ブン!

ドゴン!

一方「ぐはっ!」フラ

上条「フッ!」ブン!

ドゴン!

一方「ぎっ!」フラフラ

486 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:35:38.59 ID:e/YL6.DO


ドゴン!ドゴン!―――ドゴンッ!

上条(イケる……!)

上条(これなら…勝てるっ!)ダダッ!

一方「う…ぐっ」ヨロヨロ

上条「ウオォォォォォォォォッ!」ブン!

一方「くっ…!」ヒュン!

スカッ…

上条「あっ―…」

上条「…裏に行ったかっ!」タッタッタ

487 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:36:13.84 ID:e/YL6.DO


一方「はぁつ…はぁっ…」フラフラ

一方「くそがァ…!…一体どうなってやがる…!あの馬鹿(北野)みてェに反射の時に引いてるワケでもねェのに……」

一方「…なンであの野郎の打撃は反射されねェンだよォッ!」ギリッ!

上条「ハッ、負けた事がない…ねぇ」スタスタ

一方「!」

上条「あらゆる敵を一撃で倒しどんな攻撃も反射する…そんな奴がケンカのやり方なんか知ってるハズがねえよなあ」

一方「吠えてンじゃねェぞォッ!三下がァァァァッッ!!」

488 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:36:40.13 ID:e/YL6.DO






スタ…スタ…スタ…

北野「うっ……」ヨロヨロ

北野(体が…あちこち痛い…うまく…体が動かない…)ヨロヨロ

北野(まるで…自分の体じゃないみたいだ…)ヨロヨロ

ズルッ

北野「あっ」

ドテッ……

北野「うぅ……痛い……でも…」ググッ‥ヨロヨロ…スタ…スタ

北野「一方君……」

489 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:37:11.22 ID:e/YL6.DO


北野「はぁ…はあ…」ヨロヨロ

~~~~~~~~~
一方「…一応礼は言っておく」
~~~~~~~~~

北野「くっ……」ヨロ…

~~~~~~~~~
一方「お前ェ……俺が怖くないのか?」
~~~~~~~~~

北野「はぁ…はあ…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「ケッ……変わった奴だなァ…」
~~~~~~~~~

北野「急がなきゃ…急がなきゃ…」スタ…スタ…

~~~~~~~~~
一方「…飯の礼だけは言っておくぜェ…」スタスタ…
~~~~~~~~~

490 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:37:51.70 ID:e/YL6.DO


北野「はあっはあっ……一方君…」スタ…スタ…

~~~~~~~~~
一方「ワケは後で話すからとりあえず…跳ぶぞ」ガシッ~~~~~~~~~

北野「はぁ…はぁ…」ヨロ…スタ…スタ…

~~~~~~~~~
一方「俺みたいな裏の人間がお前のような表の人間とは…決して道が一緒になることは…ねェンだよ…」
~~~~~~~~~~

北野「駄目だよ…自分に…嘘ついちゃ…」スタ…スタ…

~~~~~~~~~~
一方「お前といた時間…悪くなかったぜェ…」
~~~~~~~~~~

北野「本当は…人とのふれ合いを望んでるのに…自分に嘘ついちゃ……駄目だよ…」ヨロ…ヨロ…

491 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:38:19.16 ID:e/YL6.DO


北野「はぁ…はぁ…」

『最っ高に―――面白ェぞォォォッ!!』

北野「!」

北野(この声は、一方君!)

北野「ん……くうっ!」タタッ…

北野「あっ…」

北野(なんでここに…上条君が……!?)

上条「歯を食いしばれよ最強!俺の最弱は――――ちっとばっか響くぞおおぉぉっ!!」ヒュッ!

ドゴオォォ…ン!

一方「がっ」

ズザッザザァッ――ゴロゴロ…ドサッ…

上条「はあっはあっはあっ!」

一方「あ…くっ……」ガクッ

北野(……上条君が…一方君を倒し…た…)

492 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:38:44.89 ID:e/YL6.DO


北野「上条君…」

上条「はあっ…はぁ…北野……何で…お前が…ここ…うっ…」ドサッ…

北野「!――上条君!…くっ…」

美琴「北野さん…何でこんな所にいるんですか…?」

北野「あ…美琴ちゃん…」

美琴「…しかもそんな怪我をして…まさか!」

北野「違うよ美琴ちゃん…この怪我は自分で勝手にしちゃったんだよ……」ヨロ


美琴「……」

北野「……」

北野「一方君から……実験の事を聞いたよ……」

美琴「(一方君?)そう…ですか……北野さん…まさか……止めに…来たんですか…?」

北野「…うん……結局僕じゃ止められなかったけど…」

美琴「………」

493 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:39:13.03 ID:e/YL6.DO


北野「…一方君」ヨロ…ヨロ…

美琴「?……北野さん?……何してるんですか…実験の事…知ったんでしょ!?…それにその怪我だって…そいつにやられた怪我なんでしょ!…それなのになんで…そいつを…介抱してるんですか……」

北野「………」

北野「美琴ちゃん…一方君が今までしてきた事は…とても許される事じゃないと思うし美琴ちゃんが一方君を許せないと思う気持ちも分かるよ……でも…それでも…一方君は…」

北野「僕の大切な――」

北野「友達…なんだ…」

494 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:39:42.33 ID:e/YL6.DO





一方「…う…」

北野「一方君…大丈夫?」

一方「お前ェ?……なンで…?―――あっ」

一方「……そうかァ……俺はあの三下に……」

北野「……うん」

一方「…………」

一方「そうかァ……って事は……」

北野「うん、美琴ちゃんが言ってた…これで恐らく実験は中止の方向にいくだろうって……」

一方「そうかァ…」

北野「うん……」

495 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/12 21:40:08.66 ID:e/YL6.DO


一方「…あいつらは?」

北野「上条君を病院に連れて行ったよ」

一方「……そうかよ」

北野「うん……」

一方「………」

北野「………」

北野「……ねえ…一方君…」

一方「……なンだ」

北野「僕達……友達…だよね……?」

一方「――――」

一方(…こいつ………)

一方「…わーったよ…たくっ…しつけェ野郎だな…」

一方「…よろしくな…北野くンよォ」スッ

北野「うん……こちらこそ…一方君」スッ

…月明かりが少年達を照らす中…二人の若者はお互いの手を―――

握り合った……

ACT10後編終わり

508 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:42:03.76 ID:vBJoNIDO


その日…北野君はある荷物を自宅で受け取っていた

北野「よいしょっ…と」ドン

北野「ふう、父さん達からきた荷物…中身は何が入ってるんだろ…?」ガサゴソ

北野「……あっ」ピタッ

北野「わあ~凄いや…焼き肉十人前セットだなんて…」

北野「…でも、何でこんな大量に…?……あ、手紙が…」パラッ

『誠一郎…そちらの街での生活は上手くいっているか?
こっちは父さんも母さんも元気にやっている…誠一郎…くれぐれも無理をせず体を壊さぬように勉学に勤しむんだぞ
…後、この焼き肉セットなんだがお前の友達と一緒に食べて親睦を深めてくれ…スマンな…父さん達こんな事しか出来なくて…じゃあ、またな』

509 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/14 21:42:28.38 ID:vBJoNIDO


北野「……」ジーン

北野「ありがとう…父さん…母さん…」

北野「友達と一緒に……か」

北野「……でも…」

北野「僕の家には焼き肉用の鉄板やホットプレートなんてないしなぁ…」

北野「う~~ん…」

北野「…どうしよう」

北野「…あ、そうだ…」

510 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/14 21:42:54.14 ID:vBJoNIDO





上条『俺ん家で焼き肉しようって?』

北野『うん、父さんから届いた焼き肉セット僕一人じゃ食べきれないし、それに焼き肉しようにも鉄板とか僕の家ないんだ…上条君の家に鉄板かホットプレートがあったらそちらで焼き肉をしたいんだけど…』

上条『ああ、ホットプレートもあるしそういう事なら上条さん大歓迎しますよ~♪―――おい、禁書喜べ!北野が上条さん家で焼き肉するぞって!』

禁書『ホントッ!わ~い♪焼き肉♪焼き肉♪』

511 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:43:19.47 ID:vBJoNIDO


北野『……』

北野(…良かった…喜んでくれて…)ホッ

北野『じゃあ、用意が出来次第上条君の家に向かうね』

上条『ああ、わかっ――』

禁書『悪魔さん!私は早く肉を持って来て欲しいんだよ!』

上条『こらっ、禁書!――それじゃ北野、待ってるな♪』

禁書『悪魔さん!早く来―――』

プッ…プ―プ―…ピッ

北野「……」

北野「上条君の家は賑やかで羨ましいなぁ」

512 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:43:44.10 ID:vBJoNIDO


―とある街通り―

テクテクテク

北野(……)

北野(そういえば…)

北野(こっちに来てから焼き肉なんて、全然してなかったなあ…)

北野(………)

北野(なんか…ウキウキしてきた…♪)

北野「………楽しみだなあ」

美琴「何が楽しみなんですか?」

北野「!」ビクッ!

513 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/14 21:44:09.02 ID:vBJoNIDO


北野「……ビックリした~美琴ちゃん――」

黒子「わたくしもいますわよ」ヒョコ

北野「あ、黒子ちゃんも…こんにちは、二人とも相変わらず仲が良いね」

黒子「あら北野さん、やっぱりわかります♪わたくしとお姉さまは赤い糸で結ばれてますので、それは当然と言えば当然なんですが――」

美琴「…あんたは――」バチ…バチ

美琴「何で人が勘違いするような事を言うのよーーーっ!」バリバリバリッ!

黒子「シビビビビビビッ!」

北野「ちょ、ちょっと美琴ちゃん!」

美琴「あ、大丈夫ですよ北野さん、これは私なりの後輩とのスキンシップなので、ケンカとかじゃないですから♪」ニコッ

514 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/14 21:44:32.77 ID:vBJoNIDO


北野「…そう…なの?」

美琴「はい」

北野「でも…黒子ちゃん泡吹いてるよ…」

美琴「大丈夫ですよ、ちゃんと手加減してますし後数十秒したらすぐ復活しますから」

北野「そ、そうなんだ」

北野(…変わったスキンシップだなあ)

美琴「所で北野さんはその荷物持って、どこかに行くんですか?」

北野「うん、父さんから焼き肉セット届いたんだけど、僕一人じゃ量が多いから上条君の家でこれから焼き肉して一緒に食べる予定なんだ」

515 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:44:58.22 ID:vBJoNIDO


美琴「!」

美琴「へ、へぇ~~…い、いいですねえ…そっかあ…焼き肉かあ…焼き肉ですか…美味しいですよねぇ」

北野「?…うん?」

美琴「うんうん焼き肉かぁ…あ、そういえば私も最近焼き肉食べてなかったなぁ~…それにご飯も食べてないしお腹が空いてきたかも」

黒子「…お姉さまさっきわたくしとそこのお店で食事を――」

美琴「―――」バチバチ!

バリバリバリバリッ!

黒子「シビビビビビビッ!――……」ドタッ

北野(えっ……これもスキンシップなのかな?)

美琴「あ、ごめん黒子♪…で、何?」ニコニコ

黒子「…で…ですからさっきわたくし達は――」

美琴「…もっとキツいの欲しいのアンタ?」ボソッ

516 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:45:25.00 ID:vBJoNIDO


黒子「!」

美琴「で、黒子…何?」ニコニコ

黒子「い、いえ…何も…」

北野「…………」

北野「美琴ちゃんに黒子ちゃん…良かったら二人も一緒に焼き肉を食べに来る?」

美琴「えっ、そんなあ~いきなり押しかけるなんて迷惑ですよ~♪」

黒子「…食べたばかりなのに…焼き肉なん――」

美琴「―――」ギロ

黒子「(!)わ、わたくし!突然焼き肉が食べたくなってきましたわ!」

美琴「コラ、黒子☆あまり北野さんにワガママ言っちゃダメよ♪」

北野「大丈夫だよ、お肉はいっぱいあるしそれに上条君ならオーケーしてくれるハズだよ」

517 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:45:47.25 ID:vBJoNIDO


美琴「えっ、本当にいいんですか?…じゃあ…お言葉に甘えさせてもらいますね♪」

北野「うん、じゃあ二人とも一緒に上条君の家に行こう」

美琴「はい♪」

黒子「………」

スタスタスタスタ

美琴(やった…やったわ!あいつの家がこれで分かるわ!)

美琴(……あ~~ヤバい…なんかドキドキしてきた…)

美琴(…で、でも焼き肉する時…あいつの隣になっちゃって…肩とか触れたら……わ、私何考えてんのよもうっ!…で、でも…ちょっとなら…)ニヤニヤニヤ

北野(………美琴ちゃん…余程焼き肉食べたかったんだなあ…)

518 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:46:15.66 ID:vBJoNIDO


―上条の寮前―

北野「ふう…着いたよ、ここが上条君の寮だよ」

美琴(遂に来てしまった…あ~…どうしよう!緊張してきちゃった…)

北野「それで上条君の部屋は……あっ…」

黒子「北野さん、どうかなさいましたか?」

北野「ごめん、美琴ちゃんに黒子ちゃん…このお肉を持って先に行っててくれないかな?」

美琴「どうしてですか?」

北野「僕、野菜を途中で買う予定だったのに忘れてたや…僕野菜買ってくるよ…上条君の部屋は○○○号室だからお願いね!」タッタッタ

美「あ、ちょっと――北野さん!」

黒子「…行ってしまいましたわね」

519 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:46:42.80 ID:vBJoNIDO


―とあるスーパー前―

北野「~~♪」

北野「よし、野菜も買ったし焼き肉用のタレも買ったし……後は上条君の家に向かうだけだね」

テクテクテク

北野「…ん?あれは…」

北野「一方く~ん」タタッ

一方「あァ?…北野か…」

北野「こんにちは、一方君」

一方「あァ…」

北野「今日も良い天気だね」

一方「そうだなァ…つか、お前ェ随分と買い物したなァ…両手いっぱいにそンな持ってて…重くねェのかァ?」

520 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/14 21:47:07.73 ID:vBJoNIDO


北野「うん、正直言うとちょっと重たいかな」

一方「そうかよ」

一方「………」

一方「…おら一つよこせ」ヒョイ

北野「あっ」

一方「勘違いすンなよ…たまたま帰り道が同じだと思うからなァ…だから、ついでに持ってやってるだけだァ」

北野「……」

北野(…相変わらず素直じゃないなぁ…一方君)

北野「…うん、ありがとう一方君」

一方「ケッ……」

521 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/14 21:47:30.40 ID:vBJoNIDO


テクテクテク

北野「…本当にごめんね一方君…僕なんかの為に…」

一方「だから…俺が勝手にやってる事だから謝ンじゃねェよ」

北野「うん…でも」

一方「しつけェなァ…俺がいいって言ってンだからいいンだよ」

北野「………」

北野「…そうだ!一方君はご飯食べた?」

一方「あァ…?…いや、まだだ」

北野「それなら丁度いいや、僕今日焼き肉でご飯食べようと思ってるんだけど…一方君も一緒に食べない?」

一方「…いや遠慮してくわ」

北野「そんな事言わずにさ…じゃあ荷物運ぶのを手伝ってくれたお礼って事で焼き肉をご馳走させてよ……駄目かな?」

一方「……」

一方「………チッ」

一方「…わーったよ」

522 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/14 21:47:57.89 ID:vBJoNIDO


北野君の善意から始まった…焼き肉計画……

…上条の意志とは無関係に上条家に一癖もふた癖もある者達が集おうとしてた…

後にそれがとんでもない事態を起こす結果になるとは…

この時誰も想像すらしていなかった…


ACT11前編終わり

532 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:06:44.26 ID:CR6diYDO


―上条家―

上条の家から焼き肉が焼けて出る美味そうな匂いと、肉が焼けるたびに奏でられるジュージューという音がここに集った者達の食欲をかき立てる……ハズだったのだが…

北野「こっちのお肉はもう裏返した方がいいね―――よいしょ」ヒョイ

上条「………」

禁書「―――♪」ワクワク

美琴「………」

黒子「………」

一方「………」

姫神「」

天然と食いしん坊な二人を除き場は重く沈んで、気まずい空気が流れていた…

533 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:07:43.44 ID:CR6diYDO


上条「……」

上条(何故ですか何故でしょうか何故なんですかの三段活用!?)

上条(いや、焼き肉は大勢でやるのは確かに楽しいし美味しいってのは上条さんも分かりますよ!)

上条(まだ御坂と白井は俺ん家に来て焼き肉するのは、ギリギリ良しとしてだ……)

上条(………)

上条(北野…何で一方通行まで……)

上条(この前がこの前だし―――)

上条(上条さんメチャクチャ気まずいんですが!?)

上条(あ~……)

上条「…………不幸だ」

534 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:08:18.58 ID:CR6diYDO


美琴「……」

美琴(正直一方通行がここに来るのは予想外だったわね…だけどそんなの問題ないわ!)

美琴(とりあえずこいつの家に入って隣りに座るという最初のハードルはクリアよ!)

美琴(この勢いでこいつと更に関係を――)

美琴(や、やだ…関係だなんてなんか意味深…)///

美琴(…でも…ここでこいつが生活してるんだなあ…)

美琴(ご飯食べたり、テレビ見たり、着替えたり――)

美琴(わ、私ったら!何考えてんのよ――もうっ!)///

美琴(……所で)

美琴(何……このシスター?)

禁書「焼き肉焼き肉~♪」

535 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:08:57.91 ID:CR6diYDO


一方「………」

一方(なンだよォ……この状況はァ…)

一方(俺はてっきり北野と二人で焼き肉をするとばかり思ってたのによォ…)

一方(…何で…何で超電磁砲と三下と一緒に焼き肉しなきゃならねェンだよっ!)

一方(以前の俺なら、三下にこの前の借りを返す為に、怒りのままに行動を起こしてこいつをズタズタにしようとしてたトコだが……)

一方(チッ…北野が焼き肉を誘ってくれた手前…抑えなきゃいけねェなァ)

一方(………)

一方(……帰りてェ…)

536 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:09:20.02 ID:CR6diYDO


禁書「焼き肉焼き肉~♪」

禁書(あ~~早く焼けないかな~♪)

禁書「♪」

黒子「……」

黒子(皆さん…どうなされたのでしょうか?)

黒子(何か空気が重たいのですが……)

黒子(一体……?)

北野「これはもう良いね――はい、禁書ちゃん」ヒョイ

禁書「わ~い♪ありがとうなんだよ悪魔さん♪」

537 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/15 15:09:45.68 ID:CR6diYDO


上条「……あの~~」

一方「………」

上条「げ、元気だった?」

一方「………うるせェ殺すぞ」

上条「…すいませんでした」

黒子「…所でお姉さま、あの方は誰なんですの?」ヒソヒソ

美琴「そ、それで私があいつにアーンっとかして―――ん、何黒子?」

黒子「…お姉さまの妄想の内容が気になりますが……とりあえず…あの方はどなたですの?」

538 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/15 15:10:16.41 ID:CR6diYDO


美琴「あの方?ああ、あいつ?学園都市第一位の一方通行よ」

黒子「(!)――そ、そうなのですか…」

黒子(……しかし…何故そのような方が…ここに…?とりあえず…初対面ですから挨拶はしないといけませんわね)スッ

黒子「…初めまして、わたくし白井黒子と申しますの」

一方「……」

黒子「……もし?」

一方「うるせェ…ババァには興味ねェンだ、黙ってろ」

黒子「なっ……バ…ババア……失礼な殿方ですわね!わたくまだ中学生ですのよ!」

一方「うるせェなァ…てめェはもうババァだよババァ…いいか?1回しか言わねェぞ…中学生はなァババァなンだよ」

上条(…ロリコン乙)

北・禁(?)

美琴(そ、それでお返しにあいつからアーンとかされちゃったり――キャーなんちゃってなんちゃって♪)///

539 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:10:50.90 ID:CR6diYDO


黒子「……」ブチッ

北野「これももういいかな…はい、一方君どうぞ」ヒョイ

一方「あァ、サンキ――」

シュン

一方「――ュ…?…肉がねェ?」

黒子「あら申し訳ありません、わたくしとしたことがついうっかりあなたの焼き肉をわたくしの小皿にテレポートさせてしまいましたわ♪せっかくですので頂きますわね…あー美味しいですわ♪」

一方「……」

北野「ア、一方君これも焼けたからハイどうぞ」

シュン

黒子「あーん、たびたび申し訳ありませんわ…またついうっかりテレポートさせてしまいましたわ♪」

北野「ちょ、ちょっと黒子ちゃん!」

541 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/15 15:11:24.88 ID:CR6diYDO


黒子「横取りしたみたいで気が進みませんが…またまた美味しく頂きますわね♪」

北野「いや、横取りでしょそれ」

一方「……おい」

黒子「ん?どうかなさいましたか?学園都市第一位のアクセロリータさん?」

一方「てめェさっきから―――ちょっと待て、今なンて言った?」

黒子「あ~~先程から大変申し訳ありませんわ、人の名前を間違えるなんて…失礼致しましたわ学園都市第一位のセロリさん。オホホホホ♪」

一方「…どうやら死にてェらしいなァ」ガタッ

黒子「はんっ、上等ですわ!…乙女に向かってババアなどと……万死に値しますわ!このロリコン」ガタッ

一方「ほォ…ババァ…マジで命が欲しくねェらしいなァ」ピクピク

542 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/15 15:12:01.96 ID:CR6diYDO


北野「ふ、二人共焼き肉はまだいっぱいあるからケンカはダメだよ!」オロオロ

一方「わりィなァ北野ォ…お前ェの手前我慢してたが…このババァだけは許せねェわ」

黒子「ロリコンと同意見というのは癪ですが北野さん…わたくし、このロリコンとは絶対相容れませんわ」

一方「だからロリコンじゃねェよババァ!」

黒子「じゃあ変態でよろしいですか?」

一方「……殺す」ザッ

黒子「フン、やれもんならやってみなさいな」ザッ

バチバチバチッ
一方~~Ж~~黒子

上条(目と目のガンつけで火花って……古いなおい)

543 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:12:31.69 ID:CR6diYDO


美琴(よ、よ~し!勇気出すのよ美琴!)グッ

美琴「ね、ねえあんた!」

上条「ん?どうした御坂」

美琴「ほ、本当はこのカルビ私食べたいけど…あ、あんたが物欲しそうにしてるから、あげるわよ!(やった!言えたわ!)」

上条「いや、いいよ自分で食えよ」

美琴「なっ」

上条「上条さんはカルビよりお腹を満たしやすいホルモンを食べるので♪」

美琴「……」

上条「はむっ…ん~~上条さん幸せ♪」

544 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:13:14.30 ID:CR6diYDO


御坂妹「こちらのホルモンも焼けてますよ、はいどうぞ‥と、ミサカは甲斐甲斐しさをアピールしつつアナタの小皿に焼けた肉を置いてみます」

上条「おうサンキュー―――って、御坂妹いつの間に!?」

御坂妹「ドアに鍵がしてなかったので入りましたが?‥と、ミサカは間髪いれず答えます」

上条「いやいやいや!そういう事じゃなく、せめて呼び鈴鳴らせよ!つーかなんで俺ん家知ってる!?」


御坂妹「ミサカネットワークを使えばアナタの家を探すなど容易いことです……それに何を今更他人行儀なんですか…病室でBまでいった仲だというのに‥と、ミサカは多少大げさに呟いてみます」

上条「おまっ―――ちょ!!」

美琴「び…Bですって…」ピクッ

545 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:13:41.83 ID:CR6diYDO


御坂妹「はい、病室で彼が静かに寝ている時…ミサカは彼のベッドの側で一睡もせず看病していたら…突然彼の右手が伸びてきて…そして…これ以上は恥ずかしくて言えません‥と、ミサカは頬を赤らめてしまいます」///

美琴「………」ピキピキッ

上条「いやあれはだな、事故のようなもんで、第一俺意識なかったし―――」

御坂妹「それでは無意識にミサカを求めてたんですか?‥と、ミサカは喜びを隠しきれず照れてしまいます♪」///

上条「だから…ん~とな…」

美琴「……」ブチッ

美琴「ふ…ふふふ…」

上条「(?)あの~…美琴センセー?」

546 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:14:23.88 ID:CR6diYDO


美琴「…ねえ一つ聞いていい?」ニコ

上条「!」ビクッ

上条「お、おう、どうした?(笑顔なのに何故か怖いんですが…)」

美琴「あんたさ…ミディアムとウェルダン…どっちが好き?」ニコニコ

上条(…ステーキの事でせうか?)

上条「う~~ん…そうだなあ、やっぱりこんがりと焼いてジューシーなステーキが上条さん好きかな?」

美琴「そう……うふふふ…」バチバチバチ

上条「!」

547 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:15:09.51 ID:CR6diYDO


一方「後で後悔すンなよババァッ!!」ザザッ

黒子「そちらこそ!吠え面かいても知りませんわよ!」シャキン

美琴「お望み通りこんがりと焼いてやるーーっ!!」

バリバリバリバリッ!

上条「え、ちょっ―――不幸だーーーっ!?」

北野「み、皆ケンカしちゃダメ―――」

禁書「美味しいんだよ!焼き肉とっても美味しいんだよ!」バクバクバクバクッ!

北野「ああっ!禁書ちゃんそっちは駄目だよ!皆の分が無くなっちゃうよーー!!」

548 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/15 15:15:43.26 ID:CR6diYDO


ワーワーギャーギャー!

姫神「………。」

姫神「………あ、焼けた。」ヒョイ

姫神「……」モグモグ

姫神「………誰も気付かない。」

姫神「ふふ……いいの…だって…。」

姫■「だって私は…。」

■■「■■…だから…。」

■■「ふふふふ……。」

ワーワーギャーギャー!


ACT11後編終わり

559 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:03:32.85 ID:LGEOpkDO


―ジャッジメント支部―

固法「北野君に武の才能がある…ですって?」

黒子「ええ、本人は自分の才能に全く気付いていませんが…アレは正に天才と言っても過言じゃないですわ」

固法「へぇ~、アナタが他の人をそこまで大きく評価するなんて…ビックスパイダーの時に見た時は、ただ顔が怖い人としか見てなかったけど……」

初春「でも、白井さん何で分かるんですか?」

黒子「以前わたくしがピンチの時あの方は、無能力者にも関わらず素手で、三人のスキルアウトを倒したのを、この目で見ましたからね」

固法「ふ~ん…」

固法「………」

初春「…固法先輩?」

固法「ねえ……ジャッジメントの訓練…ううん、北野君の組み手を見てみたいんだけど…どうかしら?」

黒・初「はい?」

560 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:04:10.75 ID:LGEOpkDO





~下校中~

上条「ジャッジメントの訓練?」

北野「うん…なんか黒子ちゃん、ジャッジメントの先輩に僕を連れて来るようにって頼まれたらしくてさ…」

北野「僕、黒子ちゃんには悪いと思ったけど断ったんだ…でも…黒子ちゃんがどうしてもっていうから…僕……」

上条「…断りきれなかった…と?」

北野「…うん…はあ~あ~…僕護身術や争い事の練習とかしたくないのにな…それに才能なんてないのに……どうして僕なんかを…?」

上条(…北野……気付いてないのかよ…)

北野「はあ…憂鬱だなあ」

561 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:04:41.12 ID:LGEOpkDO


北野「はあ~……」

上条「………」

上条「しょうがねーな…俺も付き合うよ」

北野「えっ?」

上条「こういうのは一人より二人ってな…それに一人くらい増えたって問題ないだろ」

北野「……いいの?」

上条「ああ…よ~し、北野!こうなりゃ二人一緒に頑張って白井の先輩驚かせようぜ!」

上条「上条君…」

上条「……ありがとう」

562 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:05:06.69 ID:LGEOpkDO


一方「誰を驚かせるってェ?」ヌッ

上条「どわっ!一方通行!?」

北野「あ、一方君こんにちは」

上条「な、何でお前がここにいるんだよ!」

一方「あァ?なンですかなンなンですかァ?外出するのにいちいちお前の許可とる必要なンてあるンですかァ?」

上条「いや…そういう意味じゃ…」

一方「だったら良いだろうがァ…この三下がァ」

上条「……」

北野「け、ケンカは駄目だよ」オロオロ

563 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:08:30.26 ID:LGEOpkDO


一方「……まあいい」

一方「所でさっきの話しだけどよォ…」

北野「驚かせるって話しの内容?」

一方「あァ」

北野「…ことの発端なんだけど、なんか黒子ちゃんにジャッジメントの訓練を受けてくれって頼まれたんだ…けど…僕一人で行くのが心細いなあって思ってたとこを上条君が一緒に受けてくれるって言ってくれたんだ…それで、どうせだから頑張って黒子ちゃんの先輩を驚かせようねって話しをしてたんだよ」

一方「フーン…」

一方「……ってことはあのババァもやるのか?」

北野「ババァ…?」

上条「多分白井の事だよ」ボソッ

北野「黒子ちゃん?…う~~ん…黒子ちゃん正式なジャッジメントだし多分そうじゃないかな」

一方「そうかァ……」

一方「…よし、俺もいくぜェ」

北・上「えっ?」

564 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:09:05.30 ID:LGEOpkDO


一方「なンだァ?駄目なのかァ?」

上条「いや…駄目じゃないが……」

一方「ならいいじゃねェか」

北野「……本当に行くの?」

一方「あァ、前からジャッジメントの奴らの力量がどれくれェか興味もあったしなァ」

上条「学園都市第一位がわざわざ見に行かなくてもいいと思うんだがなあ」

一方「うるせェ、俺の勝手だろうがァ」

北野「まあ…黒子ちゃんに言えば問題ないとは思うけど…」

一方「じゃあ決まりだな…つーわけで…俺もついて行くぜェ」

565 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:10:02.16 ID:LGEOpkDO


テクテクテクテク

北野(なんだかんだで一方君も上条君と一緒で優しいなあ…僕なんかの為に…)ジーン

上条(なんだがいやな予感がする…上条さんの不幸センサーがビンビンとものすご~~く反応してるような…)ドヨーン

一方(ジャッジメントの訓練っていやァ、組み手とかあったハズだなァ…クククッ…今に見てろよババァ…この前の決着…つけてやるぜェ!)ニヤニヤ

三者三様それぞれの思惑を心に秘め、三人はジャッジメントの支部へと向かった

566 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:10:37.70 ID:LGEOpkDO


―ジャッジメントの支部道場―

黒子「…それで?」

北野「うん、二人についてきてもらったんだけど……駄目かな?」

黒子「……」チラッ

上条「……」

一方「……」

黒子「………はぁ」

黒子「わかりましたわ…わたくしも北野さんに無理をお願いした身ですから、固法先輩に頼んでみますわ」

北野「ありがとう黒子ちゃん」

上条「サンキュー白井」

黒子「全く…今回だけですか―――」

一方「ほゥ、ババァにしちゃあ殊勝な心がけじゃねェかァ」

黒子「……」ピキピキッ

北野「ア、一方君!」

初春(この人凄い…白井さんにババァだなんて…)

567 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:11:25.45 ID:LGEOpkDO


スタスタスタ

初春「あ、固法先輩」

固法「白井さん北野君は来てくれた………って君達は誰?」

黒子「先輩彼らは北野さんのご友人ですの…この方達もジャッジメントの訓練を受けたいそうで…」

北野「すいません…連絡もなしに…彼らも一緒に受けて……いいでしょうか?」

固法「う~ん……いいんじゃない?」

黒子「え?…そんな簡単によろしいので?」

固法「ここまでわざわざ来てくれたんだから、少しくらいなら構わないわ」

北野「ありがとうございます」

上条「いや~~本当いきなり押しかけてすいません」

一方「どっかのババァと違って融通がきくなァ」

黒子「……」ピキピキピキッ

568 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:12:23.09 ID:LGEOpkDO


固法「じゃあまずは――」

一方「俺は組み手しかやらねェぞ」

固法「……」

黒子「ちょ、ちょっとアナタ!何我が儘言ってますの!」

固法「…それは何故かしら?」

一方「学園都市第一位の一方通行様がンな地味な事はやらねェよ、俺は実戦派だからよォ組み手以外やンねェ」

固法「(この人が学園都市第一位…)……わかりました、いいでしょう」

黒子「(!)固法先輩!?」

固法「ただし条件があります…」

一方「…条件?」

569 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:13:18.86 ID:LGEOpkDO


固法「能力の使用はなしで組み手を行う…これを飲み込めなければこの話しはなかった事にするわ」

一方「あァ、構わねェぜェ」

一方(ケッ、俺様が女に負けるわけねェだろうがァ)

固法「では、そちらに男子の着替え室があるので、三人とも道着に着替えてきてください」

北野「えっ?」

上条「あの~…ひょっとして俺達もいきなり組み手を…?」

固法「そうよ、文句があるなら彼に言いなさい」

上条「……不幸だ」

北野「……どうしよう」

570 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:15:36.76 ID:LGEOpkDO





固法「着替えてきたわね……では最初は――」

一方「俺だァ!そこのババァとやらせろ!」

初春(うわ~……この人怖いもの知らずだなぁ)

黒子「あら…わざわざわたくしをご指名ですか?」フフフ

固法「…白井さん…いい?」

黒子「ええ、勿論ですの♪」

黒子「お手柔らかにお願い致しますね♪」ニコニコ

一方「あァ、命をとるまではいかねェから安心しな」ニヤニヤ

571 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:16:31.41 ID:LGEOpkDO


固法「……あなた方に言っておくけど…これはあくまで健全な試合であって私情や怨恨を持ち込まないようにね」

黒子「はいですの♪」ニコニコ

一方「クックック…あァ」

一方(この間のかりはたっぷりと返してやるぜェ)ニヤニヤ

黒子(またババァなどと…)フフフ

固法「……」

固法(…本当に始めちゃっていいのかしら…)

固法「…では…始めっ!」

一方「おらァっ!行くぜババァッ!!」ダダッ

黒子「……」ニコニコ

572 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/16 21:17:20.09 ID:LGEOpkDO







ギリギリギリギリッ!

一方「いででででででででっ!!!腕離せババァッ!!」

黒子「おほほほっ♪何か仰いましたか?」グイッ

一方「あいってェェェェェッッ!!!折れる折れるっ!」

北野「うわぁ…」

初春「見事に腕をきめてますから…あれじゃあ逃げれませんね…」

上条「しかし…白井のあの嬉しそうな顔はちょっとどころかかなりドン引きする……」

黒子「おほほほほほほっ♪」メキメキ

一方「うぎゃああァァァァッ!!!ギブギブギブギブッ!!」

ACT12前編終わり

573 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/16 21:23:26.59 ID:AJz16Qo0

白井…それ以上はいけない…

585 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:05:37.01 ID:iWfiR2DO




北野「…大丈夫…一方君?」

一方「…うゥ…いてて……ちくしょう…あのババァ…」

上条(……もやし乙)

初春「…仕方ないですよ、白井さんの体術はかなりのものですから…」

一方「うるせェ…下手な慰めはいらねェよ…くそがァ…能力さえ使えれば…」

黒子「あらあら、負け犬の遠吠えというやつですわねww」

一方「…この…ババァ…」ギリ

黒子「おほほほほほほ♪まだやられ足りないのですの?」

一方「……糞がァ」

586 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:06:11.80 ID:iWfiR2DO


固法「では次…そこのツンツン頭の君と初春さん…前へ」

上条「ツンツン頭って…俺っすか?」

初春「えっ!?私やるなんて聞いてないですよ!」

固法「何を言ってるの初春さん…アナタもジャッジメントでしょう…日頃の成果を見せてちょうだい」

初春「う~~~…」

初春「わ…わかりました…」

上条(白井と違っておとなしそうな娘だな…なんだか気が引けるな…)

初春「よ、よろしくお願いします」ペコ

上条「あ、ああ、こちらこそお願いします」ペコ

固法「二人とも準備はいい?……では、始め!」

587 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:06:33.07 ID:iWfiR2DO


初春「たぁっ!」ガシッ

上条(あ、意外に動きが早い!)

黒子「よし、初春!そのまま背負い投げ……を」

初春「う~ん!う~~~ん!」グググッ…

上条「………」

上条「……えっと~」

上条「………えいっ」ビタン

初春「ふにゃっ!」

固法「………」

固法「……えっ~~と……一本」

上条「………大丈夫?」

初春「う~~…こんなハズでは…」

固法「初春さん…いつもの練習にプラス3セット追加しとくわね」

初春「ええっ!?そんな~~…あうぅ~」シクシク

588 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:06:55.16 ID:iWfiR2DO


北野(次はいよいよ僕の番か…なんか緊張してきた…)

ゴロゴロゴロ

北野(うぅっ!いけない……緊張のあまりお腹が……くっ!)ゴロゴロ

固法「では、次は北野君の――」

北野「あ、あの~~……」

固法「どうしたの?」

北野「すいません…トイレに行かせて下さい…緊張のあまりお腹が…」

固法「あらそれは大変ね、早くいってらっしゃい」

北野「す、すみません」ダッ

タッタッタッタ

固法(白井さんの言ってた通り噂とは全く違うのね)クスッ

北野(う~~トイレトイレ!)タタッ

589 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:07:15.26 ID:iWfiR2DO


スタスタスタ

???「お、皆元気にやっとるな」

黒子「あっ」

固法「小磯先生」

小磯「感心感心、ジャッジメントはこの街の治安を守る仕事だからな、心身ともに鍛えるのを怠ってイカン、白井も頑張ってるか?」

黒子「ハイ、勿論ですの」

小磯「うむ、結構結構ww…所でジャッジメントの訓練にわざわざ受けにきたという三人の少年達はどこかな?」

固法「彼等でしたら――」

590 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:07:40.78 ID:iWfiR2DO


一方「………」

小磯「………」

小磯(まさか…このスキルアウトみたいな小僧…?)

一方「…何ジロジロ見てンだよチョビ髭オヤジ」

小磯(……チョビ髭…だと)

一方「変なチョビ髭しやがってよォ…これから愉快に素敵に髭ダンスでもするンですかァ?」


小磯「……」ピキッ

固法「す、すいません小磯先生、彼組み手で疲れて少々気が立ってるみたいで」

一方「あァ?俺ァ別に疲れちゃいねェよ」

固法「き、君!」

小磯「……」ピクピク

小磯「……まあいい…もう一人は?」

591 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:08:02.32 ID:iWfiR2DO


固法「あそこにいる彼もそうで――」

上条「さっきは本当にごめんな…」

初春「気にしないで下さい、組み手なんですから――あいたっ」

上条「あっ!膝すりむいてるじゃないか」

初春「大丈夫ですよ、こんなの怪我の一つに入りませんから」

上条「何言ってんだ!そこ座って!俺絆創膏あるから」

初春「えっ、あの」ストン

上条「…女の子なんだから…後のこったりしたら大変だろ…じゃあ貼るよ」ペリッ

初春「は、はい」

初春(な、なんか…恥ずかしい)//


小磯「………」

小磯(…神聖な道場で軟派な事をしおって…)ギリギリ

固法「あ、あの~~…小磯先生?」

小磯「……最後の一人はどこだね?」

固法「もう一人はさっきトイレに――」

592 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:08:24.28 ID:iWfiR2DO





トコトコ

北野「待たせてごめんね」

黒子「北野さん、お腹の方は?」

北野「うん、もう大丈夫…あそこにいる人は?」

黒子「わたくし達ジャッジメントの組み手を指導している小磯流古武術の小磯平三先生ですわ」

北野「そうなんだ……」

北野(…凄い人なんだなあ)

北野「よし、じゃあ僕挨拶てくるね」タタッ

593 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:08:50.32 ID:iWfiR2DO


固法「もう一人はさっきトイレに――」

北野「待たせて大変すいませんでした」

固法「あら北野君…紹介するわね、こちらが私達を指導なさってる小磯平三先生です」

小磯(ふむ…先程の二人と違い真面目な感じそうだな…さて、どんな顔を――)クルッ

北野「初めまして…僕北野誠一郎と言います」

小磯「―――――」

固法「……小磯先生?」

小磯「…固法君…ちょっとこっちへ」

固法「…はぁ」

北野「?」

594 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:09:19.52 ID:iWfiR2DO


小磯『――なんだねあの悪魔は!?何故あのような輩がここにいるんだ!』

固法『小、小磯先生落ち着いて下さい…彼あんな顔をしてますが本当はすごく真面目な人で――』

小磯『真面目!?何を言っているんだね君は!真面目な人間が眉を剃ってあんな危ない顔をしてると本気で思っているのかね!?』

固法『い、いえあのですから…』

小磯『もういいっ!…とりあえずあの悪魔との組み手は私がやる、いいね!』スタスタ

固法『!―――先生無茶です!彼は本当に全くの素人なんですよ!』

小磯『…大丈夫だちゃんと手加減はする』

固法『それならいいですけど――』

小磯『…多分な』ボソッ

固法「!」

595 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:09:45.22 ID:iWfiR2DO


北野(…あっちで先生と固法さん小声で何話してるんだろ?)

北野(あ…話し終わったみたい)

スタスタスタ

小磯「…組み手なんだが…貴様の相手は固法君ではなく私になった」

北野「………」

北野「………え?」

小磯「聞こえなかったか?…もう一度言うぞ」

小磯「貴様と組み手をするのは私だ……何の目的でここに来たかは知らんが…叩きのめしてやる」

北野(えっ、えっ!何で!)

596 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:10:14.46 ID:iWfiR2DO


小磯「では、黒子君審判を頼むよ」

黒子「えっ…?あ、はいですの」

黒子(何ですのこの流れ?何故小磯先生が北野さんの組み手の相手に…とりあえず)

黒子「…始め!」

小磯「ぬおおぉっ!」ダダッ

北野「わわっ」

黒子(…でもまあ…小磯先生もちゃんと手加減は――)

小磯「うりゃあぁっ!!」

ボオッ!!

黒子(ナシッ!!?)

597 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/19 14:10:49.04 ID:iWfiR2DO


北野「きひゃいっ!」ササッ

スカッ

小磯(ぬっ!こいつ!)

固法(小磯先生のあの正拳突きをかわした!)

ズザッ!

北野「びっくりした~…いきなりなんだもん」

小磯(こいつ…並みのスキルアウトじゃなさそうだな)

小磯(だが…)

小磯「貴様のようなスキルアウトの悪魔に…私は負けんっ!!」

上一初黒「は?」

北野「え?先生…何を言って――」

小磯「うおおおぉぉぉっ!!!」

ダダダダダダダッ!

北野「ちょ、ちょっと先生――」

小磯(今だ!)キラン

小磯「食らえっ!」ブァッ!

北野「!」

小磯「悪魔封殺滅却拳!!!」

ズオォォォォォォッ!!!

598 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:11:15.15 ID:iWfiR2DO


北野「――」ドシャアッ!

小磯「手応えありっ!」

上条「き、北野!」

初春「北野さん!」

ムク

小磯「なっ」

北野「わぁ……道着がズタズタになっちゃった」

小磯「かわした…だと」

初春「…凄い…」

固法「あの間合いから紙一重でかわしていたなんて…」

一方「北野の奴…やるじゃねェか」

599 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:11:43.01 ID:iWfiR2DO


小磯「おのれ~…悪魔めっ!」ザザッ

小磯「ふん!ふん!」

ブォン!ブォン!

北野「わっ!――わわわっ!」サササッ

小磯(何故だ!何故俺の攻撃が当たらんッ~~!?)

小磯「ガアアアァァァァッ!!!」ブァッ――

北野「わあっ!」ササッ

スカッ―――バキャッ!!

初春「えっ…」

上条「嘘だろ……」

一方「あのチョビ髭オヤジ…」

黒子「蹴りで…壁を破壊するなんて…」

600 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:12:11.51 ID:iWfiR2DO


小磯「ちょこまかと逃げやがって…このガキャア」ゆら~

固法「!―――」ダダッ

黒子「固法先輩?」

固法(まずいわ!小磯先生怒りで我を忘れかけてる!止めなきゃ!!)

北野「はあっはあっ…」

北野(ジャッジメントの組み手がこんなに過酷だったなんて…やっぱりちゃんと断れば良かったなぁ…よし、まいったしよう)

北野「先生まいり――」

小磯「観念しろやゴルアァ…」ギュッ…グググッ

北野「あ、あの……先生?」

小磯「オルアァァァ――」

固法(くっ!)バッ

ガシッ!

小磯「!――な、何をするんだ固法君!離すんだ!」

601 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:12:56.10 ID:iWfiR2DO


固法「もう止めて下さい!いくらなんでも全力でやるなんて危ないですよ!」

小磯「~~~っ、ええい!何を言っとる!離さんか!」

固法「いいから止めて下さい!」

北野(!?、!?、え、何んなの?何がどうなっちゃってるの?)

小磯「~~~っ!離さんかゴルアァッ!」ブン!

固法「きゃっ!」ズデン

初春「固法先輩!」

上条「おいあんた!女の子に何てことしてんだよ!」

一方「チョビ髭の上に大人気ねェとは最低なオヤジだなァ」

白井「先生!いくらなんでもあんまりですわ!」

602 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/19 14:13:31.08 ID:iWfiR2DO


ブーブーブーブーブーブーブーブー!

小磯「なっ…」

小磯(な、何故だ…私はただ…この神聖なる道場を悪魔の手から救う為に、死力を尽くしているというのに…何故こうも非難されるんだ……?)

小磯(……そうか!……この悪魔…すでに固法君や白井を懐柔してこうなるように仕向けていたんだな……)ギリッ

小磯「……悪魔めぇ…姑息な手を使いおって…」ギリギリ

北野「あの……」

北野「……まいりました………先生?」

小磯「うおおぉぉぉぉっ!!」

北野「え――っ」

ズザザザザザッ!

北野(早いっ!?)

603 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/19 14:14:04.76 ID:iWfiR2DO


上条「おいやめろよアンタ!」

初春「先生もう止めて下さい!」

小磯「死ねやゴルアァァァァッ!」ブオォッ!

北野「わああああっ!」

黒子「―――」シュン

シュン 黒子「――」ババッ

ドゴン!

小磯「ぶっ――!」ヨロ

一方「―――」ギュン!

ズザッ!

一方「…頭冷やせや」グン

ドオォン!―――ビタンッ!

小磯「が……ぐふ…」ガクッ

604 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:14:28.91 ID:iWfiR2DO


白井「ふう」

一方「たくよォ」

北野「………あれ?」

上条「すげー…白井のテレポートからの延髄蹴りと一方通行の反射攻撃…」

初春「お互いとても嫌ってるとは思えない程見事なコンビネーションでしたね」

固法「…案外あの二人…似たもの同士かもね――って、それ所じゃないわ!大丈夫ですか小磯先生!」タタッ

小磯「……」

固法「完全にノビてるわ…アナタ達」キッ

白井「…しょうがないじゃありませんか…」

一方「あァ、その通りだ…大体このチョビ髭オヤジが悪いンじゃねェか、北野は組み手を止めたがってたのに無視して続けてたンだからよォ」

605 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:14:55.71 ID:iWfiR2DO


固法「…………ふう、まあ…そうね…小磯先生かなり暴走してたし…あなた達が小磯先生にした事は見なかった事にするわ」

黒子「ありがとうございますの」

一方「ケッ」

固法(しかし……本気になった小磯先生の攻撃をああも簡単にかわすなんて…)

固法(白井さんの言うとおり…北野君の格闘技センスはずば抜けてるわね……)

北野「………」

北野(一体何だったんだろう……?)

606 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:15:24.68 ID:iWfiR2DO




―とある街通り―

トコトコ

黒子「…今日はすいませんでしたの北野さん…まさか小磯先生があんな暴挙に出るとは…」ショボン

北野「大丈夫だよ黒子ちゃん、僕気にしてないから」

黒子「…そう言っていただけると助かりますの」

一方「…しかしよォ、あのチョビ髭何で北野をあンなに目の敵にしてたンだァ?」

北野「うん…本当に何でだろうね」

黒子(まあ…大体は予想はつきますが……小磯先生は根っからの頑固オヤジ系ですからね…恐らく…)

上条(北野の容姿で誤解したんだろうなぁ…)

607 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:18:33.96 ID:iWfiR2DO


一方「所でよォ…」

北野「どうしたの?」

一方「…帰りがなンでババァと一緒なンだ?」

上条「お、おい」

黒子(また…ババァなどと…)

黒子「…ふん、アナタこそ何で北野さんと一緒に帰っているんですの?…このもやしっこ」

一方「…あァ?なンだとババァ」

北野「け、ケンカは駄目だよ」

上条(この二人同じ事ばかりして、良く飽きないな…)

608 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:19:49.14 ID:iWfiR2DO


北野「そ、そうだ!僕この近くで美味しいアイス屋さん見つけたから皆行こうよ!」

上条「…北野…生憎だが上条さんそんな余裕は……」

一方「…アイス買う金もねェのかよ三下…ケッ…じゃあ俺が全員分奢ってやる…ならいいだろ」

上条「……マジっすか?」

北野「えっ?そんな悪いよ」

一方「気にすンじゃねェ…行くぞ」

黒子「………」

一方「………」

一方「……おい何ボーっとしてンだよ…てめェも早く来いよ」

黒子「えっ…?」

609 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/19 14:20:37.00 ID:iWfiR2DO


一方「言っただろゥがァ…『全員分』奢るってよォ…それともなンですかァ?アイスは嫌いなくちですかァ?」

黒子「……」

黒子「いいえアイスは好きですわ…仕方ないですが断るのは無粋ですし…アナタの好意に仕方なく甘えますわ」

一方「…ケッ、勝手にしろ」

上条(…意地っ張りな奴ら)

北野(一方君も黒子ちゃんも少しは仲良くなれた……かな?)



ACT12後編終わり

618 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:37:00.55 ID:nMqqhUDO


北野『海?』

上条『ああ、ちょっとワケあって今禁書と一緒に海に来てるんだ』

北野『そうなんだ、だから今日上条君の家に行ったら誰も居なかったんだ』

上条『北野俺ん家来てたのか?…スマン…急だったとはいえ連絡してなくて』

北野『ううん気にしないで、連絡もせずに上条君の家に行った僕が悪いんだから』

上条『いや、ちゃんと連絡してない俺が――』

禁書『とうまー!荷物置いて早く海に行こうよー!』

上条『ちょっと待てよ禁書、上条さん今北野と電話中――』

禁書『はーやーくー!海行きた~い!』

619 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:38:05.09 ID:nMqqhUDO


上条『だから…ちょっと待てよ!』

禁書『待てない待てない待~て~な~い!』ジタバタ

北野(……)クスッ

北野『…上条君、そっち何だが忙しそうだし電話切るね』

上条『~~~っ、わりぃ北野!――――コラー!禁書、旅館の中で走るんじゃないっ!』

プープープー…ピッ…

北野「そっか…上条君学園都市にいないのか」

北野「………」

620 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:38:30.78 ID:nMqqhUDO


北野「…どうしようかな」

北野「一方君は一方君で今日は用事があるって言ってたし…」

北野「う~~~ん……」

北野「……そうだ!」

北野「たまには読書でもしよう」

北野「考えてみれば最近本読んでないし、これは良い機会かもしれないな」

北野「よし、そうと決まれば早速図書館に行って本を借りてこよう」



ガチャ――バタン

トコトコトコ…

北野(どういう本を借りようかなあ…)

北野(やっぱり、純文学とか読みたいなあ…)

621 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:39:08.34 ID:nMqqhUDO


―次の日―

~北野君の部屋~

ピピピピピピッ

白井「う…ん…」カチッ

白井「………」

白井「朝…か」ムクリ

白井「…昨日は借りてきた本を夜遅くまで読んでたから……まだ眠いなあ」

白井「…でも…ちゃんと規則正しい生活をしなきゃね」

白井「…よし、朝ご飯食べて午前中は勉強をみっちりとしよう…そして午後からは一方君を誘って街へ遊びに行くよう後で電話しとくかな」

622 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:39:39.42 ID:nMqqhUDO


―とある街中―

白井「一方く~ん」タッタッタッ

初春「あァ?来たかァ」

白井「あれ?一方君…ひょっとして僕待たせちゃってた?…でも約束の時間は――」

初春「いや、北野は時間通りに来てるぜェ…ただ俺が早めに来てただけだァ……先に言っておくけどよォ…気にすンじゃねェぞ」

白井「…ごめんね…」

初春「だから、気にすンなっつってンだろうがァ」

白井「う、うん……所で帽子をしてくるなんて珍しいね」

一方「……変か?」

623 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:40:17.95 ID:nMqqhUDO


白井「ううん、似合ってるよ」

初春「そうか?…まァいい…それよりどこに遊びに行くンだ?」

白井「そうだなぁ…ゲームセンターとかどうかな?」

初春「ゲーセンかァ……たまにはいいかもなァ」

白井「一方君は結構ゲームとかするの?」

初春「今はたいしたしてねェが、ちょっと前だったらそこそこやってたな」

白井「そっか…実は僕凄く久しぶりだから、どういうゲームがあるか分からないんだ…だからやり方とか…一方君…教えてね」

初春「……チッ」

初春「…しょうがねェなァ」

624 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:40:54.29 ID:nMqqhUDO


トコトコトコ

白井「あっ…美琴ちゃ――じゃないか…頭にゴーグルつけてるからあれは御坂ちゃんか……」

初春「あァ?…あンな奴放っておいて行く――」

白井「御坂ちゃんに挨拶しなきゃ」タタッ

初春「って、北野聞けよてめェ!」

タッタッタッタッ

白井「こんにちは御坂ちゃん」

固法「あ、人外さん…こんにちは……一方通行と二人揃って歩いているとは珍しいですね‥と、ミサカは簡潔に答えます」

白井「そうでもないよ、僕達結構一緒に遊んだりしてるしよ、だって一方君と僕は友達だからね」

固法「…友達…ですか…そうなのですか?‥と、ミサカはあの一方通行が他人と行動を共にしてる事に驚きを隠しきれません」

白井「何言ってるの?この前焼き肉の時でも一方君居たじゃない」

625 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:41:29.94 ID:nMqqhUDO


固法「あの時だけと思ってたので‥と、ミサカはアナタと一方通行の意外な親交深さに、思わず鳩が豆鉄砲を食らった気分です」

白井「そんなに驚く事かな?」

スタスタスタ

初春「おィ北野…いつまでくっちゃべってンだ…」

固法「こんにちは一方通行‥と、ミサカは簡単に挨拶をします」

初春「あん?………あァ」

初春「とりあえず行くぞ北野」

白井「あ、うん…じゃあね御坂ちゃん」

固法「はい、さようなら‥と、ミサカは手を小さく振りながら応えます」

固法「……」

固法(誰も寄せ付けず…全てを敵のようにあたってたあの一方通行に……友達…)

固法(……)

固法「人外さんと上条当麻に出会ってから…」

固法「お互い変わりましたね…と、ミサカは一人呟きます」

626 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:41:51.80 ID:nMqqhUDO


―とあるゲーセン―

白井「わあ……色々なゲームがあるんだね」

初春「あン?別に普通だろうがァ…ンで、どれやってみてェンだ?」

白井「僕が選んじゃっていいの?」

初春「あァ……北野、俺ちょっと便所行ってくる…その間に決めておけよ」スタスタ

白井「うん、わかった」

白井「……」キョロキョロ

白井「…どれにしよ――」

ドン

白井「あいたっ」

スキルアウト2「いてっ…テメーどこ見てんだコラ」

白井「あ…ど、どうもすいません」ペコ

スキルアウト1「ん?」

スキルアウト3「どうした?」

627 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:42:15.86 ID:nMqqhUDO


スキルアウト2「ああ、こいつ俺にぶつかってきておいてごめんで済むと――」クルッ

白井「……」

スキルアウト2「(…こ、こいつなんて面してやがる!)―――な、なんだてめー!ケンカ売ってんのかコラッ!」

スキルアウト1、3(こ、こいつは!?)

スキルアウト1「――――ば、馬鹿やろう!お前誰に絡んでるんだよ!」

スキルアウト2「な、なんだよ急に」

スキルアウト3「こ、こいつ!悪魔と呼ばれてるあの北野誠一郎だぞ!ビックスパイダーをたった一人で潰したっていう!」

スキルアウト2「こ…こいつが…!?」

白井(あれ?何でこの人達僕の名前知ってるんだろ?)ジー

628 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:43:12.90 ID:nMqqhUDO


スキルアウト1「うっ…めっちゃガンつけられてる…」

スキルアウト3「や、やべーよ!こいつキレかけてるよ!」

スキルアウト2「く、くそ…」

白井(何だろう……話しが全く見えないや…あっ)

白井「一方く~ん」

スキルアウト123「!」

スキルアウト2「北野のツレか!」

スキルアウト1「こうなりゃあ、あいつを人質にとって――」

スキルアウト3「この場は凌しかねえっ!」

ダダダダッ!

スキルアウト1「おいてめー!少し大人しく―――」

初春「―――」

パキーン

ドンッ!

スキルアウト123「ギャーーッ!」ドサッ

初春「あァ?…なンだこいつら?…わりぃな待たせて…で、決まったか?」

白井「う…うん…決まったけど…ちょっとやりすぎじゃあ」

629 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:43:38.89 ID:nMqqhUDO


初春「ンなもンしらねェよ、第一俺の反射に加減なンかできるわけねェだろうがァ」

白井「いや…そうかも知れないけど…」

シュンッ!――タッ

小磯「ジャッジメントですの!あなた方大人しく――って北野さん……に、アナタですか」

白井「ンだァてめェ、文句あンのかァ?」

小磯「…こちらでスキルアウトの争いが起きそうと通報があり来たのですが……」

小磯(……どうやら通報した方はこの二人もスキルアウトと思い込んだみたいですわね……まあ)ジー

白井「」

初春「」

小磯(お二方の容姿じゃ…仕方ありませんか…)ふぅ

630 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:44:42.99 ID:nMqqhUDO


初春「…言っておくが、俺らは何もしちゃいねェぞ、こいつらが勝手に仕掛けてきたンだからな」

白井(まあ…嘘は言ってないよね…)

小磯「…言わなくても大体検討がつきますわ…まあいいですわ、とりあえずこの三人はわたくし達が連れて行きますが……あなた方…特にアナタ…これ以上面倒事を起こしたらただじゃすみませんことよ」

初春「あァ?知るかっ」

小磯「……」ピキッ

白井「う、うん気をつけるから大丈夫だよ!」

小磯「……ふう…本当に頼みましたわよ」

スタスタスタ

631 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:45:30.28 ID:nMqqhUDO


初春「ケッ……たくっ相変わらずうるせェババァだったなァ」

白井「ア、一方君」

初春「フン……気分が変わった…よし北野…これやるぞ」ガタッ

白井「えーと何々…『とある魔術の戦闘目録』?…これどういうゲームなの?」

初春「まあ格闘ゲーム…いわゆる格ゲーってやつだな…まあ見てな…」チャリン

白井「………」

初春「………こいつにするか」カチ

『そげぶっ!』

白井(…なんか誰かに似てるような…対戦相手は…)

『るっせえんだよ!このド素人がぁっ!!』

白井(?、変ったおばさんキャラだな…)

632 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:46:03.08 ID:nMqqhUDO


『round1…fight!』

初春「………」ガチャガチャ

ビシ!ガシッ!ドカ!

白井(わあ…一方君上手いなあ…一方的だ)

初春「……」ガチャガチャ

ドカドカッ!ズタンッ!

初春「……」ガチャガチャ―ガチャカ

『くらえっ!そげぶーっ!!』

ドゴオオォォォンっ!!

『そ…そうは…い神…裂…ぐふっ』ドサッ

『you WIN!』

初春「…ま、こンなもンか」

白井「一方君…上手いね…凄いや!」

初春「ば、馬鹿やろう!は、はしゃぐんじゃねェ」

633 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:47:22.68 ID:nMqqhUDO


白井「いや、本当に凄いよ!僕驚いちゃった」

初春「そ、そうかァ?」//

白井「…じゃあ僕もこのゲームをやってみようかな?」

初春「あァ、やってみろよ…技を覚えるまでが大変だが、このゲームはおもしろェぜェ」

白井「よーし…僕はどのキャラにしようかなー」



北野君と一方通行…
彼等はゲームに熱中するあまり気付いていなかった
店内に店員以外誰もいないことに……
北野君と一方通行の姿を見かけた途端、全ての客は恐がり外へ戻って行くからである……そして、学園都市にまた新たな噂が流れ始める

悪魔北野誠一郎と学園都市第一位の一方通行…この二人の最恐悪魔コンビ結成!……と

634 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/20 16:48:02.69 ID:nMqqhUDO


一方上条当麻は…

『おにいちゃーん!』

上条「ん?」

刀夜「お、乙姫ちゃんきたようだな」

『おにいちゃーん!』タッタッタッタッ

上条「――――っ!?」

北野「おにいちゃーん!」

上条(何で北野がここにっ!てか、なんでワンピースを着て満面の笑顔で上条さんに向かって走って来るんだ!)

北野「おにいちゃーん!会いたかったー!♪」ガバッ!

ぎゅうううっ♪

上条「ギャアアアアアアアアァァァッ!!!」


ACT13終わり

640 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/20 20:07:02.17 ID:8sZ0UUAO

ピンポイントで不幸を引き当ておったわ

646 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 13:56:19.85 ID:r5jjalI0

状況がよく分からない俺におしえてエロい人
入れ替わりってこと?

647 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 15:54:43.97 ID:05WqZYDO

分かりづらくてすいません
エンゼルフォールで人が入れ代わったのを表現したつもりだったんですが…

今夜投下します

648 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/21 21:00:34.72 ID:05WqZYDO


―とある街通り―

トコトコ

佐天「……はぁ」

佐天(……能力者に…なりたいなぁ)

佐天(先生達は諦めず頑張ればいつかはって……言うけど…)

佐天「……」

佐天(…自分だけの…パーソナルリアルティ……か)

トコトコ…ピタ

佐天「……」

佐天(…どんなに頑張っても…私じゃ…)

佐天「駄目……なのかな…?」

649 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/21 21:01:33.83 ID:05WqZYDO


テクテク

北野「ふぅ…図書館で思わず熟読し過ぎちゃったなぁ…もう夕方かあ」

北野「…今日の晩ご飯…何にしようかな…?」テクテク

北野「…あ…涙子ちゃんだ…」

北野「涙子ちゃーん」タタッ

佐天「ん?…あ、北野さん」

北野「こんにちは…いや、こんばんはで…いいのかな?」

佐天「う~ん…ww…多分こんばんはでいいと思いますよ」

北野「そっか…じゃあ改めてこんばんは」

佐天「ふふ…はい、こんばんは」

650 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:02:20.33 ID:05WqZYDO


佐天「北野さんはこれから帰るんですか?」

北野「うん、さっきまで図書館でずっと本を読んでたけど…そろそろ家に帰って晩御飯の準備しなきゃいけないからね」

佐天「へ~~読書ですかぁ…ちなみに北野さんはどんなジャンルの本を読んでたんですか?」

北野「主に純文学が多いかな?」

佐天(じゅ、純文学?…うわ~…北野さん…私には全く関わりがなさそうなのを読んでるんだ…)

佐天「そ、そうなんですか」

651 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:03:09.04 ID:05WqZYDO


北野「うん…所で涙子ちゃんの方は?」

佐天「私は友達と遊んだ後の帰りなんで、北野さんと同じ家に帰るだけですよ」

北野「そうなんだ…涙子ちゃんもひょっとして自炊してるの?」

佐天「勿論ですよ、こうみえても私結構料理には自信あるんですよ」

北野「へえ~…涙子ちゃんは偉いなあ」

佐天「そんな大げさですよ…それに料理なんて誰でも簡単にできるものじゃないですか……超能力と違って…誰にも…」

北野「……涙子…ちゃん?」

652 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:04:13.43 ID:05WqZYDO


佐天「――」ハッ

佐天「あ…す、すいません!私変な事言い出しちゃって――アハハハッ」

北野「……」

佐天「じゃ、じゃあ私帰りますね」クルッ

北野「………」

北野「……ねえ、涙子ちゃん」

佐天「え?…ど、どうしました北野さん」

北野「…あのさ…良かったら…今日は外でご飯を食べない?…僕奢るからさ」

佐天「…い、いやいいですよ、北野さんに悪いですしアハハハッ…」

北野「……涙子ちゃん…君…何か悩んでるんでしょ…?」

653 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:04:56.77 ID:05WqZYDO


佐天「えっ…?」

北野「今の涙子ちゃん…なんだか…うまくいえないけど…笑顔に陰があるよ」

佐天「……」

北野「…僕なんかに相談しても、涙子ちゃんの悩みは解決しないかも知れない……だけど」

北野「一人で抱え込むのは…良くないと思うんだ僕…余計なお節介かも知れないけどね……」

佐天「……」

北野「……それにほら、誰かに悩みを話すと少しは、気持ちに余裕が出たりするって言うでしょ?…例えば…えっと…う~ん~と…」

佐天「……」

北野「だから…えっ…とね…」アセアセ

佐天「……プッ」

北野「?」

佐天「アハハハッ」

654 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:07:06.43 ID:05WqZYDO


北野「えっ?えっ?」

佐天「ご、ごめんなさい、なんかおかしくて…あははは」

佐天(私…誰も心配かけたくないから…黙ってたのに……)

北野(?)

佐天(…北野さん…私が悩んでるの…分かるんだ……かなわないなぁ…)

北野(??)

佐天「アハハハッ―――……ふぅ……北野さん」

北野「何?」

655 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:07:43.97 ID:05WqZYDO


佐天「…さっきのご飯の誘いなんですけど…私…美味しいパスタが食べたいです」

北野(…涙子ちゃん…)

北野「…うん、じゃああそこのファミレスでいいかな?」

佐天「はい♪」

北野「よーし、じゃあ行こう涙子ちゃん…あ、そうそう遠慮せずに何でも頼んでね」

佐天「え~~、そんな事言って本当にいいんですかあ?」ニヤニヤ

北野「う…な、なるべく安いのをお願い」

佐天「ふふっ…冗談ですよ♪ではでは、北野さん行きましょう!」

656 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:08:31.49 ID:05WqZYDO


―とあるファミレス―

食後

佐天「美味しかった~…北野さん、本当に御馳走様でした」ペコ

北野「いや、いいんだよ。ちょうどここのファミレスに、僕前から行きたかったけど、中々機会がなかったし…こちらこそ付き合ってもらってありがとうね」ペコ

佐天「北野さん違いますよwwこういう時男の人は、なんのなんの、って堂々としてなきゃ」

北野「う~~ん…僕には堂々となんて…無理だよ」

佐天「あははっ、そんな事ないですよ」

北野「そうかなぁ…?」

佐天「そうですよ」

657 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:08:49.40 ID:05WqZYDO


一方(ン…?あれは…北野)

一方(…と…誰だあいつ?)

一方「……」スタスタ

一方「よォ、北野」

北野「あ、一方君こんばんは、珍しいとこで会うね…一方君もご飯?」

一方「あァ…所で、誰だコイツ?」ジロッ

佐天「!」

佐天(な、何だろうこの人…スキルアウト?…でも北野さんの知り合いみたいだし…)

北野「彼女の名前は佐天涙子ちゃん、以前ちょっとした事があって知り合いになったんだ」

佐天「は、初めまして」ペコ

一方「…あァ」

658 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:09:38.89 ID:05WqZYDO


北野「涙子ちゃんにも紹介するね、彼は僕の友達で名前は一方通行君、この学園都市第一位のLV5なんだよ」

佐天「!!」

佐天(えっ、えっ!学園都市第一位の能力者!な、なんでそんな人がここに――というより、北野さん何でそんな人と友達なの!?)

一方「北野…別に紹介はいらねェよ」

北野「ん?何で?」

一方「俺とこの女が次にあう機会なンざないだろがァ」

北野「いや、わからないよ、人生先は長いしこれから何があるかわからないでしょ?」

一方「ケッ…爺くせェ奴だなァ」

北野「そうかな?」

659 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:10:01.78 ID:05WqZYDO


一方「まァいいや、飯も食ったし俺ァ帰るわ…じゃあなァ北野」スタスタ

北野「うんじゃあね一方君」ノシ

佐天(北野さん…私と同じ無能力者なのに…第一位のあの人と普通に喋ってた…)

佐天(ううん…それだけじゃない…初春に聞いたら…白井さんに…御坂さん…固法先輩…この人の周りには色々な能力者がいる……)

佐天(……だからこそ……その人達と一緒に居てLV0の自分に…劣等感とか……ないのかな…?)

佐天「………」

佐天「……北野さん」

北野「ん?何涙子ちゃん?」

佐天「私の悩み……聞いて…くれますか?」

北野「………」

北野「……うん」

660 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:10:55.13 ID:05WqZYDO


佐天「私…なりたかったんです……能力者に…」

北野「……うん」

佐天「だけど……頑張って頑張って…どんなに頑張っても…私…未だにLV0の…無能力者なんです…」

北野「……」

佐天「北野さんも知ってると思いますけど…あの御坂さんも最初はLV1だったんですよ…けど…御坂さんは努力に努力を重ねて…今は立派なLV5の能力者になってます……格好良いですよね…でも……私にはちょっと……眩しすぎる…かな…」

北野「……」

佐天「私…私は…格好良くなくてもいいから…LV1でもいいから…能力者に…なりたかった…」

佐天「だから……どんなに良い結果が出なくても……次こそは!今度こそはっ!…って自分を奮い立たせて頑張ってきました…」

北野「……」

661 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:11:32.58 ID:05WqZYDO


佐天「けど……だけど!……いくら頑張っても…!どんなに努力を重ねても…!……私……全然駄目で……!」グスッ

北野「……涙子ちゃん」

佐天「……私…こんな自分が…うっうぅ……とても…嫌で…」ポロポロ

佐天「こんな思いをするなら…私…学園都市に…来なければ良かった…」

北野「………」

北野「…涙子ちゃん…君は本当にそう思っているの?」

佐天「……えっ?」

662 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:13:44.40 ID:05WqZYDO


北野「…僕も涙子ちゃんと同じLV0の無能力者……だから、涙子ちゃんが頑張ってる気持ちも分かるし、前へ進めず自分に自信を持てなくなる気持ちも分かるよ」

佐天「……」

北野「確かに頑張り続けても結果が思うように出ず、諦めたくなるかも知れない……けど、僕は続ける事に意味があると思うよ」

佐天「続ける…事に?」

北野「うん…継続は力なりって言うでしょ?…あれは本当だと思うよ……僕の言ってる事は綺麗事かも知れないけど……でも、例え良い結果が続けて出なかったとしても…それでも…自分が…能力者になりたいって想った気持ちを……心を…忘れたくないから…だから」

北野「…僕だったら…いや、僕なら…まだ能力者になる夢は…諦めないな」

佐天「………」

663 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:14:32.22 ID:05WqZYDO


北野「それに…僕はこの街に来て良かった……まだ僕を恐がる人は沢山いるけど……友達もできてきたし…」

佐天「……」

北野「涙子ちゃんだって、この学園都市に来てなかったら、初春ちゃんや黒子ちゃん…その他の人に会えなかったんだよ………だから」グスッ

佐天「……えっ?」

北野「だから…そんな……そんな悲しい事は言わないで…涙子ちゃん」ポロポロ

佐天「……北野さん」

北野「うっ…うぅ……なんかごめんね…偉そうな事言っちゃって」グスッグスッ

664 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:15:10.21 ID:05WqZYDO


佐天(……)

佐天「……」クスッ

佐天「ああ~もう……ホラホラ北野さん、男なんですから泣かないで下さい」

北野「うぅ……だけど…涙子ちゃんが…こんなに悩んでいたのに…気付かなかった自分が…とても情けないよ」グスッ

北野「…本当にごめんね…」

佐天「…ううん…ありがとうございます北野さん…なんだか私…スッキリしました」

北野「えっ…本当に?」グスッ

佐天「はい♪だから…早く涙を拭いて下さい」

北野「う、うん」

665 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/21 21:18:13.73 ID:05WqZYDO


佐天「……」

佐天(能力者になりたいって想った気持ちを…心を…忘れたくないから……か)

佐天(………北野さんって…本当に不思議な人だな)

北野「……」グスッグスッ

佐天(……北野さん)

佐天(…本当に…)

佐天「ありがとうございます……」

北野「えっ…?」



ACT14終わり

673 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/22 17:17:24.45 ID:gygzMQDO


―とある朝の上条家―

上条「夏休みも残りわずかだというのに…」

上条「……何だこれは…」

禁書「?」ヒョコッ

禁書「数学計算問題集…?これがどうかしたの、とうま?」

上条「……その他にも宿題が…こんなに…」

禁書「……」パラパラ

禁書「…見事に真っ白だね」

上条(…考えてみればこの夏休み中に宿題なんて手をつけてなかった……気がする……)

上条「はぁ……どうしよう……」

上条「……不幸だ」

674 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:18:08.25 ID:gygzMQDO


―ところ変わって北野家―

北野「夏休みも残りわずかかぁ~…今日はどう過ごそうかな?」

http://www.youtube.com/watch?v=JZec7n6xH_s&sns=em~~~~♪♪

北野「あ、携帯鳴ってる」

北野「この曲が流れるって事は…上条君か」トコトコ

ピッ

北野「はい、もしもし」

上条『……北野…助けてくれ…』

北野「え…どうしたの上条君?」

上条『俺…今までで…一番やばいかも知れない…』

北野(…何か上条君の様子がおかしいな…)

北野(――っ!)ハッ

北野(まさか上条君…また何かのトラブルに巻き込まれたんじゃ!?)

675 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:18:53.41 ID:gygzMQDO


北野「だ、大丈夫なの上条君!」

上条『あまり…大丈夫とは言えない…状況だな』

北野(や、やっぱり…何かに巻き込まれたんだ!)

北野「―――上条君!僕に出来ることって何かない?…僕なんでもするよ!」

上条『…ありがとう北野…実は今から言う事って北野にしか頼めない事なんだが……それは…』

北野「……」ゴクリ

676 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:19:30.82 ID:gygzMQDO


北野「それは……?」

上条『…夏休みの宿題を……』

上条『…手伝って…欲しいんだ……』

上条『実は…俺…全く手をつけてなくて…さ…』

上条『……頼む!北野!』

北野「………」

北野「………」

北野「………えっ?」

677 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:20:25.61 ID:gygzMQDO




ピンポーン

北野「はーい」ガチャ

上条「――」ビクッ!

北野「あ、上条君いらっしゃい。さ…中に入って早速宿題にとりかかろうね」

上条「あ…あぁ」

北野「どうしたの?」

上条「いや、なんでもない」

上条(一瞬この前の海の悪夢がよぎっちまった…て、今はそれどころじゃない…)

上条「…北野先生…お願いします」ペコ

北野「そんな大げさだよ…上条君困っているんだから助けないわけにはいかないよ…それに僕達友達なんだし」

上条「……北野」ジーン

北野「どうしたの?」

上条「いや……上条さん良い友人をもって良かったなー…と、失礼な事を考えた自分に反省しつつ感動してる最中ですハイ」

北野「?――まあ、いいから上がって」

678 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:21:06.96 ID:gygzMQDO




上条「しかし…記憶の失う前の俺は何で宿題の一つや二つやってなかったんでせう…」カリカリ

北野「さあ…(苦笑)」

北野「――あっ、そこの問題の答えは3だよ」

上条「あいよ…3ね…」カキカキ

北野「禁書ちゃんはどうしてるの?」

上条「んー…なんかテレビにハマったらしく、家でテレビっ子になってるわ…ん~と…ここの問題は…?」

北野「そうなんだ…上条君そこは2じゃなくて1だよ…」

上条「おおっ、そっかそっか…1…ね」カキカキ

679 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:21:49.16 ID:gygzMQDO


北野「そういえば上条君や禁書ちゃんは普段何食べてるの?」

上条「ん~?…まあ、特売のセール品の食料によるけど、ほとんど適当に近いかな…」

北野「ふーん…そっかあ」

上条「うわ…この問題わかんねえ…う~ん…教えてくれ北野」

北野「……」

上条「…北野?」

北野「あ、ごめんごめん…そこの問題は3だよ」

上条「ほうほう、3…と」カキカキ

680 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:22:31.85 ID:gygzMQDO


北野「…上条君…良かったら僕今度、上条君家にご飯作りに行っていいかな?」

上条「え?……あ、ああ構わないが…つーかむしろ有り難いけど…どうしてまた?」

北野「さっきの話しを聞いて思ったんだけど…上条君は栄養面の事考えて、ご飯食べてないでしょ?」

上条「…言われてみれば…確かに」

北野「それは駄目だよ、禁書ちゃんもいるんだしちゃんとしなきゃ」

上条「あ、ああ……じゃあ今度頼むわ」

北野「うん、任せて♪腕によりをかけて美味しいのを作るから」

上条(…本当になんていうか…北野は相変わらず…優しい奴だな)

681 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:22:59.20 ID:gygzMQDO




―とある街通り―

てくてく

上条「いやあ♪北野本当に助かったよ…あんなにあった宿題がまさかこんなに早く終わるなんて♪」

北野「ううん、僕はほんのちょっと手伝っただけだよ…それに後半はほとんど上条君一人でやってたじゃないか」

上条「いやいや、北野先生の助力がなければこうも早く終わってなかったでせう」ウンウン

上条「――つーわけで、最後の夏休み!うんと楽しもうぜ!」

北野「宿題終わったと思ったら元気だね」クスッ

上条「まあな♪」

佐天「あ、北野さん」

682 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:23:25.25 ID:gygzMQDO


北野「涙子ちゃん、こんにちは」

佐天「こんにちはー」

北野「今日も涙子ちゃん元気だね」

佐天「あはははっ、私元気だけが取り柄ですから♪――所で隣の方は北野さんの友達ですか?」

北野「うんそうだよ」

佐天「やっぱり…こんにちはー!佐天涙子でーす♪よろしくです♪」

上条「あ、ああ…上条当麻です…よろしく」

佐天「あれ?ひょっとしてお兄さん…私が可愛いから緊張してます?」

上条「えっ?…あ、ああ、…北野に君みたいな可愛い女の子の知り合いがいたのがちょっと以外だったから…驚いちゃったよ 」

683 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:23:59.70 ID:gygzMQDO


佐天「あはははっ、上条さん口が上手いですねー…そうやって色んな女の子にフラグたててんじゃないんですか~~?」

上条「いやいや、上条さんは紳士なのでそういうは断じてありませんっ」

佐天「え~~、本当かな?あはははっ」

北野「……」

北野(この前がこの前だったから、心配だったけど…)

北野(…良かった…いつもの元気な涙子ちゃんだ)

684 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:24:36.34 ID:gygzMQDO





海原「ご一緒しますよ」ニコッ

美琴「うっ…」

美琴(…言えない…これからコンビニでただ立ち読みしに行くなんて…言えない)

美琴(どうしよう…)

美琴(ん?…この聞こえてくる声は)クルッ

上条「いやいや、上条さんは紳士なのでそういうは断じてありませんっ」

美琴(やっぱりあいつだ……って北野さんに……えっ…何で佐天さん…が)

美琴(…これはどういう事…?なんか楽しそうだし…)

海原「…御坂さん?」

685 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:25:09.96 ID:gygzMQDO


佐天「いや~~、上条さんって北野さんの友達だけあって面白い人ですね」

上条(…どういう意味なんでせうか?)

佐天「あ、上条さん頭にゴミついてますよ」

北野「あ、本当だ」

上条「えっ…ここら辺か?」サッサッ

佐天「そこじゃないですよww……ちょっと動かないで下さいね…」ススッ

上条(えっ、ちょ、ちょっと近いですよー!?)

佐天「あれー?…確かここら辺に…」

686 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:25:41.15 ID:gygzMQDO


美琴(……)

美琴(本当……やけに楽しそうね…)

美琴(………!)

美琴(えっ、えっ、何々どうして!?)

美琴(ちょっ、ちょっと!佐天さん近いわよ!)

美琴(――~~っ、あの馬鹿!佐天さんに寄られて何鼻の下伸ばしてデレデレしてんのよっ!!)ムカムカ

美琴(―――)スタスタ!

海原「あの…御坂さん?」

687 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:26:19.14 ID:gygzMQDO


佐天「ん~……あった!」ヒョイ

上条「取れたか?」

佐天「はい、中々ゴミにしては手強い相手でしたよ」

上条「なんだそりゃww」

北野「あはは……ん、美琴ちゃんだ」

スタスタスタ

佐天「本当だ、御坂さーん……?…あ、あれ?なんか…怒って…る?」

スタスタスタ

上条「…うん…あいつ……機嫌が良いようにはとても…見えない…な」

スタスタスタ――ピタッ…

688 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:26:50.96 ID:gygzMQDO


美琴「……」

佐天「こ、こんにちは御坂さん」

上条「よ、よお御坂!げ、元気かぁ」

北野「こんにちは美琴ちゃん」

美琴「…こんにちは、北野さんに佐天さん…と馬鹿」

上条「会ってそうそう馬鹿あ!?」

美琴「佐天さん気をつけなさい、この馬鹿は女誑しなんだから近付いちゃ危険よ」

佐天「は、はぁ…」

上条「はあっ?何あらぬ事を言ってんだよお前?」

美琴「…しかも自覚がないから尚更たちが悪い…」

北野(…女誑し?)

689 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:27:18.24 ID:gygzMQDO


上条「会ったそうそう何訳わかんねー事言ってんだよお前は」

美琴「ふん、何よ!本当の事じゃない」

上条「上条さんは紳士ですから、そんな女誑しと言われるような事は一切した事は有りません」

美琴「良く言うわよ!」

北野(…どうしてこの二人は仲が悪いんだろう)

佐天(ひょっとして…御坂さん上条さんの事を……)

佐天(これは面白くなりそうな予感…♪)

690 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:27:52.48 ID:gygzMQDO


ワーワーギャーギャー

スタスタスタ

海原「あ、あの~…御坂さ――」

美琴「うっさい!邪魔すんなっ!」

バリバリバリバリッ!

海原「うぎゃあああぁっ!」ドサッ…

美琴「あっ…」

北野「み、美琴ちゃん」

上条「お前何やってんだよ!」

北野「た、大変だ!佐天ちゃん救急車を!美琴ちゃんは何か冷やす物を!」

佐天「は、はい!」タタタッ

美琴「わ、わかりました!」タタタッ

上条「おい、大丈夫か!?」ガシッ

キュウウィンッ!

パリパリパリ…

海原「………」

北野「えっ…」

上条「顔の皮が…剥がれた?」

691 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:28:22.55 ID:gygzMQDO





美琴「うん…うん…わかった…ありがと…―ピッ―…黒子から聞くと…海原に変装して捕まったあいつ…学園都市に不正に入ってきた奴なんだって」

佐天「うわ~…怖いな」

上条(北野…俺の右手が触れた途端あいつの顔の皮が剥がれたのを見たよな…)ヒソヒソ

北野(……うん)ヒソヒソ

上条(…あいつ…恐らく)ヒソヒソ

北野(うん…魔術師かもね)ヒソヒソ

上条(まあ、捕まっちまったから、何しに来たのか分からずじまいになっちゃったけど…でも…ま、いっか…どうせただの下っ端だろう)ヒソヒソ

北野(…そうだね)ヒソヒソ

692 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:28:54.70 ID:gygzMQDO


佐天「男二人で何コソコソ話ししてるんですか?怪しいなあ?」

北野「いや、大した事じゃないんだ」

上条「そうそう」

美琴「……ごめんなさい…」

北上佐「えっ?」

美琴「…私のせいで…三人に迷惑かけちゃって…本当に…ごめんなさい」

北野「…ううん、そんな事ないよ」

美琴「…えっ?」

佐天「そうですよ、御坂さんは結果としては悪人を捕まえたんですから……終わりよければ全て良しですよ」

693 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:29:24.25 ID:gygzMQDO


上条「まあ確かに、あの時のお前の行動には驚かされたし、冷やっとした…」

上条「けどよ……もういいじゃねーか、誰も傷ついてねーしさ…だから、さ…」

上条「げ、元気だせよ」ポリポリ

美琴「……うん、ありがと」

上条「お、おう」


佐天「――あれあれ~~♪…ひょっとして上条さん照れてます?」ニヤニヤ

上条「こら、年上をからかうんじゃありません」

694 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:29:58.55 ID:gygzMQDO


北野「ふう……なんか、一段落したらお腹空いてきたなぁ」

上条「言われてみれば俺も」

佐天「あ、私も」

美琴「……」

美琴「…よーし!じゃあ皆に迷惑かけたぶん、美琴先生が皆にお昼ご飯を奢ってしんぜよう♪」

上条「まじっすか!?ははぁ―ありがとうございます美琴大先生」ペコ

佐天「上条さんプライド低っww」

美琴「あはははっ♪」

北野「でも、本当に良いの美琴ちゃん?」

695 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:30:32.49 ID:gygzMQDO


美琴「はい、それにこれぐらいの事はさせて下さい」

北野「うん…でもなあ」

美琴「じゃないと私の気が済みません」

北野「………うん、わかった…じゃあご馳走になるね」

美琴「はい…所で何か食べたいリクエストとか――」

上条「…あれ?」

美琴「ん、どうしたのよ?」

上条「何か忘れてるような……ま、いっか…」

北野「?」

696 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 17:31:49.89 ID:gygzMQDO


―上条家―

禁書「……」

ぐ~~きゅるきゅるきゅる…

禁書「……」

禁書「…お腹空いたんだよ」

禁書「とうま…お昼になったら一旦ご飯作りに帰って来るって約束したのに…」

禁書「とうま……許さないんだよ」ガチンガチン


…上条が自分の家に帰宅した際、禁書に問答無用に頭を噛みつかれたのは…言うまでもない…

ACT15終わり

699 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 18:19:19.82 ID:7B2tNo.0

エツァリカワイソスww

700 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/22 20:10:59.48 ID:VgDDB5Q0

闇咲ェ…

715 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/24 09:57:14.24 ID:B5FIRgDO


―とある街通り―

スタスタスタ…

青髪「……」

青髪(何でや……何で北野の周りにいる奴等は…誰も僕の正義を分かってくれへんのやろ…)

青髪(…北野に関わると地獄を見るのは火を見るより明らかなハズやのに…)

青髪(…それなのに)

青髪(……何で誰も分かろうとしないんや…)

青髪(……)ギリッ

青髪「……おのれ―――」

716 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/24 09:57:41.18 ID:B5FIRgDO


スタスタスタ

平三「……」

平三(…何故だ…何故固法君も白井もあの悪魔を庇うのだろう…)

平三(…争いとは無縁な人?本当はとても優しい人です?…だと…?)

平三(…あの二人は一体何を言っているんだ…?)

平三(…どっからどう見てもあの男は悪魔にしか見えないじゃないか…)

平三(……許さんぞ悪魔め…白井と固法君を誑かしおって…)

平三(……)ギリッ

平三「……おのれ――」

717 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/24 09:58:07.89 ID:B5FIRgDO


青髪・平三「「…北野誠一郎め」」

ピタッ

青髪「えっ?」

平三「んっ?」

青髪「…今…北野誠一郎…と言いました……か?」

平三「……ああ」

青髪「………」

青髪「………おじさん…もし…」

青髪「もし…僕が……皆あの悪魔…北野誠一郎に騙されているんです……と、言ったら…おじさんは……僕の事……信じてくれます?」

平三「!」

平三「……ようやく同士に巡り会えた…」

青髪「…えっ?」

718 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/24 09:58:33.77 ID:B5FIRgDO


平三「…周りの人間はあの悪魔の狡猾さにうまく騙され…そして自分の言うことに誰も耳を傾けてくれない……君もそうじゃないかね…?」

青髪「君もって……まさか…おじさんも…?」

平三「…辛かっただろう…一人孤独に戦いつづけて……」

青髪「……おじさん……僕…僕…」

平三「……みなまでいうな…」ガシッ

青髪「……おじさん!」ガシッ

719 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/24 09:58:59.23 ID:B5FIRgDO




そして…
二人の間には師弟関係が生まれた……

後に…打倒北野誠一郎を目指す同士として…友として…青髪…平三…この二人は北野君に様々な策を練り上げて、倒すべく行動を起こそうとするが……

…それは…まだ……先の話しである……

ACT番外編終わり

720 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/24 10:24:21.55 ID:IDJOUkAO

遂に巡り会ってしまったかwwwwwwwwww

721 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/24 10:35:32.55 ID:B5FIRgDO


―一方通行家―

「…よし…できたぜェ」

一方通行はそう言うと満足げな笑みを浮かべ、先程まで真剣に書いてた『ポエム』を手にする

…彼は以前からポエムを書いていたが…

今回はどうやら…友達を…北野君をテーマに書いたようだ…

…心なしか彼の顔は穏やかだ

そして、彼は一人ポエムを読み始めた……

722 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/24 10:35:59.32 ID:B5FIRgDO


「『俺はずっと一人だ…誰からも理解されず、恐れられ…暗く広い闇にさ迷い続ける俺は堕天使だ……今もこれからも…ずっと…だけど…俺の前にデビルフェイスなエンジェルが現れた……眩しかった……闇に生きる堕天使の俺にとって、そのエンジェルはとても……眩しすぎた……』」

「『俺は光を…エンジェルの慈愛を恐れた…今まで…味わった事のない温もりが…優しさが…信じられなくて…弱虫な俺は…逃げてしまった…』」

「『だがエンジェルは……堕天使に堕ちた俺を見捨てようとはしなかった…諦めなかった…そして……遂に堕天使は……エンジェルの温もりを…優しさを…信じた………friend love forever……』」

723 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/07/24 10:36:28.11 ID:B5FIRgDO


………

ポエムを読み上げた後の彼の部屋に再び静寂が戻る…

彼は静かに目を閉じ、何かを考えながら…

ぼそりと一人呟く…

「………」

「………いい出来だァ」


ACT番外編2終わり

724 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/24 10:39:52.48 ID:Eval7C.o

一方通行ェ…(´;ω;`)ブワッ

726 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/24 15:06:40.40 ID:IDJOUkAO

友愛は永遠に…wwwwwwwwww

727 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/24 15:16:01.71 ID:lGO45sSO

これが・・・レベル5・・・ッ!

739 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:44:59.89 ID:n9NyvoDO


―とあるファミレス―

美琴「怖い話…?」

佐天「そうです♪私、とっておきの話しをもってきたので聞いてくれませんか?」

美琴「え…いや…私は…」

黒子「…何を言い出すかと思いきや…この前の都市伝説の話しと言い…佐天さん…ここは科学が集まる学園都市ですのよ…」

佐天「そんなの分かってますよ、私だってもってきたネタの全部を信じてるわけじゃないですし…ただこう暑いと背筋が寒くなるような話しの一つや二つ、聞いて暑さを忘れたくなるじゃないですか」

初春「…それは佐天さんだけだと思います」

佐天「とかなんとか言っちゃって~…初春はただ怖い話を聞きたくないだけなんでしょ?」

初春「違います!」

佐天「ムキになるあたり怪しいなあ」ニヤニヤ

美琴(できれば私は遠慮したい……)

740 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:45:21.41 ID:n9NyvoDO


佐天「御坂さんなら、怪談話なんて大丈夫ですよね?」

美琴「えっ?」

佐天「まさか学園都市第三位でLV5の御坂さんが、幽霊やお化けが怖い…なんて子供みたいな事はないですよね?」

黒子「当たり前ですの、お姉さまがそんな非科学的な事に恐れるハズがあるわけないですの?ね、お姉さま」

美琴「あ、当たり前でしょ…そ、そんなの…あははっ……」

佐天「ですよねー、じゃあ…一つとっておきの怖い話…しますね」

美琴(……え)

初春「もう、佐天さんは強引なんですから…」

黒子「はぁ…全く…そこまで話したいと仰るのでしたら、とりあえず聞くだけ聞きますわ」

佐天「話しが早くて助かります♪」

美琴「………」

741 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:45:45.02 ID:n9NyvoDO


…この学園都市にある学生が、夜に帰宅してる時の事です…

彼は学校の行事を一人で時間を忘れるくらい熱心にやっていました、だけど辺りが暗くなってからようやくかなりの時間が経っている事に気付き、彼は鞄を持ち学校を後にしました

いつもは街の通りを歩いて家路に向かっていたんですが、今日は彼がみたい番組があったので、彼は急いで帰るため近道をしようと普段通らない路地裏に入っていったんですよ…

…そこの路地裏は普段はスキルアウトの溜まり場になっていたりする場所…のハズなんですが……その日に限って…一人もいないんですよ

742 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:46:11.69 ID:n9NyvoDO


彼も以前からここがスキルアウトの溜まり場になってたのを知っていたので、覚悟を決めて通ったわりには、肩すかしをくらった気分で

…妙だなー?

と、思っていたんですが歩く足を止めず先へ急いんでたんですよ…

コツコツコツ…

表通りの騒がしさとうって変わって路地裏は切り離された世界のように静かで、彼の歩く音だけが静かに響いてたんですよ…

…路地裏って…こんなに静かなものなのか…?

不気味な雰囲気が彼に、不安をよぎらせる…

…そう考えてた時…

743 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:46:36.07 ID:n9NyvoDO


ドサッ…

彼が通り過ぎようとした瞬間横にある細道から、何かが落ちる―――いや…倒れたような音がしたんです…

彼は驚き歩く足を止め、音のした横の細道を凝視する…

…けれど暗いせいもあってよく見えず、彼の恐怖はつのるばかり…

…そして彼は意を決して恐る恐る音のした方へ向かって行ったんです………

コツ…コツ…コツ…

彼は…一歩…また一歩と……少しずつ…ゆっくりと近付いていったんです…

744 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/26 14:47:04.17 ID:n9NyvoDO


…そして、彼が音のした場所に大分近くまで行くと…

女の子が倒れていた…

彼は思った、この女の子はここら辺にいるスキルアウトに暴行されたんだと思い、急いで倒れている女の子の側に寄ろうとしたして、足を滑らせて転んでしまったんですよ

転んだ痛みに唸りながら体を起こそうと、彼が路面に手をおくと

ぬるっ……

彼の手に暖かい液体がついたんです
…彼は疑問に思い、液体の正体を何だろうと携帯を取り出し携帯の光を濡れた手にあててみると…

…手が…血の色に……真っ赤に…濡れていたんです…

745 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:48:03.59 ID:n9NyvoDO


私は一旦間をおき、三人を見る

美琴「……」

黒子「……」

初春「……」

皆、私に話しのつづきの催促を黙ってしてくる
…まあ、白井さんはあんまりのりきじゃないというか、まだ続きがあるの?と、言わんばかりに退屈そうだけど……

…とりあえず私は続きを話す事にした…

746 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/26 14:48:49.52 ID:n9NyvoDO


…よく見ると…血が女の子の方から流れてきてる…それに気付き彼は女の子の側に寄ると……

彼は自分の目を疑った…
女の子の体は無残にも切り刻まれ、正視できない程ズタズタにされて死んでいたんです…
女の子の短い髪が血で真っ赤に染まり、その生気のない瞳からは彼に何かを訴えているようだった……

彼はあまりの凄惨な光景に、持っていた携帯を落とし、恐怖で悲鳴を上げ無我夢中で走ってその場を後にしたそうなんです…

…そして家に着いた彼は、ベッドにすぐさま潜り込んでガタガタと体を震わせていました…

747 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/26 14:49:13.40 ID:n9NyvoDO


…しばらく時間が経ってから大分落ち着いてきた彼は…警察に連絡しなければと思いベッドから出て、電話がおいてある部屋へ向かうと、ハッと自分の過ちに今更ながら気付く…
携帯を…あの殺人現場に…落とし忘れてしまった…

そう思った矢先に――

トゥルルルルル!

家の電話が鳴り響いた…
彼はまさかと思いつつもそっと、ディスプレイに表示された番号をみる…

かけられた電話は…自分の携帯からだった…

彼は女の子を殺した犯人からだと、すぐに理解し電話を出ようとしなかった…

電話に出たら何かとても恐ろしい事が起こりそうな気がして彼は耳を塞いだ

…だが、電話は部屋の主を嘲笑うように鳴らすのを止めようとはしない…

彼は恐怖に耐えながら、電話が鳴り止むのをじっと待った…

748 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/26 14:49:54.86 ID:n9NyvoDO


しかし…

トゥルルルルル…トゥルルルルル…

電話は一向に鳴り止まない…耐えきれなくなった彼は電話のコードを力任せに抜き、そして、電話はようやく鳴すのをやめた…

……だが


ピンポーン

突然のチャイムに彼の心臓は跳ね上がる

…………………まさか

彼は自分の恐ろしい想像を振り払おうと玄関に向かい、のぞき穴を見て……

彼は絶句した

彼が想像してたのは殺人現場を見られ、その現場を見た人間を消そうとしてる人間…だと思っていたのだが…そこにいたのは…

…殺されていたハズの女の子だった…彼女はのぞき穴から血まみれの姿で彼を見ていた…

749 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/07/26 14:51:24.87 ID:n9NyvoDO


彼は現実離れした状況に足は竦み、金縛りにあったかのように動けなかった…そしてのぞき穴から視線を動かす事ができずにいた…

…やがて血まみれの女の子が口を動かし、何かを言っているが声が小さくて聞こえない…
…彼は目を凝らし、女の子の口を集中してよく見た…

…女の子はこう呟いていた








「次はお前だ…!」

750 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:51:46.40 ID:n9NyvoDO


佐天「…これが私が仕入れてきたとっておきの怖い話しです」

初春「……」

黒子「……」

美琴「……」ブルブル

佐天「…………あれ?怖くなかったですか?」

初春「いや…怖い事は怖いんですけど…」

黒子「…話しの内容に穴が有りすぎていまいちですの」

佐天「あっれー?そうですかー?」

美琴(聞こえない…!私には…何も聞こえない…!)

751 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:52:10.77 ID:n9NyvoDO




その頃北野君たちは

テクテク

上条「……」

北野「……」

上条「……暑いな」

北野「うん…暑いね」

上条「……」

北野「……上条君?」

上条「…こんな日ぐらい…そこのファミレスに寄って何も頼まないけど…水だけ飲んでも……いいよな…」

北野「それは……流石にお店の人には迷惑だからだめだよ」

上条「…だよなあ……」

752 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:52:45.08 ID:n9NyvoDO


北野「…今月も厳しいの?」

上条「ああ…どっかの暴食シスターさんのおかげで上条さん家はいつもカツカツです……」

北野(…禁書ちゃんいっぱい食べるもらなぁ)


北野「……」

北野「……あ、なんか僕急にジュースが飲みたくなってきたかも…上条君ファミレスでジュース飲むの付き合ってもらえないかな?」

上条「付き合いたいのはヤマヤマなんだが……さっき言ったろ?上条さん余裕がありません」

北野「だからね…僕が上条君にそこのファミレスに付き合ってくれたお礼に、ファミレスでジュースを奢りたいんだけど…駄目かな?」

上条(あ……そういう事か)

北野「と、言うわけで入ろうよ……ね?」

753 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:53:14.13 ID:n9NyvoDO





佐天「…ふっふっふ…しかしこの話しには続きがあるんですよ」

美琴「――」ピクッ

初春「えっ?それって何ですか佐天さん」

黒子(なんか…大体予想がつきましたの…)

佐天「私がさっき話した怖い話しなんですけど…これを聞いた人は…近いうちに聞いた人のとこに出るって噂らしいんですよ」

美琴「な…何が出るの?」

佐天「…決まってるじゃないですか……」

754 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:53:40.54 ID:n9NyvoDO





上条「ふぃー…エアコンが効いてて涼しい…」

北野「うん、たまには良いよね

上条「だな…俺ちょっとトイレ行ってくるから、先に席についててくれ」トコトコ

北野「うん、わかった」

北野「……」トコトコ

北野「……あ、美琴ちゃん達だ」

北野「……ん?真剣な顔をして何話してんだろ?」

トコトコ…

755 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:54:30.99 ID:n9NyvoDO


佐天「決まってるじゃないですか…」

佐天「例えば――」

佐天「――そこに恐ろしい形相をした男の霊とかっ!?」バッ!

北野「?」

美琴「―――」

佐天「―――」

初春「―――」

黒子「ん?あら北野さ―――」

美佐初「「「「キャーーーーーーーーッ!!!!!」」」」

北野「!」ビクッ!

756 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:54:55.39 ID:n9NyvoDO





上条「…俺がいない間にそんな事があったのか」

北野「うん、僕もいきなりだったから驚いちゃった」

美佐初「「「…ごめんなさい」」」

北野「いや、気にしてないから大丈夫だよ」

黒子「…しかし、北野さんもタイミングが悪かったですわね」

北野「そうみたいだね」

757 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:56:29.67 ID:n9NyvoDO


スタスタ…

一方「…男女7人でうるせェなと思ったら……テーブルを狭く囲ンで…何やってンだてめェら?」

北野「あ、一方君こんにちは」

上条(げっ…一方通行)

美琴「何よ…あんたには関係ないでしょ」

一方「はァ?何言っちゃってくれてンですかァ?マナーの悪い客に注意したら…逆切れですかァ?」

黒子「…ねちねちと煩いロリコンですわね」

佐天「えっ…?」ズザザッ

一方「誤解される言い方するンじゃねェよババァッ!」

黒子「誤解も何も…本当の事なのですから仕方ないですわ」

一方「てめェ――」

初春「あの~~…すいません…ちょっといいですか?」

758 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:57:03.00 ID:n9NyvoDO


一方「…あン?なンだよ」

初春「私の聞き違いだと思うんですが…あなた先程『七人』って言いませんでしたか?」

一方「あァ、言ったがそれがどうしたァ?」

初春「…ここには私達六人しか…いなかったんですけど…」

一方「はァ?何言ってやがるそこにちゃンといるだろうが―――あれ…いねェ?おかしいなァ…長い黒髪の女がさっきまでいたンだがなァ…」

美琴「…ま、まさか」

佐天「本当に…」

初春「出た……?」

759 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/07/26 14:58:18.09 ID:n9NyvoDO



■■「」

テクテク

■■「」

■■「今日も…。」

■■「誰一人として……。」

■■「気付いてくれなかった……。」

■■「……。」

■■「ふふ…ふふふふっ…。」


ACT16終わり

783 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:45:21.94 ID:TjklcgDO


―とあるエンジェルの大喜利―

上条「どうも皆さん、こんばんは毎日不幸にまみれてる人間なんているわけがない…と、おっしゃる方が数多くいますが世の中は広い」

上条「どんな良いことを行ってもそれが必ずその人の善になるとは限りません」

上条「例えば自分が良かれと思って起こした行動…それが裏目になる事もございます」

上条「不幸に愛された司会人…上条です、今日もよろしくお願いいたします」ペコ

パチパチパチパチパチパチ

上条「では、左から順番に紹介をお願いします」

784 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:45:52.09 ID:TjklcgDO


一方「ンっンン…」

一方「夏のシーズン真っ盛り…この時期は大変良いもンだよなァ…夏は大胆に冒険ってやつですかァ?」

一方「若いうちの冒険は結構な事だァ…だが…超えちゃいけねェ一線はある…」

一方「例えば、こう暑いと幼女達の服装も大胆になり、それを見て理性を抑えられねェ馬鹿が出る…それじゃあいけねェ…」

一方「こンな時代だからこそ俺達大人がしっかりしなきゃならねェ……幼女は汚すものではなく、愛でるものだ…」

一方「幼女達のヒーローこと、一方通行だァ」

パチ…パチ……パチ

上条「うん、会場の皆さんに思いっきり引かれてますね~~wwwwww……じゃあ次の人」

785 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:46:49.40 ID:TjklcgDO


黒子「…夏といえば、内気な自分を解放し想い人に積極的にアプローチを手助けしてくれる季節…」

黒子「…例え、それが普通と違う愛であろうとわたくしにはまさに…そんなの関係ねー!!」


黒子「ああ…わたくしの愛はいつ分かって下さるのでしょうか……?」

黒子「愛と性欲の伝道師…黒子でございます」

パチ…パチ…パチ

上条「いやー、二人連続変態だと会場の空気もかなり微妙なものになりますねwwwwww…では、次の人」

786 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:47:17.45 ID:TjklcgDO


禁書「夏といえば…かき氷、スイカ、綿アメ、等々…美味しい季節でいっぱい」

禁書「けれども私は甲斐性なしの為に、様々な旬な食べ物やその時期にしか味わえない食べ物を口にすることはできませんでした」

禁書「もっといっぱい美味しい物が食べたい!カップめんは飽きたんだよ!」

禁書「食の探求シスター…禁書なんだよ」

パチパチパチパチパチ

上条「……」

上条「…次の方」

787 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:47:45.91 ID:TjklcgDO


美琴「えー、夏といえば夏休み…その夏休みの間に学生の皆様方はどのようにお過ごしでしょうか?」

美琴「最近、学生の割に戦い戦いとそればかりのような気がして、少々ウンザリ気味な私ですが…」

美琴「今更ながらですが…この場を借りて言わせてもらいます…」

美琴「とある超電磁、主役だったわりに私あんまパッとしてなくね?頼むよホントまじで!」

美琴「恋も勝負もいつでも全力投球!…美琴でございます……って恋って何言っちゃってんの私キャーーーーーッ!」///

パチパチ…パチ

上条「はい、電撃使いなだけに変な電波をひろったみたいですね彼女はwwwwwwww…では、次の方」

788 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:48:24.74 ID:TjklcgDO


北野「皆さん…夏と言えばお盆ですね?亡くなったご先祖様が一年に一回帰ってくださり、我々生者はご先祖を敬う…」

北野「僕達はご先祖様がいたからこそ今の自分がいる…それを忘れてはいけない…と、僕は思います」

北野「皆さんも、故郷へ帰る機会がありましたら、是非お墓参りに行って下さい」

北野「人に愛を、人に真心を…人類皆兄弟……北野でございます」

パチパチパチパチパチパチ

上条「え~~、ようやくまともな方が、いらっしゃって上条さん正直ホッとしております」

789 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:48:55.68 ID:TjklcgDO


上条「紹介も済んだとこで早速お題に移りたいと思います」

上条「有名人が店を持っている飲食店は巷に多々ございますが…そこでお題です…」

上条「皆さんはそこの○○店が凄い!…って事を私に言って下さい、『私は何が凄いの?』と、聞くので皆さんはうまくかえしてください」

北野「はい!」

上条「お~、北野さん早かったね、じゃあ北野さん」

790 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:49:36.74 ID:TjklcgDO


北野「いや~~~…上条ラーメンって店は本当に凄いですね」

上条「何が凄いの?」

北野「器が大きいんです」

パチパチパチ

上条「………」ジーン

上条「スティル君、北野さんに座布団二枚やりなさい」

一黒美禁「はぁ!?」

美琴「ちょっとアンタ!ズルいわよ!」

上条「上条さんはフェアにやっていますが………何か?」

―観客席―

土御門「……」

土御門(かみやん…今日のかみやん真っ黒ぜよ)

上条「悔しかったらちゃんとお題に応えて、上条さんを満足させて下さい」

一方「はィッ!」

上条「一方さん」

791 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:50:09.97 ID:TjklcgDO


一方「幼女ラーメンって店はァ…ほンとうにすげェぜ」

上条(…あまり聞きたくないけど……まあいいや」)

上条「何が凄いの?」

一方「めんはツルツルプニプニ、こしは適度に固く柔らけェ…」

上条「……」

一方「そして、ツユだが…未発達な体から出るアソ―――」

上条「スティル君、一方さんの座布団一枚持っていきなさい!」

ドッ!wwwwwwwwwwwwww

一方「はァッ!?喋りきってねェ上に、なンで取られなきゃいけねェンだよ!」

上条「アナタは馬鹿ですか阿呆ですか?そうですか、世の親御さんたちに不快な思いをさせたのが、分からないのですか?…アナタもういいから黙って座布団からどけてください」

一方「……」スッ

一方「…納得いかねェ…納得いかねェよ…」ブツブツ

792 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:50:42.27 ID:TjklcgDO


美琴「はい!」

上条「じゃあ美琴さん」

美琴「いや~~カレー屋御坂は…本当に凄いわね~」

上条「何が凄いの?」

美琴「店の人が華麗だから」

パチパチ

上条「……」

上条「…上条さん自分を持ち上げる人あんまり好きじゃないです…おーい、スティル君美琴さんの座布団一枚持っていって」

美琴「なんでよ!」

上条「もう少し捻って下さい」

美琴(…あいつ結構厳しいわね)

禁書「ハイなんだよ!」

上条「禁書さん」

793 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:51:48.07 ID:TjklcgDO


禁書「上条食堂という店は…とっても凄いんだよ」

上条「何が凄いの?」

禁書「ライスに旗[フラグ](女性限定)を立てられるんだよ!」

ドッ!wwwwwwwwwwww
パチパチパチパチパチ!

上条「……」

上条「…それじゃあまるで上条さんが、知り合った女性全てに言い寄ってるみたいじゃないですか……全然違うだろ」

禁書「違わないんだよ」

美琴(――)ウンウン

上条「……」

794 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:52:20.95 ID:TjklcgDO


黒子「はいですの!」

上条「それでは白井さん」

黒子「コホン…白井亭に出てくる姉妹丼…これがとても凄いですの」

上条(嫌な予感がする…)

上条「…何が凄いの?」

黒子「まず、わたくしとお姉さまが○○して、そして××を使いお姉さまがメロメロになったとこで、わたくしが装着した△△△△をお姉さまの□□□□に―――」


美琴「黒子…――公衆の面前で何言ってんだアンタはーーーっ!!!」

バリバリバリバリバリ!

黒子「うぎゃー!、愛は熱いですのーーっ!?」

上条(やっぱりこうなるか…)

上条「……スティル君電撃が治まったら、白井さんから座布団一枚持って行きなさい」

795 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:52:49.74 ID:TjklcgDO


上条「では、次のお題にいきます」

上条「『いや~~映画って本当に素晴らしいですよね』で、お馴染みの映画評論家の水野さん…皆さんは彼のように『いや~~○○って本当に良いね』と、言って下さい」

上条「私が『本当だね』と、応えるので皆さんはそこで捻ってください」

北野「はい」

上条「北野さん」

北野「いや~~お袋の味って本当に良いですよね」

上条「本当だね」

北野「今じゃレトルトの味ですけどね」

パチパチパチパチ

上条「そうだねぇ、冷凍食品の肉じゃがとかに、懐かしいお袋の味とか書いてるしね~」ウンウン

796 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:53:42.84 ID:TjklcgDO


禁書「ハイなんだよ」

上条「禁書さん」

禁書「いや~~デパートの試食って本当に良いですよね~」

上条「どんだけ沢山食べても怒られないからってか」

禁書「なっ」

ドッ!wwwwwwwwwwww

禁書「……」

上条「それはデパートの人が怒っていないんじゃなくて、困っているからなんです」

禁書「……」

禁書「……とうま、家に帰ったら酷いんだよ」ガチンガチン!

上条「…では、次の人は?」

797 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:55:14.82 ID:TjklcgDO


一方「はィ!」

上条「では、一方さん」

一方「いや~~幼女ってほンとうに良いもンだ―――」

上条「スティル君!一方さんの座布団全部持って行きなさい!」

ドッ!wwwwwwwwwwww

一方「返しもしてねェのになンでだよ!?」

上条「あ、喋らないでくれます?ロリ菌うつりたくないんで」

一方「……」

一方「…どうしてこうなる…」

一方「…納得いかねェ…納得いかねェよォ…」ブツブツ

798 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:55:39.20 ID:TjklcgDO


美琴「はい」

上条「美琴さん」

美琴「いや~ゲコ太って本当に良いですよね」

上条「本当だね」

美琴「これでもっと人気が跳ね上がれば良いのに…カエルなだけに」

パチパチパチ

上条「おお、中々良い捻りですね。おーいスティル君、美琴さんに座布団一枚あげなさい」

美琴「うっし!」グッ

上条「じゃあ次の人」

799 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:56:26.94 ID:TjklcgDO


黒子「はいですの」

上条「では、白井さん」

黒子「いや~~百合って本当に良いですわね」

上条「…応える前に聞いておきますが、花の事ですよね?」

黒子「勿論ですわ」

上条「なら良いですけど……本当だね」

黒子「とくにお姉さまの下にあるお花…つまり○○○○は最高に美―――」

美琴「黒子ーーーっ!!!」

バリバリバリバリバリ!

黒子「しびびびびびびびっ!」

上条(…懲りない奴…)

800 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/01 13:57:04.90 ID:TjklcgDO


上条「さて…そろそろお時間となってきましたので、これにて大喜利は終わりとさせていただきます」

上条「皆さん最後までありがとうございました」ペコリ

上条「来週にまたお会いしましょう…ではまた」

パチパチパチパチパチパチ!



上条「はっ!?」ガバッ

上条「……あれ?ここ…俺の家だ……?」

上条「…………」

上条「…なんだ夢だったのか…」ホッ


―一方家―

一方「……」スウスウ…ピク

一方「…な…」

一方「…納得……いか…ねェ」

ACT17終わり

816 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 21:59:18.10 ID:Qv4FgsDO


―???―

???「――という事だ…」

ざわざわ…ざわざわ…

スキルアウト「…今の話しが…真実だとしたら…」

???「ああ…俺達は騙されていた事になる…」

???「…だから…俺は奴を潰す」

スキルアウト「け、けど中西さん」

中西「何だ」

スキルアウト「…あいつの周りには…上位の能力者達ばかりいますよ…一体どうやって…奴を潰すんですか?」

中西「ああ、その事か」

中西「それなら問題ねえ…」

中西「…ちゃんと手は打っている…ちゃんとな…くくくっ…」



ACT最終章

817 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 21:59:45.21 ID:Qv4FgsDO


―とある街通り―

てくてく

上条「夏休みも終わったというのに…何故でせう…上条さん夏休みを全然エンジョイしてない気がする…」

北野「そんなことないんじゃないかな?だって上条君海行ってきたんでしょ?」

上条「行ってきたっちゃあ、行ってきたが……」クルッ

北野「?」

上条(…エンゼルフォール…あの悪夢のおかげで、台無しになっちゃったからなぁ…)

上条「……不幸だ」

北野「何が?」

上条「いや…何でもない…」

北野「?」

818 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:00:30.04 ID:Qv4FgsDO


北野「ん、あれは…一方くーーーん」タタッ

一方「――あァ?…北野…と、三下かァ…相変わらず冴えねェ顔してやがンなァ」

上条「ごあいさつだな一方通行…それと――」

御坂妹「はい、ミサカです‥と、アナタが話し終える前にミサカは答えます」

上条「しかしまあ…珍しい組み合わせだなー」

北野「一方君とミサカちゃんは何してたの?」

一方「別に何もして――」

御坂妹「はい、一方通行が私に相談してきたのです、アナタにポ―――」

一方「たまたま偶然会っただけだァ!それ以上でもそれ以下でもねェ!―――なァ!?」

御坂妹「……ですがアナタは先程――」

一方(頼む…話しを合わせてくれ)ヒソヒソ

御坂妹「……」

819 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:00:59.28 ID:Qv4FgsDO


御坂妹(…貸しですよ‥と、ミサカはヒソヒソ声で一方通行に告げます)ヒソヒソ

一方(あァ…わかった)ヒソヒソ

北野「…ミサカちゃんさっき言いかけてたポって何?」

御坂妹「ええ、二人でポチョムキンについて語っていただけなので気にしないで下さい‥と、ミサカはすらすらと伝えます」

北野「ポチョムキン?」

上条「御坂妹、ポチョムキンって何だ?」

御坂妹「戦艦、ポチョムキン、でぐぐって下さい‥と、ミサカはやや投げやりに答えます」

一方「……」

一方(…俺が作ったポエムを北野が気に入ってくれるかな~…って相談してたなンざ口が裂けても言えやしねェ…)

820 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:01:43.97 ID:Qv4FgsDO


スタスタ…

美琴「…天下の往来でアンタ達は、なーに騒いでんのよ」

上条「ん?御坂か」

北野「こんにちは美琴ちゃん」

美琴「こんにちは北野さん」

一方「超電磁砲……てめェがいるってことは…」

黒子「ええ、当然わたくしもいますわよ」

一方「出たな…ばばァ」

黒子「…毎度毎度の事とはいえ……アナタそろそろわたくしの針でサクッと一本逝きます?」スッ

一方「ハッ!やれるもンならやってみろや」ザッ

北野「け、ケンカはダメだよ」オロオロ

821 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:02:59.47 ID:Qv4FgsDO


黒子「北野さん冗談ですわよ、わたくしそんな事はしませ――」

御坂妹「……」

黒子「!――――おっお…お…」プルプル

御坂妹「?」

黒子「お姉さまが二人!!?」

黒子(これは一体どういう事なんですの!?お姉さまが二人いるなんて!わたくし、目が病気になったのでしょうか!)ゴシゴシ

黒子「……」ジー

御坂妹「……」

黒子(やっぱり病気でもないみたいですし、夢かと思い頬をつねってみましたが痛いですわ……これは一体…?)

北野「?」

上条「白井は御坂妹の事知らないのか?」

美琴「ああ、そういえば言ってないわね……黒子、この娘は私のいも――」

黒子「…ブツブツ……ブツブツ…」

美琴「黒子…?もしもーし」

822 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:04:49.33 ID:Qv4FgsDO


黒子「………!」ハッ

黒子(そうですわ!これはわたくしがお姉さまに対する日頃の熱愛っぷりを、神様がちゃんと見てくださり、黒子にご褒美としてわたくし用にもう一人お姉さまを用意してくださったに違いないですわっ!!そうに決まっていますわ!!――そうと分かれば!!)

ダダダダダダッ!

御坂妹「!」

黒子「お、お姉さまーー!!!わたくしと○○や××をねっとりといたしましょーーーーーーー!!!!!」

北野「えっ…」

一方「…ババァが」

上条「狂った…」

御坂妹(な、なんでしょうかこの人は…と、ミサカは――)

ダンッ――バッ!

黒子「お姉さまーーーーーっ!!!」

御坂妹(こ、この人怖い…)

美琴「アンタは――」バチバチ

美琴「―――何トチ狂ってんのよーー!!?」

バリバリバリバリ!

黒子「しびびびびびびびびびびびっ!!」

上北(………)

一方「……馬鹿だな」

823 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:05:27.30 ID:Qv4FgsDO


スタスタスタ…

男「あ、あの~…」

北野「えっ?僕?」クルッ

男「は、はい」

男「…さっきそこにいた人がアナタにこれを渡せと…」スッ つ【封筒】

北野「はぁ…」

男「じゃあ僕はこれで…!」タタッ

北野「…一体何だったんだろう…?」

上条「何受け取ったんだ北野…封筒?」

北野「うん…とりあえず開けて中を読んでみるね…」ガサガサッ…ジー…




―とある路地裏―

タッタッタッタッ……

男「ふう…」ピタッ

スタスタスタ

スキルアウト1「おい、渡してきたか」

男「ああ……けどよう…中西さんを疑うわけじゃねえが…能力者――特に超電磁砲と一方通行相手にどうするっつーんだ?」

スキルアウト1「ふふふ…心配しなくても中西さんにぬかりはねえよ…まあお前も楽しみにしてろって」

男「…あ、ああ」

スタスタスタスタ

824 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:06:22.72 ID:Qv4FgsDO







北野「『――――第十学区で待ってる。てめーらを捻り潰してやる』…って、書いてあるけど…」

北野(捻り潰す?どういう事なんだろ?さっぱりわからないや)

美琴「…それって」

黒子「ようは」

御坂妹「果たし状…ですね‥と、ミサカは呟きます」

北野(果たし状?)

上条「…みたいだな…つーか何故か俺達全員も来いって……命知らずな奴等だなぁ」

一方「ハッ、おもしれェじゃねェか…最近体がなまってから、丁度良いぜェ……久々に暴れてやる」ニヤリ

黒子「んまっ、野蛮ですわねー…けど、北野さんや私達相手にこんなのを送ってくるとは…これを機会に身の程を分からせてやるのも親切と言うものですわね」

美琴「アンタジャッジメントなのに良いの?」

黒子「ジャッジメントの腕章を外せば、わたくしはただの学生ですの…問題ないですわ」

上条(すげー屁理屈…)

北野(?)

825 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:07:02.80 ID:Qv4FgsDO


一方「で?……北野、お前はそいつらの場所に向かうのかァ?」

北野「うん、待っているってコレに書いてあるしね…行かないわけにはいかないよ」

上条「…俺も行かないわけにはいかないな」

御坂妹「……」

御坂妹「失礼ですが…無能力者のあなた達二人は行かない方が良いでしょう‥と、ミサカは助言します」

北野「えっ」

上条「何でだよ」

美琴「言わなくてもわかるでしょ?こっちにはLV5が二人もいるのよ?この娘と黒子もいるんだし、スキルアウトがいくら束になってかかろうが楽勝よ」

黒子「ですわね…そういう事なので北野さん、ゴミ掃除はわたくし達に任せてあなた達は帰宅して下さい」

826 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:07:33.14 ID:Qv4FgsDO


北野(……?)

北野(皆が何を言っているのか良くわからないけど…でも、どうしよう…)

北野(ここは…)

※選択して下さい
多かった方に北野君は行動します
十分後に続きを載せます



A:いや、やっぱり僕達も行くよ

B:…うん、分かった

827 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/03 22:12:45.32 ID:t2d4.6Ao

A

828 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/03 22:12:59.04 ID:vI6kR7A0

Aで

829 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:15:28.05 ID:yt0ltog0

A:いや、やっぱり僕達も行くよ
でお願いします。

830 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/03 22:17:45.36 ID:Lqp5NsAo

Aかな

831 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/03 22:18:05.53 ID:BNQ6FQAO

北野くんだったらゴミ掃除を人任せにはせんな
A以外考えられん

832 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:18:56.31 ID:Qv4FgsDO




北野「いや、やっぱり僕達も行くよ」

上条「そうだぜ、ここまで来て『はい、さようなら』なんてできるかよ」

美琴「いや、だから…」

一方「……」スッ

黒子「?」

一方「ハッキリ言わなきゃ分かンねェのかよ…」

上条「はっ?」

北野「どういう事?」

一方「無能力者のお前らは、足手まといになるから来るなって、遠回しに言ってンのをさっさと分れや」

北野「……」

上条「…そう…なのか御坂?」

美琴「…まあ、大体は…」

上条「…そっか…そうだよなあLV5が二人もいるんだし俺らが行っても…な」

北野「…で、でも」

833 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:19:29.71 ID:Qv4FgsDO


美琴「大丈夫ですよ北野さん」

黒子「わたくし達が負けるハズがありませんことよ」

御坂妹「その通りです‥と、ミサカは断言します」

北野「(負けるって何だろう?)いや、でもね‥‥」

一方「心配すンな、すぐに終わらせてくるからよォ………北野ォ、これ終わらせたら今日ゲーセンで遊ぼうぜ」

北野「う、うん…わかった」

一方「よし…じゃあさっさと終わらせてくるかァ」

スタスタスタスタ…

北野「……」

上条「……」

北野「皆行っちゃった…」

上条「ああ……」

上条「ここでぼーっとしてても仕方ないし俺帰るわ…大食いシスターの晩飯の用意をしなきゃいかんし」

北野「そっか…じゃあね上条君」ノシ

上条「おう、また明日な北野ー」ノシ

北野「…とりあえずゲームセンターで一方君を待つかな」テクテク

834 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:20:34.70 ID:Qv4FgsDO


―とあるゲーセン前―

北野「………」

北野(…………遅いなあ一方君)

~~~♪

北野(ん、電話だ……上条君からだ)ピッ

北野「はい、もしもし」

上条『北野!今お前どこにいる!?』

北野「?、とあるゲームセンターの前にいるけど?」

上条『そうか!確かそこのゲーセンの横にある電気店はテレビを流してるよな!急いでニュース見てくれ!』

北野「ニュース?」トコトコ

835 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:21:35.11 ID:Qv4FgsDO


ニュースキャスター『―――今日未明、学園都市第十学区で、4人の男女が遺体で見つかりました』

ニュースキャスター『遺体で見つかったのは中学二年の御坂美琴さんに、中学一年の白井黒子さん…残りの二人は顔が分からぬ程暴行されており、損傷が酷く警察は身元の確認を急いで―――』

北野「…………嘘だ」

上条『‥俺も嘘だと思って何度もあいつらの携帯にかけたけど…誰も出ないんだ‥‥』

北野「嘘だ……」カタン

モシモシ?キタノ?モシモシ?

北野「………」

836 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:22:14.63 ID:Qv4FgsDO


北野「……」

~~~~~~~~~~
美琴「大丈夫ですよ北野さん」
~~~~~~~~~~

北野「……」

~~~~~~~~~~
黒子「わたくし達が負けるハズがありませんことよ」
~~~~~~~~~~

北野「……」

~~~~~~~~~~
御坂妹「その通りです‥と、ミサカは断言します」
~~~~~~~~~~

北野「……」

~~~~~~~~~~
一方「心配すンな、すぐに終わらせてくるからよォ………北野ォ、これ終わらせたら今日ゲーセンで遊ぼうぜ」
~~~~~~~~~~

北野「……」

北野「…うっ…うぅぅ…」ポロポロ…


bad end……

839 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:23:15.89 ID:yt0ltog0

えーーーーー

840 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/03 22:24:36.16 ID:LDt6voDO

おいおい

842 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/03 22:27:07.46 ID:PLJQ9kSO

ロードはまだか

843 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:27:24.65 ID:Qv4FgsDO


>>826に戻りますか?

844 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/03 22:29:06.82 ID:PLJQ9kSO

戻らない理由がない

845 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:29:56.91 ID:yt0ltog0

戻る

846 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:29:57.97 ID:Qv4FgsDO




北野「…うん、分かった」

一方「ンじゃ…とっとと済ませてくるかァ」

スタスタスタスタ…

北野「……」

上条「ま、あいつらなら問題ないだろ」

北野「……」

上条「?…どうした北野」

北野「うん…なんだか悪い予感がしてしょうがないんだ…」

上条「大丈夫だって…あ、そうだ北野、もう少しで特売セールをやる店があるんだが一緒に行かないか?」

北野「あ、いいね…うん僕も行こうかな」

上条「よし、じゃあ行こうぜ」

848 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:30:49.27 ID:Qv4FgsDO




―第十学区―

スタスタスタ…ピタッ

黒子「…大体予想はしていましたが」

美琴「‥うん、やっぱりね」

御坂妹「数でこちらをなんとかしようと思っているようですね‥と、ミサカは彼等の単純で無謀な思考にやや辟易します」

一方「…大人数でご苦労なこった」

ザッザッザ

中西「…おい、北野はどうした?」

一方「いねェよ、てめェらの相手は俺達だけで十分なンだよ」

中西「ほう…まあいい…一方通行に超電磁砲…お前らは分かるが…そこの二人も能力者か?」

黒子「ええ」

御坂妹「本当はこちらにいる4人のうち、ここは一人でも問題なかったのですが――」

美琴「アンタ達みたいな馬鹿な連中に時間をかけるのも勿体ないしね」

一方「つーわけで、4人でさっさと片付けに来たってわけだァ」

849 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:31:58.47 ID:Qv4FgsDO


中西「ふっ…言ってくれるじゃねえか……だが、最後までそういってられるかな?」

一方「あン?」

中西「やれ」

スキルアウト「はい!」バチン

キイイイイィィィィィィンンンンンッッッ!!!!

御坂妹「!?」

一方「がっ!」

黒子「こ…これは……」

美琴「ぐっ…キャパシティ……ダウン……」

一方「な…なンだ…そりゃ…」

美琴「能力者の…演算を狂わせる…ものよ…でも…」

黒子「…ぐっ……以前くらったのより…強力ですわ…」

御坂妹「あ……頭が…」

850 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:33:10.85 ID:Qv4FgsDO


中西「へっ、キャパシティダウンを知っているのにも関わらず不用心だったな…ああ、てめーが言ってる通りこれは改良を重ねた強化版だ」スタスタ…

一方「……くっ!」

中西「だが…ちゃんと効いてるか分からん…一方通行―――てめーで試してやるよっ!!」シャッ!

ドボッ!

一方「ぐふっ!」ドサッ

美琴「一方通行!」

一方「ぐっ……て…てめェ…」ググッ

中西「反射がこねえ…これで実証されたな…」ニヤリ

中西「能力が使えねえてめーらは、ただのガキ共だ…くっくっく」

美琴「…くっ」グッ

シーン…

美琴「前のやつなら少しだけど電撃が出たのに…全く電撃が出ない…」

中西「だから言ってんだろ…改良を重ねた強化版だってよ」

851 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:33:59.08 ID:Qv4FgsDO


黒子(うぐっ……このままでは…まずいですわ…とりあえず…固法先輩に連絡を…)スッ…ピポパポピポ…トゥルル…トゥルル…

黒子(早く…出て下さいですの!)

トゥルル――ガチャ

固法『はい、もしもし』

中西「ん…チッ……おい」クイッ

スキルアウト「はい」

ダダダッ!

黒子「固、固法先輩―――!」

スキルアウト「何してんだてめー」ブン!

バキッ!

黒子「あぐっ!」ズザー

御坂妹「ん…く…し…白井さん」

固法『!?―――どうしたの白井さん!もしもし!もし――』

スキルアウト「ふん!」グシャ!

黒子「く…携帯が…」

スタスタスタ…スッ

中西「おいおい…てめーらケンカを買ったくせによう、能力を封じられて勝ち目がねえからジャッジメントに通報ってか?…そりゃむしがよすぎじゃねーか?――あぁっ!!」

ドゴッ!

黒子「ぐふっ!」

一方「!」

美琴「黒子!」

852 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:34:34.17 ID:Qv4FgsDO


中西「ガキ共が…能力使えるからって調子のんじゃねーよ!!」

ゲシッ!ゲシッ!

黒子「ぐっ…く…!」

一方「――――おい雑魚っ!」

中西「…あぁ?」クルッ

一方「さっきから何言ってやがるてめェは…てめェらはその能力者の力がこえーから、ンな機械に頼ったンだろうがァ…あァ?――無能力者の弱虫野郎がァ」

中西「てめー…」ピクピク

一方「ハッ…図星か?弱虫のヘタレ野郎がァ」

中西「…一番先に死にてえらしいな…」

中西「おうっ!てめーら!この馬鹿を血祭りにしろっ!!」

スキルアウト一同「おうっ!!!」

一方「………へっ」

一方(口では粋がってみたものの…こりゃ不味いな…)

一方(能力は使えねー…できることは自分の肉体で闘う…か)

一方(こンな事なら鍛えておけば良かったなァ…)

853 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:35:10.75 ID:Qv4FgsDO






上条「夕飯の食材も買い揃えたし、そろそろ帰るか」

北野「うん、そうだね」

~~♪

上条「ん、北野携帯鳴ってるぞ」

北野「うん…知らない番号だ…誰だろう?―ピッ――もしもし?」

固法『北野くん』

北野「あ、固法さんだったのか…どうしました?」

固法『さっき白井さんから電話があったんだけど、様子が変だったの…途中で電話は切れるし…心配だからこちらから何度かけ直しても繋がらないし……あなた何か知らない?』

北野「…えっ?」

固法『何も知らない?だったらごめんなさいね…じゃあ切るわね』

プツッ…プー…プー…

上条「どうした北野?」

北野「―――」ダッ!

上条「お、おい!どこ行くんだよ!待てって!」タッタッタッタ

854 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:35:51.52 ID:Qv4FgsDO





一方「ハァ…ハァ…」

スキルアウト1「おらぁっ!」ブン!
バキッ!

一方「がはっ!」ヨロッ

スキルアウト2「おらおらっww後ろが留守だぜっ!」シャッ!

ドコッ!

一方「がァっ!」フラッ

ドカッ!バキッ!ガスッ!ドゴンッ!

中西「…ざまあねえなあ…学園都市第一位の一方通行も能力が使えねえんじゃ…ただのもやしだな」

御坂妹「くっ…」

黒子「一方…通行…」

美琴「―――っ!」グッ

一方「てめェら来るンじゃねェッ!!!」

御黒美「!?」

一方「ハァハァ…こンな奴らァ…俺一人で…十分なンだよォ…だから…来るンじゃねェ…」ヨロヨロ

美琴「一方通行…アンタ」

一方「勘違いすンなよ…てめェらを…ハァハァ……庇ってるわけじゃ…ねェからなァ…」

御坂妹「…あなたと言う人は…」

黒子「……全く……嘘が下手過ぎますわ…」

一方「へっ…嘘じゃねェよ…」

855 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:36:24.37 ID:Qv4FgsDO


中西「……そろそろ終わらせるか…おい、そこにあるナイフで楽にしてやれ」

スキルアウト3「はい」スッ

御黒美「!」

一方「う…ぐぅ」フラフラ

中西「あばよ…一方通行」

スキルアウト3「[ピーーー]やコラァッ!」ダダダダダッ!

ブチンッ!――イィィィィィィンンン……

パキーン!

スキルアウト3「うぎゃっ!」ぶぁっ――ドサッ!

一方「反射が……?」

美琴「音が…」

黒子「止まりましたわ…」

御坂妹「一体誰が…?」

中西「馬鹿やろうっ!誰だ!勝手に止めたのはっ!!」

ザッザッザッ…

北上「……」

美琴「北野さん!」

一方「…三下ァ」

856 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:36:52.71 ID:Qv4FgsDO


北野「……」ポロポロ

スキルアウト一同(泣いてる!?)

北野「どうして…どうして皆…ケンカなんかするの…?」ザッザッザッ

スキルアウト(こ、こいつなにいってんだ?)

北野「しかも…ナイフだなんて…危ないじゃないか…刺されたら…死んじゃうかもしれないんだよ…」ザッザッザッ

スキルアウト(くっ……)

北野「まだ…危ない事をするなら…僕は君達を―――」

857 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:37:19.61 ID:Qv4FgsDO


上条「てめえら…よってたかってこんな事して…満足か?」ザッザッザッ

上条「能力を封じて…数にものを言わせてリンチ…カッコわりぃぜお前たち……」ザッザッザッ

上条「わかってんだろ?…こんな事しても意味がねえってよ…」ザッザッザッ

上条「いいぜ…それでもまだ続けるってんなら…」

上条「その幻想を――」

858 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:37:47.57 ID:Qv4FgsDO




上条「ぶっ[ピーーー]!!」
北野「止めるっ!!」



中西「ケッ!何ぬかしやがる」

中西「肝心の一方通行もこのザマだ!――――野郎共!全員血祭りにしろやっ!!」


スキルアウト一同「おうっ!」

ダダダダダダッ!

859 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:38:23.94 ID:Qv4FgsDO


スキルアウト1234「うおーーーーっ!」

ダダダダダッ!

美琴「…電撃さえ使えれば、アンタ達なんか――」

御坂妹「敵じゃ―――」

バチバチバチバチッ――


美琴・御坂妹「「ないわよっ!」ありませんっ!」

バリバリバリバリバリバリバリバリッッ!!!


スキルアウト1234「ウギャーーーーーーーッ!!!!」

ドサドサドサドサッ……プスプスプス…

美琴「ふんっ…」パンパン…

御坂妹「お姉さま…少しは手加減して下さい‥と、ミサカはお姉さまの無茶ぶりに少々呆れます」

美琴「うっさい!」

860 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:38:51.57 ID:Qv4FgsDO


スキルアウト567「オラァァァッ!」ダダダダッ!

黒子「――」シャキン

黒子「―――」シュンッ!

カカカカッ!

スキルアウト6「うぎゃっ!」

スキルアウト5「脚に…針が…!」

スキルアウト7「いてぇ…いてぇよお……うぅ…」

黒子「何を仰ってるのやら……」

黒子「心臓に打ち込まれないだけ、有り難いと思いなさいですの」

861 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/08/03 22:39:21.74 ID:Qv4FgsDO


スキルアウト8「一方通行はもうボロボロだ!」

スキルアウト9「今なら楽勝だ!」

スキルアウト10「フクロにしちまえっ!」

ダダダダダダッ!

一方「…馬鹿が」

パキーン!

ダンダンダン!!―――ドサドサドサッ……

スキルアウト8910「………」ピク…ピク…

一方「……ケッ」

一方「北野に感謝するンだなァ…あいつがいなかったら――」

一方「てめェら、俺に殺されてたぜェ…」

862 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:40:33.16 ID:Qv4FgsDO


ドカッ!バリバリッ!シャキンッ!ダンッ!

中西「チッ!」

中西(旗色が悪くなってきやがった……ここは一旦引くか)スッ

ダダダダダッ!!

上条「逃がすかよっ!」

中西「!?」

上条「うおおぉぉぉぉぉっっ!!!」ブンッ!!

ドゴンッ!!!

中西「ぐへっ!」フラフラッ…

北野「―――」ズザザザザッ!――ピタッ…

中西「―――!」

北野「―――」ブォッ!

中西(ひっ…あ、悪魔――)

ドオォォッ!!!

中西「あ………」

ドサッ………

863 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:41:01.36 ID:Qv4FgsDO






数日後―

―とあるファミレス―

上条「じゃああのスキルアウト達は、名をあげる為だけにあんな事をしでかしたっつーのか?」

黒子「ええ…あの後ジャッジメントに連れてかれ、そう自白したそうですわよ」

美琴「…ばっかみたい、そんな下らない事する暇があるなら、能力を使えるように努力すればいいのに」

御坂妹「お姉さまは相変わらず毒舌ですねと、ミサカはお姉さまの粗暴さにやれやれといった感じです」

美琴「余計なお世話よ」

一方「ケッ、ようするにクズはクズってこったなァ」

黒子「ロリコンが言う言葉ではありませんわね」

864 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:41:33.67 ID:Qv4FgsDO


一方「あァッ?ケンカ売ってンのかババァ?」

黒子「わたくしは真実を言ったまでですの」

美琴「ちょっと、アンタ達やめなさいよ」

上条「そうだぞ、そろそろ北野も来るっていうのに」

トコトコトコ

北野「ごめんね皆、待たせちゃって」

上条「よう、北野」

美琴「こんにちは北野さん」

御坂妹「どうも人外さん‥と、ミサカは挨拶をします」

黒子「遅いですわよ北野さん」

一方「待ってたぜ、北野」

865 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:43:27.84 ID:Qv4FgsDO


夢もなく希望も失せ、情すら消えかかっている‥‥この時代……
学園都市に…天使のように純朴で澄みきった心をもつ少年がやってきた…

彼はその恐ろしい容貌のおかげで、誤解をうけたり…誤解をといたりとしたが…彼は様々な出来事を乗り越え
能力者、無能力者等、それらの事象も関係なく、大切な友達をこれからもきっと増やしていくだろう…

天使の心をもった北野誠一郎の話しはこれで終わるが…
どんな苦難がこれからあったとしても、北野君はその優しい心と強い勇気で、乗り越えていくだろう……。



868 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/03 22:51:58.54 ID:yt0ltog0

バッドエンドネタは驚きましたがGJでした。
できれば大覇星祭や風斬の話が見たかったですけど。
面白かったです。

871 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/03 23:17:58.42 ID:BlkzQO6o

楽しかったぜェ
まさかのエンジェル伝説と禁書のクロス、乙だァ

874 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/04 02:21:32.07 ID:lmQww.AO

乙と言わざるをえない
…が
ちょっと心臓に悪かったぜwwwwwwwwww

875 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/04 06:04:35.97 ID:XwHLG72o

お疲れ様でした、面白かったっすよ

879 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/04 18:17:50.34 ID:W5F.cpE0

乙なんだぜい
小ネタ程度でも良いから、一方さん謹製ポエムを
北野くんに読ませた反応が見てみたかったなww

881 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/05 06:55:21.16 ID:gpH2dIDO


―とあるファミレス―

一方「わ、わりィなァ北野、わざわざ来てもらってよォ」

北野「ううん、気にしないで……所で一方君、用って何?」

一方「あ、あァ……実は…だな…」ガサゴソ

北野「?」

一方「お前ェをテーマに…ポエムを書いてきたンだが…聞いてくれねェか…?」ドキドキ

北野「え、ポエム?」

一方「あ、あァ……駄目…か?」

北野「ううん、そんなことないよ…一方君是非聞かせて」

一方「そ、そうかァ?…へへっ…」///

一方「…笑わないで聞いてくれよ…」

北野「うん、わかった」

882 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/05 06:55:52.12 ID:gpH2dIDO



「エンジェル…マイ エンジェル…お前の優しさが…時には俺を…苦しめる…」

「…エンジェル…その優しさをもって…お前はきっと…また誰かを救うだろう…俺の時のように…」

「…だが…その温もりを俺以外の者に向けられた時…嫉妬する俺は…我が儘だろうか……」

「エンジェル…マイ エンジェル…もっと見ておくれ…その優しい瞳で…俺だけを見つめておくれ…」

「…優しさを…温もりを…知った俺は……エンジェル…お前ナシでは生きていけない……エンジェル…俺にもっとloveを……friend love me …」

883 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/05 06:56:31.67 ID:gpH2dIDO


一方「……どうだった?」

北野「……なんか…照れるな…でも」

一方「…でも?」

北野「…嬉しいな……うん、素敵なポエムだった…ありがとう…一方君」

一方「北野…」ジーン


黒子「『エンジェル…俺にもっとloveを……friend love me …』」キリッ


一方「なっ―――――!!」

北野「あ、黒子ちゃん」

884 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/05 06:57:14.35 ID:gpH2dIDO


黒子「北野さん、こんにちはですの」

一方「……お前ェ…どこから聞いてたァ?」

黒子「最後の方だけですが?」

一方「なンだそう――」

黒子「ええ、ですから

『「エンジェル…マイ エンジェル…お前の優しさが…時には俺を…苦しめる…」

「…エンジェル…その優しさをもって…お前はきっと…また誰かを救うだろう…俺の時のように…」

「…だが…その温もりを俺以外の者に向けられた時…嫉妬する俺は…我が儘だろうか……」

「エンジェル…マイ エンジェル…もっと見ておくれ…その優しい瞳で…俺だけを見つめておくれ…」

「…優しさを…温もりを…知った俺は……エンジェル…お前ナシでは生きていけない……エンジェル…俺にもっとloveを……friend love me …」』キリッ

…と、このような事は全く聞いていませんでしたので、心配なさらないで下さい……ププッ」

一方「…………」

一方「………不幸だァ」

886 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/05 07:33:51.46 ID:gpH2dIDO


一方通行に北野誠一郎…

街で二人が出会った少女には、驚くべき秘密が隠されていた

戸惑う一方通行、首を傾げる北野誠一郎…そんな二人の事などお構いなく少女は二人を引っ張り回す

…だが、二人を巻き込んでまた新たな事件が……

次回、とあるエンジェル伝説 『葛藤』

天使と堕天使が交差した時、物語は動き出す



888 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/08/05 07:58:41.96 ID:gpH2dIDO


北野「一方君、ロリコンって何?」

一方「…はァ?」

北野「この前黒子ちゃんが――」

『あまりあのロリコン…一方通行には関わらない方が良いですわよ、北野さん』

北野「って、言ってたんだけど……」

一方(あのババァ…)

北野「僕良く分からないんだけど…一方君はロリコンってなんの事だか知ってる?」

一方「……さあなァ」

北野「う~~ん…ひょっとして蓮根の仲間なのかな~?」

一方「……」

一方(今度会ったら、ババァぶっ殺す…)

893 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/05 17:19:29.55 ID:gpH2dIDO


本当の本当に終わります

894 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/05 18:06:03.88 ID:qxd4Gkw0

>>893 えっ? 何だって?
よく聞こえなかったなあ

896 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/05 18:10:29.83 ID:EJDNU3.o

もう少し書いていただきたいなと…思ってます…

897 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/05 18:16:59.59 ID:gpH2dIDO


分かりました

小ネタ系になりますが、それでもよろしければ…

904 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/06 13:42:44.36 ID:lUe7MEDO


あったかもしれないお話…

―とある喫茶店―

佐天「いきなりなんですが、皆さん北野さんをどう思ってます?」

初春「…はい?」

黒子「…本当にいきなりですわね」

美琴「急にどうしたの佐天さん?」

佐天「いや~~~特に深い意味はないんですけど、皆は北野さんをどう思ってるのかな~~…と、思いまして」

905 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/06 13:43:13.90 ID:lUe7MEDO


黒子「ふむ……」

初春「う~~ん……そうですね~…」

美琴「そうだなあ……」

佐天「……」

佐天「…じゃあ、いっその事みんな同時に言いませんか?」

初春「何でですか?」

佐天「いや、その方が言いやすいかな~~…と」

黒子「わたくしは構いませんわよ」

美琴「私も」

初春「はい、私も構いません」

佐天「よし、じゃあ4人同時に言いますよ…せーのっ―――」

906 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/06 13:43:56.11 ID:lUe7MEDO


佐天「格好良い!」
初春「面白い!」
黒子「凛々しい!」
美琴「優しい!」

佐天「……」

初春「……」

黒子「……」

美琴「……」

佐天「ちょっと初春~、面白いって何よ」

初春「だって、北野さんって顔と中身のギャップが全然違いすぎて、面白いじゃないですか」

黒子「お姉さまは北野さんが優しいと仰られましたが……ちなみにどういうとこがですか?」

美琴「そうね~…北野さんって老若男女――いや、相手がスキルアウトやどんな極悪人でも、普通に接したりするから…かな?」

黒子「なる程…確かにそうですわね」

907 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/06 13:44:25.09 ID:lUe7MEDO


美琴「黒子、アンタ北野さんのどこが凛々しいと?」

黒子「北野さんはお姉さまの言うとおり優しい殿方ですので、暴力は人一倍嫌いますわ……けど」

佐天「けど?」

黒子「あの方は非常手段として、暴行を起こす相手に立ち向かいますが…その時の北見さんの顔はとても凛々しく見えますわ」

初春(白井さんには申し訳しないですが……)

初春(凛々しいって……)

908 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/06 13:44:51.95 ID:lUe7MEDO


初春「佐天さんは北野さんが格好良いという理由は、何ですか?」

佐天「うん…北野さんってさ……あの容姿だから知らない人は怖がるでしょ?…私も北野さんと初めて会った時…逃げちゃったんだよね…あはははっ…でも」

佐天「北野さんは私の財布をわざわざ届けにきたり……白井さんがスキルアウトに襲われてピンチの時には助けてくれたりしたんだ…格好良かったな~~」

佐天「私が能力の事で悩んでた時も北野さんは、まるで自分の事みたいに親身に聞いてくれて、私を励ましてくれたりしたし…」

佐天「…でも、一番格好良いと思ったのは…北野さんは相手の為に素直に泣けるとこが…私は…一番格好良いと思うな…」

909 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/06 13:45:19.16 ID:lUe7MEDO


初春「……」///

美琴「……」///

佐天「?……みんなどうしたんですか?」

黒子「佐天さん…」

佐天「何ですか白井さん?」

黒子「あなた北野さんに―――恋してるのでは?」

佐天「へっ?」

佐天「恋……ですか?」

黒子「……はいですの」

佐天「………」

佐天(恋………私が北野さんに…)

佐天(…恋……してる……)

910 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/06 13:45:53.86 ID:lUe7MEDO





数日後

佐天「……」ドキドキ

佐天(授業終わったし、そろそろ北野さんここ通ってくるよね…)ドキドキ

佐天(……)

佐天(あの後みんなにプッシュされて、言われるままにやってきたけど……)

佐天(本当に告白しても大丈夫なのかな……?)

佐天(……)

佐天(ええい!ここまできたんだ!覚悟を決めるのよ佐天涙子!!)

佐天「!」

佐天(北野さんだ!…………す~は~す~は~……よしっ!)グッ

佐天「き、北野さん!」


終わり

919 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 02:02:16.38 ID:CcE9tADO


北野誠一郎って一言で言うと何?

1 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

フランケンシュタイン

2 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10099

悪魔

3 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10162

化け物

4 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka11520

人外

5 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14964

顔面凶器

6 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13099

歩く妖怪

7 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13211

リサールウェポン

8 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka15423

魔王

920 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 2010/08/09 02:02:54.73 ID:CcE9tADO


9 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17170

おまいら酷いな…





シャブ中

10 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19456

犯罪者

11 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka11562

18禁フェイス

12 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

一方通行のBL候補

13 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19124

>>12
氏ねじゃなく死ね

14 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10218

>>12
ウゼェ

921 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 02:03:24.04 ID:CcE9tADO


15 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14021

デビルマン

16 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka15407

天使

17 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka11638

モザイク推奨顔

18 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

自分で立てといてなんだが、>>16以外酷いなww

19 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19204

おでこにょーん

20 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka16031

>>19
おでこにょーんって何だよww

922 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 02:03:54.28 ID:CcE9tADO


21 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

一方×北野の夜の友情

22 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10551

>>21
お前帰れよ


23 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

じゃあ

上条×北野の夜の友情


24 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka11000

…有りだな

25 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka11208

ちょっと待て
一番重要な事を忘れているぞ
…どっちが兄貴だ?

26 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12573

上条じゃね?
逆に北野が兄貴で
奇声を上げながら上条を攻めるのはちょっと想像できん…

27 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka15084

何この流れ?

923 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 02:04:38.46 ID:CcE9tADO


28 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

北野「きええええ!」パンパン!

上条「ああっ!北野!いい!マジいいっ!」

北野「きっき…きええええっ!」

上条「アーッ!」

29 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

ヤメテー><

30 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka11623

>>28
ラメー

31 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12004

ふぅ……


やれやれだぜ

32 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19219

変態ばっかりだな

33 名前:以外、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10421

今日もミサカネットワークは平和だな


終わり

926 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 08:56:09.05 ID:CcE9tADO


―とある街通り―

ザッ…

荻須「ここが学園都市か…」

荻須「……」キョロキョロ

一般人「ひっ…」ササッ

荻須「……ケッ」

荻須(超能力かなんかしらねーが…みた感じ青びょうたんばっかだな)

荻須「ま、俺のこの赤頭と生来の三白眼を見りゃビビるのも無理ねーか…強面過ぎて自慢の腕っぷしが使えねえのも悩みもんだな、へへっ」

荻須「しかし、こんな奴らばかりなら、この街をシメるのも時間の問題だな…」

荻須「……おっ」

一方「……」スタスタ

荻須(へぇ~…、中々気合い入ってる奴もいるじゃねえか)

荻須(へっ、小手調べにあいつをシメてやっか)スタスタ

927 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 08:57:23.84 ID:CcE9tADO


ザッ!

一方「…あァ?」

荻須「へへへっ、てめえそんな白髪頭で恥ずかしくねえのかよ、ええ?」

一方「てめェに言われたかァねェよ」スタスタ

荻須「えっ?あれ?」

荻須「―――て、てめえ!ちょっと待ちやがれっ!」

一方「…なンだようるせェ奴だな、頭から血が流れてるみてェだけど大丈夫かァ?なンなら救急車呼ぶか?」

荻須「だあーー!うるせー!」

荻須(くそ、いかにも三下みたいな奴に軽くあしらわれちまった!…こうなりゃ意地でもその気にさせてやる!)ギリッ

928 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 08:57:55.02 ID:CcE9tADO


荻須「おーてめえっ!そんな細い体でツッパって情けねえと思わねえのか!あぁ!?」

荻須「大体その強面だけで、この業界を生きていけると思って調子のんじゃねーぞコラァっ!!」

荻須「悔しかったら、かかってこいやっ!!」

一方「……」

一方「あァ、わりィわりィ、お前ェ俺にケンカ売ってたンだな…気付かなくて本当悪かったわ、最近平和ボケしてて、そういうのに疎くなっちまっててよォ」

荻須「は?」

一方「いいぜェ、ここでヤルか?それとも場所変えてヤルか?」

荻須「…ふ、ふははは!口が達者なのもそこまでいけば大したもんだ!」

荻須「ここで構わねえよ、何故ならてめえは俺に―――すぐボコられるからよぉっ!!」ダダッ――ブンッ!

一方「――」

パキーン!

ブオッ!――ドンッ!

荻須「へげつ!」ドシャ…

一方「……」スタスタ

929 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 08:58:54.29 ID:CcE9tADO


ヒュウウッ…

荻須「う…くっ…」ググッ

荻須「な、何だったんだ…さっきのは?…拳が野郎に当たる瞬間ものすげえ力で体が吹き飛ばされちまったぞ…」ヨロヨロ

「あの人何でこんな街なかで倒れてるんでしょうか?」

「どこどこ初春?あ、本当だ…どうしたのかなあの人?」

「ケンカじゃない?たくっ、これだからスキルアウトは…」

「お姉さま、声が大きいですわよ」

荻須「……」ピキッ

ヤーネーコンナアサッパラカラ、ミサカサンイイスギデスヨ

荻須「お、落ち着けよ荻須高志…たかが女の戯言じゃねーか…」プルプル

930 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 08:59:23.87 ID:CcE9tADO


美琴「しかし、頭割れて脳みそ飛び出てるのによく生きてるわねー」

黒子「お姉さま違いますわよ、あれはあーゆー頭ですわよ」

荻須「――」プチッ

美琴「マジ?悪趣味ー」

佐天「でも、あのまま夕日にあたってたら頭が見えなくなりそうww」

初春「佐天さん(苦笑)」

931 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 08:59:58.54 ID:CcE9tADO


荻須「くくくっ…上等じゃねーか…女には手は出さん主義だったが関係ねー…」プルプル

荻須「さんざん好き放題言った、その口を―――体で分からせてやるよおぉっ!!」クワッ!

美琴「――」

バリバリバリバリバリッ!

荻須「ふげげげげっ!?」

ドサッ…プスプス…

トコロデサテンサンハアレカラキタノサントウマクイッタノ? ソレハナイショデス ナニソレー

スタスタスタ…

ヒュウウッ…

荻須「……」

932 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 09:00:34.03 ID:CcE9tADO


荻須「な、なんださっきのは?…普通の女から電気が出てきたぞ…」ググッ

荻須「あれが超能力…ってやつか…?」

荻須「…超能力だろうがなんだろうが、様々な格闘技を学んだ俺がこんなあっけなく…」グッ

荻須「…納得いかねえ」

荻須「次だ…次のヤンキーで必ず勝ってやる…じゃねえと俺の自信がズタボロだぜ」

荻須「……?」

シーン…

荻須「妙だな?人気がなくなってきやがった…それに冷気が吹き込んできたみてーだ」

荻須「…お、どうやらヤンキーらしい奴が歩いてきたな…今まで俺がやられた分をてめえでストレス解消してやるぜ…へへっ」

933 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 09:01:18.57 ID:CcE9tADO


北野「――」スタスタ

バン!

荻須「――――!!」

荻須(な、なんだあの野郎は!?悪魔じゃねーか!)

北野「!――きえええぇぇっ!」

荻須「!」ビクッ

北野(あの人頭からあんなに血が流れてる!早く手当てしなくちゃ!)ダダッ

北野「きええええっ!(訳:大丈夫ですかー!)」ダダッ!

荻須「や、やる気かてめえ!いっ、言っておくがなぁ俺は様々な格闘技を――」

北野「きええええええええええぇぇっ!(今いくからしっかりしてください!)」ダダダダダッ!

荻須「―――!!!?」

荻須「――……」クラッ

パタン……

北野「だ、大丈夫ですか!し、しっかりして下さい!きゅ、救急車呼ばなきゃ!」オロオロ


終わり

938 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 11:56:53.60 ID:CcE9tADO


―子供番組みぃつ○た―

北野「みんな、オィーッス!、誠一郎ことセイちゃんだよ♪」

上条「上条ことパッシーだそげぶ」

一方「一方通行ことイッポウさんだよォ、いっぽ~ン♪」

北野「みんなはちゃんともう起きてるかなー?起きてないと…」

一方「イッポウさンの能力で内蔵ぶちまけちゃうぜェ~…いっぽ~ん♪」

上条「イッポウさん大人気ないそげぶ」

939 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 11:57:19.74 ID:CcE9tADO


上条「いきなりなんだけど、二人はご飯とケーキどっちが好きそげぶ?」

北野「セイちゃんは勿論ケーキだな!だってケーキのあのふわふわとした食感と、生クリームの柔らかな甘さ…毎日食べても飽きないな~」

一方「一方さンはご飯だなァ、やっぱり日本人に生まれたからには米が最高だよォ…いっぽ~ん♪」

一方「でもイッポウさんは、ケーキやご飯より幼女が大好物なンだ―――」

ピーーーーーー

大変お見苦しいものをお見せしました
しばらくお待ちください


子供番組みぃつ○た

糸冬

947 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 21:39:25.78 ID:CcE9tADO


―とあるファミレス―

一方「げっ」

黒子「うわっ」

一方「……」

黒子「……」

一方「……なンでてめェが、俺のテーブルの隣の席にいるンだよ」

黒子「アナタこそ…一人でまたファミレスですか?」

一方「バカやろゥ、俺は北野とここで待ち合わせしてるンだよ」

黒子「わたくしはお姉さま達とここで待ち合わせしてるんですの」

一方「ケッ、誰も聞いちゃいねェよ」

黒子「……」

黒子(相変わらず、むかつくロリコンですわね…)

948 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 21:40:03.82 ID:CcE9tADO


黒子「……」

一方「……」

黒子「……」

一方「…………なァ」

黒子「なんですの?あまりアナタと喋りたくないので、手短にお願いしますの」

一方(…こンババァ…まァいい)

一方「…この前のジャッジメントの組み手だがよゥ」

黒子「ああ、誰かさんが能力を禁じられたのにも関わらず自信満々に挑んで無様にギブアップしたあの日…が、どうかなさいましたか?」

一方「……」

949 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 21:40:48.31 ID:CcE9tADO


一方「言っておくがなァ…あれは俺の実力の半分も出しちゃいねェからよォ…そこンとこ誤解すンなよ」

黒子「…負け惜しみが可愛く感じるくらいみっともないですわね」

一方「あァ?」

黒子「第一アナタは能力に頼り過ぎなんですの、そんなんだからモヤシ体型ですのよ」

一方「てめェ…」ギリッ

黒子「悔しかったら、体を1から鍛えてくることですわ…組み手の相手はちゃんとしてあげますから覚悟しておくことですわね」

950 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 21:41:29.63 ID:CcE9tADO


一方「ハッ!上等だァっ!その言葉忘れンなよ、いつかてめェを能力なしで痛めつけてやるからよォ」

黒子「まあ、そのいつかが一生こないと思いますが…精々あがくことですわね」

一方「ケッ、余裕綽々なのも今のうちだぜェ…今に見てやがれ…」

黒子「はいはいですの」


一方通行と白井黒子…

後にこの二人がくっついたとか、くっつかなかったとか…

それは、本人達にしか分からない…

終わり

953 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 22:25:21.08 ID:CcE9tADO


―とある街通り―

スタスタスタ

上条「―――で、あそこのとこ良かったよなあ」

北野「うん…僕映画自体久々だったから尚更、凄い楽しかったよ」

上条「そう言ってくれると上条さんも誘った甲斐があるってもんです♪」ウンウン

北野「ありがとうね上条君」

上条「なんのなんの、今度また割引チケット手に入ったらまた行こうぜ、じゃあな北野」ノシ

北野「うん、じゃあね上条君」ノシ

954 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/09 22:25:57.34 ID:CcE9tADO


北野「さて、と…」

北野「家に帰って晩御飯の用意しなきゃ」

スタスタスタ…



???「………」

???「映画……か」

???「楽しそうだったなァ…」

一方「………」

一方「…俺も誘えよ三下ァ…」

958 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 08:42:10.82 ID:kj65kMDO


―上条家―

上条「禁書も外に出かけたし、久しぶりに家でのんびりできるな」

上条「……」

上条「……暇だな」

上条「………」

上条「……」スクッ

上条「よし、誰もいないことだし」

上条「久しぶりにやるか」

上条「~~~♪」パチンッパチン

959 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 08:42:46.43 ID:kj65kMDO


上条「HEY!HEY!YOー!♪」

上条「俺の人生 不幸ばかりなんです♪」

上条「歩けばスキルアウトに因縁つけられマジ勘弁♪」

上条「いつも冴えない俺は 彼女いない歴=年齢♪」

上条「やんなっちゃ~う~う~♪」

上条「そんな俺でも 右手に宿すイマジンブレイカー♪」

上条「異能の力や超能力を 右手でズバッと消し去る♪」

960 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 08:43:10.82 ID:kj65kMDO


上条「つまり てめえ達の悪い幻想♪」

上条「俺の右手でその幻想 そっそっそげぶ♪そっそげぶ~♪」

禁書「……」

北野「……」

上条「YaHOO~~~ チェケラッチョ~~―――………」

禁書「……」

北野「……」

上条「……」

961 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 08:43:45.71 ID:kj65kMDO


上条「……見てたのか」

北野「……うん」

禁書「……なんかごめんなんだよ」

上条「どこから見てた」

北野「最初のヘイヘイから…」

上条「そうか……」

上条「禁書…お前出かけたんじゃないのか…」

禁書「出かけたらすぐ悪魔さんと会って、とうまの家に遊びに来たっていうから私は戻ってきたんだよ」

上条「……」

962 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 08:45:15.00 ID:kj65kMDO


上条「ふ…ふふふっ…」

北野「上条君?」

禁書「とうま?」

上条「お前ら…いいんだぜ…」

北野「えっ?…何を?」

上条「…笑っていいんだぜ…無理して笑いを堪えなくてもいいんだぞ…ふふふっ…」

北野「……」

禁書「……」




―それから一時間後―


上条禁書北野「「「HEY!HEY!YOー!♪」」」


終わり

963 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/10 08:47:42.42 ID:dsW0fM60

いろいろ溜まってたんだな……

967 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 11:53:09.83 ID:kj65kMDO


北野「黒子ちゃん一つ教えて欲しい事があるんだけど…」

黒子「何でしょうか?」

北野「レズって何?」

黒子「………」

黒子「…ごめんなさい北野さん、わたくし聞き間違いをしたようなのでもう一度言ってくれませんか?」

北野「えっ?う、うん」

北野「黒子ちゃん…レズって何?」

黒子「………」

968 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 11:53:38.66 ID:kj65kMDO


黒子「…ちなみに北野さん、その言葉はどこから知ったのですか?」

北野「うん、それはねー―――」


~~~~~~~~~
一方「北野ォ…悪い事は言わねェ…あのレズ―――白井って女には関わらない方が賢明だぜェ」

一方「じゃねェと…お前もその内そっちの世界に引き込まれるぞ…」
~~~~~~~~~


北野「って、この前一方君が言ってたから気になっちゃって…でも、引き込まれるって何の事なのかな~?」

黒子「……」

969 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 11:54:15.90 ID:kj65kMDO


黒子(あのロリコン…!北野さんになんて事を教えやがりますの!)

黒子(今度あったら殴血kill!!)

北野「……黒子ちゃん?」

黒子「お役に立てなくて申し訳ありませんの、わたくしもよく分かりませんわ」

北野「そっかあ…」

北野(レズって一体何かな…?……レーズンみたいな食べ物の事なのかな?)

黒子(一方通行…次のジャッジメントの組み手…いつも以上にシゴいてやりますわ…)

終わり

972 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 12:51:57.30 ID:kj65kMDO

みん○の歌

―ぼくは一方(×く○)―

作詞作曲:一方通行
歌:一方通行



ぼくは一方 一方 一方~♪

ロリコンじゃないよ♪

一方 一方 一方~♪

幼女大好き~変態だよ~♪

だけどゼッタイ手は出さない♪

ぼくは一方 一方 一方~♪

974 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 15:12:41.02 ID:kj65kMDO


―???―

コツコツコツ…ガチャ…バタン…ガタッ…

一方「……これで全員揃ったみてェだなァ…『OIC』のメンバー達よ」

海原「…はい、会長」

結標「…わざわざ全会員を呼び寄せたからには…相当な理由があるんでしょうね…」

土御門「…全くだ…これでも皆忙しい身なんだぞ」

一方「まァ待てよ…話す前に聞いて欲しい事がある」

975 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 15:13:20.53 ID:kj65kMDO


一方「なァ海原ァ…『OIC』の名前の由来ってなンだか…覚えてるかァ?」

海原「…忘れるわけがないじゃないですか…」

海原「O=幼子を、I=慈しむ、C=クラブ……そう、我々は幼子に害を仇なす輩を始末する為に出来た組織…」

一方「…そうだァ」

ガタッ……

結標「…長い前置きはやめてちょうだい…焦られるのは嫌いなの」

土御門「その通りだ…早く話す内容を語ってもらおうか」

976 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 15:14:27.50 ID:kj65kMDO


一方「…ここ最近変質者が現れるらしいンだが…どうもその変質者が能力者らしいンだァ…?」

海原「能力者…ですか?」

一方「あァ」

結標「…何かと思えば」フゥ

土御門「そんなのアンチスキルの仕事だろ…何故俺達が出張る必要がある?」

一方「…その変質者の趣向がプロファイリングで分かったンだが――」

一方「まず、『メイド好きで有り、常盤台の制服フェチでも有り、男女問わずに5~16才までOKであり、そしてアホ毛があれば興奮する』…と、いう鑑定らしいンだァ…」

977 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/10 15:16:56.02 ID:kj65kMDO


結標「許せないわ!!」ガタッ

海原「なんて悪党なんでしょうか…!」ググッ

土御門「俺の舞――俺達の学園都市でなんて悪事を…」ギリッ

一方「よく言ってくれたァ…それでこ選ばれたOICの会員達だァ…よし――」

一方「―――OIC出動だァっ!!!」

結海土「「「ラジャッ!!!」」」

タッタッタッタッ!

…こうして彼等は、学園都市の影で誰にも知られず日々幼子の為に闘っていた―…

頑張れ!負けるな!OIC!

幼子の未来は君達にかかっているっ!


終わり

983 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/11 09:29:02.44 ID:fusHyQDO


―上条家玄関前―

北野「……」

北野「上条君の言われた通り指定された時間に来たけど…」

北野「……」

北野「何だろうな?…とりあえず」スッ

ピンポーン

上条『はい、上条です』

北野「こんにちは上条君」

上条『お、来たか北野…鍵は開いてるから入ってきてくれ』

北野「うん、わかった」

984 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/11 09:29:36.05 ID:fusHyQDO


ガチャ

北野「お邪魔します…」

シーン…

北野「……?」

北野(なんで部屋を暗くしてるんだろ?…おかげで何も見えないや…)

北野「…上条君?」

『せーのっ…』

パンパンッパパン!

北野「!」

パッ

一同『北野さん、誕生日おめでとう!』

北野「……」

北野「……えっ?」キョトン

985 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/11 09:32:17.21 ID:fusHyQDO


美琴「北野さんおめでとうございます」

黒子「本当におめでとうございますわ」

上条「おめでとう北野」

禁書「おめでとうなんだよ悪魔さん」

御坂妹「おめでとうございます‥と、ミサカは祝います」

佐天「おめでとうございます北野さん」

初春「おめでとうございます」

一方「北野ォ…その…おめでとゥ…」///ポリポリ

■■「おめでとう……。」

北野(…だから部屋を暗くしてたんだ…僕を驚かせる為に…)

北野「……」ジーン

北野「…みんな……ありがとう…」

986 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/11 09:32:52.08 ID:fusHyQDO


北野「……」

北野「僕…自分の誕生日がこれほど嬉しかったのは生まれて初めてかも…」

北野「…誕生日はいつも父さんや母さんが祝ってくれたけど…」

北野「僕…今まで友達に祝ってもらったことなんてないから…だから…凄く…嬉しい…」ジワッ

北野「僕……僕………」グスッ

北野「この学園都市に来て…本当に…良かった…」グスッグスッ

987 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/11 09:33:19.96 ID:fusHyQDO


上条「…北野」

美琴「…北野さん」

佐天「…よ~し!じゃあ北野さんの誕生日を祝って一番!佐天涙子歌いまーーす!」

初春「ちょっと佐天さん、いきなりテンション飛ばしすぎです」

御坂妹「では、ミサカのとっておきの隠し芸をしましょう‥と、ミサカは――」

禁書「そんなことより早くケーキが食べたいんだよ!」

988 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/11 09:34:00.35 ID:fusHyQDO


一方「てめェらちったァ、静かにしやがれェ!北野のせっかくの誕生日なンだからよォ」

黒子「アナタの方がウルサイですわ」

一方「あァッ!?」

―ワーワーギャーギャー!―

北野「……」

北野(みんな……)

北野(本当に……ありがとう)

おしまい

989 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 2010/08/11 09:34:42.61 ID:fusHyQDO


北野君達のお話はこれで本当におしまいです

ありがとうございました
m(_ _)m

990 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/11 09:39:18.08 ID:ywFgkASO

楽しませてもらったよ
乙!

994 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/11 10:38:32.54 ID:PoXXFE2o

最後まで面白かったよ、ほんとアリガトウ

995 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/11 10:47:53.00 ID:eVva7YSO

禁書じゃなくてもエンジェル伝説のクロスはまた書いてくれな

乙っ

999 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 2010/08/11 12:59:02.74 ID:uysw0.M0

>>1000ならエンジェル伝説×銀魂

1000 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [43urc] 2010/08/11 13:16:21.22 ID:Os2xtXM0

>1000なら>>1の次回作はハルヒ×エンジェル学園


元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1276015455/
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