1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 10:51:59.62 ID:m242XlzXO
切嗣「そうかな?」
イリヤ「普通の家族じゃない?」
アイリ「そうよシロウ、何もおかしくなんてないわ」
士郎「う~ん?」
セイバー「シロウが違和感を感じるならきっと何かがあるのでしょうが、判別しない程なら気にすることはないかと」
モードレッド「そうだぜ、こまけえ事は気にすんなよ」
ガウェイン「確かに何かおかしい気もしますねえサー・ランスロット」
ランスロット「サー・ガウェイン、王が気にせずとも良いと仰っているのに掘り返すつもりか?」
士郎「うん……うん??」
舞弥「士郎は心配症ですね、お姉ちゃん心配です」
セラ「一つ違和感があるならば、貴方が違和感を持っている事に違和感を持ちます」
リズ「イリヤ、口の周りにチョコついてる」
4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 11:00:27.27 ID:m242XlzXO
凛「おかしい……」
アーチャー「同感だ」
時臣「あの衛宮の息子と交際など!許さんぞ!!」
葵「まぁまぁ」
ギルガメッシュ「やはり、器の小さい男よな時臣……それと贋作者、目が腐る、そこを疾く退くがいい」
アーチャー「…………」
ルビー「おやおや~凛さん不機嫌ですねぇ~私と契約すればどんなことでもハッピーですよ?」
5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 11:05:23.59 ID:m242XlzXO
桜「やっぱり……おかしい」
蟲爺「駒は多くて困ることはあるまいて」
真アサ「佐用、ぼっちゃんも雁夜殿もライダー殿も至って健康です」
雁夜「慎二くん、ランスロットどこ行ったか知らないかい?」
ライダー「彼なら私の自転車を宝具化させて衛宮邸へ向かいましたよカリヤ」
慎二「どいつもこいつも使えないサーヴァントばっかり!」
7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 11:14:20.38 ID:m242XlzXO
カレン「絶対おかしい」
綺礼「どうしたカレン、両親に再会できたのだ、もっと喜ぶといい」
クラウディア「あなた……ちょっと変わりました?」
ランサー「あの母とあの父あってあの娘かよ……妙に納得しちまった」
子ギル「ていうか、綺礼はもう違和感気づいてるんですね」
8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 11:18:50.57 ID:m242XlzXO
キャスター「何もおかしくないわ!えぇおかしくないですとも!」
葛木「そうだな……何もおかしくなどない」
バーサーカー「メディア嬢……」
アサシン「言ってやるなバーサーカー、あの女狐もひと時の夢に身体を預ける権利くらいあろうて」
バーサーカー「……そうですな、ひと時の、たった一晩の夢ですからな……」
10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 11:20:23.62 ID:m242XlzXO
ハサン「あの、教会シーンで忘れられたんですけど……」
>>1「俺の脳内でお前らが気配遮断状態だったんだよ、ごめんな」
ハサン「是非もなし……」
14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 11:28:09.53 ID:m242XlzXO
ウェイバー「おかしくない!断じておかしくなど……ない!」
イスカンダル「でかくなったな、坊主……今まで我が命令を守り続けた忠義、大儀である」
ウェイバー「当然だ、貴方の命に背くような馬鹿が何処にいる」
イスカンダル「はっはっは!それで良いウェイバー、今後とも命を守り、お前の人生を生きろ」
ウェイバー「はい、我が王よ……」
15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 11:34:05.84 ID:KbDj7h5Ro
バゼット「どうして貴方と一緒に目が覚めるんでしょうね……」
アヴェンジャー「ははっ、そりゃあアンタにとってはアイツより俺の方が思い出深いってコトだろうよ」
バゼット「そう……かもしれませんね……しかし、そんな自分が心外です」
アヴェンジャー「それでいい、俺みたいな悪党なんかに思い入れが深いとロクなことにならねぇぜ?」
バゼット「それでも……貴方にまた会えて喜んでいるのも確かです。もう二度と会わないことを願いますけどね」
アヴェンジャー「こっちからも願い下げだね、アンタみたいな幸せになるべき人間を見てるとイライラするぜ」
16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2015/06/17 11:42:22.97 ID:KbDj7h5Ro
ケイネス「……認めるべきかもしれんな、ウェイバー・ベルベット……ロードエルメロイを名乗る権利は別として、彼は優秀な生徒だったよ」
ディルムッド「マスター……」
ケイネス「一度死んで気づいたのだ、自分がいかに矮小な存在であったか……」
ソラウ「……」
ケイネス「ランサー、済まない。お前の忠義に気付かず報いてやることもできなかったな」
ディルムッド「いえ……」
ソラウ「ケイネス……見直したわ。ランサーのチャームに負けた私も悪かったしね……天国で会えたら結婚してあげてもいいわよ」
ケイネス「ははは……終わってみればどうということはない、たったこれだけの事で狂い、負けたのか……」
19 : 1[] 2015/06/17 11:50:06.40 ID:6vbfYJkcO
士郎「きっと、これが一番幸せで一番平和な世界なんだろう」
セイバー「シロウ……」
切嗣「戻るのかい?士郎」
アイリ「イリヤ……」
イリヤ「私も、もう帰るわ……また会いましょう。『お父様』、お母様」
切嗣「イリヤ……士郎……二人の元気そうな顔を見れただけで僕たちは十分満足度させてもらったよ」
アイリ「さようなら、私達のかわいい子供達」
21 : 1[] 2015/06/17 11:57:14.51 ID:6vbfYJkcO
時臣「凛、立派になったな」
凛「……」
時臣「前の別れは魔術師としてのことしか伝えられなかったが、父として言わせてもらったよ」
葵「元気でね、凛。桜にもよろしく」
凛「……」
ギルガメッシュ「親の前なのだ、意地を張らずに泣けばよかろうて」
アーチャー「そう言ってやるな英雄王、魔術師としても遠坂の当主としても、ここで泣くのは彼女のプライドが許さんのだろう」
凛「遠坂は……私に任せてください、お父様」
時臣「あぁ、任せた」
22 : 1[] 2015/06/17 12:03:25.06 ID:6vbfYJkcO
雁夜「さて、あの糞爺まで元気なのは遺憾だが、みんな元気そうでよかった……僕も消えさせてもらおうかな」
雁夜「桜ちゃん、凛ちゃんは元気してたかい?」
桜「えぇ、姉さんも元気です」
雁夜「そっかそっか、それは良かった……」
慎二「いつまでも引き摺ってないでさぁ、消えるなら早く消えちゃえよ」
桜「兄さん?!」
ライダー「未練が強まる前に去った方がいいという慎二の優しさでしょう」
慎二「そっそんなわけないじゃないか馬鹿サーヴァント!」
雁夜「ははは、それじゃあね」
23 : 1[] 2015/06/17 12:09:56.20 ID:6vbfYJkcO
カレン「迷える魂はお帰りくださいね、ほらほら」
綺礼「そうだな、そろそろ帰るとしよう」
クラウディア「そうね……大きくなったわね、カレン」
カレン「っ…!」
綺礼「結局、誰の望みでこんな夢が起きたのだろうな……」
カレン「しっ知りません!早く消えてください!」
綺礼「やれやれ、反抗期の娘というのも大変だな」
クラウディア「あなたからそんな言葉を聞くことになるなんて思いませんでしたわ……」
24 : 1[] 2015/06/17 12:12:04.82 ID:6vbfYJkcO
これはある夏の日の、お盆の1日に起きた事件
虎聖杯と祭り聖杯の残滓が生んだ一晩の奇跡の話であった
25 : 1[] 2015/06/17 12:12:39.09 ID:6vbfYJkcO
おしまい
元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434505919/
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