1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 20:49:46.21 ID:rMRIabBVE.net
キモオタ「す……好きでひゅっ! 付き合ってくらひゃい!」
美少女「ごめんなさい!」
キモオタ「ど、どうしてですかっ!?」
美少女「え……えっと、部活とか忙しいし……今は彼氏とかは……」
キモオタ「そ……そうですか……分かりました」
美少女「そ、それじゃっ!」
4 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 20:51:07.02 ID:rMRIabBVE.net
キモオタ「ううっ……」
俺「大丈夫か?」
キモオタ「えっ? 俺……くん? 見てたの!?」
俺「屋上で寝ててたまたまな……大丈夫だ。俺がなんとかしてやるよ」
キモオタ「でも……もう無理だよ!」
俺「大丈夫……大丈夫だから……」
8 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 20:52:36.53 ID:rMRIabBVE.net
女「えーっ……キモオタに告られたの!?」
美少女「うん……断ったけど」
女「馬鹿じゃん! あの顔で……無謀すぎだろ! ぎゃはははは!」
美少女「別に、顔とかじゃ……喋った事ないのにいきなり付き合ってって言われたから」
女「でも、幼馴染のフツメンの告白だって断ったじゃん! 野球部のDQN先輩だって振ったし」
美少女「だってみんな……顔とか胸ばかり見て、内面を見ようとしてないんだもん」
女「うぜー! 顔も良くて胸もデカい女は言う事が違うね!」
10 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 20:54:13.83 ID:rMRIabBVE.net
――翌日――
イケメン「付き合ってください!」
美少女「……!」
女「サッカー部のイケメンくんじゃん!」
イケメン「駄目ですか!?」
美少女「わ……私のどこが好きになったの?」
イケメン「部活も勉強も一所懸命だし、子供やお年寄りに親切している所を見て……好きになったんだ」
美少女「私の内面を見てくれてるんだ……! 嬉しい……こんなの初めてかも……」
イケメン「もちろん可愛いとも思ってるよ……笑顔がとってもステキなんだ」
12 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 20:55:42.65 ID:rMRIabBVE.net
イケメン「付き合ってくれるかな?」
女「断る理由ないっしょ?」
美少女「はい! よろこんで――」
俺「待てぃ!!!」
美少女「えっ……俺くん!?」
イケメン「なんだ? 邪魔しないでくれよ」
17 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 20:56:59.36 ID:rMRIabBVE.net
俺「君は部活が忙しいから、付き合えないんじゃあなかったのか?」
女「そんなのキモオタに対する優しさに決まってんじゃん!」
俺「うるせぇーーーーッ! てめぇに聞いてねえ!」
ドゴォ!
女「ひぎゃっ!?」
美少女「でも……そう! キモオタくんを傷つけたくなかったから!」
22 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 20:59:39.23 ID:rMRIabBVE.net
俺「君達が付き合っている姿を見て、キモオタはさらに傷つくんじゃあないのか?」
美少女「それは……学校では付き合ってる事バレないようにすれば……」
イケメン「えっ……! なんでオレ達がそんな気を遣わないと……」
俺「なんだ? 自慢の彼女を見せびらかしたいのか?」
イケメン「くっ……そうじゃなくて! えっと……コソコソするのが嫌なだけだ!」
俺「まあ、そういう事にしといてやろう……」
イケメン「何様なんだよ……」
27 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:01:10.36 ID:rMRIabBVE.net
俺「なんでこいつと付き合う気になったんだ?」
美少女「何でそんな事をあなたに……」
俺「いいから言えよ」
美少女「今までの人と違って、内面を見てくれたからよ! これでいい!?」
俺「そうか……でも、こいつの顔がキモオタと同じだったらどうだ? 振っていたんじゃあないのか?」
美少女「それは……」
33 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:02:33.29 ID:rMRIabBVE.net
俺「結局、君も外見しか見ていないんだよ」
美少女「ち、違う!」
俺「だったら付き合えるのか!? こいつの外見がキモオタでも! キモオタが内面を見てくれるのなら!」
美少女「つ……付き合えるわ!」
俺「だったら付き合えよ! キモオタは君に親切にされて、君の事を好きになったんだよ!」
美少女「っ……! お、覚えていないわよ!」
俺「キモオタだからか覚えていないのか!? 君の内面の優しさに惹かれたというのに!」
35 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:03:54.61 ID:rMRIabBVE.net
美少女「だったら……キモオタくんはそれを告白の時に伝えてよ! もう遅いわよ!」
俺「その猶予さえくれなかった癖に……! イケメンの時は理由を聞いたが、キモオタの時はすぐ断っただろう!」
美少女「あっ……ううっ……」
女「ちょっと、あんた! いい加減にしなさいよ!」
俺「うるせぇーーーーッ! てめぇは黙ってろ!」
ボゴォ!
女「あんぎゃぁぁああああ!」
42 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:05:18.58 ID:rMRIabBVE.net
美少女「フィーリングよ……ビビっときたの! これが恋じゃないの!? 私はイケメンくんの事が好きになったの!」
イケメン「美少女さん……!」
俺「ついさっき告白されて好きだぁ? こいつの何を知ってるんだ!? 顔が好みなだけだろ!」
美少女「そ、それだけじゃないわよ!」
俺「背が高いし、スポーツもできるし、勉強もそこそこできるからかぁ!?」
美少女「内面の話よ!」
45 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:06:24.88 ID:rMRIabBVE.net
俺「こいつの何を知ってるんだ!?」
美少女「爽やかだし……周りの人に慕われているし……」
俺「何だそれ……ちゃんちゃらおかしいわ……がっかりだよ」
美少女「な、内面なんて! これから知っていけばいいじゃない!」
俺「言ってる事がめちゃくちゃじゃあないか!?」
48 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:08:14.69 ID:rMRIabBVE.net
イケメン「さっきから聞いていれば……恋ってのは、心でするものじゃないのか?」
俺「うるせぇーーーーッ! 死ねッ!」
ヌゴォ!
イケメン「ぐぎゃぁぁああああ!」
美少女「イケメンくん!」
俺「もういい……だったら、そいつにどんな事があっても好きでいられるのか?」
美少女「もちろんよ……! 彼が不治の病になって寝たきりになっても、愛し続けられるわ!」
52 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:09:33.09 ID:rMRIabBVE.net
俺「そうか……それじゃあ……」
イケメン「んくっ……!?」
美少女「ちょっと!? 何を飲ませたの!?」
俺「すぐに分かるさ……」
イケメン「はうあッ……!?」
グギュルルル!
54 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:10:19.53 ID:rMRIabBVE.net
美少女「ど、どうしたの!?」
イケメン「す、すまない……少し用事が……!」
ダダダッ!
美少女「イケメンくん!?」
俺「おっと……トイレには行かせねえよ……」
タタッ!
美少女「ま、待って!」
56 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:11:22.21 ID:rMRIabBVE.net
イケメン「はぁはぁ……」
後輩「イケメン先輩チーッス!」
女後輩「今日もカッコイイですね!」
マネージャー「イケメンくん! 今度の試合頑張ろうね!」
イケメン「ああ……」
俺「ふふっ……」
ぐいっ
イケメン「っ……! は、放せ!」
俺「やだね……」
65 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:13:47.95 ID:rMRIabBVE.net
イケメン「舐めるなよ……サッカー部で鍛えた脚力を……!」
俺「舐めてはいないけど、そんなに力んで大丈夫かい?」
イケメン「えっ……あっあっ……!」
ブリュリュリュリュリュズピッ!
後輩「信じらんねー! あのイケメン先輩が脱糞してるよ!」
女後輩「くさっ……最低! 死ねッ!」
マネージャー「もうマネージャーやめます。ツイッターに上げときますね」パシャパシャ
70 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:14:56.01 ID:rMRIabBVE.net
美少女「イ……イケメンくーーーーん!」
俺「これでも好きって言えるのか?」
美少女「わ、私は……」
俺「明日から、こいつは学校中で陰口を叩かれるだろうな……うんこキャプテンとか……」
美少女「それでも……」
俺「そんな男と付き合う女も、色々変な目で見られるだろうな……」
76 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:16:29.59 ID:rMRIabBVE.net
イケメン「美少女さん……」
美少女「イケメンくん……違うわ! 私は……!」
イケメン「美少女さん!」
美少女「ごめんなさい! やっぱり、無理なの!」
イケメン「美少女さーーーーん!」
ブリュリュリュ……ブビッ!
イケメン「くふぅ……!」
プスー……ブリョォ……!
イケメン「ああっ……!」
ブリュリュリュリュ!
83 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:17:58.55 ID:rMRIabBVE.net
――――
美少女「何なのよ……私はどうすればいいの……」
俺「男は見た目じゃないって事さ……」
美少女「でも恋って……そういうものじゃないの!?」
俺「そうかもな……キモオタはやっぱり無理か?」
美少女「……うん」
俺「理由は? 部活が忙しいからじゃあないだろ?」
美少女「キモいから……生理的に無理……」
俺「そうだ……それでいい……いくら美少女だからって、本心を隠す事は無い」
91 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:20:03.32 ID:rMRIabBVE.net
キモオタ「あの……」
美少女「ひっ……い、いたの!?」
キモオタ「う……うん……」
俺「……」
キモオタ「ひ、ひどいよ! 俺くん……何とかしてくれるって言ったじゃないか!」
俺「うるせぇーーーーッ! どうせいつもこの女でズリセンこいてるキモ豚の癖によォーーーー!」
ズンドコォ!
キモオタ「ぶぎゃあああ!?」
100 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:21:56.86 ID:rMRIabBVE.net
美少女「ううっ……」
俺「さっきの自分の言葉ではっきり分かっただろ? 内面だとか抜かしていた自分の言葉が嘘だって」
美少女「……」
俺「そりゃあ、内面は大事だ。大人になるほどな……」
美少女「……」
俺「ただ、おまえはまだ学生だ……見た目なんだよ……男も女もセックスの事ばかり考えてるんだ」
美少女「わ……私はどうしたらッ! どうしたらいいの!? 私だけは違うと思っていたのにッ!」
俺「自分を清い存在だと思っていた奴ほど、自分の本質に気付いた時に堕ちやすい……」
106 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:23:35.41 ID:rMRIabBVE.net
美少女「はぁはぁ……」
俺「君はもう戻れない……このまま、この学校の性処理係として生きていくしかないだろうな……」
美少女「性……処理……?」
俺「このキモオタはもちろんの事、クラスの地味男、キモハゲ教頭やエロ体育教師の相手を毎日するんだ……」
美少女「いやぁ! そんなの無理っ……!」
俺「無理とかそういう問題じゃあない……君はそういう女だ……そして、そんな女は誰も愛さない……」
美少女「誰からも愛されない……巨乳性処理便所女……」
114 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:26:33.46 ID:rMRIabBVE.net
俺「ただ……救いはある……」
美少女「えっ……」
俺「世の中の男全てがお前を見捨てても……俺は……俺だけは君を愛せるだろう!」
美少女「そんな……無理よ! だって……私は性処理用JK……人間オナホなのよ!」
俺「うるせぇーーーーッ! 自分をそんなに卑下するんじゃあないッ!」
美少女「きゃっ!」
俺「他の奴がなんと言おうと、自信を持て! おまえは俺に愛された男なんだからな!」
美少女「俺くん……はいっ!」
124 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:28:11.71 ID:rMRIabBVE.net
俺「それでいい……!」
美少女「なんだかモヤモヤがすっきりしちゃった……何を悩んでいたのかなって」
俺「それなら良かった」
美少女「この後……どうしよっか?」
俺「そうだな……」
俺「セックスするか!」
美少女「うん! 俺くんの子供が欲しい!」
俺「はっはっは! パイプカットしてるから無理だけどな!」
~Fin~
16 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 20:56:45.27 ID:gEckQOWf0.net
美少女「わ……私のどこが好きになったの?」
キモオタ「部活も勉強も一所懸命だし、子供やお年寄りに親切している所を見て……好きになったんだ」
美少女「なんで親切にしてたことを知ってるの……気持ち悪い……こんなストーカー初めてかも…」
26 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2015/04/30 21:01:09.74 ID:2fcp5SAw0.net
>>16
悲しい世界
元スレ:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1430394586/
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