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少女「マッチいりませんかぁー」 イケメン俺氏「……」

1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 18:43:59.03 ID:4R/Q3rqJ0.net

少女「マッチいりませんかぁー」

俺氏(マッチ……今時、そんなもの何に使えと言うんだ)

俺氏(痩せている。ご飯をまともに食べられない暮らしなのか?)

俺氏(いや、それにしてはなかなかまともな上着を着ている。さすがにこんな季節じゃ薄着は……)

俺氏(しかし、何かが引っかかる)

俺氏「お嬢ちゃん、マッチをあるだけくれ」

 少女は少し顔に翳りを見せ、マッチ箱の束を俺氏に渡した。

俺氏(ふん。こんなものを買い取ってやったんだから、もうちょっと嬉しそうな顔でもして見せればいいものを)

 料金を少し多めに渡した俺氏は、釣りも受け取らずに少女に背を向ける。

俺氏「愛想の悪い店員さんだな。笑顔のひとつでも覚えることだな」

 しかし少女は、俺氏についてくるのであった。

7 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 18:57:32.82 ID:4R/Q3rqJ0.net

俺氏「どうした? 商品がなくなったんだからとっとと家に帰るこったな」

少女「おかぁーさんが、」

俺氏「ん?」

少女「おかぁーさんが、マッチをぜんぶ買ってくれた人には、さーびすしろ……と」

俺氏「!?」

 そこまで言われ、察せない俺氏ではなかった。

俺氏「家……家にいるの、辛くないのか?」

少女「…………」

 無言は何よりも雄弁な肯定だった。
 身体の皮膚を完全に見せないこの服は、虐待を隠すためのものなのかもしれない。

俺氏「知り合いの開いている孤児院があるんだが、そこに行ってみる気はないか?」

 帰ってきた答えは、意外なものだった。

少女「嫌……」

俺氏「…………」

少女「おかぁーさん酷いことする。私なぐる。熱い水かけてくる。嫌なことさせられる。ご飯くれない日もある」

少女「でも、私の一人だけのおかぁーさんだから。それに、私がいないと、おさぁーさん、ひとりになっちゃう」

8 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:00:10.62 ID:9qficEi40.net

おさぁーさんとかいう新キャラ

13 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:07:05.52 ID:4R/Q3rqJ0.net

俺氏「ふん。勝手にしろ」

 俺氏は、人混みの雑踏の中を早歩きで進んだ。
 少女は、俺氏を見失った。
 振り返ったときには、もう少女はいない。

俺氏「やれやれ……」

 さて、マッチを何に使おう。
 人目のないところまで歩いてから、俺氏はふと民家に家をつけてみようと閃いた。
 それも、なるべく幸せそうな民家に、である。
 俺氏は、幸せが燃えるところを見てみたかったのだ。

 ともなれば、大事なのはその選定である。

俺氏「幸せ幸せ、幸せはどこだ?」

 マッチのひとつを取り出し、俺氏はそれを手の中で遊ばせながら夜道を歩く。
 雪が、はらりはらりと視界に映った。

20 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:18:40.16 ID:4R/Q3rqJ0.net

俺氏「ふむ、ここなんかいいかもしれないな」

 俺氏が目を付けたのは、裕福そうな家であった。

 いつも俺氏は、人の幸福さが恨めしかった。
 それも、なにも努力をせずに得たような幸福が恨めしかった。

 だから俺氏は、その家を標的に定めることにした。

 窓の中では、四人の家族が夕食を食べている最中であった。

子供「母上、母上。サンタクロースはいるのでしょうか」

母「ええ、今日はクリスマスですもの」

 俺氏は、その言葉を聞いて初めて今日がクリスマスであることを思い出した。
 だが、俺氏の決意は揺るがない。

父「大きなプレゼントを用意してあるぞー!」

子供「うん?」

母「こらっ! お父さん!」

おさぁーさん「うふふふ」

母「誰だ今の」

 俺氏は、マッチを取り出して箱の側面に勢いよく擦り付けた。

21 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:19:27.44 ID:BMwaeTJE0.net

おさぁーさんwwwwwww

22 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:20:08.54 ID:Y3BoIpnE0.net

おさぁーさんでわろた

24 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:23:21.93 ID:ggbK94Mr0.net

父、母、子、おさぁーさんの四人家族か

25 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:23:53.04 ID:BMwaeTJE0.net

おさぁーさんの運命やいかに?

28 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:31:01.25 ID:EE21lppJ0.net

おさぁーさんの件うまくフォローしてきたなwwww

30 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:32:31.66 ID:4R/Q3rqJ0.net

 夢中だった。
 自分が何をしているのか、自分でもわからなくなっていた。

 ただ俺氏は、単純なその作業に、全神経を注いで集中していた。

 そして正気に戻ったときには、すべてがもう終わった後であった。
 不思議なことに、達成感はない。

 俺氏が、ちっぽけな俺氏でしかないことには何も変わりがない。
 もっとも、自分を変えたくてこんなことをしたわけでもないのだが、なぜだか俺の心は渇いていた。

 そう、
 例え民家に家をくっ付けたところで、世界は何も変わりやしない。

俺氏「幸せにな……」

 火を動力源にし、ふたつの家をくっ付ける。
 それが俺氏の能力である。

 こうして裕福な家と貧しい家はくっ付いた。
 家族が増えれば虐待の牽制にもなるだろう。
 お金があるから、少女も嫌な仕事をもう続けなくていい。

 綺麗ごとで締めたかったが、残念ながらお金は人を幸せにする。

 こうして五人家族の家が出来上がった。
 おさぁーさんはなんか、家がくっ付くときに壁に巻き込まれて死んだ。

 俺氏はひとり、夜のクリスマスを歩くのであった。  ____完

32 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:33:25.06 ID:BMwaeTJE0.net

おさぁーさんー!!!

33 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:33:54.07 ID:p/wSODDr0.net

誤字も回収していくスタイル

34 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:34:25.75 ID:7Er0ZU+z0.net

上手くまとめたな

39 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:35:16.49 ID:QCbP/DNW0.net

おさぁーん…

41 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2014/06/14 19:38:31.51 ID:BMwaeTJE0.net

おさぁーさんって結局何者だったんだ?


元スレ:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1402739039/
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