1 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/06 22:45:14 ID:iCLmSvOo
兄「という訳でのんびり過ごそうじゃないか、妹達よ」
下妹「は~い」
上妹「はあ···」
兄「元気無いな」
下妹「どしたのお姉?」
上妹「いや···上妹下妹って何?って思って」
兄「いきなりメタいぞ」
下妹「メメタァ!だね」
上妹「だって気になるし」
兄「お前らは双子なんだし、どっちが姉で妹か分かりやすくする為だよ。決して姉って表現を使いたくなかった訳じゃないぞ、うん。本当に違うぞ」
上妹「じゃあ私姉で良いじゃん。もしくは大妹小妹でさ」
兄「そこはあれだよ、姉って書いたら···何か違うじゃん?双子っぽさちょっと無いじゃん?」
下妹「お姉とは同じ妹!って感じが良いなぁ」
上妹「下妹ちゃんが言うなら良いよ」
兄「俺の意見は?お~い」
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/06 23:01:22 ID:iCLmSvOo
兄「それにさ、お前を大妹って言うのは···」チラッ
兄「うん、無いな」
上妹「どこ見て言ってんだセクハラでブッ飛ばすぞ」
兄「勿論お前の無いむネレイドォ」ドゴォ
下妹「お姉の昇○拳がお兄の顎に!」
兄「おま、ちょ、顎はアカンて」
上妹「あ?」
兄「すんませんでした」
下妹「わぁ、スゴいキレイな土下座だね!お兄10点!」
兄「やったぜ」
上妹「土下座しながらガッツポーズすんな」ゲシゲシ
兄「ああ!裸足の上妹に踏まれてる!ありがとうございます!」
上妹「うわぁ···」
兄「おいおい、そんなに喜ぶなよ」
上妹「引いてるんだけど」
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 18:28:02 ID:CIPGv.sQ
兄「まあまあ下妹より背が大きいから大妹でも良いんじゃないの?うん」
上妹「ふん、どうせ下妹ちゃんの方が胸大きいですよーだ」
兄「そんなに大きくしたいなら揉んでや」
上妹「黙れ」
兄「はい」
下妹「ところで上妹と下妹ってなんか合体しそうだね!」
兄「成程上下妹、か···!」
上妹「誰が上下妹だ」
下妹「え~、ダメ?」
上妹「私下妹ちゃんの上になんて乗れないから」
兄「肩車とかじゃなくてさ、こう、ベッドの上でお互い寝転びながら抱き絡まる形で」
上妹「黙れ」
兄「はい」
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 18:37:41 ID:CIPGv.sQ
下妹「お姉、上下が嫌ならどんなのが良いの?」
上妹「え?···ん~···」
兄「そうだな、上妹がツン妹、下妹がデレ妹だな」
上妹「誰がツン妹だ」
下妹「ツンとデレが組み合わさって最強に見えるんだね!」
兄「ああ、お前達二人が俺の翼だ」
上妹「意味分かんないんだけど」
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 19:01:31 ID:CIPGv.sQ
兄「じゃあ下妹が癒し系妹」
下妹「癒し系?嬉しいな、えへへ」
兄(可愛い)
上妹(可愛い)
兄「で、だ。上妹は···暴力系」
上妹「またブッ飛ばすよ?」
兄「待て待て握り拳作るの止めて」
上妹「兄貴が余計な事しなきゃそんな事しないんだけど」
下妹「お姉無理だよ。お兄ちょっと変態だもん」
兄「確かにそうだけどちょっとはフォローして」
下妹「わたしはお兄の事、変態でも好きだよ!」
兄「フォロー出来てない気もするけど何でも良いやナデナデしてやる」ナデナデ
下妹「ん~♪」
8 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 19:28:28 ID:CIPGv.sQ
兄「大体だな上妹」
上妹「ん?」
兄「お前はどうして○龍拳出来るの?跳躍力凄いってレベルじゃないぞ」
下妹「お姉竜巻○風脚も出来るもんね」
兄「空中浮けてるもんな」
上妹「え?出来ないの?」
兄「むしろ何で出来ると思ったそして出来てる」
下妹「その内お姉、両手真っ直ぐ広げて、高速回転しながら空飛んでっちゃうんじゃ···」
兄「·········すごい漢女(おとめ)だ」
上妹「誰が漢女だ!」
下妹「お姉良く字分かったね」
兄「愛だな」
上妹「違っ、全然違うから!」
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 19:38:13 ID:CIPGv.sQ
上妹「···はぁ。ところでさ、お父さんとお母さんは?」
兄「······」
上妹「ちょ、ちょっと···何急に神妙な顔してんの?」
下妹「も、もしかして何か悪い事···」
上妹「いやいや、まさかね···」
兄「···朝、置いてた奴だ。読んでみろ」
上妹「な、何···?」
下妹「···」ドキドキ
上妹「······ブレイクダンス大会?は?」
下妹「夫婦仲良く参加しますって書いてるね」
上妹「何してんのお父さんお母さん···」
兄「何時もの事だろ?突拍子も無い事するの」
上妹「いやそうなんだけど···」
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 19:48:05 ID:CIPGv.sQ
下妹「はぁ~ちょっとビックリしちゃった。お父さんとお母さんの仲が悪くなっちゃったのかって」
兄「あの夫婦は何時まで経ってもイチャイチャしてるだろうから杞憂だよ」
上妹「そもそも紛らわしい事するな」
兄「父さんと母さんに言われた通りにしただけだ」
上妹「何してんの本当に···」
下妹「いつ練習してたんだろ?」
兄「聞いたら俺達が寝てる時間にしてたとかなんとか」
上妹「何で二人とも努力の方向おかしいのかな」
兄「夫婦的には真っ直ぐなんだ、気にするな」
12 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 20:13:08 ID:CIPGv.sQ
兄「ま、という訳で今料理出来るのが上妹しか居ないんだよ」
上妹「別にトーストとかで良いじゃん」
兄「お前それでも日本人か!?お米食べろ!!」
上妹「うるさい黙れ立派な日本人だよ」
下妹「わたし、お姉の卵焼き食べたい!」
兄「俺はお前の味噌汁が飲みたい」キリッ
上妹「···はいはい、分かった分かった。作るからちゃんと」
下妹「待ってました!」
兄「さっさとしてくれないかい?僕もうお腹ペコペコなんだよ」
上妹「兄貴は黙って待ってろベコベコにすんぞ」
兄「すみませんでした」
13 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 20:23:26 ID:CIPGv.sQ
上妹「全く···」
兄「なぁなぁ下妹」
下妹「なぁにお兄?」
兄「上妹ってさ···スッゴいエプロン似合ってるよな?」
上妹「」ピクッ
下妹「うんうん。背中に母性が感じられるもんね」
兄「分かってくれるか」
下妹「すっごく分かるよ」
兄「側に居てくれるのならああいうエプロン似合う子が良いなぁ」
上妹「···///」
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 20:32:20 ID:CIPGv.sQ
下妹「むむ、じゃあわたしはどう?似合うかな?」
兄「ああ、似合うと思うぞ。特に裸エプロンが」
下妹「もうやだ~お兄のエッチ♪」
上妹「おい」
兄「はい」
上妹「はぁ···全く、本当に···」
下妹(···お姉、ちょっと顔赤かったね)ボソボソ
兄(そうだな良い物が見れた)ヒソヒソ
下妹(···お兄)ボソボソ
兄(どうした)ヒソヒソ
下妹(裸エプロン···見たい?)ボソボソ
兄(いくら欲しい?)ヒソヒソ
下妹(お兄、お金で解決はめっ!だよ?)ボソボソ
兄(悪かった)ヒソヒソ
15 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/07 21:36:41 ID:CIPGv.sQ
兄(じゃあ一体何が条件だ)ヒソヒソ
下妹(無いよ?)ボソボソ
兄(ダニィ!?)ヒソヒソ
下妹(えへへ、日頃のお礼だよ♪)ボソボソ
兄(なん·········だと·········)ヒソヒソ
上妹「ほら、出来たよ。···何の話?」
兄「男の話だ」キリッ
上妹「はぁ?···まさか下妹ちゃん、彼氏が···」
下妹「居ないよ?だってお兄とお姉が居るんだもん」
兄「何て兄妹想いのええ子なんや···」
上妹「何で口調変わってんの?」
兄「気分です」
18 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/08 01:46:16 ID:JELoGvLA
兄「まあまあ良いから良いから」
下妹「皆でいただきます、だね!」
上妹「分かった、分かったから引っ張らないでよ」
兄「じゃあ···」
『いただきます』
下妹「あむ···ん。やっぱり、美味しいなぁ」
兄「今すぐ嫁に行けるな。十六だし」
上妹「行く訳無いでしょ、この歳で。それに···」ジッ
兄「ん?それに?」
上妹「···何でもない」フイッ
兄「教えてくれよぉ~なぁなぁ頼むよぉ~」
上妹「しつこいっ」
19 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/08 19:34:06 ID:JELoGvLA
兄「しかしどうやったらこんなに上手く出来るんだ。俺なんて」
上妹「兄貴は変なアレンジしようとするからでしょ」
下妹「メシマズだね」
兄「い、いや、だってそのまま作ったら面白く」
上妹「食べるのが兄貴だけなら文句言わないんだけど」
下妹「食べる人は面白さじゃなくて美味しさが欲しいもんね」
兄「何も言えねぇ」
20 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/08 19:46:08 ID:JELoGvLA
上妹「それに味見しないじゃん」
兄「必要無いかな~って···」
上妹「人に毒食わせる気?」
兄「そこまで言わなくても良いじゃないですか···」
下妹「自分が食べられない物を人に提供するなっ!ってお母さん言ってた」
兄「正論過ぎるぜ」
上妹「そもそも料理作り慣れてないのにアレンジに挑戦するのがおかしいんだけど」
兄「え、駄目?」
下妹「お兄、基礎が出来ないのに応用問題解けると思う?」
兄「うん無理だわ」
上妹「流石下妹ちゃん。家で一番勉強出来るだけあって説得力があるね」
下妹「えへへ」
兄「説明乙」
上妹「真面目に聞いてる?」
兄「やめて睨まないで聞いてる聞いてるから」
21 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/08 19:58:32 ID:JELoGvLA
兄「さ、さて、今日テレビ何やってるかな」ピッ
下妹「お兄話題逸らした」
兄「逸らしてませんよHAHAHAHA」ガクガク
上妹「足震えてるけど」
兄「これはあれだよ、武者震いだよ」
下妹「何の?」
兄「何のって···ほら、テレビに父さんと母さん映って···映ってる!?」
上妹「え!?」
下妹「あ、本当だ」
兄「こんな朝っぱらからやってるのか大会···」
上妹「そりゃ出てくの早いよね···」
下妹「出番何時かなぁ」ワクワク
22 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/08 20:11:08 ID:JELoGvLA
兄「···いや、見ないでおこう」
上妹「···うん」
下妹「え~」
上妹「下妹ちゃん···失敗するお母さんとお父さん···見たい?」
下妹「う~ん···あんまり見たくない」
兄「俺は滅茶苦茶成功しそうだから見たくないんだけど。ちょっと有名になりそうだから怖い」
上妹「それもあるんだよね···」
下妹「え~」
兄「四十越えの両親がブレイクダンスするだけでも突っ込みたいのに成功でもされたらもう突っ込めないぞ。いや突っ込みたくない」
上妹「ちゃっかり賞金持って帰ってきそうだし···」
兄「有り得る」
23 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/08 20:34:13 ID:JELoGvLA
兄「まあ二人の事は置いといて···どうのんびり過ごそうか」モグモグ
上妹「今日は全員部活も休みだし···」
下妹「わたしはお兄の側に居るね!」
兄「洋服の」
上妹「それ青○違い」
兄「突っ込みが早いな」
下妹「まるで熟年夫婦だね!」
上妹「ぶっ!な、んな···!///」
兄「上妹さ~ん。俺の顔に吹き掛けるの止めて~」
上妹「あっ!ご、ごめん、拭くから待って」
下妹「新婚夫婦みたいだね!」
上妹「っ!///」グイ
兄「上妹さん痛かったです。下妹さんわざとだよね」
下妹「えぇ~?違うよぉ~?」フヒュー
兄「バレバレだから口笛全然出来て無いし」
26 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/08 23:56:45 ID:JELoGvLA
下妹「お姉、いっつもお兄にツンケンしてるから、もっと笑ってもらおうと思って」
上妹「逆に笑えないってば!」
兄「赤面させてどうすんだい」
下妹「お姉の新たな魅力発掘!みたいな」
兄「おいおい、そんな事しなくても十分魅力的じゃないか」
上妹「う···な、何言ってんの///」
下妹「正直に言うとお姉の赤面姿ってすっごく可愛いから時々見たくなるの」
兄「奇遇だな、俺もさ」
上妹「かっ、からかうなぁ二人とも!///」バシッ
兄「何故私だけが叩かれなくてはならないのか。別に痛くはなかったけど」
上妹「あ、兄貴が変な事言うのが悪い···あと下妹ちゃんは思い切り叩いたりしない」
下妹「これが格差社会だよお兄···!」
兄「現実は厳しい」
27 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/09 19:18:09 ID:8pyY1XRA
兄「さて···本気でどうのんびりするか···」
下妹「皆休みの日でも部活とかで一緒に居ない事多いもんね」
上妹「一応聞いとくけど、兄貴は休日何してんの?」
兄「ゲームだな。時々友達誘って外で遊んでるけど」
上妹「···兄貴、友達居るんだ···」
兄「誰がボッチだよこんな奴でも居るんだよ」
下妹「どんな友達?」
兄「会わせたりなんかしないぞ。間違いなく悪影響だから」
上妹「つまり兄貴みたいなのしか居ないんだ」
下妹「量産型お兄···!」
兄「誰が量産型の悪影響なんだ否定はしない」
上妹「ちょっとはしてよ···」
28 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/09 22:11:51 ID:8pyY1XRA
兄「で、お前らはどうしてるのかね、休日は」
上妹「別に部屋でゴロゴロ~っと」
下妹「右に同じ!でも二人揃えば遊んでるよ」
兄「ほうほう、それはもうしっとりねっとり」
上妹「してない」
兄「そうか···」
下妹「見るからに落ち込んでるね」
上妹「別にどうでもいい」
下妹「本当に?」
上妹「な、何?嘘言ってる様に見える?」
下妹「へぇ~そうなんだぁ~ふ~ん」
上妹「な、何なのその言い方···」
29 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/09 22:50:50 ID:8pyY1XRA
下妹「あのねお姉。わたしはお姉と同じ部屋に居るんだよ」
上妹「う、うん···?」
下妹「知ってるんだよ···お姉が時々、夜中に···」
上妹「な、何の事かな···」
兄「どうした上妹、汗凄いぞ」
上妹「な、何でも無いって···」
下妹「あのねお兄、お姉ってね、時々夜中にお兄の事お兄ちゃんって呼んで」
上妹「のわあああああああ!?」
兄「ほうほう、一体何をしているのかな上妹くん」
上妹「知らない知らないっ、何も知らないってば!」
兄「いや~そうかそうか、お兄ちゃんか、ふんふん成程···ちょっと今呼んでくんない?」
上妹「~~~~~~~っ!!///」
兄「あ、ちょっと止めて波○拳の構え止めて今のお前撃てそアッーーーーーーーーー!!!!」
30 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/09 23:44:03 ID:8pyY1XRA
兄「死ぬかと思った」ボロボロ
上妹「ふんっ」
下妹「お姉何時の間に殺意の波動に目覚めたの?」
上妹「目覚めてないから···と言うか下妹~!」
下妹「あうあう、止めて頭揺らさないで~!」ガクンガクン
兄「ふっ···そろそろ阿修○閃空と瞬獄○を使いそうだぜ···」
ギセイ
上妹「練習したいから相手になってくれる?お兄ちゃん」
兄「わぁー、久々にお兄ちゃんって呼ばれたのに全然嬉しくないぞー?」ガクガクブルブル
下妹「お兄が生まれたての動物みたいに···いや、携帯のマナーモードみたいに···う~ん」
兄「どっちでも良いからそっと抱き寄せてくれない?震え止まりそ」
上妹「鯖折りしてあげるから」
兄「そっとって言ったんですよ俺」
31 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/10 00:07:21 ID:d1nQIz8A
兄「でも妹達に抱き締められて死ねるなら本望」
下妹「死ぬとかそういう事言っちゃ駄目!」
兄「はい」
上妹「···そんなに抱き締められたい?」
兄「そりゃ美少女に抱き付かれたらいくら妹でも嬉しいもんよ」
上妹「···そう」
下妹「じゃあお兄、今すぐぎゅ~ってして良い?」ギュ
兄「聞く前にしてるけどああ下妹色々柔らかい」
上妹「何?私は色々硬いって?」
兄「そんな事言ってない···て言うか、俺上妹に抱き締められた事滅多に無いし分からん」
下妹「お姉もしてみない?お兄、暖かいよ、ぬくぬくだよ~」
上妹「そりゃ今夏だし暖かくなるでしょそりゃ」
36 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/10 07:27:03 ID:d1nQIz8A
下妹「冬でも暖かいよ?お兄の布団すっごくぬくぬくだもん」
上妹「···寝てるの?兄貴の部屋で」
兄「知らない内によく布団に潜り込んでるんだよ」
下妹「時々お兄の温もりが恋しくなるんだもん」
兄「ほほう、これは嬉しい事を。んで上妹とは···」
下妹「時々一緒に寝てるよ?お姉は柔らかくて寝やすいよ!お兄もどう?」
上妹「ちょ、下妹ちゃん!私は嫌だから!」
下妹「恥ずかしいから?」
上妹「違ぁう!」
下妹「お姉も素直になったら良いのにね~」
兄「そうだね~」
上妹「十分素直だからっ!」
下妹「え···?」
兄「馬鹿な···」
上妹「何その反応!ぐぬぬ···」
37 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/10 07:36:18 ID:d1nQIz8A
下妹「二人きりになるのが恥ずかしいなら、三人で眠れば良いんだよ!」
兄「俺の部屋で?」
下妹「お兄の部屋で」
上妹「い、いや、だから···」
下妹「駄目···?」
上妹「いいよ」
下妹「やったぁ!」
兄「流石に弱すぎじゃないか下妹に」
上妹「例えそれが演技でも下妹ちゃんの涙目上目遣いには勝てない···」
下妹「じゃあ今日の夜は三人でね!···お風呂も入っちゃう?」
上妹「何でっ!?下妹ちゃんの頼みでも絶対無理!!」
兄「俺は別に良いけどなグヘヘ」
下妹「時々お兄と一緒に入るもんね」
上妹「ちょっと待って」
38 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/10 07:42:02 ID:d1nQIz8A
上妹「え、入ってるの兄貴と入ってるの?」
兄「下妹の方が、俺が入ってる時に突撃してくんだもん」
上妹「じゃあ追い出せば···!」
兄「おいおい役得な状況なのにわざわざ追い出す訳ないって」
下妹「あ、流石にタオルは巻いてるよ?」
上妹「当然でしょ!巻いてなかったら···!あの、その、そういう関係を疑っちゃう···」
下妹「そういう関係?」
兄「一体何かな?んグホォ」
上妹「聞くなっ!」
40 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/10 19:58:08 ID:d1nQIz8A
兄「まあまあ、そこは良いじゃないか」
上妹「良くないって!だって高校生にもなって···!」
兄「高校生になっても父親と入ってる女の子が居るんだから良いじゃないか」
上妹「ええっ!?本当に!?」
兄「ああ、ゲームの話だけどな」
上妹「殴り飛ばして良いよね?」
兄「駄目かな」
下妹「お姉、気にし過ぎ。別に変な事なんてしてないのに」
上妹「変な事してたらそれこそ大問題でしょ!」
下妹「わたしはお兄大好きだし、ちょっとだけなら変な事···」
兄「マジでっ!?」
上妹「駄~目!駄~目!下妹ちゃんそんな事言わない!」
下妹「は~い」
41 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/10 20:06:45 ID:d1nQIz8A
兄「さて、折角兄妹全員揃った状態なのに話だけで終わったら勿体無い」
下妹「外に行くの?」
兄「家に居たら俺は間違いなくゲーム三昧になりそうだし」
下妹「わたしはそれでも良いよ?」
兄「と言う訳で上妹」
上妹「何?」
兄「運動部の君に外へ行くかどうか決めて貰おう」
上妹「別に運動部関係無いし···」
兄「単純に買い物とか散歩とかでも良いんだぞ」
上妹「兄貴が決めれば良いじゃん」
兄「俺の方が一つ歳上なもんで、全員の意見を尊重したいのですよ」
上妹「歳上関係無いし···でも、うん、分かったよ」
42 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/10 21:20:49 ID:d1nQIz8A
上妹「じゃあ···皆が好きな事を全員でやる、とか」
兄「ん?どういう事?」
上妹「えっと···兄貴、まぁゲーム好きじゃない」
兄「···ははあ、成程。俺ならゲーム、上妹ならスポーツ、下妹は買い物、を皆揃ってで全部しようと」
上妹「そういう事。うん」
兄「じゃあ早速外行くぞ外~。その後買い物して家帰ってゲーム。よしオッケー」
上妹「そこは周りの意見尊重しないの?」
兄「じゃあどうぞご意見を」
下妹「わたしは良いよ~」
上妹「私も、別に良いんだけどさ」
兄「だろ?じゃあ準備準備」
上妹「ん」
下妹「は~い!」
43 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 01:05:09 ID:V2mrrPfk
兄「と言う訳で外に出ました。いやあっついあっつい」
下妹「暑~い···お姉、平気そうだね」
上妹「この位でへばってたら何にも出来ないから」
兄「軽くする程度だからな。本気でやってぶっ倒れるとか無しだぞ」
上妹「自分の体調管理ぐらい出来るって」
兄「でも、立ち眩みとか起こしたらすぐに言うんだぞ二人とも」
下妹「うん」
上妹「兄貴こそ」
兄「その時は···頼むぞ」
上妹「真顔で言う事じゃないよね」
44 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 01:25:45 ID:V2mrrPfk
兄「で、スポーツと言っても色々ある訳だが、何をするのかね」
上妹「泳ぐ」
下妹「ふぇ?」
兄「え?何だって?」
上妹「泳ぎます」
兄「先に言ってくんない?水着用意しに戻らなきゃ」
上妹「兄貴と下妹ちゃんの分は持ってるから」
下妹「流石お姉!」
兄「良く俺の水着の場所分かったな」
上妹「え?あ~···」チラ
下妹「わたしが教えたんだよ」
兄「何故知ってる」
下妹「ふふふ···お兄の事で知らない事は結構あるよ」
上妹「結構あるんだ···」
45 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 01:36:22 ID:V2mrrPfk
上妹「と言うか下妹ちゃん。水着の話聞いたら泳ぐんだなって分かると思うんだけど···」
下妹「えっとね~···お姉が穿くのかなって」
上妹「私そんな事しないから!」
兄「妹が俺の水着を···やっべ興奮してきた」
上妹「沈めてやろうか」
兄「止めて」
下妹「ほうほう、お兄そういうの好きなんだ···」
兄「下妹しなくて良いぞ」
下妹「べ、別に違うんだからね!お兄の穿いた後の水着をどうにかしようとか」
兄「する気満々ですやん」
下妹「お兄の匂いが気になる年頃なのです」
兄「え、嗅ぐ気?」
上妹(下妹ちゃん···もしかしなくても···耳年増?)
46 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 01:59:34 ID:V2mrrPfk
兄「しかしプールかぁ···」
上妹「何、嫌?」
兄「そうじゃないけどさ、ほら、俺別に運動得意じゃないから」
上妹「ふん、で?」
兄「だからお前一人で泳ぐ時間とかあるかも、と思っただけだよ」
下妹「わたしはあんまり泳げないしね···」
上妹「平気。それにどれやってもそうなるかもでしょ」
兄「いや、そうなんだけどさ···」
上妹「まぁ、その···心配、してくれてるのなら···あ、ありがと」
兄「はい上妹のデレいただきドゥエ!」
上妹「茶化すな」
兄「はひ···」
上妹「全く···人が折角···」ブツブツ
下妹(お兄、流石に今のは駄目だよ。乙女心が分かってないよ)ボソッ
兄(正直すまんかった)ヒソッ
47 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 06:50:18 ID:V2mrrPfk
下妹(もうっ、お兄、謝る相手違うよっ!)ボソッ
兄(そうだな)ヒソッ
兄「あ~、悪かった。急に素直に礼言われたからつい···」ナデナデ
上妹「···頭撫でたら許されるとか思ってない?」
兄「失敬な。今撫でてるのはただ撫でたくなったからだ」ナデナデ
上妹「···そう」
下妹「こっちも撫でてよ~」
兄「よ~しゃよしゃよしゃ」ナデナデ
下妹「へへ~♪」
48 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 07:37:02 ID:V2mrrPfk
上妹「···もう良いって。撫でなくても」
兄「そう恥ずかしがる事はあるまい」ナデナデ
上妹「いや本当に···」
下妹「んふ~···♪」スリスリ
兄「下妹、猫みたいだぞ」
下妹「ふみゃあ♪」
兄「持ち帰って良いかいこの子猫」
上妹「駄目だって。私が連れて帰るから」
下妹「そもそも皆一緒の家だよ」
兄「はっ!そうだった···俺はなんて幸せな家に居るんだ」
下妹「わたしもお兄とお姉が居て幸せだよ!」
兄(可愛い)
上妹(可愛い)
50 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 19:51:12 ID:V2mrrPfk
兄「で、どんな水着を持ってきたのかな?お兄ちゃん気になるね」
上妹「どうせ後で見るんだから言わなくて良いでしょ」
下妹「わたしの水着は?」
上妹「下妹ちゃんは···水着買ってないから、スクール水着しか」
兄「オラワクワクしてきたぞ!」
上妹「兄貴はそんな事でしか元気出ないの?ん?」
兄「胸ぐら掴まないで」
下妹「お兄が元気になるならいくらでも着るよ!」
兄「ありがとう下妹。お陰で何時も元気貰ってるよ」チラ
上妹「なな、何でそこで下見てるんだこのド変態ぃ!」ドゲシ
兄「ぐはぁ!ありがとうございます!」
51 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 21:05:44 ID:V2mrrPfk
上妹「はあ、全くこの兄貴は···!」
兄「魅力的だろ?」
下妹「うん」
上妹「全っ然···ってえ?」
下妹「だって、変態じゃないお兄なんてただの人だもん」
兄「そりゃそうだろ。俺から変態成分抜いたらただの真面目な人だからな」
上妹「自分で言う?···まぁ、割と真面目な方だと、思うけど···」
兄「おや、そう思ってくれるのかい?」
下妹「お姉、お兄の事大好」
上妹「よ~し早く泳ぎに行くぞ~!」
下妹「あっ、早いよお姉~!」
兄「ちょっと走らないでさっきの蹴りのダメージ残ってるから足フラフラで」
52 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 21:45:40 ID:V2mrrPfk
兄「プール場に着いたぞ」
上妹「誰に言ってんの···」
兄「こんなにも俺と上妹に意識の差があるとは思わなかった···!」
上妹「それ誰の真似?」
下妹「」ジー
兄「で、下妹は何で俺を見てるのかな」
下妹「運動出来ないなんて言いながら、やっぱり筋肉あるよね」
上妹「そう?普通じゃない?」チラッチラッ
上妹(うわ···結構ある···)
兄「そりゃ上妹の蹴りに耐える為に(ID)腹筋してるからな」
上妹「え!あ、その···何かゴメン」
兄「気にしない気にしない。好きでやってる事だし」
上妹「そ、そう···って、やっぱり?···ああ、下妹ちゃん兄貴と風呂入る事あるんだったね···」
下妹「お互い洗いっこしてるからね!」
上妹「は、はあ!?」
54 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/11 21:58:36 ID:V2mrrPfk
兄「おっと、上妹、先に言っておく。背中だけだから」
下妹「別にお兄ならどこ洗っても···♪」
上妹「駄目でしょ!兄妹でふしだらな真似とか!」
兄「何処のオカンだ」
上妹「うぅ···何で二人はそんな距離近いのよ···!」
下妹「愛です」
兄「だそうだ」
下妹「大体いっつもお姉とだって入ってるし洗いっこもしてるよね?」
上妹「それとこれとは話が違うでしょ!同性じゃなくて異性なんだから!」
下妹「だからお姉意識し過ぎだよ。家族なんだから、そんなに意識する必要なんて」
上妹「あるの!あ~る~の!」
下妹「お兄はあくまでお兄なんだよ?お姉はお兄の事お兄ちゃんとして見てないの?」
上妹「そんな訳···!」
兄「うん早く泳がない?」
56 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/12 19:53:40 ID:ONVdtNUE
下妹「は~い」
上妹「あっ、下妹!まだ話」
兄「こんな所でする話じゃないだろ」ギュ
上妹「ふわっ!?」ビクッ
兄「ふわ?」
上妹「きゅ、急に手を繋げて何する気!?」
兄「何するって···こうする」グイッ
上妹「ちょ、ちょっときゃあ!」バシャアン!
下妹「わぁ~、派手に飛び込んだね!」
上妹「···。兄貴ぃ!」
兄「はっはっは、おこなの?ねぇおこ?おこなの?」
上妹「溺れさせてやる」
兄「良いぞ!そしたら多分下妹が人口呼吸をしてくれるだろうからな!」
上妹「な、何考えてんのこの不純の塊!」
兄「言葉責めも良い···」
57 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/12 20:02:40 ID:ONVdtNUE
兄「さて、下妹にはこのビート板をプレゼント」
下妹「ありがとね···一生大事にするから···」
兄「重いよ」
下妹「まだ軽いよ?」
兄「えっ」
下妹「本物の重さは人生さえ巻き込む程だよ···」
兄「何でおどろおどろしく言うんだ」
下妹「雰囲気出るかなって」
兄「プールで出す雰囲気じゃないな」
下妹「ちぇ~」
兄「ほら下妹も泳ぐぞ」
下妹「お姫様抱っこで?」
兄「どう泳がせろと?」
59 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/13 09:39:02 ID:yPCZAUxQ
下妹「あれ?お兄なら『下妹の生足Fooooo!』とか言いそうなのに」
兄「俺Fooとか言わない」
下妹「そう?」
兄「大体下妹ばっか愛でてると上妹拗ねるし。ほら」
上妹「拗ねてないっ···!」フンッ
下妹「拗ねたお姉も可愛いなぁ」
兄「ああ可愛い」
上妹「わざとそういう事言ってんでしょ!」
兄「え?今更気付いたの?」
上妹「んなっ···!」
下妹「だってお姉動きも言葉も全部可愛く見えてくるんだもん」
兄「完全同意」
上妹「だ、だから!」
62 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/14 09:01:12 ID:BsLc0oig
兄「しかしそうか、そんなにして欲しいか」ヒョイ
下妹「ひゃ!」
上妹(あっ···お姫様抱っこ···良いな、下妹···)
兄「上妹ぉ!」
上妹「うぇ!?」
兄「何だ自分の名前でギャグなんてやるね」
上妹「ギャグじゃないし!」
兄「取り敢えず···下妹の愛を、受け止めて~!」
下妹「な、投げるの!?」
上妹「う、受けるの!?」
兄「いや飛び込む」
下妹「ひやぁ!」
グッパオン
上妹「何今の効果音」
64 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/14 23:22:18 ID:BsLc0oig
下妹「ぷわっ。もぉ、お兄!」
兄「はっはっは、そんな怒るなよ。一緒に飛び込んだだろ?」
下妹「お姫様抱っこのまま飛び降りなんて怖かったよ!」
兄「すまんな、生足に興奮したんだ(棒)」
下妹「棒読み過ぎるよ!するならもっと演技して」
兄「ハァ、ハァ、いやね?こう、ツルツル、スベスベの、下妹たんの身体、ハァハァ、ドュフフ」
上妹「演技がリアル過ぎるわ気持ち悪い!」
兄「おや、今のが演技だと良く分かったな」
上妹「ドュフフって笑ってくれなかったら演技だって分からなかった」
兄「笑い方以外じゃ判別不可なのね」
65 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 05:49:57 ID:gSwgB9MA
下妹「む~。全然反省してない罰として、わたしの水着姿の何処が良いか」
兄「全部」
上妹「即答とか···」
下妹「全部は駄目。ちゃんと何処がどう良いのか」
兄「まずスクール水着なのが良い」
上妹「だから即答···」
下妹「流石お兄。それで?」
兄「水着から伸びる白い肌が良いね。細いが綺麗な四肢、浮き出る鎖骨···」
上妹「何なの兄貴は。評論家?」
兄「エロソムリエさ」
上妹「辞めちまえそんな職業」
兄「これをやめるなんてとんでもない!」
上妹「ワインの樽の中で何年も熟成させてやろうか」
下妹「それ飲んで良い?」
上妹「お腹壊すからやめとなさい」
66 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 06:50:48 ID:gSwgB9MA
兄「まだまだあるぞ下妹!」
下妹「何々?」ワクワク
上妹「何期待してんの。て言うかまだ言う気」
兄「ヘソがね、浮き出そうな位水着がピッチリなのが良いね」
上妹「···あんまり浮き出てないけど」
兄「それはね、下妹の胸に生る、水着の所為でちょっと潰れてる禁断の果実があるからブゲェ」
上妹「楽園から追放してやる」バキボキ
兄「お前良くそんな音全身から出せるな」
上妹「出せるか手だけだから」
下妹「あんまりすると指が太くなるからね?」
上妹「分かってるってば」
兄「あと形がはっきり出てるお尻も良いし」
上妹「まだ言うか」
67 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 07:12:13 ID:gSwgB9MA
兄「そうだな。これ以上言うと俺の胸に天の文字が浮き上がりそうだから泳ぐぜ」ジャバジャバ
上妹「速っ」
下妹「あ、ビート板持ってお願い···」
上妹「あ~はいはい、これで良い?」
下妹「お姉ありがとね!」
上妹(可愛い)
68 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 12:30:36 ID:gSwgB9MA
兄「···」
上妹「ん?兄貴、戻ってきたんだ」
兄「足つって溺れかけたからな」
上妹「だから死にそうな顔してるんだ」
下妹「お兄大丈夫?生きてる?」
兄「ああ、何とかな」
上妹「急に泳ぐからそうなるの」
兄「足つるとは思わなかったもんで」
下妹「油断禁物だよ」
兄「肝に銘じときます」
70 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 18:29:37 ID:gSwgB9MA
下妹「う~ん···やっぱり泳ぐの難しい···」
上妹「下妹ちゃんは運動より勉強の方が得意だもんね」
兄「全身運動だから普段より疲れるしな」
下妹「お姉、泳いできたら?付き合わせちゃったから、その分思い切り楽しんできて欲しいな」
上妹「じゃあ···良い?泳いでくるね」
兄「行ってら~」
兄(しかし···)
上妹「」ザバザバ
兄(泳ぎ方が綺麗で無駄が無いな、上妹。運動大好きっ子なだけある)
下妹「お兄どうしたの?」
兄「上妹は泳ぐの上手いな、と」
下妹「魚みたいだよね!」
兄「人魚って言ってあげて」
71 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 18:43:31 ID:gSwgB9MA
下妹「お姉、良いなぁ。あんなにスイスイ泳げて」
兄「体の使い方が上手いんだろうな」
下妹「そうだね~」
兄「あと、体の凹凸少ないしな。主に」
上妹「···今何か言った?」
兄「イッテナイヨー」
下妹「そうだよー」
兄「ていうかもう戻ったのか、速いな」
上妹「泳ぎ慣れてるからね」
兄「流石上妹」ナデリ
上妹「ちょ、濡れちゃうって」
兄「いやもう髪濡れてるぞ」
上妹「あ、そう言えばそうだった···」
兄「それとも何だ、もう一つの意味か」
上妹「もう一つ···?」
72 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 18:53:06 ID:gSwgB9MA
兄「いや、分からなければ良いんだ」
上妹「···私が殴り飛ばす様な話って事?」
兄「違うよ?違いますよ?」
下妹「お姉、聞きたい?」
上妹「言ってくれる?」
下妹「じゃあねぇ、耳貸して?」
上妹「?うん」
下妹「」フッ
上妹「ふあ!?な、何で息吹き掛けてくるの!?」
下妹「ちょっとやりたくなって」
兄「可愛い声が聞こえて良かったです(小並感)」
上妹「可愛っ···コナミカンって何?何でかっこ閉じるとか言ってんの?」
兄「俺の事で深く気にすると負けさ」
73 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 19:22:04 ID:gSwgB9MA
下妹「ごめんねお姉、もう一回貸して」
上妹「うん···次やったら」
下妹「」フーッ
上妹「んあっ···もう!もう!」
兄「モーモーモーモー牛かお前は。胸無いのに」
上妹「どぉりゃあああ!」
兄「ごふぉ!と、飛び蹴りとか···」
上妹「そんなにっ!胸がっ!大切かっ!」ガッガッ
兄「板い板いやめれ」
上妹「何か悪意感じるんだけど!」
兄「気の所為だろ間違いなく」
74 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 19:39:06 ID:gSwgB9MA
下妹「ごめんねお姉、もうしないから」
上妹「···本当に?二度ある事は、って言うよね?」
兄「」フー
上妹「おりゃああああ!」
兄「ハブン!」
上妹「ふぅー···で、下妹ちゃん、結局意味は?」
下妹「それはね~···」ボソボソ
上妹「······んなっ!?///」
兄「俺ちょっと逃げ」
上妹「兄貴ぃ!」ブオン
兄「おっと」ヒョイ
上妹「掴むな!」
兄「そんなにイライラするなよ牛乳飲めよ。胸的にも」
上妹「···っ!また胸···っ!」グスッ
兄「あ」
76 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 19:56:58 ID:gSwgB9MA
上妹「こんの···クソ兄貴···!」ヒグッ
兄「すみませんでしたぁ!」
下妹「凄い水中で土下座してるみたいだけど潜れないから全然分かんない」
上妹「絶対許さないんだからぁ···!」エグッ
兄「何でも!何でもしまむらじゃないしますから!」
下妹(こんなタイミングでもボケられるなんて···これがお兄···!)
上妹「うぅ~···本当に、何でもする···?」グズッ
兄「出来る範囲ならな!あ、犯罪とか地球一周とか全裸で外歩けとか無理よ?」
上妹「言わないから···」ズズッ
77 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 20:12:50 ID:gSwgB9MA
―――――
―――
――
上妹「ん~甘い♪」
下妹「お姉ちょっとちょ~だい」
上妹「ん?ほら、あ~ん」
下妹「あむ。ん~美味しい!」
兄(この笑顔が見られるなら3000円のパフェなど安いものよ···)
下妹「お兄も食べる?」
上妹「駄目駄目。人の気にしてる事何度も言った罰」
兄「そう言う訳で俺が悪いんだから気にしない。それにパフェは俺には甘過ぎるし」
下妹「そっか···じゃあお兄の目の前で美味しそうに食べ続けるからね」
兄「是非頼む」
78 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/15 20:20:58 ID:gSwgB9MA
上妹「兄貴」
兄「何ぞや」
上妹「何でも言う事聞くって言ってたけど」
兄「まだ何かあるのか」
上妹「当然!後でアイス買ってね」
兄「こやつめここぞという時に金を使わせるとはやりおる」
上妹「嫌なの?」
兄「こんな時もあろうかと妹達に使う用のお金と財布があって良かったぜ」
下妹「お兄財布二つあるの?」
兄「あるのさ、これがな」
上妹「もっと違う方面で努力すれば良いのに」
兄「妹の為に努力して何が悪い」
上妹「いやだからその努力の方向が···まぁ良いけど」
80 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 06:49:24 ID:5i/1/s4s
上妹「ご馳走さま~♪」
兄「随分美味そうに食べてこの子は」
上妹「普段食べないしさパフェとか」
下妹「お金掛かっちゃうもんね」
兄「お、口元にクリームが。舐めて良い?」
上妹「良い訳ないよ馬鹿。全くもう···」
下妹「あ、拭いちゃった。折角指で拭って舐めようと」
上妹「しなくて良いから」
兄「くそっ···俺が言わなければその光景が見られたかもしれないのに···!」
上妹「見なくて良いから」
81 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 07:05:31 ID:5i/1/s4s
兄「よし、次は買い物だな」
下妹「そうだね!」
上妹「アイス」
兄「買うって。全員分買うから」
下妹「お兄太っ腹!」
兄「たまには父さん母さんの分も買ってかないと晩飯アイスにしかねないしな」
上妹「···あり得る」
兄「だろ?」
下妹「流石にそこまでは···」
兄「結局何しだすか分からんからな」
上妹「未だにお母さんとお父さんの行動力には付いていけないし···」
兄「付いていかなくて良いんだ。あの夫婦のノリは一般人には無理だ」
下妹「言い過ぎだと思うけどなぁ···」
82 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 07:29:22 ID:5i/1/s4s
兄「しかし買い物ったって何を買うんだ。服?」
下妹「違うよ?普通に食材のお買い物」
兄「え?下妹が買ってたの?」
下妹「こういうお休みの日だけね?」
上妹「兄貴知らなかったんだ」
兄「くっ···俺とした事が···妹に対して知らない事があるなんて···」
上妹「全部知ってたら変態とか気持ち悪いとかじゃすまなくなるから。犯罪者だから」
兄「スリーサイズは知ってるけどな」
上妹「何でっ!?」
兄「バカ野郎!もし妹と下着ゲフンゲフン服を買いに行った時にピッタリの奴持ってこれないだろ!」
上妹「今下着って言ったよね?ねえ言ったよね?」
兄「言ってません」
上妹「堂々と嘘つくな!」
83 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 07:39:03 ID:5i/1/s4s
上妹「ちょっと。学校生活も知ってるとか言わないよね···?」
兄「ちょっとだけ知ってるぞ。父兄参観で行った時の事だけな」
上妹「そう···じゃあ、良い」
兄「何か知られたくない事でも?」
上妹「別に」
上妹(···姉妹揃ってブラコンって思われてるのは···私ブラコンとかじゃないし。うん)
下妹「まさか、今着てる下着の種類とか色とか···!」
兄「俺のなら言えるけど」
上妹「言わんで良い」
下妹「上が白で下が灰色で···」
兄「良く分かったな」
上妹「何で分かったの!?」
下妹「だってお兄それしか持ってないもん」
上妹「何で知ってるの!?」
84 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 17:35:34 ID:5i/1/s4s
下妹「お姉のも当然分かってるよ」
兄「ちょっと教えて」
上妹「しゃあ!」
兄「肘打ちはヤバいオゴゥ!」
下妹「えっとね~」
上妹「言わない!」
下妹「は~い」
兄「ぐっ···なら覗くしか」
上妹「眼を潰すぞ」
兄「しないからやめてください」
85 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 17:47:43 ID:5i/1/s4s
上妹「てか何で兄貴のなんか知ってんの」
下妹「···聞きたい?本当に?」
上妹「え、えっと···」
兄「いや、風呂に突撃してくる時に見てるだけだろ」
下妹「そうだよ?」
上妹「何だ···真剣に言うから何かあるのかなって···」
兄「流石に無いって。まさか匂い嗅いでます、なんて事は無いだろうし」
上妹「ある訳無いでしょ!」
下妹「ふふふ」
下妹(···お兄ってば、こういう時鋭いよね···)
88 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 18:53:55 ID:5i/1/s4s
兄「おや?何故だろう背筋が凍る様な」
上妹「この時期に風邪ってキツイよ」
兄「確かにそうだな···」
下妹「体暖かくして寝てね?」
兄「分かってるよ」
下妹(そして一杯流す汗とか拭いたり色々して···ちょっと駄目かな)
上妹「下妹ちゃん?」
下妹「なぁに?」
上妹「何か考えてたみたいだから気になって」
下妹「アイスどうしようかな~って」
上妹「好きなので良いよね?兄貴」
兄「そりゃ。高いのでも良いぞ」
上妹「ふ~ん、じゃあいくつも買っちゃおうかな」
兄「たくさんは勘弁して」
89 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 19:05:28 ID:5i/1/s4s
兄「という訳でスーパーに着いたのだった」
上妹「だから誰に言ってんの」
下妹「今日は何が良いかな~♪」
兄「下妹の笑顔が良い」
下妹「ど~ぞ♪」ニコッ
兄「上妹、この笑顔に幾ら払える?俺万単位で払う」
上妹「何言ってんの?この笑顔は価値が良すぎてお金じゃ払えないから」
兄「······っ!その、通りだ···!」
下妹「言い過ぎだよ、えへへ」
兄(可愛い)
上妹(可愛い)
90 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 19:26:06 ID:JcwLUqhI
下妹「お兄、お姉、何食べたい?って言っても、わたしが作る訳じゃないけど」
兄「ここは上妹の好物で」
上妹「えっ、私?」
下妹「じゃあハンバーグだね!」
兄「ちゃんとデミグラスソースとコーンは買っとかないとな」
下妹「ソースはあるよ?」
兄「んじゃコーンだな。好きだもんな上妹」
上妹「好きだけど···言った事あったっけ」
兄「俺は忘れんぞ。とうもろこし二本もかじりついてたのを」
上妹「あ、あったっけ···?」
下妹「覚えてないなぁ···」
兄「あの時の上妹は凄かったな。無言で丸かじりしてて」
上妹「わ、忘れてよそんなの!」
兄「妹との思い出を忘れる事など出来ん!」
上妹「カッコいい風な事言って誤魔化すな!」
91 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 19:36:33 ID:JcwLUqhI
兄「さ、行くぞ下妹~カゴは任せろ~」ガラガラ
下妹「イエッサー!」
上妹「あ、ちょっと無視すんな!」
兄「何だいmy sweet sister」
上妹「何で英語!?」
下妹「お兄発音良いね!」
兄「sisterは特に練習したからな」
上妹「だから努力の方向がさ···」
92 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/16 20:06:42 ID:JcwLUqhI
兄「おっ、牛乳」ガラガラ
上妹「···」ジロッ
兄「俺何も言ってないです」
上妹「···」スッ
兄「俺が悪かったから何本も買わないで」
上妹「大きくなって欲しいんでしょ?」
兄「一応言っとくぞ。牛乳飲んでも背も胸も大して変化しないから」
上妹「······い、一縷の望みを懸けて」
兄「だから大きくしたいなら揉んで」
上妹「黙れ」
兄「はい」
上妹(···そ、それはどうしようもなくなった時に···って何考えてんの私!)
兄「買い過ぎだって何本買う気なんだ」
93 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 07:24:55 ID:7QuaAUyk
兄「んで、アイスは」
上妹「どうしよっかな~」
下妹「あ、わたしは···あれ」
兄「···ポッキンアイスって奴?」
上妹「え、チューペットじゃないの?」
下妹「シャーベットアイスじゃなくて?」
兄「え?」
上妹「え?」
下妹「えっ」
上妹「二人とも···あれアイスじゃないって、まだ」
下妹「凍らせたらシャーベットに···」
兄「ポッキリ割れるし」
上妹「···何か終わりが見えてこなさそうだからお終いで」
兄「···そうだな」
94 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 18:01:42 ID:7QuaAUyk
兄「さて、必要な分は買ったしお菓子買おう」
上妹「アイスあるのに?」
兄「別腹だ」
上妹「女子か」
兄「何と···俺は姉だったのか」
下妹「タイトル姉妹に変えなきゃ」
上妹「変えんでよし」
95 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 18:13:22 ID:7QuaAUyk
上妹「···」ガサ
下妹「お姉何見てるの?」
上妹「ん?あぁ、これ」
下妹「えっと···知育菓子、だっけ?」
上妹「昔これ買って遊んでたな~って思って」
下妹「そうだね~。特にお兄が酷い目にあってた」
上妹「ああ···思いっ切り完成した奴顔にぶつけたりとかしてた···」
下妹「そういえば···お兄、泣いてたね」
上妹「···泣いてた」
下妹(あの時のお兄可愛かったな~···)
上妹(今からでも謝るべきかな···いやいや!今日は私の方が泣かされたし!)
97 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 18:24:37 ID:7QuaAUyk
兄「よし買ったぞ俺は」
下妹「レモンの喉飴?」
上妹「風邪が気になるなら普通のでも」
兄「レモンっていうか甘酸っぱいのが好きなんだよ」
上妹「へー、そうなんだ···」
上妹(甘酸っぱい料理か···酢豚とかかな。後で色んなレシピ探そう)
下妹「その割にはあんまり甘酸っぱいの食べてない気が···」
兄「本当は毎日食べたい位好きなんだけどな。でも好きなの俺だけみたいだし」
上妹「じゃあいっつも何で我慢してんの?」
兄「レモンの炭酸とかで」
下妹「毎日?体に···」
兄「お茶が無かった日だけだから」
98 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 18:44:26 ID:7QuaAUyk
上妹「でも、そんなに好きとか···もしかして、つわり?」
兄「だから俺は姉なの?」
下妹「しかも妊娠しちゃってるよね、それ···」
兄「俺が女だったら親に勘当されてるかもしれん」
上妹「···無いんじゃない?お前早いな!よくやった!今日は赤飯だ!って言いそう」
下妹「寛容だよね~···お母さんとお父さん」
兄「俺に酒勧める位だからな。まだ十七よ俺」
下妹(···禁断の関係!ってなっても喜びそうなんだよね···適当なとこあるから)
99 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 18:57:48 ID:7QuaAUyk
上妹「で」
兄「で?」
上妹「兄貴、何隠してんの?」
兄「尻」
上妹「頭隠した方が良いよ」
兄「止めて滅・昇○拳止めて」
上妹「じゃあ出せ」
兄「しょうがないにゃあ···」
上妹「何でズボン脱ごうとしてるのかなぁ!」
兄「他に隠してるものって言ったらさ」
下妹「お兄外でやったら捕まるよ」
上妹「ついでに蹴りあげてやる」
兄「え!蹴ってくれるんですか!」
上妹「もうヤダ···」
100 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 19:03:44 ID:7QuaAUyk
兄「まあ色々冗談として」
上妹「冗談じゃなかったら他人の振りしてる所だから」
兄「家族の縁を切るとか言わないのか」
上妹「切って欲しい?」
兄「そうなったら俺死ねる自信あるね」
下妹「だからお兄そういうの駄目!」
兄「はい、逞しく生きます」
上妹「今でも十分逞しいでしょ」
下妹「雑草みたいだね」
上妹「その例えはどうなの···?」
101 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 19:13:42 ID:7QuaAUyk
兄「隠してたのこれな」
下妹「···チーズおかき?」
上妹「何でよ」
兄「これのチーズの味が癖になるんだよ」
下妹「そういえば良くおつまみ食べてるね、お兄」
兄「父さんが幼い頃から食わせてくるから、何時の間にかな」
上妹「···私見た事無いけど」
兄「そりゃ俺の部屋で食ってるもの」
上妹「···下妹ちゃん、本当兄貴の側によく居るね」
下妹「お姉の側にも同じ位居るよ?」
兄「俺は上妹の側に居る事少ないなぁ···」
上妹「···別に、頼むんなら、居てあげなくもないけど···?」
兄「ツンデレだな」
下妹「ツンデレだね」
上妹「違うから!」
102 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 19:52:42 ID:7QuaAUyk
―――――
―――
―
兄「ふう、ただいま」
上妹「まだお母さんお父さん帰ってないみたいだけどね」
下妹「ただいま~。そして皆おかえり!」
兄「ただいま下妹」
上妹「ただいま下妹ちゃん」
下妹「えへへ」
兄「どうしてこんな可愛く育ってしまったんだ」
上妹「天使なんだから最初から可愛いに決まってるでしょ」
下妹「お兄とお姉が居てくれるからわたしは笑ってられるんだよ?」
兄「なんと救われる言葉···!心が洗われる様だ···!」
上妹「これからも居てあげるからね···!」
下妹「うん!」
104 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 20:23:36 ID:7QuaAUyk
兄「さぁ、俺の部屋でゲームじゃゲームじゃ」
下妹「冷蔵庫に食材入れてからね」
上妹「あとお菓子持ってね」
兄「あいよ~い」
下妹「アイスは?」
上妹「今食べる」
下妹「わたしもそうしようかな」
兄「一本だけにしときなさいよ」
上妹「ん」
下妹「は~い」
105 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 21:09:37 ID:7QuaAUyk
兄「で、この···チューペットとか言うのは凍るまで仕舞っといてと」
上妹「このソーダアイスを一本」
下妹「ちょーだい?」
上妹「そりゃあげるよ当然だよ」
下妹「わ~い」
兄「棒アイスなぁ···最後食べにくいのがな~」
下妹「あむ」
上妹「兄貴が下手なだけでしょ」
下妹「ん、あむ、んちゅ」
兄「そうか···」
下妹「ちゅむ、んん、んむ」
兄「俺トイレ行ってきて良いかな」
上妹「はあ?わざわざ同意求めないでさっさと行けばいいじゃん」
106 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 22:28:49 ID:7QuaAUyk
兄「···ふぅ。スッキリしたぜ」
上妹「あ、やっと戻ってきた」
兄「いやぁすまんの。思いの外出たもんで」
下妹「お腹痛かったの?」
兄「まあそんなとこだ。溜まってたんで」
上妹「我慢せずに早く行けばよかったのに」
兄「全くだ。こんなに痛くなるとは思わなんだ」
上妹「自分の体調くらいちゃんと管理しなよ」
兄「面目無いぜ」
下妹(···大きい方だよね···その、そういう方じゃないよね)
兄(アイス食べる姿見てただけで腹壊しかけたとか、やっぱ風邪かな···)
107 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 22:38:51 ID:7QuaAUyk
兄「さて、ゲームゲームと」
上妹(あ、兄貴の部屋···久し振りに入ったな···な、何か緊張する···)
下妹「何するの?」
兄「どうしようか」
上妹「は、早く決めなよ」
兄「エロゲ」
上妹「妹の見てる前でする気···?」
兄「持ってないから引かないで」
下妹「無いの?」
上妹「意外···」
兄「あっれ~?」
108 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 22:52:06 ID:7QuaAUyk
兄「馬鹿にするなよ。俺は本当に持ってない。本も無い。ネットで見た事もあんまり無い」
上妹「ネットはあるんだ···」
下妹「えっと、お兄も男の子だから仕方無いよ」
兄「そのフォロー何か恥ずかしいから止めて」
上妹「で、何で無いの」
兄「もし見付かったら妹の教育に悪いじゃないか」
上妹「変な方向に突き抜けてるね、兄貴」
下妹「拘りだね」
109 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 23:17:40 ID:7QuaAUyk
兄「で、何しよう」
上妹「良いじゃん、何かパーティーゲームで」
兄「じゃあ神経衰弱」
上妹「ゲーム機何処行った」
下妹「目の前にあるよ」
上妹「分かってるから」
兄「じゃあバーチャルボ○イだな」
上妹「何であんの」
兄「駄目か。ならパズド○だな」
下妹「スマホだよね」
兄「え~···じゃあオ○ーナ」
上妹「買ったの!?」
兄「全然良いゲームだった」
下妹「もう終わってるんだ···」
110 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 23:29:36 ID:7QuaAUyk
下妹「わたしは別にお兄一人でしてるの見てるだけでも良いよ」
兄「後ろで見てるだけとか俺が気にするって」
下妹「大丈夫!特等席で見るから!」
上妹「特等席?」
下妹「えいっ」ポフ
兄「え、俺の膝の上?」
下妹「ぎゅーってしながらしてね?」
兄「頼まれなくともしてました」ムギュ
上妹「······」
兄「あっ」
上妹「······ズルい」
兄「ほら下妹、上妹の方に」
上妹「下妹ちゃんちょっとずれて。上乗る」
兄「えっ」
111 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/17 23:51:08 ID:7QuaAUyk
兄(どうしましょう皆様。上妹が拗ねてデレました)
上妹「」カチカチ
下妹「お姉頑張れっ」
兄(何か右膝に上妹、左膝に下妹が俺を背もたれにして乗っかってる感じです。俺どうしたら良いの?)
上妹「ちょっと兄貴動かないで気が散る」
兄「俺の膝から降りれば」
上妹「は?」
兄「何でもないです」
兄(ヤバいぜ女の子凄い良い匂いする何でするんだろうなぁ)
上妹「手動かさないでよくすぐったい」
兄「じゃあ俺抱き締めなくても」
上妹「あ?」
兄「何でもないです」
115 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 07:33:44 ID:HnB4X.7E
上妹「ふうっ、しんど···」
下妹「おぉ~、クリアしたね」
兄「······」
下妹「お兄?どうかした?」
兄「今椅子に徹してるんだ」
上妹「···降りた方が良い?」
兄「良い匂いするから駄目だな」
上妹「···駄目なら仕方無いよね、うん」クテッ
兄(···どうしましょう皆様。上妹が俺に頭を預けました。可愛い)ナデナデ
上妹「んぅ···♪」
兄(ああ、頭撫でても怒らないどころか凄い嬉しそう。今なら脇腹くすぐっても許されそう)コショコショ
上妹「ちょっ、んふ、どこ触って、あはは」
兄(···何でそんな嬉しそうなんですか、上妹さん)
116 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 07:44:09 ID:HnB4X.7E
下妹「お兄こっちも撫でてよ~」
兄「ほい」ナデリ
下妹「あふ···お腹撫でられるのも良いね、安心する···」
兄(下妹は何処触っても怒らないどころか喜びます。流石に胸とお尻と大事な所には触ってません。社会的に死ぬから)
下妹「ん~···♪」スリスリ
兄(でも頭を擦り付けてきてもっと触ってとおねだりします。何でこんな可愛い子が産まれたんだ)
上妹「···お兄ちゃん」
兄「な、何すか」
上妹「私も撫でてよ···」
兄(やっべデレ過ぎよそんなに姉妹で一緒が良いのかこの子両手忙しい)
118 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 19:11:16 ID:HnB4X.7E
兄「は、はいお終い」
下妹「え~」
上妹「······」
兄「···おい、上妹、どうした」
上妹「······」
上妹(な、ななな、何してんの私っ!?兄貴に何かベッタリしちゃって···!)
上妹「///」プシュー
下妹「お、お姉の顔が真っ赤っかに···!」
兄「凄い湯気が出てる」
上妹「···違う···これは!違うからぁ~~!!///」
ガチャ バタム
下妹「···部屋に戻ったのかな?」
兄「枕に顔埋めてジタバタしてそうだぜ」
下妹「ちょっと見てくるね。あと写真撮って送るね」
兄「任せた」
119 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 20:50:29 ID:HnB4X.7E
下妹「···お姉~?」コソッ
上妹「~~~~!///」バタバタ
下妹(わぁ、お兄の言う通りの動きしてる。可愛いなぁお姉)
下妹「···動画録ろ」カチッ
上妹「······下妹ちゃん?」
下妹「あ、今顔真っ赤なお姉を動画で録ってるから」
上妹「何でよ!?」
下妹「え~だって今のお姉すっごく可愛いもん」
上妹「停めて、停めてよ!」
下妹「うん、じゃあ停める」
上妹「そ、そう···良かった」
下妹「でも消さないよ」
上妹「誰にも見せないなら、良い」
下妹「あっ、手が滑ってお兄に送っちゃった」
上妹「わざとだよね!?」
121 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 21:38:46 ID:HnB4X.7E
上妹「うぅ···兄貴と顔合わせらんない。恥ずかしい···」
下妹「何でそんなに恥ずかしがるかなぁ」
上妹「だって!だってさ!」
下妹「わたしは恥ずかしくないよ?だってお兄もお姉も大好きだから」
上妹「そ、それは下妹ちゃんだから···」
下妹「もっと素直になったら良いんだよお姉は。そしたらお兄大好きなの隠さなくて済むもん」
上妹「す、好きじゃないし!?」
下妹「声裏返ってるよお姉」
上妹「い、いや、本当だよ?兄貴の事なんて何にも思ってないし!」
下妹「お姉の言う通りならお兄に対して恥ずかしがったり狼狽えたり甘えたりしないよね?」
上妹「うっ···そ、それは···」
下妹「わたしは大好きだって思ってるから、二人にちゅーも出来るよ?」
上妹「えぇ!?私に、あ、兄貴に!?口に!?」
下妹「うん!お姉、試してみる···?」
上妹「え、え、え、え···!」
122 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 21:49:42 ID:HnB4X.7E
下妹「···ふふっ、お姉、目閉じちゃって可愛い♪」
上妹「へ···?し、しないの?」
下妹「しないよ?···今は」
上妹「い、今は?それって···」
下妹「楽しみに待っててね···?」
上妹(な、何だか下妹ちゃんが妖艶な雰囲気を···!)
コンコン
上妹「!」
下妹「なぁに?お兄」
兄「いやね、何か夫婦揃ってエンジョイし過ぎて暫く帰ってこないらしいんで、上妹、料理頼む」
下妹「だって。お姉」
上妹「う···うん···分かった···」
123 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 21:53:11 ID:HnB4X.7E
兄「あ、あと動画見た。最高だった」
下妹「だよね!」
上妹「~~~~っ!///」
兄「ドアの前に居るから分からんけどめっちゃ睨まれてる気がするぜ」
下妹「大丈夫だよ、照れ隠しだから」
上妹「うぅ~~···///」
125 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 23:30:54 ID:HnB4X.7E
兄「さあ料理楽しみにしてるぞ」
上妹「あ、兄貴は、黙って座って待っててよ」
兄「えー」
上妹「えー、じゃなくて、本当止めてお願いだから···」
下妹「緊張してるみたいだからそっとしといてあげてね」
兄「怪我するなよ。したらそこ舐め倒すからな」
上妹「···頑張る」
下妹「わたしも手伝うね」
上妹「うん、ありがと···」
下妹「あ、お兄、裸エプロンした方が良い?」
上妹「ちょっと兄貴」
兄「滅茶苦茶見たいけど危ないし風邪引くから止めときなさい」
下妹「は~い」
126 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/18 23:44:27 ID:HnB4X.7E
上妹「······」
上妹(うぅ、手汗が···何でこんな緊張しなきゃ···)
下妹「お姉、落ち着いて、ね?」
上妹「う、うん···」
兄(ソワソワしてるな、上妹。そんなに恥ずかしかったのか···)
兄(···裸エプロン···見たかった···見たかった!見たかった!!)
128 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 06:55:35 ID:uyzyrBpI
上妹「···出来た」
下妹「二人分の愛が籠ってるよ、お兄♪」
上妹「あ、愛とか···!」
兄「そうか、そりゃ美味そうだ」
上妹「そ、そう···」
下妹「じゃあ皆でいただきます!」
兄「いただきます」
上妹「···いただきます」
129 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 07:06:06 ID:uyzyrBpI
下妹「と、食べる前にしてみたい事があります!」
上妹「してみたい事···?」
下妹「お兄とお姉にあ~んってやってあげたいのです」
上妹「え、えぇ···?」
兄「準備出来てるか?俺は出来てる」
下妹「じゃあはい、あ~ん♪」
兄「あん。うむ、やっぱり美味い」
上妹(···良かった···じゃなくて!いや、下妹ちゃんは素直にって···ああやっぱ無理)
兄「じゃあお返しに下妹にも。あ~ん」
下妹「ふぇ?あ、あ~ん。···美味しい」
兄「そりゃたった今俺の愛も注がれたからな」
下妹「ふふ、ありがとね、お兄」
下妹(お兄は突然こういう予想してなかった事してくるから···大好き♪)
130 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 07:17:04 ID:uyzyrBpI
下妹「さあお姉も!あ~ん」
上妹「う···あむ。···美味しく出来てる」
下妹「お兄の愛が入ったばかりだからね!」
上妹「······」
兄「上妹~?どうした?」
上妹「な、何でもない」
上妹(兄貴の愛···凄く嬉しい、って思ってる···とかって、言えない···)
兄「下妹、満足したか?」
下妹「これはね?」
兄「これは?」
下妹「食べた後の事考えてたの。三人でベッドで眠るのは決めてるから···」
上妹(そ、そうだった···!兄貴の部屋で皆一緒に寝るって決めてたんだった···!ど、どうしよう)
131 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 07:27:22 ID:uyzyrBpI
兄「まあまあ今は食べよう」
下妹「は~い」
上妹「···ん」
兄「う~ん、美味いなぁ。美味い美味い」
上妹「···///」
下妹(お姉しおらしくなっちゃってる···可愛い♪)
兄「いやぁ、上妹の料理が一番好きだな、俺は」
上妹(す、好きって、一番好きって···!///)
下妹「作ってる時、お姉皆の事考えながらしてるからね!」
兄「ほう、俺もか」
下妹「むしろお兄が一番考えられてるんじゃないかなぁ」
上妹「か、考えてなんか!······。ある···///」
兄「そりゃ嬉しいなぁ」
兄(えぇ~···この子デレデレですやん···可愛い)
132 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 07:33:28 ID:uyzyrBpI
兄「時間を消し飛ばした···もう既に料理は食べ終わって俺は風呂に入っている···」
下妹「誰と話してるの?」
兄「ごく当然の様に俺と風呂入ってる事に驚いてつい」
下妹「変なお兄~」クス
兄「それはまだ良いんだ。······上妹、お前も居るのは何故だ」
上妹「···駄目?」
兄「良いですどんどんどうぞ」
兄(上妹のデレが止まらないだと···!?)
133 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 07:46:44 ID:uyzyrBpI
下妹「では何時もの通りお背中流しま~す」
兄「あい」
上妹「じゃあ···私前洗う」
兄「待って駄目魔物が住んでるから」
上妹「······」ジッ
兄「睨まないでお前俺に前洗われるの嫌だろ?」
上妹「兄貴は···優しくやってくれるだろうから、良いよ」
下妹「わたしも良いよ?なのにどうしてしてくれないの?」
兄「えっ、ちょ···俺もね?多少の良識はあるんだ。前洗ったらセクハラで犯罪でしょ?」
下妹「同意の上なら問題無いよ?」
兄「どうしよう逃げ道が塞がれていく」
上妹「前···何で駄目なの?別に、その、上半身だけだし」
兄「あ、そうなの?なら良いや下までやられたら魔王が産まれる所だった」
下妹「そうなの?見て良い?」
兄「駄目だ。危険過ぎるからな」
135 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 20:15:48 ID:uyzyrBpI
上妹「···どう?」ゴシゴシ
下妹「お加減いかがですか~?」ゴシゴシ
兄「ちょうど良いよ」
兄(まさか前後同時に洗われるとは···何?ここはそういう店?そういうプレイなの?)
下妹(やっぱりお兄背中広いなぁ···抱き付いたら怒られるかな?それとも喜ぶかな)
上妹(今日見たけど、やっぱ身体ガッシリしてるなぁ···今抱き締められたら、絶対ヤバい···)
下妹「···よし!じゃあ身体の次は頭だね!」
上妹「私は···もう無い?」
下妹「あるけど···」
兄「下は駄目よさせたら社会的にし···消滅する」
137 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 20:36:38 ID:uyzyrBpI
下妹「ねぇお兄、頭洗う前に背中に抱き付いて良い?」
上妹「!」
兄「流石に素肌は駄目だぞ~色々問題起こるから」
下妹「は~い。···じゃあ、えいっ」ムギュ
下妹(はふぅ···お兄の背中、すぐ眠れそう···)
兄(···タオル越しでも分かるね、下妹の胸の大きさ。長年共に過ごして耐性が付いていたから平気だが···)
兄(もし下妹が今まで抱き付いてこず風呂にも一緒に入ってない状態で突然こんな事しだしたら···)
兄(きっと俺は事件を引き起こしていただろう···いや俺良く耐えてるよ本当に気抜いたら落とされるもん)
上妹「···良いよね?返事は聞かないから」ギュ
兄「お前何処のイマジンってあなたも抱き付くんですか」
上妹「···」ギュー
上妹(···甘えるのって、落ち着くし、気持ち良い···もっと、もっと下妹ちゃんみたいに甘えたい···)
兄(これやっぱここそういう店だよ今幸福度ってのが出たら俺ほぼマックスよ)
138 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/19 20:59:39 ID:uyzyrBpI
下妹「ふふ、満足したから、頭洗うね♪」
上妹「···じゃあ、離れる」
兄「おk」
上妹「···終わったら、頭と身体、洗ってもらうから」
兄「え」
下妹「あ、お姉するならわたしもしてねお兄」
兄「あの···前は色々と無理よ?背中までよ?」
上妹「···ん、分かった」
下妹「え~、別にわたしは頭から爪先まで全部洗ってくれても良いんだよ···?」
兄「そこまでやったらタイトル変わるぞ。兄妹でしっぽり性活になっちゃうぞ」
下妹「タイトル変わればしてくれるって事?じゃあタイトル今から変えて」
兄「止めなさいお願いだから止めなさい」
上妹「さ、流石にそれは駄目だよ下妹ちゃん」
下妹「む~、駄目かぁ···」
139 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 00:45:29 ID:sOwTr/86
下妹「あ、肌弱いから素手でやってね?特に上妹ちゃん」
上妹「いや、私は別に···」
兄「分かったぜ」
上妹「え、えと···うん。お願い」
兄「···どうだ」
上妹「ん···気持ち良い」
兄「そうか」
兄(···意外と柔らかい)
兄「流すぞ~」
上妹「···ん、ありがと。良かったよ、意外と」
兄「そりゃ良かった」
下妹「はい次わたし!」
兄「はいはい」
兄(上妹は背中はだけさせるだけだったけど、下妹は前を見せない様に全部タオル外すからなぁ···)
兄(···これ裸エプロンと同等の露出だよな。上妹と違ってお尻普通に見えてますし···見えてますし!)
140 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 07:29:02 ID:sOwTr/86
兄「良い感じか?」
下妹「うん···」
兄「どうした」
下妹「いやね、お兄の手も大きくてあったかいな~って」
兄「そりゃ女の子と比べりゃあ大きいし手も冷えにくいし」
下妹「だからね、そんな手だから撫でられて安心するんだなって、思っただけ」
兄「そうかい、嬉しいねぇ」
上妹「急に老けた喋り方してどうしたの」
兄「ただの気紛れ」
141 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 07:43:28 ID:sOwTr/86
兄「それにだね、お前らは女の子な訳だ」
上妹「それが?」
兄「下妹はあんまり外出ないから、肌も白いし身体も細い。でも胸とか何故かデカい。お尻もエロい」
上妹「エロいって何よ···」
下妹「もぉ、お兄ったら」
兄「上妹は運動好きだから、下妹よりは身体はしっかりしてるし肌もちょっと焼けてる感じだ」
下妹「夏だから特に黒っぽくなってるよね~」
上妹「う···止めてよ、ちょっと気にしてるのに」
兄「で、何が言いたいかと言うと···俺は男で二人の兄だから、守ってやったり安心させてやりたいんだ」
上妹「守る···私兄貴より強いけど」
兄「でも女の子だろ?そして俺の妹だろ?だから強さなんか関係無し」
上妹「···!」
下妹「お兄、立派だよ!」
兄「はっはっは。おっと、因みに例え弟だったとしても同じ事言ってたぞ、兄として」
上妹「ふふっ···兄バカって事だ」
144 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 21:15:42 ID:sOwTr/86
兄「兄バカ?アルパカじゃなく?」
上妹「こんな所でアルパカの話してどーすんの」
兄「どうするんだろうか」
下妹「どうするの?」
上妹「聞かないでよ」
兄「まあ良いや。しかし、兄バカか···」
上妹「あ···嫌だった···?」
兄「何を言うか。まさに今の俺に相応しい言葉じゃないか」
下妹「うん、ぴったりだね!」
兄「さっき初めて聞いたのに最初から存在してたかの様なフィット感だぜ」
145 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 21:37:56 ID:sOwTr/86
下妹「で、お兄、頭は?」
兄「おっと。下妹が頭洗う前に交代頼んだから、忘れる所だった」
下妹「ごめんね」
兄「気にしない気にしない。さて、どっちから?」
下妹「次はわたしから!」
兄「了解」
下妹「優しくしてね?」
兄「当たり前だろ、雑にやったら女性の命と言われる髪が傷むじゃないか」
下妹「流石はお兄だね!」
兄「二人とも髪綺麗だからな、大切に洗ってやらんと」
上妹「さっきも背中がちょっとくすぐったい位丁寧だったけど」
兄「そりゃ肌も二人とも綺麗だからな」
上妹「そう、かな」
下妹「えへへ」
146 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 22:16:33 ID:sOwTr/86
下妹「~♪」
兄(下妹は髪短めだから、ちょっとは洗いやすいな)
下妹「お兄上手いね。練習してたの?」
兄「いや?でも上手く出来てるようで良かった」
下妹「良い力加減だよ。ん~···気持ち良い···♪」
兄「···良し、流すぞ。目閉じてるよな」
下妹「うん···わぷっ」
兄「はい交代。次上妹」
下妹「は~い」
上妹「ん」
兄「ほい、やるぞ」
上妹「どーぞ」
兄(上妹は髪長いからなぁ···ちゃんと流さないと)
147 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 22:26:05 ID:sOwTr/86
上妹「······♪」
兄「どうだ?」
上妹「ん···?自分でするより、良いかも···」
兄「そりゃ嬉しいね」
上妹(何でこんなにホッとするんだろう···優しい洗い方だから、かな)
兄「······良し、流すからな」
上妹「ん······ふう、良かったよ、兄貴」
兄「お気に召した様で何よりです」
148 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 22:52:16 ID:sOwTr/86
下妹「じゃあ、皆で浴槽入ろう!」
兄「え、狭くね」
上妹「狭いよ」
下妹「お兄縮んで?」
兄「無茶言わない」
上妹「私達、思いっきり兄貴にくっ付く形になるね」
兄「何で?俺端っこじゃないの?」
上妹「真ん中に決まってるじゃん」
下妹「お兄が端だったらわたしかお姉、どっちかしかくっつけないでしょ?」
兄「そんなさも当然の様に言われても」
下妹「お兄に前か背中から思い切り抱き寄せられるのも魅力的だけどね」
上妹「···で、でもそれってさ、あの、兄貴の、当たるんじゃ···///」
兄「当てない、当てないから。そんな事したら色々問題出るから。タイトル変わっちゃう」
149 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 23:24:04 ID:sOwTr/86
下妹「ふふ、お兄♪」
上妹「···この光景だけ見たら、兄貴が私達侍らせてるみたいだね」
兄「俺自身がしろって言った訳じゃないんですけど」
下妹「でもして欲しいって思ったでしょ?」
兄「そりゃね?こんな美少女二人もくっついてくるとか役得以外の何があるって言うんですか」
上妹「良かったね、兄貴。私達が兄貴とすっごい仲良くて」
兄「でもなぁ···二人とも彼氏とか出来たら同じ事するのかと思うと、悲しさと申し訳なさが」
下妹「···お兄、彼氏作って欲しいの?」
兄「作って欲しいって言うか···ずっと俺と一緒に居る訳にいかないし」
上妹「彼氏か···考えた事無い。兄貴が居るからかな?」
兄「嬉しい答えではあるけども、兄としては将来に不安を感じてしまう」
上妹「そういうもんかな···」
150 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/20 23:52:32 ID:sOwTr/86
下妹「むぅ、わたしはお兄とお姉が居ればそれで良いのに」
兄「あのな、俺がもし彼女とか呼んできたらどうするつもりなんだ?」
上妹「え···」
下妹「だ、駄目だよお兄!絶対駄目!」
兄「えぇ~···彼女駄目?」
下妹「わたし達が居るのに彼女なんて、お兄の欲張り!」
兄「いやいや、妹と彼女は」
上妹「···兄貴」
兄「え···何すか」
上妹「うん、認める···兄貴大好き。他の女に取られたくない位」
兄「え」
下妹「お兄、彼女作ろうとしたら全力で妨害するからね···」
兄「あの···怖いっす下妹さん···」
151 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 01:17:23 ID:MLJgDlKo
兄「お、俺上がるんで」
上妹「私も上がる」
下妹「わたしも」
兄「皆で上がったら狭いし身体拭けないし色々見えるし」
下妹「見て良いよ」
兄「いやあの、流石に···」
下妹「お兄を誘惑してわたし達の虜にすれば、彼女なんて作らないよね?」
兄「···そんな彼女嫌?」
上妹「嫌」
下妹「絶対嫌」
兄「そ、そんなにか···」
下妹「お兄以外の男の人と付き合うなんて嫌。付き合う位なら彼女作る」
上妹「私達の事本気で考えてくれる、歳の近い人なんて兄貴しか居ないし。だから兄貴が良い」
兄(こ、この子らこんなブラコンだったっけ···好かれるのは滅茶苦茶嬉しいけども···)
兄(将来の事を考えると···このままだとお互い独身のまま三人暮らしとかありえる···)
155 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 08:39:44 ID:MLJgDlKo
兄「だ、駄目だぞ。俺は髪しか拭いてあげないぞ」
上妹「良いよ」
下妹「むぅ···お姉が良いなら良い」
兄「じゃあ先上がってくれ」
下妹「何で?」
兄「身体拭いてる途中で覗かれそうだから」
上妹「しないって」
下妹「そ、そうだよ?」
上妹「···下妹ちゃん」
下妹「ほ、本当だよ?」
156 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 09:07:38 ID:MLJgDlKo
上妹「結局、追い出されたね」
下妹「うぅ、やっぱりお兄鋭い」
上妹(下妹ちゃんには悪いけど、一緒に拭き合うなんて事にならなくて良かった···恥ずかしいし)
下妹「こうなったら腹いせにお兄の下着盗んでやる」
上妹「ぬ、盗んでどうする気···?」
下妹「嗅いだり、自分で穿いたり、使ったり···」
上妹「か、嗅ぐ?穿く?···使う?」
下妹「お兄の匂いが一番強い所だから、嗅ぐとね、それだけで···」スンスン
下妹「はふ···ぁあ···♪」
上妹(こ、恍惚としてる···下妹ちゃんが、変態染みてる···て言うか本当に嗅いでたんだ···)
下妹「···お姉もする?」
上妹「し、しないから」
下妹「勿体無いなぁ···」
157 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 09:27:38 ID:MLJgDlKo
下妹「でね、穿くのはね、まるでお兄と一つになった気分になれるからだよ」
上妹「ひ、一つって···」
下妹「だって、お兄とわたしの大事な所が重なるんだよ···?」
上妹「な、何それっ///」
下妹「お姉とだってパンツは共有でしょ?それと同じだよ」
上妹「そうなの!?」
下妹「そうだったんだよ?お姉とも何時だって一つに···ね♪」
上妹(し、下妹ちゃん···思ってた以上に、筋金入りだ···!)
下妹「ふふ、最後の使うっていうのはね···♪」
上妹「な、何なの···?」
下妹「お兄の下着を穿いて、も一つお兄の下着用意して、それを嗅いだり舐めたり食べたりしながら···」
上妹「な、舐めたり食べたり!?」
下妹「お兄のベッドの上で、お兄の温もりに包まれながら一人で···ね♪」
上妹「そ、それって···///」
158 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 10:33:30 ID:MLJgDlKo
下妹「初めて考え付いて、してみた時は凄かったよ···♪頭が真っ白になってね···?」
上妹「も、もう良いもう良い!///」
下妹「聞いてよお姉。それでね、二人一緒に···♪」
上妹「な、何でそうなの下妹ちゃん!?///」
下妹「お姉と一緒が良いもん。全部は無理でも出来るだけ一緒が良い。お姉も大好きだから」
上妹「あ、あう···///」
上妹(兄貴が大好きだから、ここまでしたくなってるのかな、下妹ちゃん···)
163 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 14:34:41 ID:MLJgDlKo
兄「······ふぅ、全く、年々ベタベタしてくるな、下妹」
兄(上妹は何か急に甘えてきてるけど、元々お兄ちゃんお兄ちゃんって、下妹以上にベッタベタだったし)
兄「俺そんな好かれる様な事してるかねぇ···?」
兄(俺女子と会っただけで一歩距離取られるけど、こっちはそんな嫌われる真似したっけ?)
兄「う~ん···別に変な事してないっていうか妹だけにはセクハラばっかしてるけど」
兄(あれか?友達が原因か?確かに俺以外ドュフドュフ笑ってるけどさぁ)
兄「···いや、違うな。あいつら見た目オタクだけどめっちゃアグレッシブなアウトドアタイプだし」
兄(アグレッシブ過ぎて校舎の壁伝って屋上まで行ってた時は確かに引いたけど。しかも往復してた)
兄「···どっちにしろ、彼女作ろうとしたら、下妹は俺がド変態だって学校どころか街中に広めそう」
兄(あの子は大人しいようで一回決めたら何が何でも絶対するからなぁ···)
兄「上妹···上妹は···あいつはそこまではしないな。番犬みたいに唸って睨むとかそんなんだな」
兄(そもそも下妹より上妹の方が大人しくて人見知りする方だったんだけど···)
兄「あいつ、父兄参観の時そこまで大人しくなかったけど···家より口数少なかったな」
兄(内弁慶か···今俺に甘えてくるのもそれがあるのか?)
165 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 15:11:10 ID:MLJgDlKo
兄「···上がるか」バシャ ガチャ
兄「···?···あれ、俺下着忘れたっけ···?」
兄「···まさか下妹···?いや良そう。これ以上邪な考えで混乱したくない」
兄(そう、俺が忘れただけだ。うんそうだ)
兄「···先にズボン履いて取りに行くか」
166 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 18:33:20 ID:MLJgDlKo
下妹「あ、お兄」
兄「髪拭くの待っててくれ」
下妹「は~い」
上妹「···下妹ちゃん」
下妹「なぁに?」
上妹「結局盗んでるけど···ほ、本当に言ってた事するの?穿いたり、だとか···」
下妹「しないよ?」
上妹「え」
下妹「ふふ、さっきのはからかっただけ」
上妹「···え、本当に?全部嘘?」
下妹「流石に舐めたり食べたりはしてないよ?」
上妹「···嘘じゃないよね?」
下妹「嗅ぐ事以外は全部一回しかしてないよ。癖になって、戻ってこれなくなりそうだったから···」
上妹(よ、良かったの、悪かったの···?)
167 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 18:50:45 ID:MLJgDlKo
兄「さぁ妹達よ、髪を拭いちゃるぞ」
上妹「ん」
下妹「は~い」
兄「まず上妹からな、ほれほれ」
上妹「うわ、止めてよ急に···丁寧だから良いけど」
兄「···よく見たら、パジャマお揃いなんだな」
下妹「一緒のが良いってわたしが言ったの」
兄「姉妹揃って一緒が良い、か。双子だからか?」
下妹「ふふ、双子じゃなくても言ってたと思うよ」
上妹「そうだね」
兄「うんうん、仲良しなのは良い事だ」
168 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 19:08:56 ID:MLJgDlKo
下妹「···ねぇ、お兄?」
兄「ん?」
下妹「お兄は、やっぱり彼女欲しいの?」
上妹「下妹ちゃん?」
兄「ん?別に」
下妹「···要らないの?」
兄「さっきのは例えだよ。俺はあくまで妹の幸せを考えて彼氏とか言っただけだ」
下妹「お兄はわたし達に彼氏が出来た方が幸せだって思ってるんだ」
兄「そりゃね。だって俺は二人の兄になれても男にはなれないし」
上妹「兄貴···」
下妹「お兄···」
兄「正直に言えば、二人に好かれてて、三人で暮らすなんて最高過ぎるね」
下妹「じゃあ、何が駄目なの?」
兄「う~ん···なんと言うか···二人にはもっと俺以外を見て欲しいと言うか···」
169 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 19:20:06 ID:MLJgDlKo
上妹「じゃあ、最終的にやっぱり兄貴が良いってなったら?」
兄「···嫌な言い方するけど、気の迷いなんじゃないかってさ。俺が良いのなんて」
上妹「そうかもね。でも、気の迷いでも良いから、兄貴を好きで居たい···」
兄「···君そんなデレる子でしたっけ?」
上妹「ふふ、今だけかもよ?明日は恥ずかしくなって余所余所しくなるかも」
兄「成程、もしそうなったら思い切り構ってやれば良いんだな」
上妹「···兄貴、どっちなの?私達を離したいのか何なのか」
兄「離したい訳じゃないぞ。兄貴面したいだけだ」
下妹「お兄らしいね」
兄「だろ?」
172 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/21 20:49:08 ID:MLJgDlKo
兄「しかし、あれだ。何で殴ってきてたんだ」
上妹「あれは、その、照れ隠しもある、っていうか···」
下妹「普通にセクハラに対して突っ込んでたんだよね、物理的に」
上妹「うん、まぁそうだよね」
兄「好きなら認めてくんない?」
上妹「好きでも無理な物は無理」
兄「ですよね」
下妹「わたしはもっとして良いんだよ?」
兄「そうか、では三人で寝る時に色々やってやろう」
上妹「すんなっての」
兄「···上妹、調子戻ってきたな」
上妹「下妹ちゃんに乗せられただけっていうか、その···」
下妹「素直にしたくなったとか、羨ましくなったとか言えば良いのに」
上妹「う···そうだよ、ずっと兄貴が下妹ちゃんばっか構ってるから···」
兄「拗ねた、と」
175 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 00:25:43 ID:FKNS2RfM
上妹「···悪い?」
兄「いんや?可愛いんじゃないですかね?」
上妹「馬鹿にしてる?」
兄「しとらんよ、ほら交代」
上妹「どうだか。人の胸は散々言う癖に」
兄「だって双子の姉妹でそこまで差が出るとか思わんじゃん?」
下妹「同じ物食べてる筈なのにね~···」
上妹「くっ···」
176 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 07:14:43 ID:FKNS2RfM
下妹「どうぞお兄♪」
兄「はいよ。···でも、どっちも学校で目立ってたぞ」
上妹「そうかな···?」
兄「上妹は部活で大会行って優勝してたじゃないか。結構憧れられてたぞ」
上妹「そうなんだ。全然分からなかった···」
兄「あと、貧乳派のアイドルらしいぞ」
上妹「嬉しくないんだけど」
兄「そう言うな。で、下妹は清純で秀才な優等生だと言われてたな。運動以外」
下妹「えへへ、ちゃんとしてるんだよ?運動は出来ないけど」
兄「そして巨乳派のアイドルらしいぞ」
上妹「姉妹で派閥別れてんの···?」
下妹「お姉、アイドルって所でも一緒なんだ!嬉しいなぁ♪」
上妹「下妹ちゃん···!」
兄「何てポジティブな考え方だ···!」
177 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 07:33:23 ID:FKNS2RfM
兄「あぁ、因みに巨乳派と貧乳派の仲は悪くなかったぞ」
上妹「相反してるのに?」
兄「そりゃお前高校もクラスも一緒で席も隣でお互いの苦手な所をフォローしあう仲良し姉妹見たらな」
下妹「フォロー?」
兄「ほら、下妹は上妹に授業中でも勉強教えてたろ」
上妹「ああ···いっつも家でも学校でも助けられてるんだよね···」
下妹「わたしだって運動ではお姉に助けられてるよ?」
兄「上妹は下妹と同じチームで庇う様に動いたり、長距離走なんて並走して一緒にゴールしてたしな」
下妹「評価とかあるから、気を使わなくて良いって言ってるのに···凄く、元気貰えるけどね!」
上妹「下妹ちゃんだって自分の勉強置いて教えてくれたりしてるんだから、そのお返し···いや、仕返し?」
兄「そんな仲良し姉妹見てさ、貧乳派と巨乳派で争うとか馬鹿らしくなってくるんだろ」
上妹「派閥は別れてるのに?」
兄「まあ、あれだろ。貧乳だけど上妹ちゃん良いよね、巨乳だが下妹ちゃん良いよな、っていう」
上妹「全く素直に喜べない···」
178 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 11:40:29 ID:FKNS2RfM
兄「どっちにしろ人気あるんだと」
上妹「人気、ねぇ。気にした事無いけど」
下妹「お姉はお兄の事しか気にしてないもんね」
上妹「そ、そんな事ないから!勉強の事とか、下妹ちゃんの事とか!」
兄「それに比べて俺は全然人気無いからな」
下妹「そうなの?嘘だよね?」
兄「いや何で嘘吐かなきゃならんのだ」
下妹「でもお兄、友達居るんだよね?」
兄「教育に悪そうな見た目と行動ばっかする友達がな」
下妹「え、不良なの···?」
兄「見た目はオタク、中身は常識破りのイレギュラー野郎」
上妹「ヤンキーじゃないけど問題児じゃん」
兄「···悪い奴らじゃないぞ?ただ行動が一々アグレッシブなだけだ」
下妹「周りに迷惑掛けたら悪い人だよ」
兄「···ごもっともで」
179 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 11:55:00 ID:FKNS2RfM
下妹「···お兄、人気無いんだ。格好良いのに」
兄「そうか?」
上妹「見た目は別にして、中身は変態なとこ除けば格好良いよ」
兄「省くとこ多くね?」
上妹「そう?流石にテレビに出る人達位の格好良さは無いって分かるでしょ?」
兄「分かるけど、分かるけども」
上妹「でも別に、いかにも不良とかオタクでもないし···良く言っても悪く言っても普通って感じ」
兄「平凡な見た目と言う訳だ」
下妹「わたしはお兄の全てが好きだよ」
兄「マジで?主にどこら辺?」
下妹「撫でてくれる所とか、色んな事受け入れてくれる所とか···エッチな所とか」
上妹「え、セクハラが?」
下妹「だって、妹のわたし達にしかしないって事は、妹だけの特権って事なんだよ?」
兄「そんな考え方されてるとは思わなんだ」
180 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 12:20:12 ID:FKNS2RfM
下妹「お兄は妹贔屓だらけだもんね。一緒にお風呂入ってくれたり、一緒に寝てくれたり」
上妹「妹用の財布はあるし、セクハラするし、相談聞いてくれるし、優しくするし···」
下妹「我が儘聞いてくれたり、甘えさせてくれたり、抱き付いてくれたりね」
上妹「私達の事いっつも考えてくれてるみたいだし、守ってくれるらしいしさ」
兄「···な、何か並べられると恥ずかしいんですが」
上妹「昔っからそうだよね、兄貴は。兄として、私達を安心させようと頑張ってさ」
下妹「心の底から暖かくしてくれるんだもんね」
上妹「だから、隣にずっと居たくなるんだよ」
下妹「お兄の居る場所が、わたし達が一番幸せな気持ちになれる居場所だからね!」
兄「あ、いや、その···褒めても俺今出せる物無いけど」
下妹「愛は?」
兄「何時だって全力全開だぜ」
上妹「毎日平常運転だからそうだと思った」
181 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 19:36:36 ID:FKNS2RfM
下妹「拭いてくれてありがとね、お兄」
兄「妹の頼みを多少は聞くのも兄の役目だ」
上妹「多少?」
兄「そりゃ出来ん事もあるし」
上妹「はあ」
兄「まあ良いだろそこは」
下妹「じゃあお兄の部屋に突撃!」
兄「ちょっ速っ」
183 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 21:05:26 ID:FKNS2RfM
兄「···一人用のベッドで三人はキツイ」
上妹「川の字に並ぶのは無理みたいだし、兄貴の上に乗るしかない」
兄「兄を下敷きにするというのか」
下妹「じゃあお兄が上に乗る?」
兄「下で良いです」
上妹「だろうね」
兄「妹下敷きに寝るとか罪悪感が」
下妹「別に上に乗るって言うより、ちょっと抱き枕にするだけだから」ムギュ
兄「···下妹さん」
下妹「何」
兄「···失礼ですけど、ブラジャー、着けてます?」
下妹「着けてないよ?」
兄「ちょっ」
184 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 21:37:03 ID:FKNS2RfM
下妹「今日はパジャマしか着てないよ。あ、お姉もね」
上妹「···///」
兄「そんな所までお揃いかぁ、あはは。じゃなくて」
下妹「?」
兄「パジャマだけって事は下も穿いてないの?」
下妹「うん」
兄「俺を寝させない気ですか」
下妹「うん」
兄「この子堂々と···!」
下妹「今夜は寝かさないよ···?何てね♪」
上妹「···お兄ちゃん」ギュ
兄「ふぁ!?」
上妹「ドキドキしてるの、分かる?」
兄「全然分かるよってこれ俺がドキドキしてるだけだったわ」
185 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 23:15:12 ID:FKNS2RfM
上妹「ふふ···今日は、色々ありがと」
下妹「お疲れ、お兄。良く寝てね?」
兄「寝かす気無いって言ってたよね」
下妹「刹那で忘れました!」
兄「ははっ、こいつぅ~♪」
下妹「えへへ」
兄「じゃなくない?」
上妹「良いから寝なよ、ね?」ギュー
下妹「お休みお兄♪」ギュムー
兄「···ん、お休み二人とも」ナデリ
上妹「ん···♪」
下妹「~♪」
186 : 以下、名無しが深夜にお送りします[] 2014/09/22 23:33:33 ID:FKNS2RfM
兄(···二人とも俺に抱き付く様に寝ちゃってまぁ)
兄「···あれ?のんびりしてる様で結構忙しない1日じゃね?これタイトル変えた方が良いん」
終わり
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