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1 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:07:35.45 ID:rEys+ZF30

スレタイ通りの「仮面ライダーBLACK」と「魔法少女まどかマギカ」のコラボSSです。
どちらも最終回後の設定で、独自設定ありなので苦手な方はバックをお願いします。

以前、このサイトで呼んだRXとまどかのコラボSSに影響されて、書き上げました。
あそこまで、高クオリティは出せませんがよろしくお願いします。



2 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:08:47.82 ID:rEys+ZF30

―ねぇ、まどか……―


―あなたは残酷すぎる―


―友のいない世界で……私はどうやって生きていけばいいって言うの?―


―あなたが救ってくれたら命を、自分で絶つことなんて出来ない……―


―だから……―



 ―見滝原。
 夜の町々のビルを飛び交う、奇妙な格好をした金髪の少女。


「佐倉さん、そっちにいた!?」

『いねぇ……一体、あいつは何処にいやがるんだ?……っ!? 見つけた!!』

「っ、本当!? 今どっちに行くわ。どんな状況なの?」

『……相変わらずの戦い方だよ。あたしは今からあいつの助けに入るから、急いできてくれよ』

「そう……。わかったわ、今からそっちに向かうわ」

 話が終わると彼女達のいる場所へと向かっていく。


3 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:09:35.39 ID:rEys+ZF30

「はぁ……はぁ……」

 息を切らす黒髪の少女。
 彼女の目の前には巨大な人の様な形をした生物が聳え立つ。

 その生物の名は魔獣。
 希望を振りまく魔法少女とは対照的で、絶望を振りまき人間を陰から精神的に追い詰め、最後は破滅へと導く存在。

 魔獣の巨大な手が黒髪の少女へと迫る。
 少女は傷だらけの体の力を抜き、その場に立ちすくむ。

 まるでそれを待っているかのように。


4 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:10:24.27 ID:rEys+ZF30

杏子「なにボケッとしてんだっ!! ほむら!!」

 その間へと入ってきた杏子は、ほむらを無理やり引っ張り魔獣の一撃から救う。

 その一撃を避けた2人へと更なる追撃をしようとする魔獣だが、逆に杏子の槍が魔獣を襲う。
 魔獣は雄たけびをあげ消滅する。

杏子「よしっ、取り敢えず一匹だな」

ほむら「佐倉杏子……。あなたは余計な事を……」

杏子「はぁ? 余計なことだって? あんたはあそこで魔獣に殺されるのがベストだっていうのかい?」

ほむら「……」

杏子「ちっ、だんまりかよ……。まぁ、いい。話は後で聞いてやる。今はこいつらを倒すのが先だ」

 そう言い残すと魔獣へと向かっていく。
 ほむらは何も答えない。唯一の武器であるお手製の爆弾を握りしめているだけであった。


5 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:10:58.14 ID:rEys+ZF30

杏子「へっへ、どうしたのさ。今日の魔獣は数だけなのか? まぁ、楽に越したことはねぇーんだけどね」

 一匹、二匹と次々と魔獣を倒していき、遂に魔獣の数は残り一体になる。

杏子「よしっ、これで最後にしてやるよ!!」

「佐倉さん、下がってて」

 背後から聞こえてくる声。
 まるで息の合った師弟のように、その声で杏子は体を翻す。

 先程まで杏子のいた場所の先には巨大なマスケット銃を構える、マミの姿があった。


マミ「ティロ・フィナーレ!!」


 マスケット銃から放たれる一撃が、確実に魔獣の急所を貫く。
 断末魔の叫びを上げながら消滅していく魔獣と一緒に、先程まで辺りを覆っていた瘴気も消滅する。


6 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:11:46.26 ID:rEys+ZF30

杏子「たっくよ、最後の最後でいいところもっていやがるよな」

マミ「別にいじゃないの。いっしょに魔獣を倒す魔法少女の仲間なんだから」

杏子「仲間……まぁ、確かにそうだけどよ、何ていうか……」

マミ「あら? もしかして、佐倉さん、照れてるの?」

杏子「バ、バカいうんじゃねー。そんあんじゃねーよ」

マミ「ふふ、はいはい。そういうことにしておくわ」


 変身を解き、他愛もない話をする杏子とマミ。
 ほむらは彼女達を気にする様子もなく、その場から去っていこうとする。


7 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:12:34.19 ID:rEys+ZF30

杏子「ちょっとまちな。何処行く気だ?」

ほむら「……何処だっていいじゃないの。あなた達には関係のない事だわ」

マミ「関係なくなんてないわ。暁美さんだって私達の仲間じゃない」

ほむら「仲間? そんなものもう私にはいないわ。あなた達は同じ魔法少女……それだけよ」

杏子「おいっ、てめー!!」

 ほむらの胸ぐらをつかむ。

杏子「てめぇーな、いい加減にしなっ!! さやかが円環の理に導かれちまって、この町を守る魔法少女はマミとてめぇーしかいねーんだぞ!! それなのに、いつもいつも死にそうになりやがって、あたしたちがどんだけ心配してると思ってんだ!!」

ほむら「……余計なお世話よ。私は誰にも心配してもらわなくていいわ」

杏子「!? てめぇ……」

 手に力を込める。

マミ「止めて、佐倉さん!!暁美さんを放してあげて」

杏子「マミ、でも……」

マミ「いいから。それにあなたが暁美さんを傷つけたらそれこそ本末転倒じゃない」

佐倉「……わーたよ」

 舌打ちをするとほむらを開放する。
 受け身も取らずに、ほむらは地面に落とされる。


8 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:13:24.34 ID:rEys+ZF30

マミ「ごめんなさい、暁美さん。今、治癒魔法で怪我を治してあげるから」

 マミが近寄ろうとすると、咄嗟に立ち上がり数歩後ろへと下がる。

マミ「暁美さん? どうして?」

ほむら「助けてくれたことには礼を言うわ。 でも、……もう私には関わらないで」

マミ「ねぇ、お願い。どうしてそうなっちゃったの。あなたは、私と佐倉さん、それに美樹さんとずっと一緒に戦ってきたじゃない。それなのに急に……」

 そこに彼女の名前が無い。
 それが、ほむらをイラつかせた。

ほむら「それは私じゃない。少なくとも、私の知っている私じゃない」

 それだけ言い残すと、背中を見せて去っていこうとする。



9 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:14:25.08 ID:rEys+ZF30

杏子「まどか……って奴の事か?」


 ほむらの動きが止まる。

杏子「誰だか知らねぇーけどさ。あんたが可笑しくなったのはさやかが逝っちまって、その単語を呟いた瞬間からだよ。何なんだ? それ?」

マミ「私もキュウべぇに聞いてみたけど、知らないって言われたわ。よかったら、教えてくれないかしら。まどかってことを」


 2人は本当に忘れている。
 いや、知らないのだ。

 彼女はこの再編された世界では、ただの概念と呼ぶにふさわしい存在なのだから。
 再びそれが突きつけられてしまい、ほむらの精神は崩壊寸前であった。


ほむら「わ……ナ……い」

マミ「え?」

杏子「ん?」


ほむら「私の苦しみなんて、全部を忘れてしまったあなた達にはわからないわよっ!」


 怒りに身を任せて、残っていた最後の爆弾を2人へと向かって投げつけた。



10 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:15:40.70 ID:rEys+ZF30

杏子「危なっ!!」

 咄嗟にマミと杏子は横に飛んで衝撃を回避する。
 爆音とともに煙が2人の視界を遮る。

マミ「佐倉さん、大丈夫?」

杏子「ケホッ、ケホッ、あぁ。あいつは!?」


 煙が晴れた時、そこにほむらの姿はなかった。
 杏子は怒りに身を任せ、壁を殴りつける。

杏子「あの野郎……」

マミ「まどか……か。暁美さん、一体どうしてしまったのかしら。魔獣と戦うときだって、こんな爆弾を使っているし」

杏子「さぁな……。でも、あいつの武器って、確か……何で急に使わなくなったんだ?」

マミ「やっぱり、何かあったのかしら?」

 謎が深まるばかりである。
 あの日からすべてが変わった。

 ほむらは人が変わったかのように2人を避け始めた。

 そして、自らの武器の使い方を忘れてしまったかのように、魔法とは関係のない自作の爆弾を使い魔獣に挑むようになった。
 結果は、毎回ほむらの惨敗である、それを2人が助ける日々が続いている。


11 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:16:29.27 ID:rEys+ZF30

杏子「もしかして……あいつ、死のうとしてるのか? だから、魔獣との戦いはあんな、自分をかえりみない戦いかたをしてんじゃ……」

マミ「考えられなくもないわ。だけども、その方法は何も魔獣との戦いじゃなくともいいんじゃないかしら? 例えば、このソウルジェムを割ってしまえば、簡単に死ねるはずよ」

杏子「……わっかんねぇ。何なんだあいつ? 何がしたいんだ?」

マミ「分からないわ。解るのは、悲しいけれど……私達に出来る事は何もないって事ね」




 夜の街を歩き続けるほむら。
 忌々しい事に、傷だらけの体は魔法少女の魔力が次第に回復させていく。

 腕を斬り付けられた痛みも気づいたら消えていた。

ほむら「まどか……私は、貴女の場所に行きたい。でも、貴女から貰った命を自分で絶つことなんて出来ない……だから」

 ポツポツと雨が降ってきた。
 雨は次第に本降りへとなる。まるで、それはほむらの悲しみの様であった。


12 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:17:17.83 ID:rEys+ZF30

 雨は降り続けた。
 まるでこの世のすべての悲しみを消し去ってくれるかのように……。

 激しい雨に打たれながら山奥を彷徨う男が一人。
 その山は、かつて世界を支配しようとした暗黒組織・ゴルゴムの本拠地があった場所である。


13 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:18:56.43 ID:rEys+ZF30

―ブラックサン、俺は死ぬ―


―だが、勝ったと思うな―


―お前は一生苦しむのだ―


―親友を……この信彦を抹殺したのだからな!!―


―ハハハハハハハハハ―


14 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:19:31.91 ID:rEys+ZF30

光太郎「信彦ぉ……」

 南光太郎は、奥歯を噛みしめる。
 この場所には、親友であり、ゴルゴムに改造され、最大の敵となった信彦。
 シャドームーンが眠る場所である。

光太郎「信彦、創世王は死んだっ。戦いは終わったんだ……だけど、お前は」

 救う事が出来なかった。
 救おうと抗った、必死に戦った。

 それでも、最後までシャドームーンは自分に心を開くことはなかった。
 仮面ライダーBLACKに立ち向かった最大の敵として倒すしか、殺すしかなかった。


光太郎「……せめて、安らかに眠ってくれ。信彦」


 冥福を送り、その場から去ろうとすると……。


15 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:20:17.82 ID:rEys+ZF30

ゴゴゴゴ……

光太郎「ん? 雷まで鳴り出したのか」

雨は次第に強くなっており、確かに雷が落ちてきても不思議ではない天気である。

もう暫くそこにいたかったが、雷まで落ちてくるようでは早いとこ避難した方がいいだろう。

ゴゴゴゴ……ドガーン!!

光太郎「なにっ!? 危ないっ!!」

雷は光太郎が立っていた場所に落ちてきたが、寸でのところで避ける。
先程までいた場所は黒く焼け焦げていた。


ゴゴゴゴゴゴ……ドガーン!!

ドガーン!! ドガーン!!

雷は次々と光太郎の近くに落ちてくる。
まるで光太郎を狙っているかのように……。
改造人間の聴力と身体能力を駆使して、幾つもの雷を回避する。

光太郎「馬鹿な、自然界でこんな現象ありえない!!」

だが、こんな現象を起こしそうな奴等を南光太郎は知っている。

光太郎「まさか、ゴルゴムの仕業か!? だが、ゴルゴムは確かに俺が……」


16 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:21:32.07 ID:rEys+ZF30

「ウォォォオ!!」


光太郎「っ!? 誰だぁっ!!」

 雄叫びを上げながら何かが突っ込んでくる何かを、光太郎は横に飛んで回避する。

 先程の場所には、熊に似た怪人が立っていた。


光太郎「キサマッ!! ゴルゴムの生き残りかぁ!!」

「そうだぁ。俺の名はクマ怪人!!」

光太郎「創世王の敵討ちってわけか。だったら俺は、容赦しないっ!!」

熊怪人「敵討ち? ふふふふ、そんな事して何の意味がある。先程は王たる力を試しただけ、俺はお前に提案を持ちかけたいだけだ」

光太郎「提案だと? そんな話、信じられるか!!」

クマ怪人「まぁよく聞け。南光太郎……いや、我が創世王、ブラックサンよ。どうだ、俺と手を組まないか」

光太郎「手を組むだと?」

クマ怪人「新たな創世王はブラックサンに決定した。つまり世界はお前の思い通りに出来るということだ。なぁに、世界征服などと……そんな野望でなくてよい。お前の理想とする世界を作ればいい。例えば、同じ『化け物』同士の世界とかな」

光太郎「ふざけるなっ!! 誰がそんな提案に乗るものかっ!!」

 拳を強く握る。
 ゴルゴムとは決して手を組まない、それが南光太郎の決意である。

クマ怪人「交渉は決裂か。ならば、ここでキサマを殺し、創世王の証であるキングストーンを奪い取り、俺が創世王となってくれる!!」


17 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:22:09.40 ID:rEys+ZF30

 遅い掛かってくるクマ怪人。

光太郎「とうっ、はぁ!!」

 光太郎は後ろに高く跳びあがる。


光太郎「変、身!!」


 空中で屈伸するかのような動きを取りと、ベルトに埋め込まれた太陽の石・キングストーンから放たれる眩い光が光太郎の体を包み込む。
 光が収まると飛蝗を模した黒き守護神が大地に降り立つ。


BLACK「仮面ライダー!! BLACK!!」


 体の節々から煙が立ち上る。


18 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:22:47.08 ID:rEys+ZF30

クマ怪人「それが創世王の姿かっ、今ここで仕留めてやる!! 死ねぇ、ライダー!!」

BLACK「ん、これは!?」


 ゴロゴロゴロ ドガァァァァァァァァァァァン


 BLACK「うわぁっ!?」


 クマ怪人の叫びと同時に腕を上げると、無数の雷がBLACKに襲い掛かる。
 雷自体は避けているが、巻き起こる爆発に巻き込まれるBLACK.。


クマ怪人「驚いたか、ライダー。俺は雷を自由に操るのだ。焼死ね!!」


 ゴォォォォォォォォン!! ドガァァァァァァァン!! ド・・・・・ガァァァァァァァァァッ!!

 ゴロゴロロ・・・・・・カドッガァァァァァァァ!!


 次々と雷が落ちてくる。
 何とか雷を避けているが、このままではやられてしまう。


19 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:25:05.06 ID:rEys+ZF30

BLACK「この雷を何とかしなければ……マルチアイ!!センシティブイヤー!!」

 仮面ライダーBLACKは改造人間として高められた視力と聴力を駆使して、クマ怪人と雷の関係を、そのメカニズムを探った。
 そして、見えた。

 クマ怪人が雷を呼ぶ瞬間、その爪が光り輝いていることに。
 そして、クマ怪人が雷を落とすまでの隙を見つけた。

BLACK「0.1秒だ……。あいつが雷を落として、次の雷を落とすまで0.1秒掛かる。その間にあの爪を破壊すれば……」

クマ怪人「どうした? 次の雷で、キサマをシャドームーンの処へと送ってやる!!」

BLACK「今だ、ロードセクター!!」

 叫びと同時に猛スピードでBLACKの戦友である、超高性能バイク・ロードセクターがやってくる。
 BLACKの隣を通り過ぎると、瞬時にロードセクターへと搭乗する。

クマ怪人「な、何だぁ? そいつは。えぇい、雷で一緒に焼き払ってくれる!!」

 クマ怪人が腕を上げようとした瞬間。
 その瞬間にロードセクターは雷のスピードを超え、光を超越した。

 その光となったスピードで、雷を落とすより速く、熊怪人へと体当たりをする。
 
 クマ怪人は後方へと吹き飛ぶ。BLACKはロードセクターから降りる。


20 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:25:48.31 ID:rEys+ZF30

BLACK「よしっ!! とぉう!! ライダーチョップ!!」

クマ怪人「ぐわぁぁぁ、爪がぁぁぁ!! 俺のツメガァァァ!!」

 ライダーチョップがクマ怪人の爪を破壊する。
 これで、もう雷を落とすことはできない。

BLACK「ふぅんっ!!」

 ギリギリ……と両腕を力強く握り絞める。
 体内に埋め込まれた神秘の石・キングストーンの力を一気に解き放つ。

 BLACKの体から煙が立ち上る。

BLACK「とぉうっ!! ライダァァァァパァンチ!!」

クマ怪人「ギャァァァ!!」

 キングストーンのエネルギーを拳に乗せ、ジャンプから放たれる力強いパンチ。
 だが、それだけでは終わらない。

 さらなる一撃を決めるべく、跳びあがる。

BLACK「ライダァァァキィック!!」

クマ怪人「グ、ギャァァァァァァァ!!」

 続けざまに放たれる強烈な一撃。
 この連撃を浴びて、再び立ち上がった怪人はいない。


クマ怪人「ガァァァァ、ァァァァァアアアアアア!!」


 BLACKが構えると、クマ怪人は爆発を起こす。
 あいつがゴルゴム最期の生き残りであれば、これで本当にゴルゴムは……。


21 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:26:21.38 ID:rEys+ZF30

 その時、不思議な光景をBLACKは見た。

 爆発が起こった場所に、奇妙なワームホールが出来ていた。

BLACK「これは……もしかして、今の戦いの衝撃で出来たのか?」

 ワームホールに近寄ろうとするが、その足を止める。

BLACK「な、何だこれは? ワームホールが辺り一帯を吸い込もうとしているのか?」

 ワームホールが突如辺りを吸い込み始める。
 その吸引力は、BLACKとロードセクターをも飲み込んだ。

BLACK「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!?」

 BLACKの声が遠くなっていき、次第にワームホールは小さくなり消滅する。
 辺りには、先程と変わらず、雨が降り続いていた。


22 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:27:11.55 ID:rEys+ZF30

 ―見滝原。

ほむら「はぁ、はぁ……今日はやけに魔獣が多い日ね……」

 杏子とマミと別れた後。
 再び、ほむらは魔獣と出くわした。

ほむら「武器もないのに魔獣と戦えって、とんだムリゲーね」

 この魔獣はどんな攻撃をするのだろうか。

 魔獣とは魔女にとって代わって現れた存在であり、姿が全員統一している以外はさほど魔女と変わりはない。
 魔女が精神攻撃や特集攻撃を得意とする者がいたように、魔獣も精神攻撃を得意とする者がいる。
 結局は、本当に魔女が魔獣に置き換わっただけである。
 姿が統一している分、魔獣の方が質が悪いかもしれない。

ほむら「えぇい、うっとおしいっ!!」

 魔力を注いだ石を投げつける。
 爆弾はさっき使ってしまったため、1つも残っていない。

 こんな事なら、最後に投げるのではなかったのかもしれない。

魔獣「あjsdxhんmdhsじゃはsbんxh!!」

 声にならない声を上げている。
 どうやら効いているらしい。


23 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:27:56.79 ID:rEys+ZF30

ほむら「盾が無くなったから、武器が収納できないのは痛いわね……。まぁ、でも、これでねらいは私に絞ったわね」

 魔獣が腕を振り下ろす。
 それは避けるが、もう一体の魔獣の別の腕がほむらに迫る。

ほむら「グ、はぁぁっ!?」

 口から大量の血が噴き出し、地面に叩き付けられる。
 
ほむら「こ、こ……こまでは、い、つもと……お、同……じ、ね」

 体が動かない。
 そう、これで死ねるんだ。

ほむら(抵抗はした……。命を無駄にしたわけじゃない。だから、もう充分よね……まどか)

 いつもなら、ここで杏子やマミが乱入してるのだが……。
 まだくる気配がない。

 こんな何度も魔獣と戦っているというのが、彼女達にとっては予想外なのかもしれない。
 それとも、彼女達も魔獣と戦っているのか……。

ほむら(まぁ、どっちでもいいのだけれども……)


24 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:28:45.34 ID:rEys+ZF30

魔獣「はgはhj麻gbんmgdxdgbvmgdg!!」

 魔獣が迫る。
 どうやら、これで本当に……。

 その時、ほむらは不思議な光景を見た。

ほむら「なに? と、突然、そ、空が、割け……」

 突如として、魔獣の背後の空が避ける。


BLACK「とぉぉぉう!!」


 驚く時間もなく、その裂け目からバイク・ロードセクターに跨った黒き勇者が舞い降りる。


25 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:29:20.65 ID:rEys+ZF30

 BLACKは魔獣を飛び越え、ほむらの目の前に降りる。

BLACK「ここは? ……それに君はっ!? まさか、あいつらにやられたのか。おのれぇ、少女を傷つけるお前らは、俺が許さん!!」

 拳を強く握る。

ほむら(なんなの、こいつ? 飛蝗? 蝗? というよりも人間なの? どっちかというと、魔女とか使い魔みたいだけど……)

BLACK「行くぞぉ!! ロォォドセクタァァァ!!」

 叫びにロードセクターが反応して、猛スピードで使い魔へと向かっていく。

BLACK「アタァァックシィィルドッ!! オン!!」

 ロードセクターの上部のアタックシールドが展開し、スピードを上げる。
 エンジン音の雄たけびを上げ、使い魔へと体当たりをする。

BLACK「うおぉぉぉぉぉ!!」

魔獣「sdfjkgょいうやsgdfdg!!」

 魔獣が消滅する。


26 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:30:44.39 ID:rEys+ZF30

BLACK「とぉぁぁぁっ!!」

 雄叫びを上げながら、次々と魔獣へと向かっていく。

ほむら「す、すごい……」

 魔獣をまるで、赤子の手を捻るように消滅させていく。


魔獣「hgsdytがhsytgahsjhya」

BLACK「なにっ!? ロードセクター、高くジャンプだ!!」

 魔獣の口から破壊光線が放たれるが、ロードセクターで上空へと高く跳びあがる。

BLACK「とぉあっ!!」

 空中でロードセクターから飛び降りる。
 そして、両足を魔獣へと向けて突き出す。


BLACK「ライダァァァッ2段キィィック!!」


魔獣「がbんjhrげfsbfんfhgsf……」

 必殺技が魔獣へと炸裂し、着地すると同時に消滅する。


27 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/18 17:31:17.03 ID:rEys+ZF30

 BLACKの体から煙が立ち上る。

BLACK「大丈夫か、君? う……」

ほむら「?」

 仮面ライダーBLACKは常人ならば一瞬で体が崩壊してしまうワームホールでの長旅により、その体は限界を迎えていた。
 体からの煙が酷くなると、その場に倒れてしまう。

ほむら「はぁ……はぁ、ちょっと……」

 警戒をしながらBLACKへと近寄る。
 助けてくれたことから敵ではないと思うのだが。

ほむら「え? 人間になった……」

 BLACKの変身が解け、南光太郎の姿へと戻る。
 ワームホールの長旅で体中に傷が出来ていたが、その傷は瞬時に塞いでいく。

ほむら「!? この回復力。魔法少女と似ている? ということは、こいつ、魔法少女なの?」

光太郎「……信……彦……」

ほむら「ノブヒコ? 誰かしらそれ? 取り敢えず、ここに置きっぱなしってわけにはいかないわよね。一応、助けてくれたのだから……余計なお世話だったけど……」


34 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:45:54.10 ID:/ylcOFMK0

 ―ほむらの家。



―信彦ぉぉぉぉぉ!! どうしても戦わないといけないのか!!―


―問答無用!! ブラックサン―


―やめろ、信彦!!―



光太郎「信彦ぉぉぉぉっ!!」

 ベッドから飛び起きる。
 額を触ると、嫌な汗が流れていた。

光太郎「ここは? 俺は確か……」

ほむら「やっと起きたようね」

 後ろを振り向くと、椅子に座るほむらの姿があった。

光太郎「君は……確か、あの化け物たちに襲われていた……」

ほむら「暁美ほむらよ、貴方をここに運んだのは私」

光太郎「そうだったのか、ありがとう。僕は南光太郎、よろしく」

 手を差し出すが、ほむらはそれを受け取らずに話を続ける。

ほむら「挨拶はいいわ。それよりもさっきの黒い飛蝗? 蝗?の姿はなんなのかを教えなさい」


35 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:46:29.54 ID:/ylcOFMK0

光太郎「さっきの? そうだ、僕はワームホールに飲み込まれて……。それに、あいつ等は……もしや、ゴルゴム?」

ほむら「ゴルゴム? なにかしらそれ?」

 その一言に光太郎は衝撃を受けた。
 今この子は何と言ったのだろうか?

光太郎「君はゴルゴムを知らないのかい?」

ほむら「そんなの聞いたことがないわ。何かの名前なの」

光太郎「地球征服を宣戦布告したゴルゴムを知らないなんて……。もしかして、ん、これは!?」

 ベッドの近くに置いてあった新聞を見つける。
 その年号は自分のいた時代よりも未来のもの。

 そして、光太郎は気づいた。

光太郎「そうか。僕はワームホールに呑み込まれて未来に来てしまったんだ。しかも、ここは僕がいた時代とは異なってゴルゴムが存在しない世界……」

 世界は幾つも存在する。
 この世界はゴルゴムが存在せず、仮面ライダーBLACKが激闘を繰り広げなかった、光太郎がいた世界とは全く異なる世界である事を理解する。


36 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:46:57.18 ID:/ylcOFMK0

光太郎「ゴルゴムは存在しない代わりに……あの化け物たちがいるのか」

ほむら「さっきから何をブツブツ言ってるのかしら。一人で納得しないでちょうだい」

光太郎「あっ、ごめん、ごめん」

 その言葉に光太郎はほむらをもう一度見る。
 そして、気付く。

光太郎(なんて冷たい目をしている子なんだ……。まるで、生きていることに何の意味も感じていないような目だ)

 普通の少女がするとは思えないような、光のない瞳。
 幾つもの修羅場を潜り抜け、その果てに何も見出す事が出来なかった……そんな瞳である。


37 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:47:54.32 ID:/ylcOFMK0

ほむら「いいから教えなさい。あの姿、貴方の正体の事を!!」

光太郎「わかった。とても信じられる話じゃないと思うけど、説明するよ。その代り、君にも教えてもらいたいんだ、あの怪物の事とか」

ほむら「……貴方が全てを放してくれたらいいわ。それに頼みたい事があるし……」

光太郎「頼みたいこと? それは……」

ほむら「いいから話しなさい……」

 これ以上詮索しても教えてくれなさそうである。
 ここは、先に話した話した方がいいだろう。


38 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:48:40.22 ID:/ylcOFMK0

光太郎「……僕はこことは別の世界から来たんだ――」

 光太郎は少女・暁美ほむらに自分がいた世界の説明を始めた。

 暗黒結社ゴルゴム、ゴルゴムに改造され生まれた世紀王ブラックサン、ゴルゴムとの激闘、そして決着……。
 ただし、その説明には秋月信彦・シャドームーンの事が伏せてある。
 こんな中学生の少女に、親友と殺しあったことなど話そうとは思えなかったからだ。

ほむら「……俄か信じられない話ね」

光太郎「ううん、全部本当の話だ。ゴルゴムが作ろうとしていた世界は弱肉強食の世界だったんだ。だから僕は戦ったんだ、仮面ライダーBLACKとして!!」

 その決意の代償に光太郎は全てを失っている。
 だけれども、世界を守るためにはゴルゴムを倒すしかなかったのだ。

ほむら「仮面ライダー……正義の味方ねぇ。人の事は言えないけれど、テレビの中の物語みたいね」

 溜息を吐く。
 こんな状況でも馴れている自分は可笑しいのだろう。


39 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:49:40.23 ID:/ylcOFMK0

ほむら「次は私の番ね。先ずは私自身の事から――」

 魔法少女……。
 奇跡の代償に魂をソウルジェムという形ある石に変えられ、強靭な肉体を手に入れる。
 ソウルジェムは力使うたびに濁り、濁り切ると……魔法少女は円環の理に導かれて消滅する。

 それを聞いた光太郎は、怒りに身を震わせていた。

光太郎「そんなぁ!! 魂をこんな石ころに変えるなんて!! そんなの、許せないよ!!」

ほむら「そんな熱くならないでちょうだい。それに、少なくともこの世界では合意の上……らしいわよ。だから、気にしなくていいわ」

光太郎「だけど、そんなの酷すぎるよ。願いの代わりに、こんな事!!」

 拳を強く握る。
 まるで自分の事のように悲しみ、怒る姿にほむらは南光太郎という人物像を知る。

ほむら(なるほどね……。こんな性格だから、世界のためだとか、そんな不透明な理由で戦う事が出来たんでしょうね。美樹さやかに見せてやりたかったわ)


40 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:50:31.01 ID:/ylcOFMK0

ほむら「それと、貴方の言う化け物……魔獣の事ね。――あれは、簡単に言えばこの世界が生んだ呪いよ」

光太郎「呪いだって?」

ほむら「そう。呪い。……魔法少女が希望だとするならば、魔獣は希望の代償に生まれたこの世界の呪い。人間の負の感情に応じて何処にでも表れて、人間を陰から襲う。まぁ、未解決の行方不明事件とかの真相……といったところかしら」

光太郎「それじゃあ、魔獣と戦うのが魔法少女……」

ほむら「えぇ、この世界ではそういうことになってるわ」

 南光太郎はほむらの言葉に違和感を感じた。
 何故、彼女は『この世界』という単語を何度も言うのであろうか?
 まるで、彼女自身も自分のいる世界がよく分かっていないような……。


41 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:51:04.83 ID:/ylcOFMK0

ほむら「話はこんなもんね……。ねぇ、南光太郎――仮面ライダーBLACK、お願いがあるの」

光太郎「お願いって、一体何なんだ? 僕に出来ることならするけど」

ほむら「大丈夫……簡単な事よ」

 笑った。だがそれは、とても悲しい……まるですべてを諦めているかのような笑い方。
 ゆっくりと、ポケットからソウルジェムを取り出し光太郎へと見せる。


ほむら「お願い!! 私を殺して!!」


 その一言は南光太郎を驚かせた。
 こんな残酷な言葉を少女が放つなんて信じられなかった。


42 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:52:08.03 ID:/ylcOFMK0

光太郎「何を言っているんだ!! 殺してくれなんて、もっと自分を大切に」

ほむら「自分を大切にする必要なんてないわよ!! あの子のいない世界で……私は、私は……」

 膝を崩し俯きだす。

光太郎(この世界? ……ほむらちゃんは、一体何を背負っているんだ?)

 崩れるほむらは、小さな声である事を話し始める。

ほむら「あの子が……大切な人がいない世界で生きるのは辛すぎる。私は……わたしは、あの子の為にずっと闘ってきた。あの日からずっと――」

 世界が新しく作り出されてから誰にも話すことがなかった。
 誰も信じてくれないだろうし、自分も彼女がいなくなったと認めたくはなかったからだ。

 だが、南光太郎に話し始める。
 何故だか、彼は信じてくれるような気がした。

 そして、おかしな話であるが、出会ったばかりの彼に殺してほしかった。


43 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:52:47.74 ID:/ylcOFMK0

 病弱だった暁美ほむらが、たった一人の親友を救うために魔法少女となり何度も時間を繰り返したこと。
 魔法少女真実であり、かつての敵の魔女の事。
 様々な時間軸での辛い出来事……助けられず、見捨てる結果になってしまった仲間達。
 そして、全ての魔法少女を救済するために概念となった少女・鹿目まどか。

 俯きながらもしっかりと全てを話した。

 光太郎は黙って聞いていてくれた。


ほむら「何度やっても救えなかった!! それどころか、私のせいで……彼女は……まどか!!」

 ほむらは光太郎に掴みかかる。

ほむら「ねぇ、お願い。私を殺して!! あの子のくれた命を自分で断つことなんて出来ない。でも、貴方になら出来るでしょ。だからお願い!!」


44 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:53:28.97 ID:/ylcOFMK0

 光太郎は唇を噛みしめる。
 そして気付いた。

 あの時、魔獣との戦いでほむらは死のうとしていたのだ。

 この少女は、自分と似ていた。

 だからこそ……だからこそ……。

ほむら「ねぇ、お願い。ソウルジェムを壊してくれれば、それで!!」


光太郎「そんなの駄目だ!!」


 体を掴むほむらを腕を引き離し、その肩を掴む。


45 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:55:51.06 ID:/ylcOFMK0

ほむら「どうしてっ!? もしかして正義の味方だから!! 正義の味方だったら私の苦しみを取るために!!」

光太郎「違う、ほむらちゃん。よく聞いてくれ!! 俺はまだ、君に話していないことがある!!」

光太郎「秋月信彦、俺と兄妹同然に育った親友だ。だけど、信彦はゴルゴムに改造されてしまい身も心も世紀王になり俺の最大の敵となってしまった」

光太郎「何度も救おうとした、助けようとした。だけど、駄目だった……だから、俺は……信彦を、シャドームーンをこの手で……倒した」


 まだ手にあの時の、サタンサベールでシャドームーンのベルトを破壊した感覚が残っている。

光太郎「ゴルゴムは滅んだ。……信彦の命、そして、杏子ちゃん、克美さんの大事な人との別れを引き換えに」

 ゴルゴムが本格的に日本征服に動いた時、海外に避難させた二人。
 多分、もう二度と会うことが無いであろう人達……。


46 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:57:01.77 ID:/ylcOFMK0

ほむら「友をその手で殺した……。でも、だったら私の苦しみが分かる筈じゃない。友のいない世界で生きる辛さを、見殺しにしてしまった苦しみを!!」


光太郎「わからないよ!! だって、俺は死にたいとは思ったことがない!! 友のいない世界で、友の分まで生きようと思ってる!! だから、君の気持ちはわからない!!」


 肩を掴む力を緩める。


光太郎「だから、ほむらちゃんも生きるんだ。どんなに辛くて、苦しくとも、君の友達のまどかちゃんの分まで!!」

ほむら「そんな、私には……」


キャアアアァァァ

ナンダー、トツゼンヤネガクズレタゾォォ

ガシャアァァァァ

ドガァァァン

ヒィ、ドウセワタシナンテー

アハハハハハハ、メダマヤキナンテドウデモイインダヨー、アノセンコーガ


 突如、外から聞こえてくるのは、爆音、何かが破壊される音、叫び声……。


47 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:57:36.07 ID:/ylcOFMK0

光太郎「この声は!?」

ほむら「……魔獣が現れたのね。この前から、やたら現れると思っていたけれど、本当に多すぎね」

光太郎「この前? もしかして、そんなに現れるようになったのは最近の事なのかい?」

ほむら「えぇ、そうだけど……」


キャアァァァァァァァァァァァァァァ!!

トツゼンクルマガバクハツシタゾー!!



光太郎「ほむらちゃん、君はここで待ってるんだ」

ほむら「……私も行くわよ、待ちなさい。南光太郎!!」


48 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:58:11.52 ID:/ylcOFMK0

 ――外。

 崩れる街に、事故が多発し車が破壊され炎が巻き起こり、逃げ惑う人々。
 その人々を嘲笑うかのように立ち構える魔獣。

光太郎「そんな……何の関係のない人々を襲うなんて」

ほむら「それが魔獣……普通の人には見えないから、急に車が制御できなくなって、ビルが崩れたようにしか見えない……だけど」

光太郎「だけど?」

ほむら「魔獣がこんな大々的に人を襲うなんて、今までなかった……それに」


 ドガァァァァァァァァン


 遠くから聞こえる大きな爆発音。
 どうやら、こっちのほうよりも大変なことになっているようである。

光太郎「行かないと、でも……先ずは」


 光太郎の前に魔獣が立ち並ぶ。

 魔獣「hfじぇgdfdjhtgさhsfhg」

 何を話しているのか分からないが、光太郎とほむらを見て笑っている。


49 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:59:03.80 ID:/ylcOFMK0

男「う……うぅ……」

OL「私……私の……せいで……」

作業員「工場を、守れなか、った、ごめ、ん、ごめ……」

男子高校生「母ちゃん、お、おれ……」

トラック運転手「やめろぉ!! 俺は、殺す気はなかったんだ、赤だって、気付かなかった!! やめろぉ」

 魔獣の近くで苦しそうに声を上げながら気を失っている人々。
 男女年齢様々であるが、彼等はうわごとのように何かを呟いて苦しんでいる。。
 まるで、悪夢を見せられているかのようだ。


光太郎「これは、一体?」

ほむら「これって魔女の口付けに似てる……でも、それだと」


魔獣「まjsghjがsshdjyたghsjytghtgh!!」


 魔獣が吠える。
 その瞬間、眩い光が光太郎とほむらを包み込む。

光太郎「う、な、何だこの光は!! ほむらちゃぁぁぁん!!」

ほむら「くっ、キャァァァァァ!!」


50 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 00:59:53.03 ID:/ylcOFMK0

 光が晴れると、南光太郎は何もない真っ白な空間にいた。

光太郎「ここは? ほむらちゃんはっ!?」

 一緒にいたはずのほむらを探すが……見つからない。

光太郎「一体ここは何処なんだ……? 魔獣が光を放った瞬間……」


ガシャッガシャッガシャッガシャッガシャッガシャ


光太郎「こ、この足音は!? まさかっ!?」

 突如として、足音が聞こえてくる。
 一度聴いたら忘れるはずがない、特徴的な足音。

……ガシャッガシャッガシャッガシャ

 その方向を振り向くと、奥から見おぼえるのある影が迫ってくる。

 銀色の装甲に身を包まれ、深く輝く緑色の瞳。
 その腕には、真赤な検針の剣・サタンサーベルが握られている。


光太郎「お、お前は!! シャドームーン!!」

シャドームーン「……」

 光太郎の目の前で歩みを止める。
 その緑色の瞳には、光太郎の驚く姿が映されていた。


51 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 01:01:32.31 ID:/ylcOFMK0

 白い世界。
 光太郎と同じように、ほむらもその空間にいた。
 同じように、辺りには自分以外の誰もいない。

ほむら「ここは……それに」

「ほむらちゃん」

ほむら「!? 今の声って!?」

 聞き覚えのある声に背後を振り向く。

「ティヒヒ。久しぶりだね、ほむらちゃん」

 そこには、見滝原中学校の制服に身を包んだ、鹿目まどかの姿があった。
 あの時と何も変わっていない、彼女の姿であった。


52 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 01:01:59.97 ID:/ylcOFMK0

ほむら「嘘……そんな、だって……まどかは……」

 確認するかのように、肌身離さず持っていた赤いリボンを取り出す。
 確かにリボンはここにある、ということは……まどかは消えてしまっているはず。

ほむら「どうしたの? ほむらちゃん、わたしはここにいるよ」

 優しく語りかけるまどか。

ほむら「ま、まどかぁぁぁぁぁぁ!!」

 その声に抑えきれなくなって、涙をあふれさせながらまどかに抱きつく。



53 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 01:02:30.98 ID:/ylcOFMK0

まどか「うわっ、ほむらちゃん、くすぐったいよ~」

ほむら「まどか、まどか……わたし、わたし……あなたを救えなかった。どんなに頑張っても、ごめんね、ごめんね……」

まどか「なぁんだ、そんな事か」

ほむら「……まどか?」

 まるで平然と言う姿に、何だか違和感を感じる。
 顔を上げてみると、まどかの顔はあまりにも冷たいものだった。


まどか「そんなの……ほむらちゃんが私に殺されたら許してあげるよ」

ほむら「え?」


 次の瞬間、ほむらの首にまどかの両腕が迫った。


57 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:17:15.13 ID:/ylcOFMK0

 再び光太郎がいる白い空間に戻る。


光太郎「シャドームーン!! いや、信彦!! どうしてここに?」

シャドームーン「……」

 その問いにシャドームーンは何も答えない。
 だが、急にシャドームーンの姿が薄れていき、光太郎と同じくらいの年齢の青年の姿に変わる。
 その姿は……。


58 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:17:44.32 ID:/ylcOFMK0

光太郎「その姿は、信彦……。これは!?」

 それはシャドームーンに改造される以前の秋月信彦の姿である。
 その服装は、あの時と同じ真っ白なタキシード姿である。

信彦「なぁ、光太郎。どうしてだ、どうしてだ!!」

 ゆっくりと光太郎へと腕を伸ばす。

信彦「どうしてだよ? なぁ、なんでお前だけが助かるんだ? お前が人々の称賛を浴びて、どうして俺が人々から恨まれなきゃいけないんだ?」

 光太郎へと伸ばした腕が、シャドームーンの銀色の腕へと戻る。
 それと同時にサタンサーベルが出現する。

信彦「どうして殺したんだよ!! お前が死ねば、お前が死ねば、俺は死ななかったんだ!!」

光太郎「違う!! 違うんだ、信彦!!」

 サタンサーベルを振りかざすが光太郎は腕を受け止め、それを止める。

信彦「お前が死ねばよかったんだ!! そうすれば、俺は生きられた!! 俺は永遠に生きられたのに!! 帝王になれたんだ!!」

 その姿が再びシャドームーンへと変貌する。

 シャドームーンになったことにより力が跳ね上がり、光太郎はその腕を抑えている事が出来なくなる。

シャドームーン「ふんっ!!」

光太郎「う、うわぁぁぁぁぁ!!」

 力任せに光太郎を投げ飛ばす。
 そのまま、地面に叩き付けられる。


59 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:18:37.12 ID:/ylcOFMK0

シャドームーン「俺は次期創世王、シャドームーンだ。信彦の魂を助けたいと思うなら、この俺に殺されろ!! ブラックサン!!」


ガッシャッガシャガッシャガッシャッガシャッ


 サタンサーベルを光太郎へと向けながら近寄る。

 光太郎はゆっくりと起き上がる。
 その瞳を怒りに震えさせながら。


60 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:19:06.02 ID:/ylcOFMK0

光太郎「確かに俺は、信彦を救えなかった!! 恨まれるのも当然だ。だけど、本当の信彦がそんな事を言うはずがない。信彦は……信彦はもっと心優しい青年だった。誰かの代わりに生きようとするはずがない、誰かを恨んだりなんかはしない!!」


 握った両腕に力を込め、右側へと持っていく。

光太郎「お前は幻影だ!! 俺の心から生まれた、偽りのシャドームーンだ!!」

シャドームーン「……」

光太郎「信彦を汚した、お前を許さんっ!!」

 素早く腕を動かし、一定のポーズをとる。


61 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:20:37.25 ID:/ylcOFMK0

光太郎「変ンン、身っ!!」


 掛け声と同時に、腰にベルト・バイタルチャージが出現し、眩い光が発せられる。
 キングストーンのエネルギーが光太郎の全身を駆け巡り、光太郎の姿が奇怪な飛蝗男の姿になり、さらにその上を半透明な肉体が覆い、光と同時に黒き戦士に変わる。



62 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:21:11.95 ID:/ylcOFMK0

BLACK「とわぁっ!!」

 変身すると同時に、シャドームーンを飛び越える。


BLACK「仮面ライダァァァ!! ブラァァァク!!」


 力強く名乗りを上げ、拳を握る。

63 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:22:52.73 ID:/ylcOFMK0

シャドームーン「ブラックサン……、貴様を地獄へと送ってやる!!」

BLACK「それ以上、信彦を貶すなぁ!!」

 勢いよく迫りくるシャドームーンを渾身の力で殴る。
 その一撃でシャドームーンの仮面が割れ、中から光が溢れる。

BLACK「……信彦……」


 パァリィィィィィン


 シャドームーンから溢れた光がこの白い空間を、窓ガラスが割れるかのように破壊する。


64 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:23:40.42 ID:/ylcOFMK0

 光が消え、元の世界に戻る。

BLACK「元の世界に戻って来たのか……」

 辺りを確認すると、近くで倒れるほむらを発見する。

ほむら「まどか、ま、どか……私は、わ、私は……貴方に、貴方になら……」

BLACK「っ!? ほむらちゃん!!」

 彼女も同じように、幻覚に惑わされているのだ。
 今呟いていた名前は……。

BLACK「まどか、ほむらちゃんが話していた……あの子か。ほむらちゃんは、俺が信彦に襲われたように、その子に襲われているのか……」


65 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:24:16.20 ID:/ylcOFMK0

 倒れて譫言のように何かを呟いているほむら。
 その体をBLACKは抱き寄せる。

BLACK「友情を利用するなんて……」

 目の前に立つ魔獣を睨む。

BLACK「ほむらちゃん、そいつは君の知っているまどかちゃんなんかじゃない!! ほむらちゃん、打ち勝つんだ!!」

 必死に呼びかけるが反応が無い。

 魔獣が正気へ戻ったBLACKへと迫ろうとしていた。
 ほむらをその場に置くと、BLACKはゆっくりと立ち上がる。


66 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:24:51.84 ID:/ylcOFMK0

BLACK「キングストーン。せめて、ほむらちゃんに一瞬だけでもいい。まどかちゃんに会わせてやってくれ……」

 ベルトの上で、握り拳にした腕を合わせる。


BLACK「キングストォォン!! フゥラッシュ!!」


 全ての思いを込めてベルトから光が発せられる。
 優しい光がほむらを包んだ。


67 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:26:03.11 ID:/ylcOFMK0

 ほむらはまどかに首を絞められていた。
 とても少女の物とは思えないような力で首が絞められていき、意識が朦朧としていき、手に持っていた赤いリボンを落とす。

まどか?「ティヒヒヒヒヒヒヒヒヒ。ほら~、ほむらちゃん、死にたいんでしょう。私が殺してあげるからさ」

ほむら「ま、まど……か……」

まどか?「ほら~、もう苦しいでしょう。ほむらちゃんは頑張ったんだから、もういいんだよ……さぁ、わたしに殺されよう。それで一緒に行こう」

ほむら「グ……あ……」

 もしかしてこの少女はまどかではないのかもしれない。
 ……恐らくは魔獣が作り出した幻。
 でも。

ほむら(まどかに殺されるなら……良いわよね? まどか)

 もう呼吸が出来なくなっていく。
 ソウルジェムもいい感じに濁ってきている……まどかに殺されるというのが絶望を与えているらしい。


ほむら「まどか……今……行く、わ……」


 ソウルジェムにヒビが入る。


68 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:27:02.91 ID:/ylcOFMK0

「ダメだよ!! ほむらちゃん!!」


 聞こえてくる声。
 首を絞めるまどかの先にいるのは……。


まどか「それ以上、わたしの姿でほむらちゃんを苛めないで!!」


 その先にいるのは、目の前にいるのと同じまどかである。
 ただしその姿はほむらが最後に見た、世界を作り直し概念という存在になった際の、長髪の魔法少女の姿である。

ほむら「まどかが……2人」

 戸惑うほむら。

まどか「もう大丈夫だよ、ほむらちゃん。今助けてあげるからね」


69 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:29:14.68 ID:/ylcOFMK0

 ゆっくりとほむらの首を絞めるまどかへと手を向ける。

まどか?「あ……あぁ……」

 すると、もう1人のまどか光の粒子となり消滅していく。
 それと同時に、ほむらも解放される。

ほむら「ケッホ、ケッホ……」

まどか「大丈夫、ほむらちゃん」

 咳き込むほむらへと駆け寄る。
 先程の偽物とは違い、とても暖かかった。

ほむら「ケッホ……まどか? 本当にまどかなの?」

まどか「うん、本当にまどかだよ。ほむらちゃん、久しぶりだね」

ほむら「で、でも……どうして? だって、貴方はもう会えない筈じゃ……」

まどか「う~ん、わたしにもよく分からないんだけど……。奇跡も、魔法もあるんだよ」

ほむら「まどかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 泣きながらまどかへと抱きつく。
 今度こそ、本物のまどかである。


71 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:35:44.61 ID:/ylcOFMK0

まどか「ティヒヒヒヒ、ほむらちゃんは甘えん坊だね」

 残った片方の手でほむらの腕に装着されたソウルジェムに触れる。
 一瞬触れただけで、ソウルジェムの稀とヒビが消えもとの美しい状態に戻る。

ほむら「まどか、わたしは……わたしは、貴女の場所に行きたい、貴女のいない世界は……辛すぎる……」

 苦しみを吐き出す。
 これ以上、ほむらはこの世界で生きていたくはない、まどかのいる場所へと生きた。

まどか「……ダメだよ。ほむらちゃんは生きてないと……」

 悲しそうな顔でまどかは答えた。

ほむら「どうして!! 誰も貴女を覚えていない、思いでもない、生きていた証もない。そんな世界……私は……」

 誰もまどかの事を覚えていない。
 覚えているのは自分一人……そんな状況が嫌だった。


72 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:40:15.53 ID:/ylcOFMK0

 まどかは優しくほむらの頭を撫でる。

まどか「ほむらちゃん、ごめんね。沢山苦しい思いさせちゃったね。だけどね、わたしはほむらちゃんに生きてほしいんだ」

ほむら「……」

まどか「パパやママ、それにたっ君。マミさんや杏子ちゃん……それに私達が守った世界……。ほむらちゃんには私の分まで生きて、色々と見てほしいんだ」

 絶望を感じる前に魔法少女を迎えに行くのがまどかの役目。
 今のまどかは、それ以上の事をすることはできない。

まどか「そしてさ、もし、次にほむらちゃんがわたしと会う時には色々と聞かせてほしいんだ……わたしの我がままだけど……お願いできるから」

 困ったように笑いながら聞いてくる。
 その顔を見て断れるはずがない。

ほむら「……私には、その約束を果たせるかわからない。でも、それが貴女の願いならなら……やってみる」

まどか「うん、ほむらちゃんならできるよ。だって、ずっと頑張って来たんだもん」


73 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:43:06.24 ID:/ylcOFMK0

 ニッコリと笑っている。

 その時、まどかの体が光り輝き始めた。

ほむら「……!? まどか、貴女の体が……」

 光の粒子となり体がゆっくりと消滅していく。

まどか「もう時間の様だね……」

ほむら「いや、行かないで……」

 その体を掴もうとする、透けてしまい掴めない。


74 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:45:28.97 ID:/ylcOFMK0

まどか「ううん、それは無理なんだ。それに、今約束したでしょう。私の分まで頑張ってくれるって」

ほむら「で、でも……」

まどか「そうだ、ほむらちゃん、これ」

ほむら「え?」

 落ちていた赤いリボンを拾い、ほむらの髪に付ける。
 まどかは満足そうに笑う。

まどか「うん、やっぱり似合ってる」

ほむら「まどか……これ」

まどか「わたしはもうそばにいる事は出来ないけど……それをわたしだと思ってくれないかな? ずっとほむらちゃんの傍にいるよ~みたいな感じで」

 ほむらは髪に着いたリボンを触る。
 何だか、とても嬉しかった。

ほむら「ありがとう……まどか……」

まどか「いいよ別に。……それじゃあね、ほむらちゃん。約束忘れないでね」

 遂にその体が完全に消滅する。
 最後までその顔は笑顔であった。


75 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:48:04.43 ID:/ylcOFMK0

ほむら「えぇ、忘れないわ。貴女の事も約束も……ずっと」


 再び光がほむらを包み込んだ。


76 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:51:01.58 ID:/ylcOFMK0

魔獣「gsdytrふぁsfdじゃfsgfんdmjはvbz」


 次にほむらが目を開いた時、一番最初に目に入ったのは消えていく魔獣の姿だった。
 苦しんでいた人々も、それと同時に気を失い倒れる。
 どうやら、安らかに眠っているようであった。

ほむら「今のは……夢? ……じゃなさそうね」

 頭にはまどかのリボンが付いている。
 どうやら、夢ではないらしい。

BLACK「大丈夫かい? ほむらちゃん」

ほむら「南光太郎……まさか、貴女が?」


ドガァアァァァァァァァァァァァァァァァン!!


 激しい爆発音が遠くから聞こえてくる。
 こっちはもう片付いたが、向こうは大変なことになっているようだ。


ほむら「行きましょう」

BLACK「あぁ。行こう」


 ほむらとBLACKはその場所へと向かっていく。


77 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:53:04.83 ID:/ylcOFMK0

 マミ「キャァァぁぁ!!」

杏子「マミ!! 畜生……何なんだよ、こいつ!!」

 目の前の敵と対峙する。
 魔獣である事には変わりないのだが、大きさは成人男性と同じくらいしかない。
 だが、その姿は……まるで……。

杏子「おい、てめぇ―!! こいつの事なんか知らねぇのかよ!!」

QB「いや、魔獣である事には変わりないが、こんな魔獣初めて見るよ。イレギュラー中のイレギュラーだね」

 ゆっくりと『魔獣』は杏子へと近づいてくる。


『魔獣』「グ和cぁjhgbんdmsgdbんfd!!」

 奇妙な方向に近い声を上げている。

杏子「ちっ、これでも喰らえぇ!!」

 槍を分裂させて、『魔獣』へと突き出す。
 しかし、『魔獣』は剣で槍を破壊し、斬撃を杏子へと飛ばす。

杏子「し、しまっ……」


78 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:54:35.23 ID:/ylcOFMK0

ブゥゥゥゥゥゥゥン キキィィッ!!


BLACK「とぉあっ!!」

 間一髪のところでロードセクターからBLACKが飛び込み、杏子を抱き抱えながら転がる。
 後ろの席にはほむらが乗っており、急いでロードセクターから降りる。

BLACK「大丈夫か、君?」

杏子「は……? なんだこいつ、新手の魔獣か?」

ほむら「魔獣じゃないわ……能力は魔獣みたいなものだけど……」

マミ「イタタタ……。大丈夫、佐倉さん!! また新たな魔獣が!!」

ほむら「一々説明するのもめんどいわね……」

 こんなに元気なら大丈夫だろうと、BLACKは優しく杏子を下すと『魔獣』を確認する。

BLACK「何だ……こいつ……? この姿は……!?」


79 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:56:18.18 ID:/ylcOFMK0

 その姿を見て驚愕した。
 『魔獣』の姿は、銀色と黒の装甲に、全体的に奇妙な形をした飛蝗を思わせる姿。
 腕には、創世王の証であるサタンサーベルに似た剣が握られており、口は大きく裂けている。

BLACK「まるでゴルゴムの怪人を混ぜたような姿だ……。そうか、そういうことか!!」

 自分で言った言葉である事に気づいた。
 ほむらが言っていたここ最近、異常に魔獣が発生する原因が……。

BLACK「世紀王はゴルゴムを操って世界を支配できる力を持っていた。その世紀王が滅びた影響が1つの世界にとどまる筈がない。世紀王が滅びたことが魔獣に影響したんだ!! そして、こいつは……その元凶!!」

 目の前の魔獣はゴルゴム消滅により生まれた、ゴルゴムの怨念の結晶である。
 この世界が可笑しくなった影響は自分にあった、だからこそ、それを正すためにこの世界に呼ばれたのだ。


81 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:58:35.73 ID:/ylcOFMK0

杏子「つまりあいつは味方って事かい? でも、何なんだあいつ?」

マミ「別世界……パラレルワールド。そこからやって来た黒き勇者、救世主……って感じかしら?」

ほむら「……まぁ、そんな感じね」

 ほむらは南光太郎・仮面ライダーBLACKの事を簡単に説明する。

QB「人体改造、興味深い話だね。しかも、ソウルジェムとは違う媒体で動いてるっていうのが気になるね。エネルギーの効率がよさそうだ」

ほむら「あんたはそういう奴だったわね……」

 相変わらずのこの宇宙生物には呆れてしまう。


82 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 14:59:40.19 ID:/ylcOFMK0

 BLACKは『魔獣』……『ゴルゴムの魔獣』と対峙する。
 『ゴルゴムの魔獣』は急に笑い始めた。

ゴルゴムの魔獣「……く……ハハハハハハハハハ……」

BLACK「何だ、急に?」

 その不気味な姿に身構える。

ゴルゴムの魔獣「キング……ストォォンを」

BLACK「!? 喋るのか!?」

ゴルゴムの魔獣「キングストォォォォンを寄こせぇぇぇ!!」

BLACK「やはり狙いはキングストーンか!!」

 遅い掛かってくるゴルゴムの魔獣の剣を受け流し、その体を抑えつける。


83 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:01:55.13 ID:/ylcOFMK0

 ゴルゴムの魔獣は力任せにBLACKの腕を掴み、投げ飛ばした。

BLACK「うわぁっ!!」

ゴルゴムの魔獣「……キン……グストォォンを寄こせぇ!!」

 今のゴルゴムに魔獣には意識などない。BLACKの体内に存在するキングストーンを感じ取り、それを手に入れようとしているだけである。

BLACK「くっ、何て力だ!!」

ゴルゴムの魔獣「キングストォォン……を……」

BLACK「ハァッ、ライダーパンチ!!」

 剣による一撃を避けて、その体に拳を叩き込む。
 そのBLACKに続くように、杏子が走る。

杏子「こいつも喰らいなぁ!!」

 分離した槍が拳を当てた個所へと正確に炸裂し、その体にヒビを入れる。
 更なる追撃をしようとしているのは、マミである。

マミ「ティロ……フィナァァレ!!」

ゴルゴムの魔獣「hsdがsshghjhghsjh!?」

 大量のリボンによりゴルゴムの魔獣は縛られ拘束される。


84 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:02:31.70 ID:/ylcOFMK0

マミ「今です!! やっちゃってください!!」


BLACK「よしっ。とぉあっ!! ライダーキィィィック!!」


 ジャンプからの強烈な一撃がゴルゴムの魔獣へと炸裂する。


ゴルゴムの魔獣「ウガガガガガァァァァァ、グアァァァァァァァァ!!」


 ドガァァァァァァァァァァァン


 断末魔の叫びを上げながら、爆発していく。
 BLACKはそれを確認すると、片膝を付く。


85 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:05:01.37 ID:/ylcOFMK0

杏子「おい、おっさん、大丈夫かよ?」

マミ「こら、佐倉さん。初対面の人に失礼よ。それに、この方は私達を助けてくれたんだから」

BLACK「ははは、大丈夫だよ。この位……」

 手を貸そうとするマミだが、BLACKは自分の力で立ち上がる。
 これで終わったのだろうか。

ほむら「随分あっけない終わり……いや、終わりなんてこんなもんかしら……!? あれは……」

 暁美ほむらは見た。
 ゴルゴムの魔獣が爆発した場所で、光り輝く何かを……。
 それに気づいているのは自分だけ……。

 BLACK達は反対側を向いているため気付いていない。



86 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:05:48.74 ID:/ylcOFMK0

ほむら「何が……あれは心臓?」

 心臓の様な物が浮かび上がり、飛び散った肉片を集める。
 厳格化はわからないが、他の魔獣まで吸収しているように……そして、再びあの姿へと再生される。


ほむら「みんな!! 逃げて!!」


 叫んだ。
 だが、時すでに遅し。


87 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:06:25.64 ID:/ylcOFMK0

ゴルゴムの魔獣「ッはsdjはghsfんはg……キングスト……ンshdjはsjdよこせ……」

 BLACK「なにっ、危ない!! ぐわぁっ!!」

 振り下ろされた剣はマミと杏子の盾になったことで、背中へと炸裂する。
 背中には、大きな傷跡が出来る。

 マミ「そ、そんな!!」

杏子「まだ生きてやがんのか!!」

ゴルゴムの魔獣「hsjdhshsd伽ghs!!」

マミ・杏子「「キャァァぁぁ!!」

 手から電撃の様な緑色のビームを2人へと発射する。
 その威力は絶大で、2人は動けなくなる。


88 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:12:43.96 ID:/ylcOFMK0

BLACK「止めろぉぉぉ!! お前の相手は、俺の筈だぁ!!」

 更なる2人へと追撃を喰らわせようとするゴルゴムの魔獣へと向かって叫んだ。
 ゴルゴムの魔獣はその言葉にBLACKへと向かってくる。

BLACK「ハァッ!! トオアッ!!」

 殴りかかるが、ゴルゴムの魔獣に効いておらず。逆に一撃を浴びせられる。

ゴルゴムの魔獣「がhsじゃgshjはg差はjsらgsb!!」

BLACK「うわぁぁぁっ!?」

 投げ飛ばされ、壁に激突する。
 徐々にBLACKが追い詰められていっている。

 倒れたBLACKへと、ゴルゴムの魔獣は跳びかかってくる。
 急いで立ち上がり、迎え撃つ。

ゴルゴムの魔獣「gsfjだgshじゃdhsjd!!」

BLACK「ライダァァァァパァァァンチ!!」

 2人の拳がぶつかり合い、ゴルゴムの魔獣の体が大きな爆発を起こす。

 爆炎から最初に出てきたのはBLACKであるが、後からゴルゴムの魔獣が追ってくるかのように現れる。

BLACK「まただ、こいつは不死身か!?」

 確かに、今の爆発で木っ端みじんに砕いた感触はあった。
 また復活するとは……。


89 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:13:38.58 ID:/ylcOFMK0

マミ「はぁ……はぁ……そんな、次元の勇者が押されてる……」

杏子「何だよ……その名前……」

 倒れながら、必死に立ち上がろうとする。
 だが、ダメージが残っており立てない。

 そんな状況を、武器のないほむらは見ている事しかできない……。

ほむら「奴の弱点は……。多分、でも……」

 もどかしい。
 無力の自分が嫌だった。


90 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:14:58.60 ID:/ylcOFMK0

 髪に着いたリボンを触れる。

ほむら「まどか……わたしは……」


―大丈夫だよ。ほむらちゃん―


ほむら「今のは……」

 確かに聞こえた、まどかの声が。
 すると、自分の手が光り輝いていることに気づく、光はある物を形作る。

ほむら「これは……まどかの……弓?」

 それは魔法少女となったまどかが使っていた弓である。
 何故これが……。

 そう考えていると、QBが寄ってくる。

QB「何を驚いているんだい。その武器は、君が魔法少女となった時から使っていたものじゃないか?」

ほむら「私が?」

QB「そうだよ。最近、急に使わなくなったけど。その弓は確かに君のだ」

ほむら「そう……そういうことね」

 今まで気づかなかった。
 まどかは自分のために、この武器を用意してくれていたのだ。

 離れていても一緒だよ……。
 そんな事を言っているような気がした。


91 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:17:36.28 ID:/ylcOFMK0

ほむら「南光太郎!! そいつを抑えて!!」


 弓を構えながら叫ぶ。

BLACK「ほむらちゃん!! よし、分かったっ!!」

ゴルゴムの魔獣「!? うやsづやあsがhsgsaag !!」

 ゴルゴムの魔獣の一撃を避け、背後から抑え付ける。
 だが、その力強さに襲えていられるのは一瞬である。


92 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:21:23.86 ID:/ylcOFMK0

ほむら「まどか、行くわよ……はぁぁぁぁぁあ!!」


 弓を引き、魔力で作られた光の矢を放つ。
 光の矢は真っ直ぐとゴルゴムの魔獣へと向かっていき、その心臓を射抜く。

 BLACKは背中まで矢が到達する前に、ゴルゴムの魔獣を放し回避する。


ゴルゴムの魔獣「がsfdまwfgdmgはtsFnmstsFxcggdhfだgss太wfsgd!!」


 声にならない叫びを上げている。
 すると、体を捨て、再び『心臓』が浮かび上がる。

 その『心臓』の形にBLACKは見覚えがあった。

BLACK「あれは、創世王に似ている……。そうか、あれが本体だったのか」

 『心臓』改めゴルゴムの魔獣の正体は苦しそうに震えていた。


93 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:23:05.30 ID:/ylcOFMK0

ほむら「今よ、決めなさい!!」

BLACK「あぁ!!」


ギシギシ……


 両腕を力強く握り、キングストーンのエネルギーを全身に駆け巡らせる。
 BLACKは大地を蹴って跳びあがる。


BLACK「ライダァァァァァパアァァァンチ!!」


 力強い拳を叩きつける。


94 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:24:34.34 ID:/ylcOFMK0

 さらに、もう一撃……全てを終わらせるために。


BLACK「ライダァァァァキィィィィィック!!」


 最後の一撃が炸裂する。

ゴルゴムの魔獣「がhdsじゃyghsんfjrウェやgsdzbんfdじぇいぇあtgsdbsんjでエアgsdshfじぇtg」


 ピカァァァァァァン

 ドォォォォガァァァァァァァン

 ゴルゴムの魔獣はその連撃を受け、木っ端微塵に爆発する。
 今度こそ、終わったのだ。


95 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:25:15.05 ID:/ylcOFMK0

マミ「はぁ……終わったのね」

杏子「見ろよ、魔獣が消えていくぜ」

 辺りを見てみると、他の魔獣も次々と消滅していく。
 どうやら、ゴルゴムの魔獣が他の魔獣を呼び寄せていたらしい。

BLACK「さらば、ゴルゴム……」

 他の世界にまで影響を与えるほど、強大な悪だったゴルゴムにBLACKは別れを告げる。


96 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:26:01.42 ID:/ylcOFMK0

 BLACKはほむら達へと振り返る。
 
BLACK「ありがとう、ほむらちゃん。君のおかげだよ」

ほむら「違うわ。貴方がいなければ、勝てなかった。貴方のお蔭よ」

 その表情は不器用にだが笑っていた。
 この世界に来て、初めてBLACKが見た表情である。

ほむら「ねぇ、私は貴方に殺してくれって頼んだわよね。でも、今はそう思っていない」

BLACK「……」

ほむら「生きて、世界を見てみるわ。あの子が守った世界を……」

 その瞳には光があった。
 大丈夫、今のほむらならもう大丈夫だとBLACKは思い、力強く頷いた。

BLACK「僕も生きていくよ。元の世界で、信彦の分まで」

 仮面の下で笑顔を作る。
 ふと、後ろを見ると、またワームホールが出来ていた。

 帰る時が来たのだ。


97 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:27:36.00 ID:/ylcOFMK0

マミ「あ、あの、ありがとうございました。わ、わたしヒーローに憧れていて……あの世界を超えるとか、そういうの、あの、私もいつかしてみたいと思っています」

杏子「あんがとな、おっさん。あんた良い奴だな」

 握手を求める、マミと杏子。

BLACK「ありがとう。君達なら、この世界を守れるよ」

 2人の手を握り返す。

QB「やれやれ、君はいったい何者なんだい? まったくのイレギュラーだね」

BLACK「俺はお前を許したわけじゃない。何も知らない少女を戦わせていたお前たち。もし、次も似たことをしたなら、俺が許さん」

QB「何の話だい? でも、まぁ、気を付けるよ」

 掻かないはずだが、何故だか冷や汗が流れたように感じるQBであった。


98 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:28:04.35 ID:/ylcOFMK0

BLACK「それじゃあ、みんなさようなら!! 僕は自分の世界に帰るよ!!」

マミ「さ、さようなら~!!」

杏子「またな」

 ロードセクターに跨るBLACKへと別れを告げる


ブゥゥゥゥゥゥゥゥッゥ、ブゥゥゥゥゥゥゥッゥゥン


 エンジン音を上げると、BLACKはワームホールの中へと消えていく。
 ほむらはその姿を見送った。


ほむら「ありがとう……仮面ライダーBLACK」


 BLACKがいなくなると、ワームホールは消えてなくなった。


99 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:28:42.38 ID:/ylcOFMK0

杏子「結局なんだったんだ、あいつ?」

マミ「だから、異次元から私達を救いにやって来た正義の戦士よ。はぁ、私もいろいろと世界を巡って活躍したい」

ほむら「ねぇ、2人に話したい事がるんだけど」

マミ「なにかしら? あら、そのリボン……」

杏子「何だか、懐かしいような……」

 その反応にほむら思わず微笑んだ。
 久々に見た、ほむらの笑顔に杏子とマミは驚いていた。

QB「やれやれ、何の話だい。僕にも聞かせてくれないかい?」

 マミの肩に飛び乗りながら言う。


ほむら「まどかって女の子と、彼女を救おうとした少女の話よ」


 雨は上がっていた。


100 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:29:32.80 ID:/ylcOFMK0

 雨が降り続けるその道を、猛スピードで走るバイク。
 搭乗者は黒き戦士・仮面ライダーBLACKである。

BLACK「よしっ、行くぞ!!」

 スピードを上げる。


 仮面ライダーBLACK・南光太郎の活躍により、1つの世界が救われた。
 だが、仮面ライダーの戦いはまだ終わっていない、今この瞬間も、新たな悪が生まれようとしていた。

 戦え、仮面ライダーBLACK!! 悪が滅ぶその日まで!!


――終わり――


102 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 2013/02/19 15:31:46.05 ID:/ylcOFMK0

 これにて完結です。
 いやー、何とか完結しました。

 これでまどマギの最終回のラストシーンに繋がると考えてくれると幸いです。
 BLACKはこの後、太陽の子になってクライシス相手に暴れまわります。

 次回作は未定ですが、機会があれば書こうと思います。
 それでは>>1でした。


101 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage ] 2013/02/19 15:31:29.45 ID:wAbUr8uMo


ふしぎなことが起こってよかった

104 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 2013/02/19 15:35:05.97 ID:8gWQDbN0o


良かったよ~

106 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 2013/02/19 18:08:12.16 ID:T/LcSUwQ0

乙です
久しぶりにBLACKの活躍が見れて楽しかったよ
いつかまた書いてほしい


元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361174855/
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