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2 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:25:42.81 ID:bYINlQCAO

~アメリカ・ホワイトハウス~

大統領「オ~ウ…」パンパンパン

ファーストレディ「イェア!イェア!オーマイガット!」

大統領「Oh…フィニッシュ!!」パパンパッビュッ

科学者「大統領!!大変です!!」

大統領「コラ!今は取り込み中でしょうがッ!!」

科学者「これを見てください!!」

大統領「Oh…。か、神よ…」

3 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:27:02.22 ID:bYINlQCAO

~アマゾン奥地~

少年「キャアアアアアアアアアア!!助けてえええ!!」

ジャイアン粒子「オオォォォ…」

のび太「そんな小さな女の子を襲うなんて感心しないな」

4 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:33:21.29 ID:bYINlQCAO

ジャイアン粒子が僕に牙を向ける――それよりも速く、僕の腕にはめられた改良型空気砲から乾いた音が密林を切り裂き、ジャイアン粒子は掻き消される。

少年「あ、ありがとうございました」

僕は「気にするな」と彼に告げ、再び仲間達と密林の奥へと歩みを進める。

――何故僕達はこんな旅をしているのか。ふと鬱蒼としたジャングルの隙間から覗く青空を見上げ、思う。

5 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:34:45.63 ID:bYINlQCAO

それは一ヶ月ほど前のことであった。些細な誤解とすれ違いから、僕はジャイ子とジャイアンに教われ、そして――シリアナを奪われた…。


ドラえもんやスネ夫達のおかげで僕は何とかこうして生きていられる。だが、あいつらは想像以上の過酷な戦場を生き抜いてきた。友人の死、そしてジャイ子の死――

6 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:35:25.98 ID:bYINlQCAO

ジャイアンとの戦いも熾烈を極めたとドラえもんから聞いた。だけど、みんなのおかげで――先生、スネツグ、安雄、ぴーすけ、キー坊、フー子…
僕は救われた。

――その代償として、ジャイアンはあまたの粒子となって世界中に散らばった。旅の目的はこれだ。散らばったジャイアン粒子を消し去る。それが終わってようやく平凡な日常が戻ってくるんだ。

7 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:40:42.82 ID:bYINlQCAO

スネ夫「もうこの辺りにはいなさそうだね。…はあ、でも倒しても倒しても全然減らないよな…本当にこの旅は終わるのかなあ」

ドラえもん「おや、ママが恋しくなったんならおとなしく家に帰ればどうだい?ただし、自分の足でね」

スネ夫「よせよ、喧嘩はしたくない」

ドラえもん「喧嘩する勇気がないだけだろう?」

スネ夫「なんだと…もういっぺん言ってみろ!!」

8 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:43:02.70 ID:bYINlQCAO

のび太「やめろッ!!」



ドラえもん「う…」

スネ夫「す、すまないのび太…」

長旅は確実に僕らの精神を削っていた。余裕が無くなっているのが僕にもわかる。でもやめるわけにはいかない…

9 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:49:15.48 ID:bYINlQCAO

アナウンサー「えーこちら秋葉原上空です!!自衛隊による抗戦は続いておりますが、依然、秋葉原に現れた「ホモズ」は活動を続けており、逃げ遅れた市民に襲い掛かっています!!!」


ジャイアン粒子「オオォォォ!!!」

キモオタ「ブヒイィィィィィィィィィィィィィ」

キャアァァァァァ!!ワアァァァァァァァ!!


アナウンサー「なんということでしょう…私達はここで見ているしか出来ないのでしょうか…」

アナウンサー「…!?キャアアアアアアアアアア」

パイロット「う、浮いてきた!?避けられない!!」

チュドオオォォォォォン!!!

10 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:50:32.96 ID:bYINlQCAO

ここ2、3日、急激にジャイアン粒子の動きは活発になっている。最初はコケしか食べなかったのだが、今では人間も襲っている。世界規模の災害として各国が対応策を練っているが、成果は出せていない。

ドラえもん「尻はどうだい?」

のび太「ああ、良い具合に疼いてるよ」

11 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:51:51.55 ID:bYINlQCAO

ジャイアンに掘られてから、僕の体内にもジャイアン粒子の一部が入ってしまったのだろう。ジャイアン粒子の存在を感じると疼いて仕方ない。この際、有効に利用させてもらっているが。

スネ夫「ということはまだ近くにいるのか?」

ドラえもん「そのようだ」

12 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:55:59.58 ID:bYINlQCAO

――静寂。

ドラえもんの青いボディと木々の緑が美しいコントラストを生み出している事にハッとなるほどの、静寂――

スネ夫「な、何もいなさそうだね」

ドラえもん「気をつけろ…隠れる場所は腐るほどあるんだ」


――変わらぬ静寂。


スネ夫「や、やっぱりいないよ」

ドラえもん「…そうだな」

13 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:56:45.34 ID:bYINlQCAO

のび太「……」

だが僕は木々の間に佇むソレを見逃しはしなかった。

ガサッ

ジャイアン粒子が顔を出すと同時に、空気砲の銃口を脳天に合わせ、引き金を――

14 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 22:58:01.42 ID:bYINlQCAO

ジャイアン粒子「アーン…」

のび太「こいつ…」

ジャイアン粒子「アーン…」

他のジャイアン粒子に比べ、一回り小さい。
その瞳を覗くと、なぜだか懐かしい気分になる。

15 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:02:39.68 ID:bYINlQCAO

ドラえもん「死ねやあああああああああああ」

のび太「待って、ドラえもん!!」

ドラえもん「のび太ぁぁぁぁぁぁぁぁ何故止めるんだああああ」

触れると僕まで殺されてしまいそうな怒り。何がドラえもんをここまでの修羅に変えるのか。それにはきっとキャバ嬢のこともあるんだろう…

のび太「このジャイアン粒子…なんだか気になるんだ」

16 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:04:04.51 ID:bYINlQCAO

のび太「何だか放っておけないんだ」

スネ夫「はぁ!?何言ってんだよのび太!!僕らはコイツラを消し去るみたいに旅してるんだろ?それじゃあ本末転倒じゃないか!!」

ドラえもん「……」シュボ!

ドラえもん「…フー。のび太君、今回ばっかしはスネ夫の言うことが正しいよ。そいつを放っておいたら大変なことになる」

17 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:08:25.46 ID:bYINlQCAO

――お兄ちゃん、お兄ちゃん…――

のび太「声だ!だけどどこから!?」

ドラえもん「なんだこの脳内に直接響く声はーーーッッ!?」

――私よ。ドラミです――

ドラえもん「ドラミ!!」

――そのジャイアン粒子を旅の仲間に加えなさい――

ドラえもん「何だって!?」

18 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:13:29.99 ID:bYINlQCAO

ドラえもん「お前までトチ狂ったのか!?だからあれほど定期メンテにはちゃんと行けって…」

――そのジャイアン粒子は必ずや貴方達の旅の重要な存在となるでしょう――

ドラえもん「重要な…?こいつが?」

ジャイアン粒子「アーン…」

ドラえもん「今すぐにでも僕の空気砲でそのマヌケなツラをぶち抜いてやりたいよ」

――連れていかなければならないのです。絶対に。でなければドラドラドラドラドラドラドラ――

スネ夫「ひい!ドラミちゃんが壊れた!!」

19 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:17:00.05 ID:bYINlQCAO

――ドラドラドラドラドラドラドラピーガガーピーガガーピー――

ドラえもん「現在と未来を繋ぐ時空間ネットに異常が起きたんだ。それで上手く伝わらないんだ」

のび太「何かあったのかな」

ドラえもん「さあ…。しかし…」

ジャイアン粒子「アーン…」

ドラえもん「クソッ、ドラミがああまで言うなら何か理由があるのかもしれないな。連れていこうか」

20 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:22:47.32 ID:bYINlQCAO

のび太「よし、とりあえずフルチンだし服を着させよう。ジャイアン粒子だとわかったら市民も不安だろうし」

ドラえもん「はいはい服と服…。あったかな…」ゴソゴソ

スネ夫「ドラえもんのポケットは秘密道具以外もあるんだね」

ドラえもん「あった!女の子用のワンピースだけど、こいつちっちゃいし良いだろ」

スネ夫「なんで女の子用のワンピースを持っているの?」

のび太「おー、ピッタリじゃんか!可愛い可愛い」

スネ夫「髪型はジャイアンと同じだけどな」

ドラえもん「ウィッグでも被せときゃいいだろ」カブセカブセ

のび太「女の子みたいだ!似合ってる似合ってる」

スネ夫「なんで女の子用のウィッグを持っているの?」

21 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:31:31.50 ID:bYINlQCAO

ジャイアン粒子「アーン…」

のび太「ジャイアン粒子か…これから一緒に旅することになるから名前をつけないとな」

のび太「うーん………そうだ」

のび太「…アン」

のび太「君の名前はジャジャ・アンだ!」



どこか遠い別の僕が教えてくれた。そんな気がした。
ジャジャ・アン。そう名前をつけてあげたのがほんの前に感じるよ。この日はきっと忘れない――
僕達と、君が出逢ったこの日を――



ドラえもん~のび太と世界の中心でケモノのように喘ぐ君~

24 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:52:50.87 ID:bYINlQCAO

~日本・国会議事堂~

総理「であるからして…速やかに「ホモズ」の対策を進めるべきであります。え~、それには与野党の垣根を越えて一致団結することが…」

野党「実際に行動で示せー!!」

野党「消費増税反対!!TPP反対!!とにかく反対!!」

―――――――――――

しずか「ホモズ?」

出木杉「ああ。ホモ・サピエンスと、優先的に男を狙う習性からホモになぞらえて「ホモズ」さ。政治家は言葉遊びがお好きなようだ」

しずか「ふ~ん。ま、どうでもいいけど」

25 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/24 23:58:50.15 ID:bYINlQCAO

出木杉「おや、ホモズによる犠牲も馬鹿にならなくなってきて、その上のび君達がどこかへいってしまったというのにヒドイ女だ」

しずか「あら?そんなヒドイ女と二人きりで過ごしているアナタはどうなのかしら?」

出木杉「ふふ、敵わないな君には。まあ今は僕達だけの時間だ。有効に使わないとね」チョンチョン

しずか「まだお昼よ出木杉さんったら」

出木杉「かまいやしないよ…」

ガシャアーーーーン!!!

しずか「キャアアアアアアアアアア!!ホモズが窓から!!!」

ジャイアン粒子「オオォォォ!!!」

出木杉「うわあああああ!!!やめろ、近づくな!わ、うわあああああ!!」

しずか「出木杉さああああああああん!!!!」

26 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 00:08:45.50 ID:4oCGywrAO

~源家~

ガチャ…

しずかママ「あら、しずかおかえりな…」

しずか「ママ…」

しずかママ「キャアアアアアアアアアア!!!しずか、どうしたの!?その格好…はっ…レイ○゚ね!?レ○プされたのね!?ああ可哀相なしずか…今警察を呼びますからね…」

しずか「ママ、違うのされたのは私じゃなくて…」

しずかママ「もしもし警察ですか?たった今ウチの娘が○イプされたんです。警察は一体何をしているんですか!!いつもいつもパトロールを強化してくれって…ホモズの対応?しったこっちゃないわよ!!!」

しずか「……」

しずか「ホモズ…許さない…」

27 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 00:15:01.54 ID:4oCGywrAO

「…首を吊っていた所を仕入れ業者の従業員によって発見され……なお、長男の武さんと長女のジャイ子(仮名)さん依然行方がわからず…」ピッ


安雄「嫌な予感がするぜ…世界を取り巻くエナジーがおかしいんだ…」

29 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:12:30.60 ID:4oCGywrAO

―1年後―
2012年12月

あれから1年が経った。僕達は民間や国連軍の協力でジャイアン粒子――公式には「ホモズ」と呼ぶそれと日々闘い続けていたが、ホモズの圧倒的物量の前に敗戦が続いていた。

国力の衰えがあらぬ形で露呈した北朝鮮はホモズによってほぼ壊滅状態まで追い込められ、全領土が危険地帯として封鎖された。
ホモズは徐々に力を増し、もはや全てのホモズが一つとなるXデーは目前に迫っていた。まさか散々話題に世界滅亡がホモズによって引き起こされるとは誰が想像出来ただろうか。

30 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:22:00.61 ID:4oCGywrAO

アメリカ大統領「審判の日は確実に近付いています。しかし!!我々人類は今こそ手を取り合わなければならないのです!国家、宗教、人種を超え、この危機に立ち向かわなければならない!アメリカ国民よ!!貴方達が先導者となり全人類の力を集結させるのだ!!Yes、We can!!!」

総理大臣「えー、ですから今出来ることをしなければならないと、現段階ではそれが最善であると考えます。えー、国民皆立ち上がれ、ということで、立ち上がれ日本、ともいえますが…」プチッ


ドラえもん「共通の敵が現れて、初めて人間は一つとなるか…。喜ばしいというかあほらしいというか…」

スネ夫「世界がようやく重い腰をあげたんだ、きっとこの闘いも終わるよ」

ドラえもん「そう上手くいけばいいけどね」

31 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:28:26.83 ID:4oCGywrAO

ザワザワガヤガヤザワザワガヤガヤ

スネ夫「またか…」

のび太「………」


「神は言っています!!審判の日は近いと!!愚かな行いを続けてきた人類を粛正せんとホモズという御使いを天から遣わせたのです!!」

「罪をあがなうのです愚かな羊たちよ!!さすれば審判の日に必ずや救われるでしょう!ハレルヤ!!」

ハレルヤアアアアア!!ハレルヤアアアアア!!ハレルヤアアアアア!!

ドラえもん「ホイホイ金に釣られて簡単に股を開くビッチのようだな」

スネ夫「仕方ないよ…人間誰しも危機的状況では救いを提示してくれるものにすがりつきたくなるんだ…」

32 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:33:03.74 ID:4oCGywrAO

ドラえもん「スネ夫もすがりたいのかい?あんなインチキ宗教にさ。何が神だよ。ホモズは変態小学生の破片にしか過ぎないのにさ」

スネ夫「…わかってるよ」

のび太「大丈夫だスネ夫。もうすぐ終わる。いや、終わらせなければいけないんだ」

アン「アーン?」

ドラえもん「こいつ何の役にも立たねえじゃねえか。ドラ焼きに紐付けて引っ張った方がマシだったな」

33 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:38:47.40 ID:4oCGywrAO

…確かにドラえもんの言う通り、アンが何かを変えるきっかけとは今のところなっていない。ドラミちゃんが言っていた事とは何なのか。本当にアンが世界を救う存在なのか。

のび太「…そういやドラえもん、ヒゲがずいぶん伸びたね」

ドラえもん「ああ、あれからヒゲの手入れなんてする暇無いしね」

アン「アーン!」グイイィィィィ

ドラえもん「ああああああああああ!!!ヒゲを引っ張るんじゃないよおおおおおおおおお!!!この淫乱テディベアがあああああああああ!!!」

34 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:42:25.75 ID:4oCGywrAO

ドラえもん「生かしちゃおかねえええええええ!!!!!」

のび太「ドラえもん!!よせ!!」

アン「アーン」スッ…

スネ夫「は、速い!!」

ドラえもん「うがあああああああああああ」ドンガラガッシャン

拳に乗せた勢いのまま、ドラえもんはロケットのように飛んでいった。その先には――まずい。

35 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:48:42.19 ID:4oCGywrAO

「教祖様!危ない!こちらへ!」

ドラえもん「みゃああああああああああ」ドヒュン

教祖「なんですか、騒々しい…」

教祖「おや、これはこれは…数奇な運命か、それとも竿とシリアナがひかれあったか…」

ドラえもん「あたたた…。ん、おい何見てんだよエセ教祖様。俺は見世物じゃねーぞゴルア!!」

「なんという醜い言葉を!!悪魔のタヌキめ!!去れ!!」

ドラえもん「タヌキじゃねえんだよてめぇ!!!可愛い可愛い猫ちゃんだにゃお!!!」

教祖「まあまあ…可愛いタヌキさん。落ち着いてください…」

タヌキ「猫だ!!!!」

36 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:54:44.14 ID:4oCGywrAO

教祖「タヌキでもネコでもまんじゅうでも今はいいでしょう。アナタはこれから先、地獄の業火に焼かれるほどの苦しみを味わうこととなります」

ドラえもん「あ…?」

のび太「地獄の…業火…?」

教祖「それはとても近い…でも不安がらずに…アナタは地獄の業火によって罪が清められるのです。それはとても幸せなこと」

ドラえもん「ペラペラペラペラよく回る二枚舌だな。俺がそんなものを信じるとでも思っているのか?残念だったな、地獄の業火か何だかしらねえが俺の怒りの炎は消火不可能な規模まで広がったぜ…」

37 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 03:59:11.42 ID:4oCGywrAO

ドラえもん「燃え尽きな!!!情熱の未来世紀パー…」

スネ夫「あ、アン!!そっちへ行っちゃダメだ!!!」

アン「アーン」

のび太「アン!!!」

教祖「!!」

教祖「こ…このお方は…」

教祖「ホモズ!!やはりホモズ!!それに特別なエネルギーを感じます!!」

のび太「しまった!!」

38 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 04:03:31.64 ID:4oCGywrAO

市民(42才・男性)「キャアアアアアアアアアア!!!ホモズよ!!ホモズが出たわああああああああああ!!!」

市民「な、何だって、逃げろおおおお!!!男は女を盾にして逃げろおおおお!!!」

市民「は、早く軍を呼ばなきゃ!!」

スネ夫「のび太!どうしよう!アンがばれちゃったよお!!」

のび太「逃げるしかないだろ!!」

教祖「おおおお……アナタ様が捜し求めていた最後の魂…遂に見つけた…」

アン「アーン?」

39 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 04:08:42.75 ID:4oCGywrAO

のび太「お前、何か知っているのか…?」

スネ夫「のび太ぁ!早く逃げなきゃ軍が来ちゃうよお!!」

教祖「なんということだ、あなたは何も知らずに…許しがたい…許しがたい罪です…」

教祖「皆の者!!!あの方を保護するのです!!そしてあの悪魔の手先達は殺してしまいなさい!!」

「うおおおおおおお!!!」

のび太「殺す!?一体何を知っているんだお前はああああああ!!!」

ドラえもん「いいから逃げるぞのび太君!!」

スネ夫「ママァァァァァァァァァァァァ!!!」

40 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 04:14:07.16 ID:4oCGywrAO

ドラえもん「未来殺法…」

ドラえもん「カンブ・リア・キュー・デン!!!」

チュドオオォォォォォン!!!

「ぎゃあああああああ!!!」

教祖「やりますねえ…ではこちらも神の御力を借りて…」

教祖「センチメンタル・ジャーニー~救済を求めよ傷心の旅人~」

ビャアアアアアアアアア!!!

ドラえもん・スネ夫「うわあああああ!!!」

41 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 04:21:27.65 ID:4oCGywrAO

のび太「ドラえもん、スネ夫!!」

ドラえもん「あいつ…なにもんだ…」

スネ夫「高エネルギーを両手に集めて神への絶対的忠誠心を加えることで物理法則を無視した光の刃となって襲い掛かってくるなんて、どうすればいいんだよお…」

教祖「救われなさい。これは神の御慈悲である…」

のび太「空気砲を喰らえ!!!」バンッ!

42 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 2012/02/25 12:30:46.09 ID:0BsFq3lSO

スレタイがのぶ代声で再生される

72 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 2012/02/26 05:45:37.30 ID:z2z9wnu+0

>>42俺もだ

43 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage] 2012/02/25 15:11:17.15 ID:PDaJwNcAO

[たぬき]SSは旧声優で再生される不思議

45 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 15:18:17.92 ID:4oCGywrAO

教祖「うわッ!!」

ドラえもん「さすが射撃の名手のびのび太!!」

空気砲から発射された空気圧縮弾は一筋の閃光となって教祖へ直撃し、顔を覆うように深く被っていたフードを吹き飛ばす。

スネ夫「…ああ!!お前は!!」

一瞬の静寂が砂埃舞う荒廃した街を包む。隣のドラえもんは目を皿のように丸くし、だらし無く伸びたヒゲは風に遊ばれている。



のび太「き、君は……出木杉君…!」

46 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 15:23:47.55 ID:4oCGywrAO

「教祖様!!お怪我はありませんか!?」

出木杉「ああ…私は大丈夫だ。攻撃が直撃する瞬間に神が与えてくれた教祖障壁によって衝撃を緩和しましたからね」


スネ夫「な、ななんで、出木杉君が宗教の教祖様に…」

ドラえもん「いや、それより君は一年前にホモズに襲われて死んだと風の噂で聞いた…」

出木杉「愚かな子供たちよ」

のび太「君も子供だ…」

出木杉「そんな嘘に塗り固められた現実を信じきっている愚かな子供たちだと言うのです」

47 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 15:34:21.09 ID:4oCGywrAO

のび太「一体何故…君は生きて、そしてこんな馬鹿げた事をしているんだ…?」

ドラえもん「未来殺法」

―アジアン・カンフー・ジェネレーション―

出木杉「リフレクト教祖~反射する教祖の救済~」

チュドオオォォォォォン!!!!

ドラえもん・スネ夫「うわあああああ!!!」



出木杉「そう、確かに私は一年前ホモズに襲われ…生を失いました」

48 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 15:43:48.23 ID:4oCGywrAO

のび太「やっぱり…じゃあ何で君はいまこうして生きている…動いている…闘っている!?」

出木杉「私はホモズの聖なる肉棒によって肉体を貫かれ、まあ肉体などただの器でしかないのですが…。そしてホモズと精神レベルでの対話が始まったのです」

出木杉「どうやら私も選ばれた存在だったらしくてね、ホモズと肉体だけではなく精神も交わることによってホモズの考えていること、感じていることが理解出来たのです」

出木杉「ホモズは神の御使いだということも理解出来ました。すなわち神のお考えが理解出来たのです。神は憂いておられます。憎しみ、悲しみ、絶望が渦巻くこの世界を救済しようと神はお考えになっておられます。そして神の復活の日は近い!!」

49 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 15:51:57.72 ID:4oCGywrAO

スネ夫「あわわ…」

ドラえもん「蓋を開けてみれば奇想天外摩訶不思議なこった」

のび太「なぜ…なぜ教祖なんてことをやっているんだ」

出木杉「…神の復活になくてはならない存在というのがあるのです。私はその存在を探し出すために、この教団を創設し教祖となりました。その存在も遂に見つけました…」

アン「アーン」

のび太「それがこのアンだっていうのか…」

50 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 17:21:47.94 ID:4oCGywrAO

出木杉「理解が早くて助かります。のび君」

出木杉「さあ…大人しくその方を渡しなさい」

のび太「断ると言ったら?」

出木杉「神の力をもって裁きを下すまでです」

アバーダケダブラーゲキジョウバンナゼデバンナサス…

のび太「逃げるぞ皆!!」

出木杉「マグナ・カルタ~大地よ神の怒りによって震えろ~」

グラグラグラグラグラグラグラグラ

スネ夫「地震が!!」

ドラえもん「タケコプターよ!天に昇れぇ!!」

51 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 2012/02/25 17:54:25.66 ID:MJTKDxQh0

呪文に愚痴を混ぜるなwwwwww

52 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 18:14:17.20 ID:4oCGywrAO

出木杉「人間の分際で神の領域である天空へ進むとは断罪に値するッッ!!」
ドラえもん「みんな、撃て!撃て!」バンッバンッ

スネ夫「震えて狙いが定まらないよぉ!」

のび太「えいやッ!!」バンッ

出木杉「小癪なマネを…」

のび太「ダメだ!防がれてしまう!」

スネ夫「出木杉障壁を両手にだけ集めてより強固な出木杉障壁を作り出しているんだ!空気砲の空気弾程度じゃダメージを与えられない!!」

出木杉「センチメンタル・ジャーニー」

チュドオオォォォォォン!!!

のび太・ドラえもん「うわあああああ!!!」

スネ夫「ママァァァァァァァァァァァァ!!!」

53 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 18:20:33.11 ID:4oCGywrAO

光の刃によってタケコプターを破壊された僕達はボロ雑巾のように地面へと落下する。鈍い痛みが体中を駆け巡り、視界が霞む。

スネ夫「う…うう」

ドラえもん「ここまでなのか…」

のび太「人間同士で…争っている場合じゃ…ないのに…」

出木杉「お前達は人間ではない。嘘を吐き捨て人間を堕落させる悪魔そのもの。さあ、浄化されなさい」パアァァァァァァァ

のび太「ママ…パパ…もう一度会いたかった…」



バババババババババババ…


ドラえもん「なんだ…騒々しい音だ…死ぬときぐらい静かに…」

スネ夫「あ、あれは…軍だ!!軍のヘリコプターだ!!」

54 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 18:36:56.24 ID:4oCGywrAO

出木杉「軍が来ましたか…さあ早くその方をッ!!」

のび太「いやだ!!!」

出木杉「のびぃぃぃぃぃぃ……君はいつもいつも正義面をして大局を見ようとしない…!君達が海底や雲の上や地底へ冒険してた時も私は裏方で騒ぎが起こらないよう根回ししていたということも知らずに!!

???「フリーズ!!」

55 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 18:56:23.45 ID:4oCGywrAO

ドラえもん「軍が来ちまった…めんどくさいことになりそうだ…だが見たことのない装備だな…」

スネ夫「あれはHCSG…ホモズ対策特殊部隊だ!エリートだけを集めたホモズへの切り札…既に実践配備されていたなんて!」

HCSG隊員1「動くなよかわいこちゃん達…俺の相棒が暴れちまうからな」

出木杉「ここは引くしかなさそうですね…。のび君、私は必ず、貴方達の前に現れその方を連れていきます」シュピンッ

HCSG隊員2「き、消えただと!?」

「教祖様!!私達を置いていかれるのですかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

HCSG隊員1「さあて残ったホモズを処理しちまいますか」

???「やめなさい」

56 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 19:01:30.60 ID:4oCGywrAO

HCSG隊員1「チッ、シズカ、止めないでくれよ。俺達の初仕事だ、ホモズを始末しなきゃこの高ぶりをおさえられねえ」

しずか「命令を忘れたの?そのホモズは捕獲しろとの命令よ」

HCSG隊員1「さすが初の女性小学生エリートは真面目なことで…へいへい了解」

のび太「しずかちゃん…?なんで君が軍なんかに…」

しずか「のび太さん、早くホモズをこちらに渡しなさい」

57 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/25 19:06:30.85 ID:4oCGywrAO

のび太「いくらしずかちゃんの頼みでもアンは渡せないよ…。アンはホモズを止めるために必要なんだ」

しずか「アン…?」

しずか「ふふふ…」

しずか「アーハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

のび太「しずかちゃん…?」

しずか「アン…アン…アン…」

ドラえもん「とーっても大好き…ドラえー」

スネ夫「馬鹿タヌキうるさいぞ」

しずか「人類の敵であるホモズに名前まで付けて愛でるなんて…やっぱりのび太さんはマヌケだわ」

しずか「邪魔をするというなら、いくら貴方達だろうと容赦はしないわよ」

のび太「そんな…」

59 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 03:25:53.87 ID:cAR83W8AO

スネ夫「し、しずかちゃん…出木杉君といい皆どうしちゃったんだよォ!!この一年で何があったっていうんだよぉ!!」

HCSG隊員1「ヘイ!イカしたヘアースタイルボーイ、少し静かにしてな」カチャッ

スネ夫「ひいぃ!!撃たないで!!撃たないで!!」

ドラえもん「囲まれちまったか…。俺らの旅もここまでのようだ…」

のび太「しずかちゃん…」

しずか「のび太さん、今国連はある計画を遂行しようとしているわ。それが人類の最後のカウンターアタック…。それで皆が救われる。だからソイツを」

のび太「…で、でも」

しずか「でも?」

60 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 03:31:44.09 ID:cAR83W8AO

のび太「アンを渡したら救われるのかもしれない、皆が…。きっと僕等よりもスマートなやり方で…。でも…でも…わからないけど、わからないけど渡しちゃいけない気がするんだ。渡しちゃったら、取り返しのつかないことになりそうな気がするんだ…」

のび太「ゴメン、しずかちゃん…。だからアンは渡せないよ」

しずか「……」

しずか「馬鹿な男…ほんとに馬鹿…だから私は…」

のび太「……」

しずか「これよりホモズを捕獲する。作戦を妨害するものは実力をもって排除せよ」


61 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 03:38:40.74 ID:cAR83W8AO

のび太「わかっては…もらえないんだね」

しずか「……」

ドラえもん「無駄だよのび太君。しずかちゃんは既に権利の犬になっちまった。これだから犬は嫌いなんだ」

しずか「構え」

HCSG隊員2「……」カチャッ
HCSG隊員1「ま~さか最初の獲物が人間とはなぁ~、それもスリリングで面白いが!」

スネ夫「ママァァァァァァァァァァァァ!!!」

しずか「撃…」

???「待てぃ!!!」

62 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 03:51:12.33 ID:cAR83W8AO

しずか「な、なに!?」

???「目先の事に囚われ真実から目を背け、あまつさえ正義を成そうとする者達を、力を持って排除しようとするとは愚かなりィ!!!」

しずか「な、何を…お前は何者だ!!名を名乗れ!!」

???「お前に名乗る名などないッ!!!」シュパ!

しずか「と、飛んだ!?撃て、撃て!!」

???「忍法煙玉!!」ボワンッ

モクモクモクモクモクモクモクモクモク

しずか「う…!視界が…」

HCSG隊員1「オー!ジャパニーズニンジャ!!」

63 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 03:59:26.37 ID:cAR83W8AO

???「大丈夫かみんな!」

のび太「き、君は安雄君!?」

安雄「話は後だ!まずは安全な場所へ行くぞッ!!」

のび太「あ、ああ、わかったよ!」

スネ夫「ほんとにこの1年の間に皆に何が…」

64 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 04:02:44.74 ID:cAR83W8AO

モクモクモクモクモクモクモクモクモク

モクモクモクモクモクモクモクモクモク…



しずか「クッ…!逃げられたか…」

しずか「…のび太さん…」

しずか「必ず捕まえる…必ず…そして邪魔をするならのび太さんも…!」

HCSG隊員2「シズカ、大丈夫か?」

しずか「ええ…平気よ。本部に一時帰還するわよ」

HCSG隊員「イエッサー」

65 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 04:15:24.42 ID:cAR83W8AO

~安雄のアジト~

スネ夫「た、助かった…」

のび太「安雄君、説明してくれないか?君のことや…色々と世界のことを」

安雄「ああ、承知している。そのために君達の元へ向かったのだ」

ドラえもん「ここは禁煙かい?」

安雄「吸うなら換気扇の下でな」

のび太「まずは君のことを聞かせてくれ」

66 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 04:46:56.73 ID:cAR83W8AO

安雄「僕の家は代々忍者を生業としていてね。戦国時代から世のため人のために歴史の裏で暗躍していたのだ」

ドラえもん「忍者ぁ?君がぁ?」

安雄「……」シュパパ!

スネ夫「目にも留まらぬ速さで手裏剣がドラえもんをッ!!」

ドラえもん「……」

安雄「ほお…未来殺法ですんでの所でかわしたか」

ドラえもん「フッ…僕がかわすことをわかって投げただろ?食えないやつだ。だが、認めよう」

安雄「フッ…」

安雄「話を戻そう。僕は一年前、ホモズが世界を危機に陥れると察知し、行動を開始した」

67 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 04:58:15.03 ID:cAR83W8AO

スネ夫「ホモズについて何か知っているの?」

安雄「いや…詳しくは知らん。だが、国連は何かをしようとしている。HCSGはそのための部隊だ。作戦のためならば人命など厭わない奴らだ。正義ではない」

のび太「出木杉といい一体何をしでかそうとしてるんだ…」

スネ夫「ザムディン!!!」

ドラえもん「!?」

スネ夫「ザムディン!!!」

のび太「そうかスネ夫…君も力になろうと魔法を練習しているんだね…でもその名前は危ないから変えたほうがいい…」

安雄「ふむ…。スネ夫、君は中々忍術の筋があると見える。辿り着けるかもしれぬな、明鏡止水の境地へ」

68 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 05:03:55.01 ID:cAR83W8AO

ドラえもん「これからどうする?」

のび太「…止めよう。ホモズも、国連も」

ドラえもん「まあそれ以外はないか」

スネ夫「止めるったってどうすれば…」

のび太「もう時間も無い。大元を叩く方法以外無い」

スネ夫「えぇ!?確かにホモズ達はある一点に向かっている兆候はあるけど、それは危険過ぎるって…」

安雄「いや、それ以外の道は無いだろう。直に追っ手も来る」

69 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 05:12:52.74 ID:cAR83W8AO

安雄「あまり時間は無い。出発は三日後だ。スネ夫、それまでに教えられる事は全て教えてやるから覚悟するんだな」

スネ夫「そ、そんなぁ」



のび太「……」

アン「アーン」

ドラえもん「アンが気になるのかい?」

のび太「ほんとにアンが…ってね。ここまで来て信じきれない自分がどこかにいるんだ…」

ドラえもん「…僕は正直言ってホモズが憎いよ。こいつらに殺された人々のことを思うとな、ドラ焼き食ってる場合じゃねえと思える」

のび太「うん…」

ドラえもん「だから、君が信じてやらなきゃ誰が信じるっていうんだい?」

のび太「ドラえもん…」

ドラえもん「ニコチン切れたから吸ってくるよ。そいつが悪さしないように見てるんだぞ」

のび太「ああ…」

70 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 05:23:42.33 ID:cAR83W8AO

――こうして、最後の三日間はそれぞれの想いを胸に過ぎていく。


安雄「腰がはいっとらんッ!!お尻をキュッと!おチ○ポに力を入れろッ!!」ギュッ

スネ夫「マ、ママァ~」

―――――――――――

ドラえもん「………」

ドラえもん「僕が未来からやってきた本当の意味はこれからわかるんだな…」
―――――――――――

のび太「しずかちゃん…君はきっと僕の前に立ち塞がる…僕は君を…倒すことが出来るのかな…」

アン「アーン」

のび太「…やるしかないんだね」

―――――――――――

僕等が正しいのか。出木杉が正しいのか。しずかちゃんが正しいのか。流星のように交差するそれぞれの正義がぶつかり合う、12月23日―――

75 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 22:55:37.35 ID:cAR83W8AO

~バチカン・バチカン宮殿前広場~


ホモズ「オオォォォ…」

ホモズ「オオォォォ…」

ホモズ「オオォォォ…」



ドラえもん「さながら、フルチ○ポル・パニックだな…」

スネ夫「見て…ビンビンだ」

安雄「ホモズのエネルギーがそれだけ強大になっているということだ」

のび太「神聖な場所が今じゃ人っ子一人いない。代わりにホモズ達の楽園になっている…」

スネ夫「見て!アンもビンビンだぁ!!」

ドラえもん「ちっちゃいくせに股間は一人前だなコイツ」

のび太「まだ軍も教団もいないみたいだ…」

安雄「だが奴らは確実に来る。我々がここに来ることも予想はしているはずだ」

76 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 23:01:21.83 ID:cAR83W8AO

のび太「ここに来たものはいいけど…どうすればいいんだ」

スネ夫「ホモズ達はバチカン宮殿の中へ入っていくね」

ドラえもん「突入するか?」

安雄「いや、そんなことをすればあの数だ。瞬く間に我々の尻穴は崩壊するだろう」

スネ夫「そんなことになれば一生垂れ流しだよォ!!」

のび太「アンを…いや…もしアンを連れていってジャイアンが復活してしまったら元も子もないし…」

――ガガ…ピー…いちゃん…お兄ちゃん…ガガ――

77 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 23:10:06.82 ID:cAR83W8AO

ドラえもん「この声は!」

――お兄ちゃん…お兄ちゃん…聞こえる?――

ドラえもん「ドラミ!時空間ネットが復旧したのか!!」

――ええ、時空に原因不明の干渉があったみたいなの。もう大丈夫よ――

ドラえもん「干渉…?いや、今はそれよりドラミ!!教えてくれ!僕達はどうすればいいんだ!」

――アンをバチカン宮殿へ連れていくのよ――

のび太「で、でもそんなことしたらジャイアンが復活するんじゃ!」

――ええ。通常なら、ね――

安雄「ドラミ殿、それは一体どういう意味ですかな?」

――アンはホモズにとって欠かせない存在であると同時に、両刃の剣でもあるのよ――

スネ夫「両刃の剣?」

――アンはいわばホモズの心臓…。ジャイアン復活にはアン無くしては有り得ないのよ――

ドラえもん「心臓?ならコイツを始末すれば復活しなくなるんだな?」

のび太「ど、ドラえもん」

78 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 23:19:45.61 ID:cAR83W8AO

――そうは上手くいかないのよ。ホモズは細胞群体ともいうべき存在なの。ホモズは同じであって別…それぞれがジャイアン復活に必要なパーツへと姿を変えることが出来るの。アンを始末したとしても別のホモズがまたアンに姿を変えるだけ――

スネ夫「そ、それじゃあどうすれば…」

――ホモズを消し去るには、アンが吸収された瞬間、つまり全てのホモズが一人となった瞬間に、心臓であるアンを消し去ることが出来れば全てのホモズは消滅するの――

安雄「成る程」

スネ夫「そういう事はもっと早く言ってよォ!!」

――ごめんなさい、こちらでもハッキリとするまでは伝える事が出来なかったの。ただアンが重要な存在だということはわかっていたの――

のび太「でもそれじゃあアンは…」

アン「アーン」

ドラえもん「何を躊躇っているのび太君。アンにもようやく役割が出来たんだ。それにそのために連れてきたんだろ」

79 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 23:26:25.42 ID:cAR83W8AO

のび太「それは…そうだけども…」

安雄「してドラミ殿。どうすればホモズが一つとなった時にアンを消し去る事が出来るのだ?」

――それにはお兄ちゃん…あなたの力が必要なの――

ドラえもん「僕ぅ?」

――お兄ちゃんのポケットは四次元と直結している。四次元に一定のエネルギー以上の物体が入ると、四次元エネルギーとの衝突によって莫大なエネルギーが発生…ホモズは消滅する。アンに紐でもつけてホモズが一人となった瞬間にポケットへ引きずり込むのよ――


ドラえもん「ええええええええええええええええええ」

80 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 23:32:06.06 ID:cAR83W8AO

ドラえもん「やだよおおおおおおおおおおおおおおおお」

安雄「ドラえもん、君しか出来ないことなんだ。腹を括ってくれ」

ドラえもん「いやだいやだあああああああああ!!!なんでだよォ僕の地球破壊爆弾で吹っ飛ばせばいいじゃんよおおおおお」

スネ夫「そんなことしたら結局地球滅亡じゃないか!」

ドラえもん「やなもんはやなんだよおおおおおお神聖な僕のポケットに汚いモノなんか入れたくないよおおおおおおお」

のび太「頼むよドラえもん…君が世界を救うんだ」

ドラえもん「劇場版じゃ美味しいとこ持ってくクセにてめええええええええ」

81 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 23:37:44.00 ID:cAR83W8AO

バババババババババババ



安雄「むッ!軍が来たか!」

のび太「我が儘言ってんじゃないよドラえもん!!もうやるしかないんだバカ!!」

ドラえもん「びいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…」

安雄「スネ夫!特訓の成果を見せる時だ!!着いてこい!のび太はアンとドラえもんを連れて宮殿へ向かえ!」

のび太「わかった!」

スネ夫「えええええ!!たった二人じゃ死にに行くようなもんだよォ!!」

ドラえもん「やだああああああああああああ」

82 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 23:46:36.44 ID:cAR83W8AO

HCSG隊員「いたぞッ!!撃てッ!!」



スネ夫「ママァァァァァァァァァァァァ!!!」

安雄「忍法変わりチンの術!!」

HCSG隊員「何!?いつの間に巨大ペ○スに!!」

スネ夫「い、生きてる?」

安雄「スネ夫!忍法玉開きの術だ!!」

スネ「え、え~いままよ!!忍法玉開きの術ぅ!!」バッ!

スィーーーーーーー


HCSG隊員「オー、ジャパニーズクール!!」

安雄「よし、このまま飛んで司令塔を潰すぞ!!」スィー

スネ夫「りょ、了解!」スィー

83 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/26 23:51:48.36 ID:cAR83W8AO

スネ夫「あ、あれはしずかちゃん!おーい!!」スィー

安雄「この馬鹿弟子がッ!!彼女は敵だぞ!!」スィー


しずか「なんて見苦しいモモンガだ…!撃て!撃て!」ババババッ

スネ夫「ひっ…」スィー

安雄「くそっ!!」スィーバッ!

スネ夫「安雄君!?」

ズバババババババババッ

安雄「ぐおおぉぉぉぉぉ!!!」ヒュルルー…

スネ夫「ぼ、僕を庇って…安雄くーーーーん!!!」

しずか「自慢の玉袋も穴だらけじゃ意味無いわね。私達はホモズを追うわよ!!」

84 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 00:01:01.27 ID:kD23i7WAO

スネ夫「安雄君!!今助けに…」スィー

安雄「来るな馬鹿者がァ!!」

スネ夫「うぅ!?」スィー

安雄「お前はそのまま司令塔を叩け!!」

スネ夫「でもそれじゃあ君が!!」スィー

安雄「気にするな…。スネ夫、お前には才能がある。僕に代わってこの忍法を……」

スネ夫「ダメだぁ!!!君から教わることがまだあるのにッ!!」スィー

安雄「フッ…。短い間だったが楽しかったぞスネ夫。僕のような者を出さないように、君達が必ず止めるんだ」

安雄「…我が一族に代々伝わる最終奥義…己の命と引き換えにあいつらを導いてくれ…」

安雄「最終奥義ィ!!」ピカァ

安雄「性覇ァ!!チン凶剣!!!」ピカアァァァァァァァァァァ



チュドオオオオオオオオオオオオン!!!!


スネ夫「し、師匠ォォォォォォォォェォォ!!!!」

85 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 00:08:52.70 ID:kD23i7WAO

アメリカ大統領「やはりリーダーたるもの前線に出なければ部下たちはツイテキマセーン!」HAHAHAHAHAHA!

アメリカ大統領「サア早くあのホモズを手に入れて我がアメリカの手に世界の覇権を収めるのデース!!!」


スィーーーーーーー



アメリカ大統領「ン!何ですかアレはー!?」


スチャ



スネ夫「師匠…見ていて下さい…」

スネ夫「お前達だけは決して許さない!!!」

アメリカ大統領「Oh!アナタ一人で何が出来るというのデース!我がアメリカの精鋭部隊の前でChangeしなサーイ」

89 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 04:18:51.16 ID:kD23i7WAO

のび太「いい加減機嫌直してよドラえもん」

ドラえもん「なんで僕は過去になんか来ちゃったんだろ。早くすすきのへ帰りたいよ」モミモミ

のび太「あんっ…しっかりしてよドラえもん…あふっ…君はすすきのじゃなくて未来から来たんだろんあっ」

ドラえもん「そういえば一年もパイオツ揉んでないんだな…思い出したら発狂しそうだよ…」モミモミ

のび太「あぅん……僕の胸で機嫌が直るなら…んほ!…いくらでも貸すからさ」

ドラえもん「男の胸なんかで満足するような安いロボットではないんだがね」モミモミ



パアアアァァァァァァァァァァァ



ドラえもん「まぶしっ!」

のび太「バチカン宮殿入口の上空が輝いている!?」

ドラえもん「ホモズか!?」

のび太「いやあれは…」

のび太「出木杉だッッ!!」

90 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 04:27:00.78 ID:kD23i7WAO

出木杉「色欲に塗れた悪魔どもよ…救済の時は訪れました」

のび太「見てドラえもん!!出木杉のやつ浮いてるよ!!」

ドラえもん「しかもフル○ンときたよのび太君」

出木杉「生を受けた瞬間の姿が最もホモズ達と近い場所へ行けるのです。さあ、その方を渡しなさい。そして私はようやく神と一つになるのですううううううう!!!」

のび太「誰がお前なんかに渡すもんか!!結局は救済とか言って神になりたいだけなんだお前は!!」

出木杉「フフフ…。やはり考えは変わりませんか。愚かな」

ドラえもん「裸の変態小僧が何言っても聞く耳持つわけないだろおがよ!せめて下だけでも履きなさい!」

出木杉「ドラえもん…お前だけが唯一の障害。のびなどどうとでもなる…」

のび太「な、舐めたな僕をッ!!」

91 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 04:32:14.84 ID:kD23i7WAO

出木杉「さあ…ドラえもん…私と共に来るのです…」ブーラブーラ

ドラえもん「誰がお前なんか……と…?」

のび太「ドラえもん!どうしたんだよ!」

出木杉「フフフ…」ブーラブーラ

ドラえもん「う…うう…」

のび太「ドラえもん!!ドラえもん!!…意識が朦朧としている…出木杉のやつ何をしたんだ…?」

出木杉「………」ブーラブーラ

のび太「……ハッ!?」

ドラえもん「アッタマテッカテーカ…サッエテピッカピーカ…」

のび太「そうか…股間にぶら下がっているチ○ポを特殊なリズムで動かすことでドラえもんに暗示をかけているのか!」


92 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 04:37:45.39 ID:kD23i7WAO

ドラえもん「オッパイイッパイオッパイイッパイダー…あばばばばばばばばば」

のび太「この空気砲でぇっ!!!」バンッ

出木杉「無駄ですよ。出木杉障壁」

のび太「ダメだ…弾かれる…!」

出木杉「そおらドラえもん…そおら、そおら!」ブラブラブラブラブラ

ドラえもん「あばばばばばばばばばばばばばば」

のび太「ドラえもおおおおおおおおおん!!!」




しずか「ようやく見つけたわ、のび太さん」

のび太「し、しずかちゃん!!」

93 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 04:44:44.19 ID:kD23i7WAO

のび太「絶体絶命だ…どうしようもないのか…」

しずか「…この状況、理解しがたいわ。……!?出、出木杉さん!?」

出木杉「…おや、誰かと思えばしずか君ではありませんか」

しずか「あなた…ホモズに襲われて死んだはずじゃ…のび太さん、説明しなさいこの状況をッ!!」カチャ

のび太「わ、わわわ!銃を向けないでよ!!」

出木杉「残念ですがあなたに構っている暇はありません」ブラブラブラブラブラ

ドラえもん「あばばばばばばばばばばばばば」

しずか「出木杉さん…私はあなたの仇を討つために軍に…」

のび太「し、しずかちゃん…出木杉のことを…」

出木杉「それは殊勝なことですね。しかし私は出木杉であって出木杉ではない…神に最も近い人間となったのです」

しずか「神…?何を言っているの…?」

94 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 04:50:40.35 ID:kD23i7WAO

出木杉「それをあなたに説明する義務も意味ももはやありません」ブラブラブラブラブラ

しずか「そ、そんな…じゃあ私は何のために…」

出木杉「それに知っていますよ…あなたたち軍はあの方を手に入れて世界を我が物にしようとしていることもね」ブラブラブラブラブラ

しずか「な、なぜそれを…」

のび太「世界を…?」

出木杉「あの方を手に入れれば全てのホモズを制御出来る。そう考えたのでしょうが、ホモズは愚かな人間ごときが操れる存在ではないのですよ…」ブラブラブラブラブラ

のび「な…!軍はこんな時にまで…!」

95 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 05:00:10.67 ID:kD23i7WAO

のび太「しずかちゃん…君は知っていたのかい…?」

しずか「……ええ。でも私にはそんなこと関係ない。ホモズに復讐出来ればそれで良かったのに…」

のび太「しずかちゃん……僕はしずかちゃんが…」

しずか「…………」

出木杉「おや、すっかり呆けてしまったようですね、しずか君は」ブラブラブラブラブラ

出木杉「少し目障りですので消えていただきましょう」シュインシュインシュインブラブラブラブラブラ

出木杉「ギガドリルデキスギ~10億倍の出木杉回転撃~」

ギュイイイイイイイイイイイイイイン!!!

のび太「危ないしずかちゃん!!!」

しずか「キャア!!」

97 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 17:27:47.57 ID:kD23i7WAO

チュドオオオオオオオオオオオオン!!!!




のび太「痛たたた…」

しずか「の、のび太さん」

のび太「良かった…しずかちゃんが無事で…」

しずか「な、なんで私なんかを庇って…」

のび太「だって、僕はしずかちゃんが好きだから」

しずか「!」

のび太「しずかちゃんが出木杉のことを好きでも、しずかちゃんが僕を殺そうとしても、やっぱり僕はしずかちゃんが大好きなんだなぁ…」

しずか「のび太さん…」

98 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 17:31:54.93 ID:kD23i7WAO

出木杉「ほう、しぶといことですね。では再びギガドリルデキスギでいきましょう」シュインシュインシュイン


のび太「ゴメン…しずかちゃん。君を守りきれそうにないよ…」

しずか「………」

しずか「ありがとう…」


出木杉「さあ!!これで終わりです!!」シュインシュインシュイン

ドラえもん「おっと、お前の相手は俺だぜ」

99 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 17:36:30.80 ID:kD23i7WAO

出木杉「ドラえもん!!しまった、ギガドリルデキスギにパワーを集中させすぎて暗示が……」

ドラえもん「ハアアァァァァァァァァァァァァ…」キュインキュインキュインキュイン

出木杉「で、出木杉障壁を…!」


―22・世・紀・ビ・ー・ム―


出木杉「障壁が間にあわ………あああああああああああ!!!!!」


チュドオオオオオオオオオオオオン!!!!



ドラえもん「フー…やっぱり22世紀ビームで火をつけたタバコが1番うめえや」

100 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 17:47:21.29 ID:kD23i7WAO

のび太「どらえもぉん!!!」

ドラえもん「おいおい、男が人前で泣くもんじゃねえよ」


ホモズ「オオォォォ」

ホモズ「オオォォォ」

ホモズ「オオォォォ」

ホモズ「オオォォォ」


ドラえもん「ホモズのやつらが集まってきやがった!!」

しずか「ここは私が食い止めるわ。あなたたちは先に行って」

のび太「ダメだァ!しずかちゃんを置いてなんかいけないよォ!!」

しずか「のび太さん…嬉しかったわ…また会えたら、その時は…」

のび太「し、しずかちゃん!!!」

ドラえもん「のび太君!!ここは彼女に任せて僕達は行こう!!」

のび太「い、いやだ、離せ!離してくれええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……」

しずか「………」

ホモズ「オオォォォ」

ホモズ「オオォォォ」

ホモズ「オオォォォ」

しずか「さあかかって来なさいバケモのども…あんた達はここから先は一歩も行かせないわよ!!」ズババババババッ

ホモズ「オオォォォ!!」

ホモズ「オオォォォ!!」

ホモズ「オオォォォ!!」

101 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 17:53:48.23 ID:kD23i7WAO

~バチカン宮殿内部~


のび太「うっうっ…しずかちゃん……それにスネ夫や安雄君も…今頃…」

ドラえもん「もう泣いてる暇なんかなさそうだぜ。こりゃあ僕も腹を括らないといけないらしい…」

のび太「…な、なんてデカいんだ……」


オオオオォォォォォォォ……

巨大ホモズ「……」

102 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 18:00:20.62 ID:kD23i7WAO

オオオオォォォォォォォ…


ドラえもん「ホモズ達が集まってるんだ。復活するってのも本当らしいな」

巨大ホモズ「……ジャイコ…オオ……イキリタツ…ニクボー……」

のび太「こいつ話すぞ!?」

ドラえもん「ジャイアンの自我を取り戻しつつあるんだよ」

巨大ホモズ「パン…パン…パン…オオ…ビュルル……ホゲェ…」

ドラえもん「しかし何て巨大なんだ…」

のび太「うん…」

ドラえもん「あんなぶっといの入れられたら壊れちゃうよ…」

のび太「はい」

巨大ホモズ「オオ…オオオオォォォォォォォ!!!!」

103 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 18:22:25.20 ID:kD23i7WAO

ブォォォォン!!

ドラえもん「うわッ!!腕を振り回した際の風圧だけで飛ばされる!!うわああああぁぁぁぁぁ……」ピューン

のび太「ドラえもん!うわあうわわわわわわ!!」ポーイ

のび太「あ…メガネ…メガネ…」

ドラえもん「のび太くうぅぅぅぅぅん!!!スペアメガネだ受け取れええええええ!!!」

のび太「サンキュードラえもん!!」スチャ

ドラえもん「そのメガネはホモズに反応する君の尻の増幅装置にもなっている!!それであのデカブツの動きを予測出来るはずだ!!」

のび太「…疼くよ!!尻がッ!!」ウズウズウズ

巨大ホモズ「オオオオォォォォォォォ!!!」

ドラえもん「こなくそッ!!22世紀ビーム!!!のび太君、早くアンをこっちに!!」ビイィィィィィィム

のび太「わかった!行くよアン!!」

アン「アーン」

104 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 18:29:59.91 ID:kD23i7WAO

僕はただ走る。アンを連れて。増幅された尻の疼きのおかげか、絶え間無く襲い掛かる攻撃を回避することも容易で、僕は彗星のように駆け抜けていく――


巨大ホモズ「オオオオォォォォォォォ!!!」

のび太「!?」


――慢心。


ドラえもん「デカ○ンを鞭のようにしならせて…!!」


ビタアアァァァァァァァン!!!


のび太「ぐあああああああああああああああ」

不規則な動きで迫るいやらしい臭いと形をしたそれは、ゾウが蟻を踏み潰すかのように僕を押し潰した。

105 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 18:34:05.68 ID:kD23i7WAO

ドラえもん「のびたくうううううううううううううううん!!!!!!!」

のび太「………」

のび太「ドラえもん…アンを…」

のび太「アンを…頼む…」

のび太「………しずかちゃん……」ガクッ

ドラえもん「うわああああああああああああああああああああ!!!!」

106 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 18:39:49.96 ID:kD23i7WAO

ドラえもん「うううう…!!」

ドラえもん「許さねえ…許さねえよテメエだけはあああああああ!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ


――あれはお兄ちゃんのリミッターが外れたの!?過去の世界じゃ危険すぎるから決して外れることはないのに…――


ドラえもん「アン!!!こい!!」

アン「アーン」

ドラえもん「テメエのせいで…テメエはこうしてやる!!!」

――お兄ちゃんやめて!!敵はそいつじゃないわ!!!」

ドラえもん「へへへ…どうだ…亀甲縛りの具合はよォ!!?」

――ああ、何てひどい…――

107 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 18:44:33.27 ID:kD23i7WAO

ドラえもん「お前を縛った紐は未来合金で出来た特注品だァ…決して抜け出せることは出来ず、決してほどくことも出来ねえ!!!」

アン「アーン」

ドラえもん「馬鹿かテメエはよォ!!?テメエは今からあのデカブツと一緒に消える運命だってのに何笑ってやがる!!!」

アン「アーン」

ドラえもん「チッ…!もう終わりだ、アン、テメエはなああああああああ!!!!」ポーイ

――アンが巨大ホモズへ投げられた…これで――

108 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 18:46:48.61 ID:kD23i7WAO

アン「アーン」ビガッ!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


巨大ホモズ「オオオオォォォォォォォ!!!!」


ドラえもん「震えてやがる…!!」


巨大ホモズ「オオオオォォォォォォォ!!!!」


パアアアァァァァァァァァァァァ

109 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 18:48:57.35 ID:kD23i7WAO

ドラえもん「う……!」


パアアアァァァァァァァァァァァ



???「………」


ジャイアン「我は…ジャイアン」


ドラえもん「ジャ、ジャイアン…」

――お兄ちゃん、今よ!!!――

110 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 20:18:42.44 ID:kD23i7WAO

ドラえもん「どおおおおおらあああああああああ!!!!!」

――いいわ!!そのままアンごとポケットに引っ張り込んで!!――

ジャイアン「ホゲエエエエエェェェェェェェェェェェェェェェ」

ドラえもん「ヌ、ヌオオ!!」グググググ…

――ああ!!ジャイアンの力が予想以上に強い!!このままじゃお兄ちゃんが逆に取り込まれてしまう!――


ドラえもん「なんて力だ…!リミッターが外れた僕でも無理なのか!!」グググググ…

――お兄ちゃん!!――



アン「アーン…」

ジャイアン「グググゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……」


――ジャイアンの様子が…!?――

111 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 20:27:51.36 ID:kD23i7WAO

アン「アーン」


ドラえもん「アン…お前…僕を手伝ってくれるのか…?」


アン「アーン」


ドラえもん「へっ…お前実は根性あるじゃねえか。ドラ焼き二つ…いいや三つ分だッ!!」

アン「アーン」

ドラえもん「よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!!」グググググ!

ジャイアン「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

――お兄ちゃんからの外からの力とアンによる内側からの力によってジャイアンが苦しんでいる!!――

112 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 20:33:42.09 ID:kD23i7WAO

グググググ…


ドラえもん「良いぞ…!!」

ジャイアン「ウウウウウウウウウウ…ヤメロ……ヤメロ…」

ドラえもん「ジャイアン…思えば君とは長い付き合いだったな…でも」

ドラえもん「それも今日でおわりだあああああああああああああ!!!!」グググググ

ジャイアン「ヤメロオオオオォォォォォォ!!!!!」



ズポポォ




ドラえもん「ひぎいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

113 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 20:38:21.64 ID:kD23i7WAO

―――――――――――

パアアアァァァァァァァァァァァ



スネ夫「ホモズが…消えていく…」


―――――――――――


ホモズ「オオオオォォォォォォ」

しずか「クッ!もう弾が…」


パアアアァァァァァァァァァァァ


ホモズ「オオオオォォォォォォ……」

しずか「ホモズが…!!」

しずか「のび太さん…やったのね…」

114 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 20:43:44.66 ID:kD23i7WAO

―――――――――――
――――――――
―――――
――



どこまで行っても光の見えない闇。希望など無い。闇の中にうごめく影が身体に纏わり付き離れない。少しずつ…少しずつ…身体は闇へと溶けていく。
僕は消える。これが死か。呆気ないものなんだな。

でも聞こえたんだ。
懐かしい声が。
その声に向かって僕は必死に、必死に走った。



ぎいいぃ……


ひぎいぃぃぃ…



ひぎいいいいぃぃぃぃぃ!!!!




のび太「ドラえもん!!!」

115 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 20:47:44.26 ID:kD23i7WAO

ドラえもん「のび太君!!」

スネ夫「良かった、目を覚ました!!」

のび太「あれ…僕は…」

ドラえもん「君は気を失っていたんだよ。大丈夫、全部終わったよ」

のび太「そうか、ジャイアンは…そしてアンも…」

ドラえもん「あいつ格好良かったぜ。君にも見せてやりたかったよ」

のび太「アン…」

しずか「のび太さん…」

のび太「しずかちゃん!!無事だったんだね!!!」

しずか「ええ…。のび太さん…」

しずか「おかえりなさい」

のび太「……ただいま。しずかちゃん」

116 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 20:50:43.05 ID:kD23i7WAO

こうして僕達の長い旅は終わった。多くの犠牲を出したけど、今、世界は平和へと向かっている。

ホモズを私的に利用としていたアメリカ大統領は拘束され、教団も出木杉がいなくなった今、活動することはないだろう。

そしてジャイアンは、四次元の海をさ迷っているのだろうか―――

117 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 20:52:37.39 ID:kD23i7WAO

のび太「ドラえもん、あの時君の声が聞こえた気がするんだ」

ドラえもん「へえ、何て言ってたの?」

のび太「それはね…」






ひぎいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!




fin

118 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 2012/02/27 21:23:29.09 ID:XwVGg0GRo

乙ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!

119 : 1 ◆W/MAiKW4l6[] 2012/02/27 21:34:16.46 ID:kD23i7WAO

最後までお付き合い頂いた皆様ありがとうございます。

さて長かった「ひぎいぃぃぃ」シリーズですが、ラストを飾る今回のテーマとして、「藤子・F・不二雄先生が描きたかった本当の[たぬき]とは何か」を自分なりに解釈し、このSSを書くことになりました。
確かにこのような内容では少年誌に描くことは出来ないでしょう。僭越ながら私が書くことによって、皆様へ本当の[たぬき]とは何かという疑問の一つの答えを提示出来たのではないか、そう考えるに至ったのです。

読んで頂いた方、本当にありがとうございました。
それではまたどこかで…

120 : 1 ◆W/MAiKW4l6[saga] 2012/02/27 21:35:17.77 ID:kD23i7WAO

馬鹿野郎、最後のあいさつがたぬきになっちまった

それでは…

121 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage] 2012/02/28 01:45:37.53 ID:cxkPJbmSo

おつかれwwwwwwwwwwwwwwwwたぬきwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1330089761/
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