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4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2010/11/28(日) 23:46:37.81 ID:5c6rwg+l0

「あやせ、結婚しよう」
「ほ、本当ですかお兄さん!?……って、もう!
 どうせお兄さんのことだから、わたしをからかって遊んでるんでしょう?」

ちらり。前髪の間から覗く目が、俺を見つめる。
非難するような、それでいて何か催促するような、蠱惑的な瞳だ。

「嘘じゃないさ。本気でプロポーズしてる」
「そんなこと言ったって、騙されませんからね。
 お兄さんには何度も何度も、そうやってわたしに……わたしを……弄んで……」

消え入るような声。甘やかな雰囲気が辺りに流れる。
あやせは膝をついてこちらに近づき、その人形のような顔をゆっくりと近づけてきた。
長い黒髪から漂う、なんともいえぬ良い香りが鼻孔を擽る。過度の期待は禁物だ。分かっちゃいる。
んなことは分かっちゃいるんだが、目の前の桜色の唇が自分のそれに触れる場面を想像してしまう俺がいる。
当然、あやせの顔は俺のすぐ右脇を通り過ぎた。
ほとんど体を密着させた形で、あやせが俺の背中に手を回す。
カチャリ。

「っはぁ! すまんあやせっ!」

俺は拘束を解かれた両手で、あやせの体を押し倒し――いちもくさんに逃げ出した!
もう手錠でベッドに縛り付けられるのはごめんだ。
いつまでも女子中学生にしてやられてばかりの俺じゃねえんだよバーカ!

「――お兄さん?」

酷く冷えた声が聞こえた。

「またわたしのこと、騙したんですね」


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