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1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 09:43:31.92 ID:LOV2klSoO


立ったら書く


弟「……姉さん」

母「弟、いい加減泣くのをやめなさい」

弟「母、さん」

母「貴方が悪いわけじゃないんだから」

姉『そうそう、私の不注意だったんだから』

弟「でも……」

母「きっと、姉もそんな貴方を見たら心配するわよ」

姉『うんうん、だからわざわざ見に来て上げてるのよ』

弟「……うん」

母「そっ、じゃあご飯食べに行きましょ?」

姉『あっ、いいなぁ……』

弟「……(こくっ)」

姉『うぅ……私も行きたーいっ!!!』



8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 09:46:45.98 ID:LOV2klSoO


チーン

弟(姉さん……)

姉『あっ、はーいー』

弟(姉さんが、居なくなってから、もう一年になるよ)

姉『はっ!?誕生日ッ!!誕生日はっ!?……あれ、いつだっけ?』

弟(歳、一つ近づいちゃったよ)

姉『あっ、そっか』

弟(もう一年したら、同い年になるんだね)

姉『弟くんと同い年かぁ……うん!それも良いかもっ!!!』

弟(姉さん……会いたいよ)

姉『んー、姉ちゃんはここにいますよー?』

弟「……はぁ」

姉『うぅ//気付いてよぉ!』

母「おとうとー!ご飯よぉ!!!」

弟「あっ、わかった。いくよ」
姉『あっ、私もー!』



11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 09:51:02.74 ID:LOV2klSoO


弟「……zzz」

姉『弟くん、机で寝てる……』

弟「zzz」

姉『最近、勉強で忙しそうだったもんね』

弟「zzz」

姉『高校かぁ……私の通ってた高校を目指してるんだよね……後輩かぁ』

弟「zzz」

姉『えへへ……なんかくすぐったいなぁ……っと、このままにしてたら風邪引いちゃうし』


姉『グヌヌヌ……』←霊的な何かを行使してる

姉『これでよしっと』

弟「……ねぇ、さんzzz」

姉『……はーい//』←寝言で呼ばれてちょっと嬉しい



14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 09:52:45.31 ID:vPZUdErV0


弟「!」

弟「姉さん・・・?」

そこには弟の上で気持ち良さそうに腰を振る幽霊姉の姿が!

幽霊姉『あっ、きもちいい!弟、ごめんね、許して』

弟「駄目だよ姉さんこんなこと・・・!」

幽霊姉『ふしぎね、手足は透けてるのに膣はペニスを受け止めてる』

弟「うっ、姉さんどいて・・・(やばいいきそうだ・・・)」

幽霊姉『いいのよ中に出して。幽霊は妊娠なんてしないもの』

弟「あっ」

ドピュ・・・

幽霊姉『ありがとう弟。あなたがオナニーしかしてないから姉さん不安になってしまって』

弟「見てたのか・・・」



15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 09:53:44.61 ID:LOV2klSoO


学校

弟「おはよう」

弟友「おはよーっす」

姉『あっ、弟友くん。おはよー』

弟「昨日は疲れたみたいで、机で寝ちまったよ」

弟友「まぁ、皆そんなもんだろ。受験生は辛いな」

弟「まぁな」

弟友「でも風邪だけは気を付けろよ」

弟「あぁ、でも母さんが毛布は掛けてくれたみたいだ」

姉『えっへん!』

弟友「用心はしとけよ」

弟「うん」



16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 09:55:26.59 ID:LOV2klSoO


姉『さぁ、弟くんは只今教室にて授業中です』

姉『そして、今私は下駄箱の前に来ています』

姉『そうです、今日は抜き打ち検査の日なのです』

姉『では―――グヌヌヌ』






姉『出ました、三通です』

姉『うーん、弟くんもなかなかやるねぇ……』

姉『しかしっ!』

姉『こんなものはチャイします』

姉『うふふ、私の目が黒いうちに、弟くんは譲りません』

姉『弟くん、ごめんね』



18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 09:58:10.36 ID:LOV2klSoO


ワイワイ ガヤガヤ

弟友「んでさ、そこのお化け屋敷がかなり怖いらしいんだよ」

姉『えーっ!私も行きたーいっ!!』

弟「ふーん、そうなんだ」

弟友「行くしかなくね?」

姉『うんっ!うんっ!!行くしかないねぇ!!』

弟「でもなぁ……」

弟友「そこのおばけ屋敷、マジで出るらしいんだよ」

弟「なにが?」

弟友「おばけ」

弟「ふーん」

弟友「あっ、信じてないな。弟って、おばけとか信じないタイプだっけ?」

弟「……いや、寧ろ信じたい……かな」

姉『いるよー、掃いて捨てる程いるよー』



19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 09:58:23.41 ID:NIOUONiKO


カツオ「!」

カツオ「姉さん・・・?」

そこには弟の上で気持ち良さそうに腰を振る幽霊姉の姿が!

幽霊サザエ『あっ、きもちいい!カツオ、ごめんね、許して』

カツオ「駄目だよ姉さんこんなこと・・・!」

幽霊サザエ『ふしぎね、手足は透けてるのに膣はペニスを受け止めてる』

カツオ「うっ、姉さんどいて・・・(やばいいきそうだ・・・)」

幽霊サザエ『いいのよ中に出して。幽霊は妊娠なんてしないもの』

カツオ「あっ」

ドピュ・・・

幽霊サザエ『ありがとう弟。あなたがオナニーしかしてないから姉さん不安になってしまって』

カツオ「見てたのか・・・」



23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:00:19.58 ID:LOV2klSoO


チーン

弟「………」

姉『弟くんも暇だねぇ……そんな飾りに毎日手を合わせちゃって』

弟「………」

姉『私はここにいるのに、どこに向かってんだか』

弟「………」

姉『全く、役に立たないんだから』

弟「………」

姉『……うぅ』

弟「………」

姉『ひまああぁぁぁあああ!!!!構ってよおぉぉおおお!!!!!』


ガタガタ ガタガタ

弟「あれ?ポルターガイスト?」



25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:05:34.22 ID:LOV2klSoO


ガラガラ

従妹「お邪魔します」

弟「従妹ちゃん、いらっしゃい」

姉『出たな、天敵』

従妹「あの、さっそくなんですけど姉さんに手を合わせていいですか?」

弟「うん、姉さんも喜ぶと思う」

姉『ダメッ!!純粋ぶったって私は騙されないんだからっ!!!』

従妹「失礼します」

弟「………」

姉『私見たもんっ!!従妹ちゃんが、弟くんでオナn従妹「綺麗にしてますね」』

弟「うん、仏間の掃除は俺の仕事だから」

姉『うぅ……』



27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:06:46.34 ID:LOV2klSoO


従妹「元気、少しは出ましたか?」

弟「ん?なにが?」

従妹「姉さんが、亡くなってから随分気落ちしてるみたいでしたから」

姉『へっへーん!』

弟「まぁね」

従妹「でも、いつまでも下を向いてるわけにもいきませんし。兄さんも素敵な人を見つけてみては?」

姉『あっ、ダメッ!!知ってるんだからっ!!従妹ちゃんが、六年前から弟くんに片想いして従妹「うふふ」』

姉『てめぇ……絶対見えてんだろ』



28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:09:14.32 ID:LOV2klSoO


従妹「それに、私だっていますし」

弟「?」

姉『うぅ……』

従妹「姉さんの代わりにはならないかも知れませんけど」

弟「……」

姉『当たり前だよっ!』

従妹「お兄さんの事、大事に想ってますから……」

弟「うん、ありがと。従妹ちゃん」なでなで

従妹「……えへへ」

姉『だっ、騙されちゃだめーっ!!!!!』

従妹「それじゃ、私はこれで」

弟「うん」

姉『……ふんっだ、弟くんの浮気者!』

弟「……従妹ちゃん、ごめんね。でも姉さんの代わりなんて、どこにもいないんだよ」

姉『!?』



33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:12:33.57 ID:LOV2klSoO



弟「ごめんね」

弟「姉さんの代わりなんて、きっと……」





姉『んー!!弟くんっ!!大好きっ!!!もう、チュウしちゃうんだからっ!!!』

弟「……」

姉『……///』←空気が違いすぎて恥ずかしくなった



35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:17:26.99 ID:LOV2klSoO


学校

弟友「ってわけで、チケット買っちゃった☆」

弟「買っちゃった☆じゃねーよ」

弟友「良いだろ、息抜きも必要だって」

弟「お前の場合、息抜きと勉強のペース配分が逆なんだよ」

弟友「うるせぇ、んなこと言って、弟怖いんだろ」

弟「なにが?」

弟友「幽霊だよ」

弟「いや、全然」

弟友「あっ、そう」

姉『四六時中、本物に纏わり付かれている弟が、お化け屋敷を怖がるなんて――――』



姉『 笑 止 ! ! 』



43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:30:05.52 ID:LOV2klSoO


女「ちょっと!!」

弟「ん?」

弟友「へ?」

女「弟!!アンタっ!よくも、よくも私が……その……頑張って考えた……その、なんというか……」

弟「?」

弟友「どうしたんだよ」

女「らっ、らっ、らっ……」フルフル 

弟「らっ?」

女「……グスッ……グスッ」

弟友「へ?」

弟「だっ、だいじょうぶ!?」

女「うぅ……やさしく……やさしくしないでよぉ……」

弟「?」

弟友「?」

姉『やっちゃった☆』



46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:35:42.22 ID:LOV2klSoO


弟「手紙?」

女「……(こくっ)」

弟「うーん、見てないけど」

女「ふぇ?」

弟「だから、手紙なんて見てないよ」

弟友(鈍い……鈍いぜぇ……弟よぉ)

女「グスッ……ん、最低」

弟「そんな事言われても……」

弟友「まぁまぁ、話は大体分かった。弟、お前が悪い」

弟「へ?」

弟友「そこでだ、このチケットはお前にやる。お詫びを兼ねて女と行ってこい」

弟「……ええぇぇええ!!!!」

姉『なんですとぉぉぉおおお!!!!!!』



47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 10:40:53.81 ID:LOV2klSoO


女「えっ……」

弟友「遊園地のチケットなんだけどな。息抜きに弟と一緒に行くつもりで買ったんだが」

弟「………」

弟友「こっちの方が、面白弟「氏ね」さーせん」

弟友「ちなみに、弟。お前に拒否権はない」

弟「横暴だな」

女「わっ、わたしはっ……その……」

弟友「行きたい?」ニヤニヤ 

女「……(こくっ)」



弟友(ふっ、弟友はクールに去るぜッ!!!)


姉『呪ってやる』←わりかし洒落にならない



52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 11:05:34.41 ID:LOV2klSoO


女「こっ、これはただのお詫びなんだからっ!勘違いしないでよねっ!!」

弟友「ラブレぶらへっ」

女「あら、妙なこと口走ると寿命を縮めるわよ」

弟友「こんにゃろー、俺のチケットだぞ」

弟「良いのか?お前が行かないなら本末転倒だろ」

弟友「あぁ、知り合いにタダで貰ったんだ」

弟「ん、そうなの?」

弟友「おう、だから気にせず楽しんでこい」

弟「まぁ、お前がそういうなら」

弟友「“ホウレンソウ”、忘れんなよ」

弟「………」

姉『………』

弟&姉「『古いな』」



53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 11:10:25.19 ID:LOV2klSoO


弟「はぁ……妙なことになったな……」

弟「女さんかぁ……嫌いじゃないけど、苦手なんだよなぁ」

姉『じゃあ行かなきゃ良いんじゃない?』

弟「面倒な事になったなぁ……」

姉『だ・か・ら!面倒なら行かなきゃ良いじゃんかぁ!!!』


弟「はぁ、服なに着ていこう……」


姉『人の話を聞けええぇぇええ!!!!!』


姉『…………』


姉『あっ、私、幽霊じゃん』



54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 11:14:09.06 ID:LOV2klSoO


    その頃 

女「……///」

女「……どうしよう」

女「あんなこと言っちゃったけど……」

女「………」ボンッ 

女「うぅ//想像したら……」

母「なにニヤニヤしてるのよ、気色の悪い」

女「うっ、ほっといてよ!!ママには関係ないでしょっ!!!」



57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 11:24:48.83 ID:LOV2klSoO


弟「はぁ……」

弟友「なんだよ、溜息なんて吐いて。幸せ逃げんぞ」

弟「俺から安息を奪った奴の台詞とは思えないなぁ」

弟友「いいじゃないか、女って可愛いしさ」

弟「はぁ、そだね」

弟友「それにさ」


弟友「ちょっと、心配だったんだよ。姉さんが亡くなってから」

弟「………」

弟友「笑わなくなったじゃん」

弟「そうか?」

弟友「おう」

弟「お前が言うならそうなんだろうな」

弟友「だからさ、明日は目一杯遊んでこいよ」

弟「ん、まっ、そうするわ」

姉『余計なことを……』



60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 11:57:48.47 ID:LOV2klSoO


弟「ふぅ、まぁ弟友にも心配掛けたみたいだな」

姉『余計なお節介、焼かれたけどね』

弟「まっ、明日は遅刻しないようにしないとな」

姉『………』

弟「というか、集合が9時って早すぎだろ」

弟「ふぅ、寝るかな」





姉「……グヌヌヌ」



79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 13:40:06.89 ID:LOV2klSoO


>>60から 

弟(ん……ここは……)

弟(夢?)

弟(確か……知ってる)

弟(俺は、この景色を知ってる)

弟(そうだ、雨が降ってた)

弟(あの日、俺はひどく急いでて)

弟(せっかく姉さんが、作ってくれたお弁当も持たずに)

弟(見通しの悪い交差点を渡って)

弟(これなら、歩いても間に合うって思った)

弟(そしたら、後ろから姉さんの声が聞こえてきて)

弟(………嫌だ、思い出したくない)

弟(……姉さん)


以下>>60>>63の順



63 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 12:10:22.89 ID:LOV2klSoO


チュンチュン チュンチュン


弟「んん……んぁ」

弟「んー、よく寝た」

弟「へ、よく寝た?」

只今の時刻 10:30

弟「うわああぁぁああ!!!!!遅刻じゃん!!!なんでっ!?目覚ましはっ!?」

目覚まし「…………」

弟「……バラ、バラ、だと……」

弟「ヤバい!それより早く準備しないと……」






姉『てへ☆』



81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 13:48:38.77 ID:LOV2klSoO


弟「ごめん、でもせっかく来たんだからさ」

女「ふんっ、私を三時間近く待たせといてさ」

弟「ごめんね」

女「べっ、べつに……すっぽかされたんだって、ショック受けたりなんてしてないからっ!!」

弟「?」

女「せっかく新品の服、下ろして来たのになぁとか」

女「やっぱり嫌われてたんだとか……」

女「でも……やっぱり私は……弟の事が……グスッ」

弟「あぅー、あのごめんね。全然すっぽかすつもりなんて無かったから」 

女「……グスッ……ほんと?」

弟「うん」

女「……じゃあ、許してあげるっ♪」

弟「……//」どきっ 

姉『あーうー、あー、聞こえないよー』



84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 13:55:25.91 ID:LOV2klSoO


女「それじゃ、まずどこいこっか?」

弟「うーん、お化け屋敷が有名らしいけど」

女「へ?」

弟「いや、だから」

女「言わないでっ!!」

弟「おば女「ひゃあぅ!!!だめぇ!!!」」

弟「もしかして」

女「生まれつき、“お化け”と“ヤングコーン”だけは苦手で……」

弟(いや、ヤングコーンを同列に並べるのはどうなんだ?)

女「うぅ……」

弟「あっ、お化け」

女「ひゃあぁぁうっ!!もうっ!!やめてって言ってるでしょ!!!!」

弟「つい……」




姉『あれ、もしかして私、協力しちゃってる?』



86 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:01:37.15 ID:LOV2klSoO


弟「じゃあ、体力のある内に絶叫系に乗ろっか」

女「あっ、うん」

姉『あーうー、私の影が薄いよぉー』










姉『あっ、影なんて無いや。てへ☆』


こうして弟と女は、ジェットコースターやコーヒーカップ等々を楽しみましたとさ。 

そして、時刻は夕方。

姉『あっ、解説の姉です』



89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:09:19.63 ID:LOV2klSoO


弟「……」ガシッ

女「……」ビクビク 

姉『うぅ、私の定位置盗られたよぉ……』

女「……」ガクガク 

姉『弟くんの隣は私の場所なのに……よーっし』


ひゅー  ひゅー 

弟(なんか……凄い圧迫感が……)

 弟女←周りから見ると

姉弟女←実情 


姉『うん、役得!役得!』



92 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:15:26.28 ID:LOV2klSoO


    お化け屋敷


弟「うーん、やっぱり有名なだけあって雰囲気はなかなか」

女「あぁ、雰囲気だけ味わったら帰ろうよ……」

姉『かえれー!!』

弟「大丈夫だって、作り物だから」


【人が演じるお化け屋敷。心臓が弱い方や持病がある方はご遠慮下さい】


弟「……あはは」

女「うぅ……絶対離さないでよっ!!ちゃんと呼んだら答えてねっ!!!」

弟「うん」

女「いきなり“ワッ!”とかも止めてね!!」

弟「はいはい」



姉『ワッ!ワッ!ワッ!』



93 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:16:41.32 ID:9Np5OyWG0


姉にすさまじく萌えた



94 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:19:19.94 ID:OLk7/E1A0


姉可愛い!



96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:21:14.19 ID:LOV2klSoO


弟「おぉ、中に入るとなかなか」

女「うぅ」

弟「大丈夫、死にはしないよ」

女「死なない程度にどうにかなるのも嫌ッ!!!」

弟「よし、じゃあ行こうか」

女「もうっ!」







姉『あぁ、私もこういうのやりたかったなぁ……』←自分の非力加減に微欝



98 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:28:10.09 ID:ZJkwEcPXO


こんな姉が欲しいです…



99 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:29:46.28 ID:LOV2klSoO


女「キャーッ!!!!!!!!」

弟「大丈夫。作り物だよ」

女「あっ、アンタねぇ……なんでそんな平気なわけ!?」

弟「うーん、わかんないけど」

姉『 鍛 え て ま す か ら ! 私が』

弟「もう終わりみたいだよ?」

女「ほんとっ!?……って」

弟「………」

女「………」

弟「井戸だね」

女「井戸ね」

弟(わかりやすいな)




姉『ん?あれは……』



102 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:37:30.41 ID:LOV2klSoO


女「嫌ッ!!行きたくないっ!!!」

弟「え?」

女「絶対ヤバいよ!!あの井戸!!!!」

弟「まぁ……ねぇ。最後だし」

女「嫌ッ!!あんなのの前を通るくらいなら引き返すっ!!!」

弟「あの……女」

女「……グスッ、なによ」涙目 

弟「ここまで来るのに、何時間掛かったか覚えてる?」

女「………」

弟「もう一回あの逆フルコースを味わう?」

女「………」

弟(俺は嫌だ、時間が勿体ない)




姉『へぇ、随分前からいらっしゃるんですね』

貞子『えぇ、かれこれ五十年ほど』



103 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:38:40.46 ID:ZJkwEcPXO


>>102
50年か…
リング読まなきゃ分からないよな…



106 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:46:23.00 ID:LOV2klSoO


>>102 貞子死亡が1966なので、まぁ凡そ五十年でも間違いではないかと



108 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:50:28.21 ID:LOV2klSoO


姉『へぇ、その間ずっとここにいたんですか?』

貞子『ええ、私はこの井戸に捨てられたので』

姉『大変でしたね』

貞子『あちらで、私の居ない只のセットの井戸にビクビクしてらっしゃる方達は?』

姉『あっ、私の弟と敵です』

貞子『敵、ですか?』

姉『はい、今日限りあの女は敵と認識しました』

貞子『あのー』

姉『はい?』

貞子『呪いましょうか?』

姉『ダメです』

貞子『はい、残念です』



111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/30(火) 14:55:20.62 ID:LOV2klSoO


弟「よし、それなら目を瞑って」

女「えっ、えっ」

弟「一気に走り抜けるよ」

女「ちょ、ちょっと!待ってよ!!」


弟「行くよ」ガシッ 

女「ちょっとぉ!……うぅ//(手、握られちゃった……)」








姉『ごめんなさい、嘘です。やっぱり呪ってください!』

貞子『あのー、もう行かれましたよ?』

姉『あーうー!まってよぉ!!!』

貞子『……』←ちょっと羨ましい



194 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/01(水) 03:06:01.15 ID:FImDp2eQO


弟「ほら、もう外だよ」

女「ん……ほんと?」

弟「本当だよ」

女「ほっ……よかった……」

弟「でも、ほんとに怖がりなんだね」

女「……なによ、わるい?」

弟「いや、別になんでもないんだけどね」

女「それと、その……」

弟「ん?なに?」

女「ありがと……ずっと、手……握っててくれて」

弟「あっ……うん」

女「だから……ありがと」



姉『左手は……左手だけはっ!!ダメっ!!!』



243 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/01(水) 20:12:50.62 ID:FImDp2eQO


女「もう……絶対こんなとこ来ない……」

弟「まぁまぁ、お化け屋敷以外は楽しかったんじゃないの?」

女「あぅ……そうだけど……」

弟「まっ、それなら帰ろっか。無理している必要もないし」

女「うっ、うん」

弟「じゃあお疲れさま」

女「………」

姉『ペロッ、コイツは嘘を吐いてる味だぜ』

女「弟っ!!」

弟「ん、なに?」

女「かっ、観覧車、のらない?」

弟「えっ?いいけど?」

姉『だっ、だめーっ!!!』



248 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/01(水) 20:24:08.12 ID:FImDp2eQO


    観覧車 

女「綺麗、だね」

弟「そだね」

女「弟はさ、その、好きな人とかいるの?」

弟「……いや、いないよ」

女「そっか……えへへ……そうなんだ」

弟「? ……どうかした?」

姉『はーい!はーい!!わたしっ!!わたしはっ!?』

女「あっ、ううん……なんでもないっ」

弟「ふーん」

女「あっ、あっ、二人っきりだと……なんだか緊張するね」

弟「そうだね」

姉『はい!はい!はい!!!』



270 : 米田 ◆YONE/zixE6 2009/07/01(水) 23:19:23.42 ID:RKM1FBPuO



  _, ,_   捕手
( ・∀・)  
( ∪  @ ⑪≡≡===-----
と__)__)

      _, ,_
     (・∀・;)
     ( ∪ ∪
⑪⌒Y⌒と__)__)





281 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 00:30:48.03 ID:hQU6YXAZO


女「今日は……ありがと」

弟「いいよ、俺も良い気分転換になったから」

女「まっ、また……その……」

弟「?」

女「また、行ってくれる?」

姉『行きません』

弟「あぁ、また機会があったらな」

女「ぜっ、絶対だから!!聞いたからね!!」

弟「あぁ……うん」

姉『私も絶対ついてってやるー!!!』

女「それじゃ、またね!!!」

弟「またな」

姉『ばいばいだよぉ!!!!!』



282 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 00:37:46.65 ID:hQU6YXAZO


    次の日 

プルプル プルプル 

弟「ん、はい?もしもし」

姉『!? 今、嫌な気配が……』

弟「あっ、うん。大丈夫だよ。今日は家にいるから」
弟「え?昨日?昨日は友達と遊びに行ってたんだ」

姉『……弟くんの電話相手、もしかしら』

弟「従姉ちゃんは何時くらいに来るの?」

姉『……やっぱり。また奴か……』

弟「うん、わかった。じゃあ待ってるか」 

姉『待ってない!!全然待ってないから!!!』







従姉「友達?うーん、なにやら匂うな……」



285 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 01:06:38.71 ID:hQU6YXAZO


    がらがら 

従姉「お邪魔します」

弟「はーい、どうぞ」

姉『ほんと邪魔、帰って!つーか帰れッ!!!』

従姉「じゃあ、まず姉さんに挨拶させてもらいますね」

弟「うん、そうしてあげて」

姉『……ちょっとだけなら、邪魔して良いわよ』

従姉「じゃあすいません、お邪魔します」



286 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 01:09:19.68 ID:WOrv9PGt0


従妹が忘れられてる気がする



287 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 01:12:37.82 ID:hQU6YXAZO


だぁー、すいません

従姉←従妹の間違いです



288 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 01:21:46.04 ID:hQU6YXAZO


従妹「最近はどうですか?」

弟「うん、もう一年経ったしね。母さんには何度も“もう、くよくよするのは止めなさい”って言われてるんだけど」

従妹「私は……それで良いと思いますよ」

弟「うーん、そうなのかなぁ」

従妹「姉さんは、弟さんのことが大好きでしたからね」

姉『大好き“だった”じゃなくて、“です”だけどね、現在進行形で』

弟「まぁ、たった二人の姉弟だったからね」

従妹「私も、羨ましいかったです……」

弟「従妹ちゃんは一人っ子だもんね。でも俺は従妹ちゃんの事を本当の家族のように思ってるから」

従妹「……ありがとうございます//」

姉『!? ……グヌヌヌ』

従妹「それならいっそ!結婚して本当n『ガシャ』ちっ……」

姉『全く、油断も隙もないわね』



289 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 01:28:30.01 ID:hQU6YXAZO


弟「あれ?なんで皿が急に……って、従妹ちゃん!?大丈夫!?」

従妹「平気です、ちょっとだけびっくりしちゃいましたけど」

弟「手、切れてない?」

従妹「あっ、はい//(弟さんに手、握られちゃった//)」

弟「うん、大丈夫みたいだ」

従妹「……//」

姉『……うぅ』←自分の責任なので文句が言えない

弟「良かったよ」

従妹「すいません、心配させちゃって」

弟「いやいや、従妹ちゃんに何事もなくて良かった」
従妹「……弟さん//」





姉『……もう、成仏しちゃおうかな』



291 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 01:42:40.69 ID:hQU6YXAZO


従妹「ところで、弟さん」

弟「ん、なに?」

従妹「土曜日はどこに遊びに行ってたんですか?」

弟「あぁ、遊園地だよ」

従妹「へぇー、良いですね。どなたと?」

弟「クラスメイトの女って子」

従妹「……それって男の名前ですよね?」

弟「いや、女の子だけど?」

従妹「………」

姉『あーあ、このニブチンめ』



293 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 01:48:49.48 ID:hQU6YXAZO


従妹「……アタシも行く」

弟「へ?」 

従妹「ズルいッ!!アタシだってもっと弟くんと遊びたいのにっ!!」

弟「あのー……従妹ちゃん?」

姉『あーあ、出たよ。従妹のもう一つの人格』

従妹「ねっ?良いでしょ!?アタシも弟くんと遊びたいのー!」

弟「あっ、うん。別に良いけど」

従妹「ほんとっ!?やったぁ!絶対遊んでくださいねっ?」

弟「……うん」

従妹「………」

弟「………」

従妹「あのー、もしかして私、またやっちゃいましたか?」

弟「……あはは」

従妹「……すいません//」



296 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 01:53:24.01 ID:hQU6YXAZO


弟「まだそれ治ってなかったんだね」

従妹「はい……なんか突然……」

弟「いいよ、気にしないで。それに俺としても従妹ちゃんの気持ちが聞けて嬉しいし」

従妹「……そんな……照れちゃいます//」




姉『違うっ!騙されちゃ駄目ッ!!!ソイツは“二重人格不思議っ子”でもなく“敬語妹”でもなく―――――』

従妹(計画通りッ!!)ニヤッ 

姉『ただの“腹黒妹”なのよっ!!!』



297 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 02:01:38.20 ID:hQU6YXAZO


従妹「じゃあ、失礼します。あっ、あの約束。守ってくださいね」

弟「うん、また暇なときに連絡するよ」 

従妹「はい、待ってますから」

姉『………』←叫び疲れた 

従妹「じゃあ、さようなら」

弟「うん、じゃあね」









従妹「あっ、そのあたり。塩、撒いといた方が良いですよ」

姉『見えてるんだなっ!見えてるんだろっ!!この野郎!!!!』



298 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 02:06:47.43 ID:hQU6YXAZO


弟「ふぅ、従妹ちゃんも帰ったし」ピタッ姉『………』

弟「あれ?なんか寒気が……」ピタッ姉『ふんっ、今日は従妹の所為で甘えられなかったもんっ!』

弟「やべぇ……風邪かなぁ」ピタッ姉『うぅ……そりゃ、幽霊にくっ付かれてるもんね……』

弟「あれ、ちょっと楽になった」






姉『うぅ……もっとくっ付いときたかったのにぃ』



301 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 02:18:55.75 ID:VyAJSrtj0


おねいちゃあぁぁぁぁぁぁぁん
かわいいいー!



306 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 02:36:37.39 ID:hQU6YXAZO


   その日の夜 

弟「さて、寝るかな」

弟「うーん、明日は学校で色々聞かれるんだろうな……主に弟友に」

弟「まぁ、いいか」












弟「あれ、なんか足りないような……」



311 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 02:46:22.23 ID:hQU6YXAZO


    その頃

貞子『……ブツブツ』

姉『あっ、こんばんはー!』

貞子『!?(ビクッ)』

姉『突然すいません、でも今日はちょっと人と話したい気分だったんで』

貞子『……私達、もう人じゃないですよ』

姉『あっ、そうでしたね』

貞子『というか、どうして私なんですか?』

姉『えっ、別に理由なんて無いですけど?それより聞いて下さいよっ!弟くんがですねー……』

貞子『はぁ(なんで、私なわけっ!?というか、この人、私のこと怖くないのっ!?)』

姉『それでですね、従妹の奴が塩撒けとか言うんですよ!!』

貞子『はぁ(あっれぇー、これでも自分では有名になったと思うんだけどなぁ……)』

姉『まったく!弟くんは大体優柔不断なんですよねっ!って聞いてますかっ!?』

貞子『あっ、はい。聞いてます(あるぇ~?)』



313 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 02:50:32.15 ID:hQU6YXAZO


    次の日 

弟友「ホウレンソウ!ホウレンソウ!!ホウレンソウ!!!」

弟「やかましい、黙れ」

弟友「報告」

弟「お化け屋敷微妙」

弟友「連絡」

弟「忘れてた」

弟友「相談」

弟「無い」

弟友「NOOOOOOOOOO!!!!!!」





316 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 03:02:57.12 ID:hQU6YXAZO


弟「まぁ、というわけで、何事もなく、終わった」

弟友「……つまんね」

弟「いや、本当にこれだけだからな」

弟友「なんでこい……若さに身を任せてガバッと行かなかったんだよ」

弟「はぁ?無理矢理そんなこと出来るか。つーか、別にそんなんじゃないから」

弟友「かぁーっ!なに言ってんだよ!!女って絶対お前の事がs……!?」ピタッ姉『………』

弟「ん、どうした?」

弟友「いや、なんか今悪寒が……というか、殺気が……」ピタッ姉『……(むすっ)』

弟「はぁ?」

弟友「やべ、俺風邪ひいたかも……早退するわ」ピタッ姉『……ちょっと喋り過ぎじゃないかなぁ?』 

弟「おっ、おい……行っちまった……」



姉『 大 勝 利 ! ! 』



318 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 03:11:37.47 ID:hQU6YXAZO


女「あっ、おっ、弟!」

弟「あぁ、女。一昨日ぶりだな」

姉『………』

女「弟友くんどうかしたの?気分悪そうだったけど」

弟「わからん、でも風邪かもだって」

姉『………』

女「そっ、そうなんだ……弟は大丈夫?」

弟「ん、心配してくれてありがと。大丈夫だよ」

女「ばっ、バカ!別に心配とかじゃなくてっ!!」

姉『………』

女「―――それじゃ」

弟「うん」

姉『……うぅ』←なんだかんだ無粋な事は出来ない



354 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:05:11.12 ID:hQU6YXAZO


弟「はぁ……なんか最近ひどく疲れるなぁ」

姉『えっ……もしかして私の所為?』

弟「まぁ、色々あったしなぁ……。女の子と遊ぶのも初めてだったし」

姉『あぁ……なんか複雑な気分……』

母「へぇ、女の子と遊びに行ったんだぁ?」

弟「あっ、うん」

母「そう……良かった」

姉『………』

弟「なんで?」

母「えっ、やっと弟も姉の事を忘れてきたのかなぁ、って」

弟「………」

姉『!?』

母「良かったわ……本当に……」



356 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:09:17.32 ID:hQU6YXAZO


姉『弟が……忘れる?』

姉『私のことを?』

姉『……嫌ッ!!そんなの……絶対やだよぉ』

姉『私、皆に忘れられたら……どうなるんだろ』

姉『誰も、私のことを必要としてくれなくなったら……』

姉『………』



359 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:16:15.04 ID:hQU6YXAZO


貞子『………』

姉『貞子さんっ!』

貞子『(ビクッ)!?』

姉『貞子さん、聞きたいことがあるんです』

貞子『なっ、なんですか?』

姉『私たちって、皆に忘れられたらどうなるんですかっ!?』

貞子『えっ、えっと、消えるわよ?』

姉『きっ、消えるッ!?』

貞子『当然です……この世は既に幽霊で飽和状態ですから』

姉『私は消える……弟に忘れられたら……消える……』

貞子『……だから私はこうして忘れられないように、人を脅かしてるんですよ』

姉『………』



361 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:20:57.25 ID:hQU6YXAZO


    ふらふら 

姉『………』

姉『……どうしよう』

姉『ずっと一緒に居れると思ってたのに……』

姉『弟くんには前を向いてほしかった……』

姉『だから、忘れられても良いって思ってた』

姉『でも……一緒に居れなくなっちゃうなんて』

姉『……消えたくない』

姉『消えたくないよ、弟くん……』


―――でも 


姉『弟くんに忘れられちゃうのは……やっぱり辛いよぉ……』



363 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:28:02.81 ID:hQU6YXAZO


     家 

姉『……弟くん、寝ちゃったかなぁ』

姉『……ダメだよ、笑わなきゃ』

弟「………zzz」

姉『……ふふ、もぅ、可愛いなぁ』

弟「……zzz…んむぅ……姉さ、ん」(ボソッ)

姉『!?』

弟「……zzz」

姉『……ここにいるよ、弟くん』

弟「……zzz」

姉『ずっと……ずっと、傍に居るから……』



367 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:34:37.45 ID:hQU6YXAZO


弟「ん、ここは?」   
弟「……またあの夢か」

弟「いっつも、いっつも……なんたってこんな見たくもない夢を……」

弟「……でも、なんかアレだよな」

弟「姉さんが……忘れないで、って言ってるように感じるんだよな。この夢を見ると」

弟「……姉さん」



チュンチュン チュンチュン チュンチュン 



弟「……むぅ、朝が」



368 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:35:54.08 ID:e+aQsWFx0


ちょっと姉に会いに逝ってくる



370 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:43:41.66 ID:IJ04se/YO


>>368
ちょい待て 俺も逝く



369 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:43:32.51 ID:hQU6YXAZO


弟「おはよ」

弟友「おはよーっす」

弟「あっ、もう身体は大丈夫なのか?」

弟友「おう、ちょうど良い休養になったよ」

弟友「それで、お前さ。女とはどうなのよ?」

弟「いや、別になにもないけど」

弟友「約束とかしてないの?」

弟「うん」

弟友「はぁ……これだから天然ジゴロは……」

弟友「まぁ良いよ。お前、いつか刺されるから」

弟「はぁ?」

弟友「つーか、全人類の為に刺されてください。お願いします」

弟「意味わかんね」

弟友「……はぁ」 

姉『わかるよ、その気持ち』



371 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:48:36.29 ID:hQU6YXAZO


  ピッピッピッ 

弟「あっ、従妹ちゃんからだ」

弟友「なっ、なんだってっ!!!!」

弟「うるさいな」

弟友「従妹ちゃんなんだって!?」

弟「いや、遊園地に連れてってやる約束をしててな」

弟友「……いつかと言わずに、今刺してやろうか?この野郎」

弟「?」

弟友「良いよなぁ、弟は。従妹ちゃん可愛いし」

弟「まぁな」

姉『!?』

弟友「おっぱい大きいし」

弟「まっ、まぁな」

姉『!!!!!』



374 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 13:52:51.25 ID:hQU6YXAZO


弟友「なんだよぉ、やっぱお前も乳はデカイ方が良いのか?」ニヤニヤ 

女「!?」

弟「いっ、いや!別にそんなわけじゃ」

弟友「おいおい、正直になれよ。お前もまだ乳離れ出来ないんだろぉ?」ニヤニヤ 

弟「まっ、まぁ……“ある”と“ない”なら……やっぱり、あったほうが……」

姉『!!??……グスッ、うぅ……私だってあと3年生きてたら……グスッ』

女「……グスッ」

女友「どうしたのっ!?女ちゃん!急に泣き出してっ!?」



382 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 14:29:55.14 ID:hQU6YXAZO


    その夜 

貞子『………』

姉『あっ、こんばんはー』

貞子『はぁ、また貴方ですか』

姉『はい、私です』

貞子『どうしたんですか?』

姉『いえ、特に用事は……。貞子さんて暇なんですね』

貞子『……四六時中、実弟をストーキングしてる、貴方にだけは言われたくないです』

姉『あっ、えへへ//』

貞子(なにこの人こわい)



384 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 14:42:16.17 ID:hQU6YXAZO


姉『……というわけで、私は愛されすぎているみたいなので、忘れられないみたいです』

貞子『はぁ(惚気?)』

姉『まったくー、困っちゃいますよねぇー。弟くんったら』

貞子『はぁ(帰ってほしいなー)』

姉『私達、姉弟なんですからぁ……禁断の愛///』

貞子『……私、生前父親に犯されましたけど』

姉『………』

貞子『………』

姉『帰ります』

貞子『そうしてください』



386 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 15:05:34.49 ID:hQU6YXAZO


そして、その週の末 

弟「あっ、従妹ちゃん」

従妹「弟さん!お待たせしちゃいましたか?」

姉『ちょっと!私の弟との約束に三分も遅れるってどういう事よっ!!』

従妹「……うるっせぇなぁ(小声)」 

姉『見えてるのよねっ!!絶対見えてるでしょ!』

弟「じゃあ行こっか」

従妹「はい、すいません。昨日は楽しみでよく眠れなかったんです」

姉『アンタっ!なによ、その上目遣い!!』

弟「へぇ、そんなに遊園地、好きなんだ」

従妹「……はい」

姉『ざまぁwwwwwww』



388 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 15:16:29.86 ID:hQU6YXAZO


従妹「あっ、今度はアレに乗りましょーよっ!!」

弟「はいはい」

従妹「むぅ……弟さん!楽しんでますかっ!?」

弟「あっ、うん(従妹ちゃん、だから俺は先週来たんだって……)」

姉『うぅ、悔しいよぉ……』

従妹「……」ちらっ 

姉『……?』

従妹「……」ニヤリ 

姉『………』ぷっつん



391 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 15:31:07.65 ID:IJ04se/YO


もう100%見えてるだろwwwwwwww



392 : 移動中なんで書くの遅いです 2009/07/02(木) 15:39:22.20 ID:hQU6YXAZO


従妹「ふぅ……一杯乗りましたねっ」

弟「そうだね、ちょっと休憩しようか?」

従妹「はいっ♪」

弟「じゃあなにか飲むもの買ってくるよ」

従妹「わかりました!ここで待ってますから!」

弟「うん、じゃあ行ってくる」

従妹「行ってらっしゃーい……チッ」

姉『……』

従妹「……オメーは付いていかねーのかよ?」

姉『!?』



393 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 15:42:41.58 ID:sdf/4sTcO


丸見えwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



396 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 15:46:10.02 ID:hQU6YXAZO


姉『あっ、アンタ、やっぱり……』

従妹「そりゃ、あんなけ弟さんの周りうろつかれちゃね」

姉『なっ、なんでっ!?』

従妹「さぁ?まぁ、私もともと霊感強いしね」

姉『おっ、弟くんは、見えないのかな?』

従妹「見えないんじゃない?よくわかんないわよ」

姉『そっか、そうだよね……』

従妹「はぁ……つーか迷惑なんだけど?なんで死んだのに、未だにうろちょろしてるわけ?」

姉『あっ、なんか……よくわかんない』

従妹「はぁー、まぁ良いわ。どうせ弟さんには見えないんだし」

姉『………』

従妹「邪魔は……しないでね」



姉「…………」



402 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 15:52:37.36 ID:hQU6YXAZO


従妹「じゃあ、最後にお化け屋敷行きましょうか」

弟「うん、従妹ちゃんは怖いの大丈夫?」ガシッ従妹「だっ、だっ、大丈夫ですよっ!!!」


弟「あはは……」

姉『うぅ……』




というわけで、お化け屋敷



405 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 15:57:33.27 ID:hQU6YXAZO


従妹「きゃっ、怖いです……」

弟「大丈夫、作り物だよ」

従妹「ほっ、本当ですか?」


姉『なにが“きゃっ”だよ……本物見てるくせに』

従妹「もうちょっと近づいて良いですか?」

弟「あっ、うん」

従妹「えへへー//」

姉『反対側は私の場所だもんっ!』

従妹「………」パチン

弟「痛ッ……どうかした?」

従妹「いえ、煩い虫がいたもので」

姉『くぅ……』



406 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 16:04:42.63 ID:hQU6YXAZO


歩くこと、20分 

姉『グスッ……グスッ……』

従妹「!?」

弟「ん?どうかした?」

従妹「あっ、あの井戸……」

弟「あぁ、あれね。ただの飾りだよ?」

従妹「そっ、そんなはずっ!?普通じゃないですよ?あの井戸……」

弟「へ?」 

従妹「こっ、こわい………」

弟「うーん、前来た時は何もなかったんだけどなぁ」

姉『……グスッ……グスッ』

貞子(あの子……泣いてる?)



409 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 16:12:55.60 ID:hQU6YXAZO


弟「じゃあ俺が先に行って見てくるよ」

従妹「えっ、あっ、はい」

    とぼとぼ 

弟「うーん、なんにもないみたいだけどなぁ……」


   一方その頃 

従妹(ヤバい……アレはマジでヤバいわ……)

トントン

従妹(どうしよう……走れば、いや、でも……)

トントン 

従妹「欝陶しいわね、後にしてk」








川 ∀川『呪いますよ?』



412 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 16:30:43.56 ID:5TKezVOgO


貞子でたwwwwwww



421 : 飯、作ってます 2009/07/02(木) 17:50:46.03 ID:hQU6YXAZO


『ぎゃあぁぁぁあぁあ!!!!!』

弟「へ?」

従妹「うわあぁぁぁああああ!!!!!!」

  ドタドタドタ ドタドタドタ 

弟「………」

    しーーん 

弟「どうしたんだろ、一体……」



427 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 18:11:59.43 ID:W5oarksO0


このお姉ちゃんなら憑かれててもいいよおおぉ



432 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 18:30:26.93 ID:hQU6YXAZO


姉『貞子さんっ!?』

貞子『あっ、すいません……貴方が泣いていたので敵かと思って……』

姉『へ?』

貞子『でっ、でも大丈夫ですよっ?脅かしただけですから』

姉『あっ、うん。ありがとう、さだちゃん』

貞子『はい、えっ?(さだちゃんって何?)』

姉『従妹ちゃん大丈夫かな?あの子、幽霊が見えるらしいのよ』

貞子『そうなんですか』

姉『アレ?驚かない?』

貞子『ええ、何人か見たことがあります。全て倒しましたけど』

姉『へー、ふぇ!?』



435 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 18:41:48.92 ID:hQU6YXAZO


   20分経過


貞子『それでね、ひどいんですよっ!私をビデオテープの中に閉じ込めたり、ダビングしたりするんですっ!!』

姉『はぁ……』

貞子『なんですかっ!?その返事はっ!?ちゃんと聞いてくれてますかっ!?』

姉『はい、はい、聞いてますよー』

貞子『あれ、それで何の話でしたっけ?』

姉『いや、私にもさっぱり……』

貞子『あっ、お連れの方達、行っちゃいましたよ』

姉『なっ、なんだって!!!!それじゃさだちゃん、また来るね』

貞子『えっ、あっ、と……その……別に良いですけど……』

姉『あっ、一つ聞きたいことがあるんですっ!』

貞子『? なんですか?』



437 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 18:46:36.25 ID:hQU6YXAZO


姉『幽霊を見れるようになる方法ってあるんですか?』

貞子『あぁ、簡単ですよ』

姉『おっ、教えてっ!!お願い!!』

貞子『その人も死ねば良いんです、簡単でしょ?』

姉『簡単だけど……使えNEEEEEE!!!!』

貞子『そうですか?』

姉『もういいっ!私は弟くんを追い掛けるからっ!!じゃあねっ』


たっ たっ たっ たっ 

貞子『他にもまだ……ってあれ?もういない』



438 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 18:52:57.88 ID:hQU6YXAZO


    その頃 

弟「大丈夫?」

従妹「………」ガクガク

弟「なにかあったの?」

従妹「わっ、わたし、絶対見ちゃいけないもの見ちゃいましたっ!」ブルブル

弟「?」

従妹「弟さん……どうしましょう……私、私……」

弟「ん、大丈夫だよ。従妹ちゃんは俺が守ってあげるから」

従妹「……弟さん//」

弟「よし、じゃあ帰ろうか」

     ぎゅっ 

弟「従妹ちゃん?」

従妹「……です」

弟「え?」

従妹「好きです!弟さんっ!!」



440 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 19:01:51.18 ID:hQU6YXAZO


弟「従妹ちゃん?急にどうしたの?」

従妹「弟さんの事……好き、なんです」

弟「……またまた、笑えないよ?その冗談」

従妹「冗談なんかじゃ……ないもんっ!!」


従妹「わっ、わたしっ!本当に弟さんが好きですっ!!愛してます!!」

姉『!?』

弟「でも、俺達従兄妹同士だよ?」 

従妹「そんな言い訳聞きたくありませんっ!!だって……弟さんだって姉さんの事が好きだったじゃないですかっ!!」

弟「!?」

従妹「私、いっつも悔しかったんです。どうして私が姉さんに勝てないのか、全然わからなかった」

弟「………」

従妹「それでも、私は本当に姉さんの事をお姉ちゃんだと思ってきました」

従妹「だから、諦めようとしたんですっ!!」

従妹「でも、あの事故で姉さんが亡くなって……」

従妹「私、私……ほんの少しだけ、嬉しいと思っちゃった……」



453 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 20:33:32.00 ID:hQU6YXAZO


弟「従妹ちゃん……」

従妹「駄目、ですか?」

弟「いや、なんというか――」

従妹「そんなに姉さんの事が忘れられませんか?」

弟「―――」

姉『………』

従妹「……です」

弟「……」

従妹「もう良い、もう良いです!!」

弟「……従妹、ちゃん」

従妹「あはは、わかっちゃいますよ。私、弟さんの事、本当に好きですから」

姉『………』

従妹「……さよなら、弟さん」

     ダッー 

弟「従妹ちゃん……は!?追い掛けなきゃ」



457 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 20:38:18.70 ID:hQU6YXAZO


弟(なんで、こんな事になったんだろう)

弟(従妹ちゃん……なんで俺なんかに……)

弟「はぁ……はぁ……」

弟(従妹ちゃん、どこだっ!?どこだよっ!?)











460 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 20:44:21.19 ID:hQU6YXAZO


従妹「ハァ……ハァ……エグッ……ウェ……」

従妹(弟さん……)

従妹「グスッ……ハァ……」

姉『従妹、ちゃん』

従妹「!? ふんっ、なによ?私を笑いに来たの?」

姉『……ちがうよ』

従妹「悪かったわね、格好悪くて」

姉『……ううん、従妹ちゃんは凄いよ』

従妹「ふんっ、皮肉ならいらないわよ」

姉『皮肉じゃないっ!わっ、私は!本当にっ……』

従妹「まぁ、勇気を出してみたものの……やっぱりアンタの所為でおじゃんよ」



461 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 20:48:48.97 ID:hQU6YXAZO


従妹「………」

姉『!? 弟くん、来てるよ』

従妹「……会わす顔ない」

姉『でもっ!やっぱりちゃんと伝えなきゃ駄目だよ!!』

従妹「うぅ……駄目!やっぱり会えないっ!!」

姉『あぁっ!?従妹ちゃんっ!?』



463 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 20:53:53.29 ID:hQU6YXAZO


弟SIDE 

その瞬間、何が起きたかわかなかった。 

俺はただ、従妹ちゃんともう一度話すために必死で。

だから従妹の姿を見つけたときは、もう夢中で、周りもろくに見ずに走りだした。


弟「従妹ちゃんっ!」


姉の死が、偶然だというのなら 

俺が今、横断歩道のど真ん中にいて 

そこを大きなトラックが、猛スピードで横切ろうとしているのも 

きっと偶然なんだろうな。



466 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 20:55:22.71 ID:8BZRFnDpO


うわあああああああああああああ



469 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 20:58:35.20 ID:hQU6YXAZO


従妹SIDE 

何が起きているのかわからなかった。 

弟さんが、こっちに走ってきて。 

それから逃げるのに夢中で、気が付かなかった。

物凄いブレーキ音で、私は振り返った。 

従妹「……う、そ」

そこからはコマ送りみたいにスローで 

私の大好きな人が、吹き飛ばされている光景が見えた。 

私は、一歩も動けずにいた。



472 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:03:10.16 ID:hQU6YXAZO


姉SIDE 

私は、夢中で駆け出した。 

なにか予感めいた、デジャビュの様なものが脳裏に過った。

そして、弟くんに向かい突っ込んでくるトラックを見て確信する。

無我夢中、私は、自分の弟を、自分の愛する人を救うために走った。 


姉「弟くんは……私が守から」


弟くんが、最期、少しだけこっちを見てくれた気がする。 

トラックは無情にも、私の体をすり抜けた。



480 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:10:39.34 ID:hQU6YXAZO


弟(俺……轢かれた、んだっけ?頭、痛っ!!)

弟(あぁー、すっげぇ、血が出てる……)

弟(こりゃ助からねーな)

従妹「………グスッ……大丈夫ですかっ!?今っ!!救急車呼びますからねっ!!!」

弟(ごめんね、従妹ちゃん……また傷付けちゃった……)

従妹「いやぁ、いやですっ!!目を開けてっ!!」

弟(ごめん……ごめんなさい……)

従妹「いやあぁぁあああ!!!!!」

弟(姉さんに……会えると良いな……)

『弟くんっ!!弟くんっ!!!!』


弟「はは……さい、ごに……姉さん、の、こ、えが………」





おわり



484 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:11:20.29 ID:aA5MDsJm0


まさかのBADエンド




485 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:11:34.12 ID:sMwZFCN2O


なん…だと…



487 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:12:03.67 ID:VNaTlhqw0


終わっ・・・た・・・?



490 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:13:34.60 ID:PCjKrvfkO


やれやれ……間に合っ……
わなかったぜ…



496 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:17:35.43 ID:hQU6YXAZO


なんてのは嘘 

『……うとっ!!弟っ!!弟!!起きてっ!!!目を覚ましてよっ!!!!』

    ガバッ 


弟「………姉さんっ!?女「バカッ!!」えっ、女?」

女「バカ、バカ、バカ、死んだのかと思ったじゃんかぁー……グスッ……グスッ」

弟「えっ、俺、生きてる?」

弟友「一回心停止したらしいけどな」

弟「弟友……」

弟友「全く、ひやひやさせんなよ……」

女「……グスッ……グスッ」

弟「……ごめん」

弟友「おう、まぁお前が無事でなによりだよ」

女「ヒック……グスッ……(こくっ)」

弟友「じゃあ、俺達は医者に知らせてくるから、無理すんなよ」

弟「……おう」



504 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:22:24.83 ID:hQU6YXAZO


    コンコン 

弟「はい?」

    ガチャガチャ

従妹「……弟さん」

弟「……従妹、ちゃん」

従妹「お加減は、如何ですか?」

弟「全身、バラバラにされたみたいに痛い」

従妹「わっ、私をあれだけ泣かせたんですからっ!!当然ですっ!!!」

弟「うん……あの時は、はっきり断れなくてごめん。やっぱり俺には……」

従妹「良いんです、言わないで下さい。それに分かってましたから」

弟「従妹ちゃん?」

従妹「私はなにも出来ませんでした。でもあの人は、貴方を助けようと飛び込んでいって……」

弟「?」



510 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:28:33.54 ID:hQU6YXAZO


従妹「付いてきてください」

弟「えっ?」

従妹「車椅子なら借りてきましたから、大丈夫です」

弟「………」

従妹「多分、弟さんが逢いたい人、上に居ますよ。あっ、人じゃないけど」

弟「!?」

従妹「行きますか?」

弟「(こくっ)」





511 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:34:02.74 ID:hQU6YXAZO


     屋上

従妹「………」

弟「……従妹ちゃん?」

従妹「あのバカ幽霊!!また逃げやがったなっ!!」

弟「へ?」

従妹「おい!出てこい!!腰抜けッ!!成仏させんぞっ!!コラァ!!!!」


    しーーん 

弟「………」

従妹「あの野郎、出てこねぇつもりだな」

弟「えっと、従妹ちゃん?ですよね?」

従妹「キスしましょう」

弟「へ?」

従妹「だから、キスしましょう。もう見せ付けるみたいに、強烈な奴を」

弟「ひょ?」



517 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:39:46.86 ID:hQU6YXAZO


弟「従妹、ちゃん?」

従妹「大丈夫、気にしないでください。私は平気ですから」

弟「いや、ちょっとま姉『ダメええぇぇえええ!!!!』……!?」

姉『アンタっ!!なに私の弟に色目使ってんのよっ!!』

弟「………」

従妹「出たな、悪霊が。お経唱えんぞコラ」

姉『毎夜毎夜、枕元に立ってやろう?』

弟「………」

従妹「……ふんっ、まぁ今日だけは勘弁してやるよ」

姉『あっ、アンタねぇー、私が逃げようとしても執拗に追い掛けてきた奴が言う台詞じゃないでしょ!!』

従妹「ふんっ、知らないわ。ばいばい」



524 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:46:18.28 ID:hQU6YXAZO


    しーーん 

姉「あ……あぅ……」

弟「………」

姉「あの、見えてる?」

弟「(こくっ)」

姉「……ゴメンね」

弟「………」

姉「姉さん、勝手に居なくなっちゃって、ごめん」

弟「………」

姉「でもねっ、ずっと見てたんだよ……弟くんの事……」

弟「………」

姉「いつのまにか、こんな身体になっちゃってたけど……やっぱり弟くんが好きだったから……」

弟「……姉、さん。姉さん!姉、さん!」

姉「ただいま、弟くん」



527 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:49:02.12 ID:hQU6YXAZO


「……グスッ……グスッ……」

「大丈夫、私はどこにも逝かない。ずっと貴方と一緒よ」

「……グスッ……グスッ」


姉「あっ、弟くん……また泣いてる」 


「今日のは……グスッ……嬉し泣きだから……良いんだよ」



幽霊姉「あっ、弟くん……また泣いてる」  


おわり



536 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:52:56.53 ID:W5oarksO0


最後にスレタイはいいね乙



537 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:53:18.06 ID:hQU6YXAZO


終わりました 

書くの遅いのは仕様です、すいません

度重なる寝落ち、完結出来たのは保守してくれた人達のお陰です 

ありがとうございました


ありきたりな結末になって申し訳ないです 

今度はもっと練って来ます 

では、>>1拙者から皆々様へ最大の乙を贈り奉り侯



545 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:57:52.51 ID:3gp/3Ndd0


>>537

最後の弟のセリフに弟って書かれてないけどなにか意味あるの?
弟死んだとか?



546 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:59:16.71 ID:PCjKrvfkO


>>545
俺もそう思った
それで霊が見える従妹が連れてきたのかと
まぁ不都合の方が多い解釈だな



538 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:54:12.22 ID:sdf/4sTcO


乙よかったよ!



543 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 21:56:52.16 ID:B89X14vAP


この先は読者の考えさせられるコーナーでいいわけ?

結局この話は悲しいと思うのだ。



549 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 22:18:03.15 ID:WYLGW/uM0



あんた、いいもの持ってるぜ。
幽霊シリーズ楽しみに待ってるぜ



552 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 22:39:01.40 ID:EayLe4KWO





最後は弟も幽霊になって、姉とふわふわ仲良く暮らすんだな



554 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/02(木) 23:18:11.74 ID:YBJgokRMO


乙でした。面白かったです。



565 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/03(金) 02:58:37.19 ID:rMoU6O+AO


乙!


貞子放置でかわいそうじゃないかww

でも姉可愛いな姉




元スレ:http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1246322611/
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