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1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 01:43:34.94 ID:MrAV8FNSO


足をバタバタさせながらあえぐバタコ
バタコ「新しい顔持ってかなきゃいけないのにっ…!はぁぁんっ!ごめんなさいアンパンマン…」



2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 03:18:13.98 ID:zpWd+ZQG0


ageてみよう



3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 03:26:03.70 ID:gNqUDwEgP


ジャムおじ「ふふ・・・バタコは嫌がってもアソコはバターのようにトロトロだよ・・・?」

バタコ「いやぁ・・・やめてえ!アンパンマンがやられちゃう!」

ジャムおじ「バタコは黙って私の甘い密でも吸ってればいいんだよ。後で適当に顔作って持ってくから。ほら、ここが気持ちいいんだろ?」

バタコ「んっ・・・ごめんなさいアンパンマン・・・」

続き誰かよろ



4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 03:28:14.45 ID:Yo5wxnojO


なんだこの他人任せなスレは?



6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 03:33:35.00 ID:Mi5ei0ekP


駄目だ・・・・しょせん・・バタコだろ?

なぜ・・なぜ俺は勃起したぁあああああああああああああ!!!



30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 04:38:05.87 ID:C9T1qzDwO


ヒャッハー
ミスターAVの建てるスレは一味ちがうぜ



48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:29:10.71 ID:M6ElfTV7O


>>1
IDがミスターAV…だと…



147 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:41:18.70 ID:ScaCWs290


>>1>>2の間の時間差に笑ったのは俺だけじゃないはず



151 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:53:33.19 ID:ra59btMb0


もし>>2がこのスレを見つけなかったら…



15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 03:47:20.22 ID:qVMXlbYRO


ジャム「ほらアンパンマン、みてごらん。君の大切なバタコは、本当はけつまんこにフランスパンを突っ込まれてあえぐような変態さんなのさ」

バタコ「いやぁぁあ!みないでっ!みないでっアンパンマンッ!!」

アンパン「クッ…!!」

ジャム「おおっと、私を殴るきかい?しかしねぇ、…ははは、そうだろう、君を作ったのは他でもない私だからね、その行動はプログラムに違反しているんだ。ははははははは」

バタコ「ご、ごめんなさいアンパン…うひぃぃいっ!イッチャウ!またいっちゃう!」

アンパン「……うわぁぁああああああッ!!!!」

ジャム「はははははははははっ!!!」



21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 04:08:54.56 ID:qVMXlbYRO


一体いつからだろうか…
あんなに優しかったジャムおじさんが変わってしまったのは…

「イヤ……ヤメ……ヒッ……ギィ」
薄い壁を挟んだ隣室から、今も漏れ続けるバタコの悲鳴に耐えきれず、アンパンマンは強く、強く下唇を噛み締めた。

「タス…テ…アン…パ…ッ!!」
きっと、気のせいだ。

「…ハハハハ」

ジャムの笑い声が聞こえる。

「…タス…ヒイ!!」

終わらない悪夢にアンパンマンは頭を抱えてうずくまる。

「タスケテ…アンパンマンッ!!」

なにかが自分のなかで崩れる音がした。

「うわあぁあああああぁッ!!!」

大声で叫んで外に飛び出す。
「ハハハハハハハ……」

絶望に満たされた頭のなかでは、耳障りなジャムの哄笑がいつまでもひびいていた。



23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 04:22:22.32 ID:qVMXlbYRO


ショクパン「そうですか…ジャムおじさんはやはりもう…」

そう呟いて俯く唯一無二の親友。
その表情は、普段温厚な彼に全く似つかわしくない、府の感情で満ち満ちていた。

ショクパン「…これはもう…私たちがジャムおじさんをとめるしかありません…」

ややあってショクパンマンは、思い詰めたように切り出した。

アンパン「…しかし、私たちはジャムおじさんの『作品』だ。彼に逆らうなど…ハッ!!?まさか君はっ!!」

ショクパン「そうです…私たちが…彼を殺すのですっ!!」

アンパン「そ、そんなこと!!仮にも私たちの産みの親なんだぞ!!」

ショクパン「しかし今ほっておいては、さらに被害が増すばかりです!現にバタコさんは…ッ!!」

アンパン「!!…」

ショクパン「…申し訳ありません」

アンパン「いや、いいんだ…」



27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 04:32:46.42 ID:qVMXlbYRO


アンパン「たしかに…」
下をうつむいて何事か考え込んでいたアンパンマンは、何事か決心したように顔をあげた。

アンパン「たしかに、君の言う通りかもしれない…」
ショクパン「…それでは」

アンパン「…ああ、闘おう…私たちの手で、ジャムおじさんを殺すんだ!!そしてバタコさんを…」

ショクパン「…よく決心してくれました。それでは早速、カレーパンマンにもこの事を話して協力してもらいましょう」


アンパン「…しかし、カレーは、彼のなかでジャムおじさんを絶対の存在としてしまっている…彼がジャムおじさんを裏切るなど…」

ショクパン「だからこそですよ、今のジャムおじさんは彼にとっても認めがたい、理想とはかけ離れた姿のはずだ。とにかく、はなしだけでもしてみましょう」

アンパン「…わかった…」



32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 04:42:52.17 ID:qVMXlbYRO


カレーパン「…ジャムおじさんを…殺す…?」

ショクパン「そうです。これ以上の悲劇を食い止めるには、もうそれしかありません」

カレーパン「…しかし、ジャムおじさんは俺達の…」

ショクパン「…協力していただけませんか?」


ショクパンの後ろに隠れ、ひそかに拳を固める。
実際カレーパンマンは強い。万が一敵対するとなると負けるとは行かないまでも、相当な苦戦を強いられるだろう。
ならばいっそここで…

カレーパン「…わかった。俺も協力しよう」

ショクパン「本当ですか、カレーパンマン!!」

それを聞いてショクパンは心底嬉しそうな声をあげた。アンパンマンもほっとして、力を入れていた拳を緩める。

カレーパン「…俺も、このままじゃいけないと思っていたんだ。…ジャムおじさんは間違ってる!!」

ショクパン「カレーパンマン!」

カレーパン「ああ、俺たちでジャムおじさんをとめるんだ!行こう、パン工場へ!!」



36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 04:57:03.67 ID:qVMXlbYRO


パン工場へ向かう道すがら、久しぶりに三人ならんで空を飛ぶ。しかし、もはや以前のように心は弾まない。
弾むわけがない。

カレーパン「…しかし、俺達パン戦士は、産みの親であるジャムおじさんには直接手を出せない。一体どうするんだ?」

重苦しい沈黙に耐えきれなくなったのか、カレーパンが至極もっともな疑問を口にした。

アンパン「…ああ、パン工場ごと潰すんだ」

カレーパン「パン工場ごと?」

ショクパン「そうです。作戦があります。まず、私がジャムおじさんの気を引きつけている間に、カレーパンマンが捕われているバタコさんを救出します。そして一人残ったジャムおじさんを工場ごとアンパンマンが…」

カレーパン「あんこみたいに押し潰すってか!ははは」

無神経な冗談に思わず殺意がわくのを禁じ得ない。

ショクパン「…」

カレーパン「…はは………すまん………あの犬はどうするんだ?」

ショクパン「チーズは見捨てます。犬一匹にかかずりあってる時間はありません」

カレーパン「…そう、か」

小さく呟いてカレーパンが俯く。再び重苦しい沈黙が三人の間を支配する。



39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:02:25.28 ID:dmLSLLVhO


アンパンマンとカレーパンマンはジャムおじさん製だけどしょくぱんまんはちがうよ
彼はトースター山生まれの赤の他人
だからジャムおじさん殴りまくり



40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:04:40.47 ID:qVMXlbYRO


ショクパン「…つきましたね」

カレーパン「ああ…」

パン工場の裏手の木の影から様子をうかがうと、中からかすかにかすれた悲鳴のようなものが聞こえた気がした。
バタコさんはまだ拷問されているのだろうか…
先程の彼女の涙とよだれにまみれた顔を思いだし、知らず知らずのうちに拳を握りしめていた。

ショクパン「…どうやらジャムおじさん達はまだ中にいるようですね…行ってきます!カレーパンは間をはかって裏口から入ってください!」

そう小声でささやくと、ショクパンはパン工場の正面玄関へ向かっていった。



41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:10:51.37 ID:qVMXlbYRO


カレーパン「…そろそろか?」
ショクパンマンが工場の中に入ってから数分が経過し、カレーパンがそわそわと中の様子を気にしながら呟く。

カレーパン「…よし、大丈夫そうだな。今のうちに俺は裏口からバタコさんを助けだす。無事終わったら、大声でお前を呼ぶから、あとは…わかるよな?」

アンパン「ああ…バタコさんを…頼む…」

カレーパン「へへっ…まかそとけって!行ってくるぜ!!」

そういって工場へ向かって颯爽と走り出したカレーパンマンの背中は、とても頼もしく見えた。



44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:16:29.42 ID:qVMXlbYRO


アンパン「まだ…なのか…」
カレーパンが工場へ入ってからまだ実際には数分もたっていないのだが、アンパンマンにはその待機時間が無限に続くかのように感じられた。

アンパンマン「まだ…」

何度めかのセリフを呟いたとき…

「いまだっ!!アンパンマン!!」

聞こえた!確かに聞こえた!!

「…おぉ…ウオオオオおお!!!!」

一声吼えて、アンパンマンは身を隠していた茂みから飛び出し、パン工場へむかった。



45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:24:46.16 ID:qVMXlbYRO


目指すはパン工場の徹底壊滅!
まず始めに工場のシンボルである長い煙突に向かったのは偶然だろうか、それとも…

アンパンマン「ううおおおおっ……アァァァァァン!!!」

アンパンマンは空中で、必殺の一撃を繰り出そうと身構えた。
腕をひき、全身の筋肉に力をみなぎらせ、拳を固く握りしめる。

アンパン「ァアアアアアアアアンパ……ッ!!?」

しかし、すべての思いをのせた必殺の拳は、彼の目に飛び込んできた信じがたい光景によってあっけなく一蹴された。



47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:28:50.70 ID:qVMXlbYRO


ジャム「…ははは見てごらん、アンパンマンのあの顔、あははははははは!!!」

彼の目に飛び込んできたのは、絶望、具体的にはパン工場の芝生にたち、にやにや笑うジャムおじさんとカレーパンマン、そして俯くショクパンマンだった。



49 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:34:06.06 ID:qVMXlbYRO


ジャム「やあアンパンマン!相変わらず間抜けな顔をしているね、ははは!」

視界が一瞬にして歪む。一体何が…いや、分かっている。しかし認めたくなかった。

アンパン「ショクパンマン…カレーパンマン…ッ!!」
ショクパン「すまない、ドキンちゃんを人質にとられて…クッ…」

カレーパン「あはは、サイッコーだなあいつ、マジウケるwwwwwww腹いてぇwwwwww」




51 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 05:52:43.28 ID:qVMXlbYRO


ジャム「あはははは、いやぁ本当に愉快だ。まさかこれほど知恵足らずだとは。さすがに脳みそがあんこなだけあるな、我が作品ながら少々情けなくもある。ははは」

アンパン「…いつから…一体いつから…」

うわ言のように繰り返しながら、自分の心のなかで、はっきりと先程までの何か力強いものがあっけなく音をたてて折れていくのを感じていた。

カレーパン「最初からだばーかwwwwショクパンも俺もはじめっからそのつもりさ、お前だけ必死の、とんだ茶番劇だったぜwwwwww」

ショクパン「うう…すまない、アンパンマン…私は…」

ショクパンマンがなにか呟いていたが、耳に入らなかった。昔からあまりなかのよくなかったカレーパンマンならまだしも、親友、たった一人の戦友、ショクパンマンにまでも裏切られた。
その事実が容赦なくアンパンマンの心に突き刺さる。

ジャム「あはははは、どうしたんだね、アンパンマン?さっさとその作業を続けたまえ。まぁ、もちろん私は痛くも痒くもないし、ぺしゃんこに潰されるのはあの使い古した精液便所と生意気な小娘だけだ。
もっとも小娘のほうはまだ遊び足りないから、若干もったいなくはあるがな。はははははは」

そう嘯くジャムおじさんの皮肉な笑い声が、アンパンマンの頭のなかで何度も何度もこだましていた。



53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 06:02:57.10 ID:qVMXlbYRO


ジャム「あはははは…ふぅ、さて、どうやらアンパンマンはすっかりやる気をなくしてしまったようだね?
もっと私を楽しませる別の方法は考えていなかったのかね?」


カレーパンマン「これだけっすよwwwwwwあいつマジあほッすからwwwww」

ジャム「つまらんなぁ、ショクパンマンだって、小娘を人質にとるまではもう少しまともな抵抗を見せたものを…
まぁ仕方ないか、飽きたわ。おい、ショクパンマン、後始末をしてこい」

ショクパン「えっ…」

ジャム「聞いていただろう?ヤツはもういらん、お前が始末してくるんだ。なんだ、小娘をどうかしてほしいのか?」

ショクパン「クッ…!」

カレーパン「俺にやらしてくださいよwwww俺、昔ッからあいつ嫌いなんすよwwwww」

ジャム「ならん、聞こえなかったのかショクパンマン。私は気が短いんだ」

ショクパン「…わかりました」

観念したようにそう答えて、ショクパンマンはふわりと飛び上がった。



54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 06:11:32.40 ID:qVMXlbYRO


ショクパン「…すまない、アンパン、マン…」

アンパン「…」

自分と同じ高さまで飛んできたショクパン、すでに彼は攻撃可能な位置にまで近づいている。
しかし、もうどうでもよかった。
アンパンマンはただ呆然と、その場に浮かび続けていた。

ショクパン「…すまないアンパンマン!!せめて一撃でっ!!」

ショクパンマンは既に利き腕を大きくひき、攻撃体制に入っている。




55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 06:19:12.86 ID:qVMXlbYRO


ショクパンマン「ショォォォォオクパァァァッ!?」
しかしその必殺の一撃は、突如足下から聞こえてきた爆音によって間一髪遮られた。

ショクパン「なっ!!なにがっ!?」

アンパン「…バタコさんっ!!!」

見下ろす足元には轟音をあげて崩れていくパン工場。
ショクパン「ああ…ドキンちゃんっ!!私のせいでっ!!」

瓦礫によって押し潰されたであろう、各々のかけがえのない大切な人たちを思い、彼らの心が再び絶望で満たされる。一体あとなんかい地獄を味わえばよいのか。




その時だった。



57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 06:26:19.87 ID:qVMXlbYRO


「…この時を待っていたぜ…ったく、手間ぁとらせやがって…」

もうもうと立ち上る煙の中にひとつのシルエットが浮かび上がって行く。

カレーパン「…その声は!まさかっ!!?」

ジャム「……」


煙の中の影はゆっくりと、しかし確実にある特徴的なラインを描いて行き


バイキン「はぁあっはっはっはっハァヒフヘホォォオオッ!俺様登場ッ!!!!」

なんとそれはUFOに乗り込んだバイキンマンだった。



58 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 06:30:59.23 ID:6/gVWtM5O


無駄に熱い展開w



60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 06:50:42.21 ID:qVMXlbYRO


ジャム「…一体何のようだねバイキンマン君…」

バイキン「何のようだも糞もねーだろ、この変態じじいっ!!ドキンちゃんは返してもらったぜっ!!」

カレーパン「てめぇ、いつの間に!!」

ジャムおじさんの額にはうっすらと汗が浮かび、まるで先程までの余裕が嘘だったかのように目に見えて慌てていた。



61 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 06:55:33.35 ID:qVMXlbYRO


バイキン「つーわけでドキンちゃんは返してもらったからなぁ!!」

そう言って彼は優しさに満ちた眼差しで後ろの座席を振りかえる。
その視線の先には気を失ってぐったりと窓にもたれ掛かっているドキンちゃん、そして…


アンパン「バッ、バタコさんッ!!」


アンパンマンのかけがえのないただひとりの想い人、バタコさんが確かに存在していた。



62 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 06:58:08.03 ID:1NxEPAGD0


バイキンマンかっけぇwwww



65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 07:09:53.76 ID:qVMXlbYRO


バイキン「ったく、どうせあまちゃんのてめぇらのこった、人質とられていいように遊ばれてたんだろう?
ドキンちゃんと一緒に倒れていたその女を見て、俺はピンっときたね」

アンパン「バッ、バイキンマン…」

バイキン「それによぉ…へへっ、…おまえらみたいなのでも、さすがにみごろしはよぉ…目覚めがわるいっつーか…へへへ…」

ショクパン「…感謝しますよバイキンマン…」

アンパン「…ああ、本当に助かったっ!!」

バイキン「けっ、男に感謝されたって何も嬉しくないね…それより、よぉ」

そう言って彼は、心底軽蔑したような目付きで下を見下ろす。

ショクパン「…ええ、そうですね」

アンパン「ああ、そうだな!!」

そう言って空中で身構えるふたり
そして本来敵であるはずのバイキンマン

しかし、三人は各々違う言葉を全く同じタイミングでいいはなった。

バイキン「てめぇらを…」ショクパン「あなたたちを…」アンパン「お前たちを!!」
「ぶっつぶすッ!!!」



67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 07:17:09.71 ID:qVMXlbYRO


ジャム「ちっ…ごみどもが調子づきおって…おい、カレー!!分かってるな!」
カレーパン「へいへいwまぁ大丈夫っすよwwなんのために、あれやったと思ってるんすかwww」

ジャム「…油断はするなよ、行ってこい」

カレーパン「へーいwwww」

ヤル気なさげにそういうと、彼もまた、戦いの空へと飛び上がっていった。



69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 07:30:10.89 ID:qVMXlbYRO


カレーパン「さーて…かかってきな、ゴミ共wwww」

三人と対峙してなお、落ち着き払った声がカレーパンマンが言った。
その余裕はただの強がりが、はたまた…

ショクパン「気をつけて下さい、二人とも。カレーパンマンは最近、ジャムおじさんに再改造を受けたのです!!」

バイキン「さ、さいかいぞぉ?」

ショクパン「そうです!機動力をあげる反重力低減装置の強化、そして攻撃力をあげる両手足の内部ブースターの強化!!今の彼は私たちの知っている昔のカレーパンマンではありません!」


アンパン「…バイキンマン、君はドキンちゃんとバタコさんを守りながらの戦いを強いられる。なるべく防御に徹し、隙を見ての援護攻撃を頼む」

バイキン「ちっ、おれぁお荷物かよ…」

言いつつも、バイキンマンは素直に期待を後ろに下げる。

カレーパン「何をごちゃごちゃと………うるせぇやつらだなぁあああっ!!!

三人の会話にしびれを切らしたカレーパンの突撃、それが戦いの合図だった。



70 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 07:41:05.31 ID:iIvmWF26O


なんか熱いなwww



72 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 07:41:53.28 ID:qVMXlbYRO


カレーパン「おらぁあぁああっ!!!」

空を切るカレーパンの猛烈な一撃、三人は間一髪それをかわすと、すぐさま反転したショクパンマンがカレーパンの後ろからけりつける。

ショクパン「ショオオオクキィィィィクッ!!!」

カレーパン「そんな大振り…あたるかぁぁぁ!!!」

余裕でかわすカレーパンマン。ショクパンを追撃しようと身構えるが、それより先にアンパンマンが突っ込んでくる。

アンパン「アアアアんぱあああんチッ!!!」

カレーパン「チィィイッ!!」

しかし、間一髪それを交わしたカレーパンマン。そのままとびぬけていくアンパンマンの背中めがけて、得意のカレーを吹きかけるが
バイキン「さっせっるっかぁぁあ!!」

口から吐き出した一撃必殺のカレー弾は、あっけなくバイキンUFOの高圧ウォーターカッターに弾かれる。



73 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 07:51:12.57 ID:qVMXlbYRO


アンパン「助かったよ!バイキンマンッ!!」

バイキン「集中しろッ!!来るぞッ!!」

いい終えるか否かの瞬間、
ショクパン目指してカレーパンマンがつっこむ。

カレーパン「カレェェエエッ!!キィィイックッ!!」

ショクパン「グウウウッ…!!」

辛うじて右腕で防御するショクパンマン、しかし、そのまま追撃の一撃を加えようとカレーパンマンが身構える!!

アンパン「アアアアアンンパアアアンチッ!!」

カレーパン「がぁっ!!?」

避けきれず、カレーパンマンの脇腹にアンパンチが突き刺さる!!



75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 08:01:21.53 ID:qVMXlbYRO


カレーパン「…調子に乗るなよ…調子に乗るなよ糞共がッ!!!」


一旦空中に制止したカレーパンマンが吠えた。

カレーパンマン「イライラすんだよカスがッ!!!その目で俺を見るなッ!!!俺をあわれむんじゃねぇッ!!俺はお前なんかより強いんだッッ!!」

アンパン「……」

アンパンマンはただ無表情に、喚くカレーパンマンを見つめている。

カレーパン「いつもそうだ!!いつもテメェらは俺を見下しやがってッ!!俺の方がッ!!お前なんかよりッ!」

ショクパン「…」

カレーパンマン「俺は誰よりも強いのにッ!!おまえらなんかより強いのにッ……気に入らねぇ……気に入らねぇぞ…」

バイキンマン「…」

カレーパン「だから…むかつくから…おまえらの大切なもの…」



カレーパン「ぶっ壊してやるんだッッ!!!!」

アンパン「!!!」
ショクパン「しまっ!!」



77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 08:14:24.62 ID:qVMXlbYRO


カレーパン「しぃいいねぇぇえぇえぇえッ!!!」

そう叫ぶと、彼はバイキンUFOめがけて最大速力で突っ込んでいった。
かつては、アンパン、ショクパンとならんで、平和を守るパン戦士と歌われたその振りかざされた右腕は、なぜかとても悲しそうに見えた。

アンパン「あぶないっバイキンマン!!」

しかし、そう叫んだアンパンマンより早く、バイキンマンは行動を起こしていた。

バイキン「そうくると思ったぜっ!!!離れろ二人ともッ!!」

言うが早いか何事かすばやくコンソールに打ち込む。

バイキン「くらいやがれっ!!対パン戦士用最終兵器ッ!!ウォーターキューブッ!!!」

アンパン「ッ!!」
ショクパン「なにっ!!」

カレーパンマンの渾身の一撃がバイキンUFOに到達する寸前、UFOを中心とする全ての方角に高圧の水が発射された。



78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 08:15:05.71 ID:qVMXlbYRO


ちょっと休憩するね

なんなの俺ばかなのなに書いてるの



80 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 08:19:57.42 ID:1NxEPAGD0


読んでるよ



87 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 09:35:18.97 ID:MfnVV7RFO


メロンパンはまだですか



89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 10:06:01.65 ID:qVMXlbYRO


カレーパン「あああああああああっ!??!」

バイキンUFOから射出された高圧の水流を顔面に受けたカレーパンマンが、たまらず悲鳴をあげる。

バイキン「いまだっ!!二人ともッ!!」

間髪を入れないバイキンマンの叫び声を合図に、パン戦士二人が必殺の攻撃体勢に入る。

ショクパン「クッ…すいませんカレーパンマンッ!!」
アンパンマン「…いくぞっ!!」


ショクパン&アンパン「ダァァアブルルルッ!!!」


カレーパン「ああ嗚呼アあアアアアアあ亜ッッッ!!!!」

ショクパン&アンパン「パアアアアアアアアンチッ!!!!」

カレーパン「ガアああアアアアッ!!」

二人のフルパワーをのせた一撃をまともに受けたカレーパンマンは、受け身もとれずに轟音をあげ、地面に叩きつけられた。



90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 10:16:10.96 ID:qVMXlbYRO


アンパン「…」

ショクパン「…」

かつての戦友を叩きのめした二人は、倒れているカレーパンマンのそばに無言でおりたった。

カレーパン「…ざまぁ…ねぇなぁ…」

ショクパン「…」

立ち上がる力も最早ないのだろう。カレーパンマンが倒れたまま、ゆっくりと口を開く。

カレーパン「…俺は…二人みたいに…強くなりたかったんだ…」

アンパン「…」

無言でたたずみながら、倒れ伏したかつての友達にかけられる言葉を必死に探す。

カレーパン「俺は…誰より強く…グゥッ!!」

ショクパン「もういいっ!喋るなカレーパンマンっ!!」

ショクパンマンが悲しみに顔を歪ませ、悲痛な声で叫んだ。

カレーパン「ジャムおじさんが…おかしくなってしまったのは…薄々気付いて…いたんだ…」

ショクパンマンの静止も聞かず、体から絞り出すような声でカレーパンマンが続ける。



91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 10:26:08.01 ID:qVMXlbYRO


カレーパン「…再改造の話も…はじめは…断った…アンパンマンには…内緒だって…変な…話だなぁって……」

ショクパン「もういい!もういいんだカレーパンマンっ!!全部分かっている!!」

いつも冷静なショクパンマンが、驚くほど感情を露にしてカレーパンマンをなだめるが、構わず彼は続ける。

カレーパン「…でも、ジャムおじさんが…パン戦士の中では…お前が一番弱いって……いつも、二人の、足を引っ張ってばかりの、お荷物だって…だから…おれ…おれ゛は…」

涙声になりながら話続けるカレーパンマンに、それまで黙っていたアンパンマンが、思い口を開いた。



93 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 10:39:39.19 ID:qVMXlbYRO


アンパンマン「カレーパンマンは…強いよ」

カレーパン「……俺が…強い?」

思いもよらなかったライバルの言葉に、カレーパンマンが驚いたような声をあげる。

アンパンマン「そうだ…カレーパンマンは強い。一緒に戦ってきた僕たちだから分かる…」

ショクパン「…そうですよ…あなたは強い。誇り高きパン戦士です!!」

ショクパンマンも言葉を続ける。

ショクパン「今までだって…三人一緒に戦ってきたじゃないですか!どんなに強い敵でも、三人だったら闘えた!三人だから闘えたんだ!あなたはお荷物なんかじゃない!!
誇り高きパン戦士だ!!」

そう言う彼の目は、体の構成成分とは無縁であるはずの水分で溢れ、今にも泣き出しそうに見えた。

カレーパン「…そう、かぁ…あり、がとう…ご…ごめんな…ふたりと、も…」

すでに虫の息のカレーパンマンが、ぐしゃくしゃの顔でささやくように言う。

カレーパンマン「…へへっ…おれ、も…なかま、かぁ…へへへ…………あぁ…かおが、よご、れて……ち、から、が………」

そう言うと、彼は事切れた。



94 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 10:40:41.64 ID:rvfoXMpM0


おわカレー



95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 10:44:52.21 ID:caGkzCRnO


おつカレー



97 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 10:46:24.51 ID:qVMXlbYRO


バイキン「……畜生、ジャムの野郎…」

UFOからおり、黙って三人のやり取りを見守っていたバイキンマンがうめくように呟いた。

バタコ「…ジャムおじさんなら、地下の秘密工場に逃げたはずよ…」

アンパンマン「!!気付いたんですか、バタコさん!!」

振り返ったアンパンマンの目に映ったのは、最愛の人のやつれた姿だった。

バタコ「…ごめんなさい、アンパンマン…あなたには…あなただけには、あんな姿、見せたくなかったのに…」

消え入りそうな小さな声でバタコが呟く。





98 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 10:54:19.12 ID:qVMXlbYRO


アンパン「…謝るのは僕の方だ。あなたを、守れなかった。自分が恨めしい…」
バタコ「アンパン、マン…」

無言で俯いて下唇を噛み締めていたアンパンマン、しかし彼は意を決したように顔をあげ、言葉を続けた。

アンパン「守れなかった…でも、でも!!もう、傷つけない!!もう泣かさない!!あなたは僕が、必ず守るっ!!」

バタコ「私は、汚されてしまった…それでも…それでもまだ私を想ってくれるの?」

アンパン「当然だッ!!バタコさんは…バタコさんは…汚れなんか関係ないッ!!バタコさんは世界で一人の僕の最愛のパン職人だッ!!」




100 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 11:00:31.03 ID:qVMXlbYRO


それを聞いてバタコは、俯いく。その顔をつたい、地面に一滴、また一滴と水滴が落ちていく。

バイキン「あ゛~あ~やだねぇ、リア充って」

ドキン「早速泣かしたわね、最近のアンパンって嘘もつけるのね」

バイキンマンの後ろからひょっこり顔を出したドキンが真顔でそんなことを言う。

ショクパン「ドキンちゃん!!無事だったのかっ!!」

それをみやり、ショクパンマンが嬉しそうに、そして心配しながらそう言った。



101 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 11:05:04.76 ID:qVMXlbYRO


ドキン「ショクパンマンさまぁっ!!きっと助けてくれるって信じてました!!私の王子さまっ!!」

歓声をあげながら、ショクパンマンの胸に飛び込んで行くドキンちゃん。それをやや複雑そうに見ながらバイキンマンが続ける。

バイキン「このままハッピーエンドと行きたいとこだがよぅ…まぁだ、残ってるんだよな、諸悪の根元ってやつが」



103 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 11:12:51.14 ID:qVMXlbYRO


それを聞き、バタコもハッと顔をあげる。

バタコ「秘密工場には、チーズの犬小屋から入れるわ。ジャムおじさんはきっとその中よ」

そういって、壊滅したパン工場の傍らのみすぼらしい犬小屋を指差した。

バタコ「…でも、中で何が待ち受けているのか、私でも分からないわ…きっと危険なのは間違いない、それでも…それでもやっぱり、行くの…ね…」

そう言って、再び俯く。言葉の最後はかすれてしまい、声にならなかった。



104 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 11:29:20.74 ID:qVMXlbYRO


アンパン「…心配しないで下さい。…必ず、必ず無事に帰ってきます」

バタコ「アンパンマン…」

顔をあげたバタコが、大切な想い人を見つめ、涙声でその名を呼ぶ。

ドキン「だいじょうぶよ、何て言ったってショクパンマン様がついてるんだもの!きっとジャムの爺なんか、指先でちょちょいって撫でて帰ってくるわ!!
それに、バイキンマンだってついてるしね!オマケだけど」

ドキンちゃんが、決して素直ではないが彼女なりの言葉で、不安に押し潰されてしまいそうなバタコを慰めようとする。が、

バイキン「…いや、おれは行かねぇよ」



105 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 11:32:54.38 ID:qVMXlbYRO


ドキン「!?なにいってるの!!ここで闘わないなんて、あんた正気!?」

口ではとやかく言いながらも、ドキンちゃんはバイキンマンを絶対的に信頼している。
その信頼を裏切られたように感じて、思わず声をあらげ、バイキンマンに詰め寄る。



106 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 11:41:32.62 ID:qVMXlbYRO


バイキン「二度言わせるなよ、俺はいかねぇ…元々パンやどもの始めたいざこざだ。ドキンちゃんさえ無事なら、もう俺様には関係ないことさ」

ドキン「このっ!!意気地無しッ!!卑怯ものッ!!」

更に声をあらげ、今にもバイキンマンに殴りかかりそうになるドキンちゃん。しかし、それを制してアンパンマンが言う。

アンパン「いや、いいんだドキンちゃん。彼の言う通りだ。今回のことは既に直接彼には関係ない。今まで助けてくれたのだって、充分過ぎるほどだ」

ドキン「でもっ!!!」

憤慨したドキンが更にいいつのろうとするが

ショクパン「…ええ、もう充分助けてもらいました。彼がいなかったらきっと二人とも殺されていた。これ以上迷惑をかけることなんて出来ない。今までありがとう、バイキンマン」

バイキン「けっ…てめぇらに感謝されたってちっとも嬉しくねーやね」

バイキンマンはそう嘯いて、そっぽを向く。



107 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 11:47:11.54 ID:qVMXlbYRO


バイキン「つーわけだから、まぁあとは勝手に頑張れや!おい、帰るぞドキンちゃん!!」

言い捨てるとさっさとUFOに向かって歩き去って行く。その背中を見ながら

ドキン「…サイッテー…」

小さくドキンちゃんが呟いた。

ショクパン「いいんですよ、本当に彼には感謝している。あなたも行ってください…そして、必ず、また会いましょう」

ドキン「…ショクパンマン様…」

その言葉に、ドキンちゃんが売るんだ瞳でショクパンマンを見つめ返した。




111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 12:08:35.31 ID:qVMXlbYRO


アンパン「バイキンマンッ!!」

あるき去っていくバイキンマンを追って、アンパンマンが駆け寄っていく。

バイキン「…あ?」

いぶかしげに振り返ったバイキンマンに、アンパンマンは小声でささやきかける。

アンパン「…もし、万が一僕達がジャムおじさんに負けるようなことがあれば…」

バイキン「…ああ」

アンパン「その時は、バタコさんを、頼む…」

絞り出すようなこえをだすアンパンマンに向かって、バイキンマンは苦い顔をして答えた。

バイキン「はじめっから負けると思って戦う馬鹿はいねぇよ、下らねぇ保険なんざくそッ食らえってんだ」

アンパンマン「分かっている…だか、たのむっ!!彼女だけはっ!!」

そう言われて迷惑そうに渋面を作っていた、バイキマンだが、一度ぐるりと辺りを見回すと、こう切り出した。



115 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 12:20:04.90 ID:RLF4zv12O


バタコのケツマンコは開拓されてるけどマンコについては触れてないよな
まさか処…アンパンマンおめでとう!



116 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 12:22:09.71 ID:qVMXlbYRO


バイキン「…ったく、今日は厄日だな…」

アンパン「…すまない…すまない…」

独り言のように感謝の言葉を繰り返すアンパンマンに向かって、しかし彼はこういいはなった。

バイキン「勘違いすんなよ。取引してやるだけだ」

アンパン「…とりひき?」

バイキン「とりひきだ。バタコは面倒見てやるよ。その代わり、あれだ。アンパンマン号を俺様によこせ」

そう言って彼が指差した先にはパン工場の特別装甲車両、アンパンマン号があった。簡潔に言えば移動式のパン工場で、本部がなくなった今アンパンマン号を失っては、新しいパンを焼くどころかパン戦士たちのメンテナンスさえろくに出来ない。

アンパン「…あんなもの、いくらだってくれてやる…」

しかし一瞬の瞬迷さえ見せず、アンパンマンは即答した。

バイキン「…けっ、これだからパン戦士ってやつぁ」

忌々しげに呟くと、後ろを振り返り大声をあげた。



118 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 12:31:25.85 ID:qVMXlbYRO


バイキン「おい、バタコさん!!戦いが終わるまで、ドキンちゃんと一緒に避難してろ!!アンパンマン号に乗り込んで俺様のあとについてこい!!」

急に名前を呼ばれたバタコは、あわてて二人に駆け寄ってくる。

バタコ「ダメよ!アンパンマン、私はここに残るわ!なんの助けにもならないかもしれない…でも!!」

その言葉を遮ってアンパンマンがつづける。

アンパン「助けにならないなんて言わないで下さい…あなたが無事でいてくれるだけで、僕の心は百人力だ。
それに、バタコさんにはアンパンマン号の保守を頼みたいんです。工場が壊滅してしまった今、僕達の帰る場所はあのアンパンマン号だけだ」

そういって、太陽に鈍く反射するアンパンマン号を指差した。
黙って聞いていたバタコだったが、しばらく思案したあと、一度小さくうなずくと、うるんだ瞳でアンパンマンをみつめ

バタコ「…必ず、必ず無事で帰ってきて…」

そう告げると足早にアンパンマン号に向かっていった。




121 : 代議士 ◆aWfrM7UWWY 2009/06/01(月) 12:47:02.08 ID:d45TAkVBO



ばいきんまん


...................................

スゴくカッコいい



131 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 13:38:20.79 ID:Tg/goi7f0


何これ熱い。
スレタイと違いすぎワロタwww



134 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 13:48:31.57 ID:qVMXlbYRO


バイキン「…けっ、よく喋るアンパンだこと」

なんだかよく分からないセリフをぼやくと、更にバイキンマンは続けた。

バイキン「それからよぅ、カレーパンマンの遺体は引き取るぞ」

アンパン「…え?」

予想外の言葉に思わずアンパンマンが聞き返す。

バイキン「勘違いすんなよ。単純にこのまま野ざらしって訳にゃ行かねーだろ。埋葬ぐらいはしてやるってことだ」

アンパン「…そうか、色々とすまない」

改めてアンパンマンが長年の宿敵に丁寧に礼をのべる。



135 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 13:59:25.45 ID:qVMXlbYRO


バイキン「いやだいやだ、しりの座りが悪いったりゃありゃしねぇわ。さっさとジャムの糞爺ぶちのめしてこい、このカビパン野郎がっ!!」

それを聞き、アンパンマンは一度大きく頷いていった。

アンパン「任せてくれ!ジャムおじさんは必ず倒す!!」

バイキン「ちっ、…俺様だって喧嘩相手がいなくなるのは…さっさといきやがれってんだ!」

アンパン「ああ、バタコさんを頼むぞ!!」

そう告げると、既に犬小屋の前に待機しているショクパンマンの方に飛んでいった。

バイキン「ちっ、…俺様の宿敵が、ジャム爺みたいなつまんねーやろうに負けるんじゃねーぞ…」

それを見送り、誰にも聞こえないよう小さく呟くと、彼もUFOに向かって歩いていった。



136 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:06:37.48 ID:qVMXlbYRO


アンパン「待たせてすまない」

一言そう告げると、アンパンマンはふわりとショクパンマンのそばに降り立った。

ショクパン「いえ…先程調べてみたのですが、どうやらこの犬小屋の床板が外れる仕組みのようですね…中は空洞のようです」

そういってショクパンマンは、まるで値踏みするように足元の床板を二、三度爪先で蹴る。
くぐもった甲高い音が、犬小屋の中に響き渡った。

アンパン「そうか…よし、ちょっと下がってくれ」

ショクパン「…わかりました」

アンパンマンの言葉に従い、ショクパンマンが一歩後ろに下がる。



138 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:14:29.85 ID:+l2/oreO0


なぜか声優の声で脳内再生されるから面白



139 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:16:22.15 ID:qVMXlbYRO


アンパン「あぁああんパあああンチッッ!!」

アンパンマンは一声そう叫ぶと床板にむけて思い切り拳をふるった。
鈍い音と共に、打撃点を中心に床板がくだけちる。
下から姿を表したのは、長い長い下に続く階段だった。

ショクパン「…このしたに、ジャムおじさんが…」

ショクパンマンが闇にのまれて先が見えなくなっている下り階段を見つめながら呟く。

ショクパン「万が一の可能性もあります。慎重に進みましょう」

そのショクパンマンのセリフに、思い出したようにアンパンマンがにやっと口角をつり上げ答える。

アンパン「はじめから敗けを考えて戦う馬鹿はいない、だってさ」

ショクパン「え…?」

普段の彼らしくない、不遜ともとれるような大胆な発言に、思わずショクパンマンが聞き返す。

アンパン「バイキンマンが言っていたよ。下らない保険は要らない。勝つか負けるかだって」

ショクパン「…ははは、それはまた彼らしい発言ですね」



143 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:24:44.95 ID:qVMXlbYRO


ショクパン「…進みましょう」
気を引きめ直し、ショクパンマンが地下に向かって一歩足を踏み出した。

アンパンマンもそれに続いて、暗闇に向かって足を踏み出す。

そのまま十段ほど降りた時だろうか、丁度外からの光が届かなくなりそうな暗闇に、突如光が指す。壁に添えつけてあった電球が、一斉に点灯した。





144 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:32:51.89 ID:qVMXlbYRO


ショクパン「こ、これは!!」

突然の出来事に、二人が慌てて身構える。
そんな姿を嘲笑うかのように、狭い地下通路に不敵な笑い声が響いた。

ジャム「はははははははは、どうやらカレーパンマンを退けたようだな。当然か、あいつは君たちパン戦士の中でも一番弱かった。私の再改造をもってしても、もとがごみでは豚に真珠だな
ははははははははは!!」
ショクパン「ふ、ふざけるな!!彼は立派な戦士だった!!
お前なんかが軽々しくその名を口にするなっ!!」

ショクパンが、あまりの怒りに体を震わせながら叫び返す。



148 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:42:28.24 ID:qVMXlbYRO


アンパン「落ち着くんだショクパンマン、これしきのことで動揺してはいけない」

アンパンマンがそっと、ショクパンマンの方に手を置きながら続けた。

アンパン「ジャムおじさん、いや、ジャム!!私たちはあなたを倒しにきた!!あなたがこれまでもたらしてきた悲しみと混乱、その悪の根を、今こそ断ち切るッ!!」

胸を張って叫び返したアンパンマンに、ジャムおじさんの不気味な笑い声が響いて答える。

ジャム「ははははははははは、君たちを作ってやった恩も忘れて、なんと恥知らずなパン共だろう。
いいだろう、私は奥でゆっくり君たちの到着を待つとしよう。
ああ、階段の明かりは気にしないでくれたまえ。
君たちが暗闇で転んで怪我でもしないか、という些細な親心だよ
あはははははははははははははははははは」



150 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/01(月) 14:50:49.70 ID:qVMXlbYRO


ショクパン「くそっ!!バカにしてッ!!」

怒り心頭のショクパンマンが先の見えない階段に向かってそう毒づく。

アンパン「気にすることはない。先に進もう。しかし…」

ショクパンマン「…どうかしましたか、アンパンマン?」

不審そうにまゆを潜めたアンパンマンに、不安げにショクパンマンが問いかける。

アンパン「いや、きのせいだな。先を急ごう」

そのつぶやきを合図に、二人はまた、まるで地獄にでも向かっているような長々とつづいていく階段を下り始めた。




元スレ:http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1243788214/
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