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1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:25:13.19 ID:UD1FgQZA0


記者「あれ以降魔王さんをはじめ魔界が大きく変わったと聞いています、その辺りお聞きしてもよろしいでしょうか」

魔王「わかりました」

魔王「そうですね、何から話しましょうか」

魔王「まず私の話からでよろしいでしょうか?」

記者「ええ、よろしくお願いします」


2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:27:03.87 ID:UD1FgQZA0


魔王「1年前のあの日以降、というかあの人に会ってからですね、私の考えが大きく変わりました」

魔王「それまでは月並みですが世界征服とか、人間どもを滅ぼすとかそういったことを考えてたんですね」

魔王「そのためにいわゆる魔界という領域を広げようとあれこれ画策したり」

魔王「攻めこんでくる勇者一行を迎え撃ったりしました」

記者「なるほど」

魔王「ですがあの人に会ってからそんなことがどうでもよくなってしまって」

記者「というと?」


3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:27:36.75 ID:UD1FgQZA0


魔王「なんというか、世界征服とかそういったことがすごく子供っぽいことに思えたんです」

記者「もう少し詳しくお願いできますか?」

魔王「そうですね・・・」

魔王「子供の頃夢中になって遊んだものってあるじゃないですか」

記者「はい」

魔王「もちろん楽しかったことは認めつつも、大人になってしまうと何が楽しいのかわからない」

魔王「そんな経験、ありませんか?」

記者「あー、なるほど」


4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:28:14.44 ID:UD1FgQZA0


魔王「ええ、"世界征服"とか"人間を滅ぼす"とかそういった類のことがそのように感じられたんです」

記者「それが、"あの人"の影響だと」

魔王「はい」

魔王「あの人は本当にすばらしかった、あの人を大人と言うなら私は紛れも無い子供でしたね」

魔王「それも他人に迷惑をかけているだけの悪ガキです」

魔王「それからというもの私はあの人みたいになりたいと思ったんです」


5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:28:54.73 ID:UD1FgQZA0


記者「あの人みたい、というと?」

魔王「さっきあの人を大人って言いましたけど、あの人は子供みたいなところもあります」

魔王「好奇心旺盛で素直で、何に対しても純粋で分け隔てがない」

魔王「あの人は"人"そのものが好きなんです」

魔王「"人"と言っても人間だけじゃないですよ、私達魔族を含めてこうやってコミュニケーションできる生き物ですかね」

魔王「もしかしたら動物とだってあの人なら話せるかもw」



6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:29:39.20 ID:UD1FgQZA0


魔王「だから人同士でいがみ合ったり、殺しあったりするのはもったいないことだと思ったんです」

魔王「悪ガキの私が殺してきた人間に、もしかしたらあの人みたいな人がいたのかもしれない」

魔王「もちろん、本当のあの人は私じゃとても殺せませんがねw」

記者「魔王さんでも敵わない人がいるんですね」

魔王「ええ、私もその時は驚きました」

魔王「こう言うと自惚れてるとか思われるかもしれませんが、私って結構強いんですよ」



7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:30:08.20 ID:UD1FgQZA0


記者「私もそう伺っています」

魔王「幾度となく人類最強クラスの勇者を倒してきましたし」

魔王「向こうは4人、こちらは1人ですから勝つにしても危ない時はたまにありましたけどね」

魔王「少なくとも1対1なら絶対に負けるはずがない、そう思ってました」

記者「しかし、あの人には負けた、と」

魔王「ええw」


9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:30:34.39 ID:UD1FgQZA0


魔王「それも完膚無きままに、ですね」

記者「そんなに強いんですね」

魔王「うーん、厳密に言うと"強い"というのも少し違うんですよね」

記者「違う?」

魔王「ええ、少しお尋ねしますが"強い"ってどういうことですか?」


10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:31:16.30 ID:UD1FgQZA0


記者「え、・・・と、攻撃がすごく強力、とか・・・すみません、よく考えてみると難しいです」

魔王「いえ、大丈夫ですw」

魔王「その"攻撃がすごく強力"ってのは分かりやすい観点だと思いますよ」

魔王「私も強いってことは単純にそういうことだと捉えています」

魔王「だとするなら、あの人は強いか弱いかすらわからない」

記者「少し言っている意味が・・・」


11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:31:37.47 ID:UD1FgQZA0


魔王「私、実はあの人から一度も攻撃を受けていないんですよ」

記者「えっ」

魔王「私が一方的に攻撃をしていただけです」

魔王「そしてあの人には何のダメージもなかった」

記者「どういうことですか?」

魔王「私にもわかりません」


12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:32:12.11 ID:UD1FgQZA0


魔王「アストロンでもかけているんだろうとか思って、凍てつく波動もかけました」

魔王「でも全く変化はなく」

記者「つまりどういうことなんでしょう」

魔王「おそらく平常時であの防御力なんでしょうねw」



13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:32:34.61 ID:UD1FgQZA0


魔王「よく鍛えられた肉体を指して"鋼の肉体"っていうじゃないですか」

記者「はい」

魔王「でも肉体が鋼になるわけでもない、メタルスライムでもあるまいし」

記者「そうですね」

魔王「でもあの人の肉体は紛れも無く鋼だった」

魔王「いや、それ以上、言うなれば金剛の肉体ですかねw」

魔王「メタルスライムなら私も倒せますし」

記者「ダイヤモンド、ですか」

魔王「ですねw」


14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:33:05.40 ID:UD1FgQZA0


魔王「だから私は戦うのを諦めました」

魔王「というか最初から戦ってなんていなかったのかもしれません」

魔王「お互いの攻撃があってはじめて戦いですからね」

魔王「ですから、最初に記者さんがおっしゃったように"負けた"というのも正確には間違いです」

記者「なるほど」


15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:33:37.95 ID:UD1FgQZA0


魔王「驚きましたよ、こんな人間が、いや生き物がこの世に存在したのか、と」

魔王「そしてその人はその圧倒的な力がありながら、権力や征服、およそそういうものに全く興味がないようでした」

魔王「自分の国も、財産も、家すらもない」

魔王「ただ気ままに生きている」

魔王「喜んだり、悲しんだり・・・全てが気ままに」

魔王「そんなあの人に憧れました」

記者「なるほど」


16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:33:56.43 ID:UD1FgQZA0


記者「ですが魔王さんは未だこうやって魔王城に住み、魔族の王として君臨しているじゃないですか」

記者「それは一体?」

魔王「ええ、私もいっそのこと全て捨ててしまいたいと思いました」

魔王「魔王という名前も、城も・・・」

魔王「ですが、ダメです」



18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:34:48.55 ID:UD1FgQZA0


魔王「私には、部下たちがいる」

魔王「長年私を慕い、助けてくれた部下たちが」

魔王「そんな部下たちを捨てて一人気ままに生きるのはあまりに無責任、そう感じたんです」

記者「なるほど」

魔王「ですが私は夢を捨てるわけじゃありません」

魔王「魔王として部下たちの上に立つなら、世界そのものを夢の世界に近づけることは決して不可能なことじゃない」

魔王「そう思いました」



19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:36:20.98 ID:UD1FgQZA0


記者「夢の世界?」

魔王「ええ、あの人のように生きたい、と言いましたが、それは誰にでもできることではありません」

魔王「私やあの人のように、力がなければできないことです」

魔王「それほど今のこの世は難しい」

魔王「だから私はいっそのこと世界を変えようと思いました」

魔王「誰もが気ままに生きられる世界に」


20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:36:53.89 ID:UD1FgQZA0


記者「なるほど・・・世界を変える、か」

記者「それも一種の世界征服ですねw」

魔王「そうですねw」

魔王「私が魔王を名乗る限り、やっぱり私は悪ガキのままですw」

記者「そうした魔王さんの心の変化がここ1年の変革に繋がるわけですね」

魔王「ええ、その通りです」

記者「では今度はそちらをお聞かせ願えますか?」

魔王「わかりました」


21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:37:16.90 ID:UD1FgQZA0


魔王「私はまず城の部下たちの意識改革に乗り出しました」

記者「それはどういった?」

魔王「世界征服を軸とする路線から、人間との共存を目指す平和路線ですね」

魔王「ただ城にいる直属の部下たちの意識改革は簡単でした」



22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:37:40.86 ID:UD1FgQZA0


記者「なるほど、それはなぜでしょう?」

魔王「城の部下たちの多くははあの人が城に来た時に実際にあの人と会っているからです」

魔王「それがなければ"私より強い者がいる"なんて誰も信じなかったでしょうね」

魔王「全く、私はいい部下たちを持ってしまいましたw」

記者「w」


23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:38:33.90 ID:UD1FgQZA0


魔王「あとは時間の問題です」

魔王「城にいる私の直属の部下というのはそれぞれ一族の長たる者が務めています」

魔王「組織というものは大抵リーダーの見ている方向に進むものですからね」

魔王「今はまだ血気盛んな若者たちが世界征服に傾倒していますが、この意識改革が下まで浸透するにはさほど時間はかからないでしょう」



25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:38:55.75 ID:UD1FgQZA0


記者「なるほど、他には?」

魔王「あとは魔界のシステムというか明文化できるようなしきたりを変えることですね」

魔王「例えば魔族が現在人間界から"魔界"と呼ばれている領域から出ることを制限しました」

魔王「例外的にスライムやファーラット、テンツクなどの力が弱く人間にも好かれているような者たちは自由に出入りできるようにはしてます」



27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:39:47.83 ID:UD1FgQZA0


記者「それはまたどうしてでしょう?」

魔王「人間からモンスターというものが危険なものだと思われないためです」

魔王「現在でもスライムなど一部の魔族は人間達と行動をともにし、ペットとか場合によっては仲間として扱われます」

魔王「そういった一部の魔族に対する人間側から見た印象は必ずしも悪くはないわけです」

魔王「かといって人間の周りから全てのモンスターを消してしまうと、それはそれで不気味です」

魔王「それではかえってモンスターへの恐怖心が強まってしまいますからね」

魔王「このあたりは段階的に緩和していくつもりです」



29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:43:08.57 ID:UD1FgQZA0

>>8

創価じゃないです><

>>17
>>24
>>26

ありがとうございます!><
書き溜めは終わってるんでズバズバいきますね!


記者「確かにスライム=魔族っていうイメージはないですね・・・」

魔王「他には魔界に迷い込んだ人間の救助なども改革のひとつです」

記者「救助、ですか」

魔王「ええ、魔界と言ってもバリアが張られているわけじゃないし、基本的に人間界との行き来は自由です」

魔王「あぁ、さっきのモンスター出入り制限をある種のバリアによって実現することも可能です」

魔王「けれどそれでは人間界から見て恐いでしょ?」

魔王「それに私がやりたいのは規範意識を変えることです、そんな強引な手じゃない」



31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:44:29.57 ID:UD1FgQZA0

>>28

つまり・・・それはどういうことだい?><

魔王「だからこれからも人間界との行き来は自由です」

魔王「ですから人間がフラッと迷いこむこともあるんですよね、たまたま」

魔王「とは言え魔界というところは人間にとっては少々過酷な状況なのでそのまま帰る道がわからず死んでしまうことも珍しくありません」

魔王「もちろん部下たちの誰かが殺してしまうこともあったでしょうが・・・」

魔王「ですから人間界ではこう言われます」

魔王「"決して魔界へ足を踏み入れてはならぬ"、と」


32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:45:00.05 ID:UD1FgQZA0


記者「確かに、私もそう教わりました」

魔王「でしょう?」

魔王「その教えを無くすため、魔界で死ぬ人を無くすのが先決だと考えました」

魔王「魔界は危険なところじゃないぞ、と」

記者「なるほど」

記者「そこで救助ですか」

魔王「ええ」


33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:46:39.44 ID:UD1FgQZA0


魔王「この救助は先ほどの制限に引っかかっている者たちを中心にチームを組んでいます」

魔王「魔界内ですからどんな魔物に出会ってもおかしくないですし」

魔王「それにいかにも恐ろしい魔物が救ってくれたらそれはそれで好印象でしょう?」

魔王「こういうのを人間界ではガップ燃えって言うんでしたっけ?」

記者「・・・ギャップ萌え、ですか」

魔王「あぁ、すいませんw」

魔王「人間界ではそういうのが好まれるって聞きました!」

記者「え、えぇ・・・(なんか違うんだけどな)」


35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:48:08.40 ID:UD1FgQZA0


魔王「まぁ、ざっくり言うと最初にご説明したほうが魔界の意識改革、後に説明したほうが人間界の意識改革にそれぞれ繋がっていると思ってくれて結構です」

記者「なるほど、確かに」

記者「改革はまだ始まったばかりだとは思いますが、今後の展望はどうでしょう」

魔王「そうですね、魔界も人間界も意識改革には約50年ほど必要だと考えています」

魔王「私や一部の魔族を除き、ほとんどの魔族は人間と同じくらいの寿命です」

魔王「そう思うと、概ね世代交代が完了する50年くらいはかかると見ています」

魔王「やはり心に根付いた恐怖感や敵対心はそう簡単に消えませんからね」


36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:48:36.62 ID:UD1FgQZA0


魔王「それが全体的和平の展望です」

記者「全体的和平?」

魔王「ええ、全ての個人レベルでの和平が完了するということです」

魔王「最終目標はここですね」

魔王「それの前段階にあたるのが組織的和平です」

魔王「魔界の意思統一がある程度進み、人間界でも一定の効果が見られたとき」

魔王「おそらく10年くらいだと思いますが、その辺りから公式に人間界へ和平の使者を送ります」

記者「なるほど」


37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:49:37.55 ID:UD1FgQZA0


魔王「具体的にどれくらいの期間で和平交渉が成立するかは分かりませんが、この和平の成立を以て組織的和平の完了です」

記者「なぜそこから全体的和平の成立まで見据える必要があるのですか?」

魔王「んー、そうですね、私たちから見れば組織的和平の成立で十分なんですが」

魔王「"人間界に平然とモンスターを送り込み、ある日手のひらを返すに違いない"」

魔王「というように感じる人間がいては、やはり和平が成立しているとは言えないわけです」

魔王「ですから具体的な展望としてそこまで考えています」

記者「なるほど、言われてみれば確かに」


38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:50:06.08 ID:UD1FgQZA0


記者「それにしても壮大な計画ですね」

記者「足かけ50年とは随分根気がいるでしょう」

魔王「そうですね、ですが幸いにも私の寿命は長いですしw」

魔王「50年なんて明日みたいなもんですよ」

記者「魔王さんならではのコメントですねw」


39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:50:37.96 ID:UD1FgQZA0


魔王「あと組織的和平が成立したら人間界との貿易をやってみたいですねw」

魔王「人間界の食べ物とか、結構魔界で人気があるんですよね」

記者「他にも色々考えをお持ちのようですね」

魔王「はいwまだまだ、はじまったばかりですからねw」

魔王「悪ガキはいつだって好奇心旺盛です!」

記者「w」


40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:51:06.38 ID:UD1FgQZA0


記者「ありがとうございました」

記者「最後にメッセージをお願いしてもよろしいでしょうか?」

魔王「ええ、どのようなメッセージでしょう」

記者「私の記事を読んでいただけるかはわかりませんが、"あの人"へのメッセージをお願いします」

魔王「なるほど」

魔王「そうですね・・・」


41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:52:19.91 ID:UD1FgQZA0


魔王「あなたとの出会いは私を変えてしまいました。」

魔王「まだまだ始まったばかりですが、出来る限りのことはやるつもりです。」

魔王「いつか・・・いつか、この仕事が終わったら」

魔王「誰もが気ままに生きられる世界が実現したら一人で旅に出ようと思います。」

魔王「あなたがきっと今もそうしているように。」

魔王「気ままで、素直で、清々しい、そんなあなたを探しに出かけます。魔王としてではなく、ただ一人の男として。」



42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:52:54.35 ID:UD1FgQZA0


魔王「・・・と、こんなところでw」

記者「ありがとうございました」

記者「長々とお付き合いいただき、ありがとうございました」

記者「魔王さんの新たな世界征服が実現すること、楽しみにしています」

魔王「こちらこそ遠路はるばるありがとうございました」


43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:53:50.89 ID:UD1FgQZA0


魔王「記者さんも色々大変だと思いますが、何かお力になれることがあったら何でも言ってください」

コンコン

魔王「・・・ん?」





魔王「あっー!」

END


44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:55:12.59 ID:PsEy7p0U0



勇者きたのか?


45 : 忍法帖【Lv=39,xxxPT】 [] 2012/01/27(金) 21:55:41.94 ID:C1gtTQuL0



後日談は?


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 21:56:11.35 ID:s9JlWmGLO



なんだか面白かった


54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:10:52.05 ID:UD1FgQZA0


インタビューを終えようとしたそのとき、不意にドアのノックが鳴り響く。

私がドアのほうに目をやるのと同時にドアは開いた。

そこにある一人の男が立っていた。


55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:11:21.10 ID:UD1FgQZA0


阿部「相変わらずいい男じゃないの!」

魔王「阿部さん!阿部さんじゃないですか!お久しぶりです!」

阿部「"阿部さん"だなんて水くさいじゃないの」

阿部「アベリーヌ、そう呼んでくれ」


56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:11:41.29 ID:UD1FgQZA0


記者「魔王さん、もしかしてこちらが・・・?」

魔王「ええ、ご紹介します、阿部s・・・いえ、アベリーヌさんです!」

阿部「どうもはじめまして、あんたも中々いい男だね」

阿部「もしかして魔王もアベ・ザ・マグネットを使えるようになったのかい?」

魔王「まさか、アベリーヌさんじゃあるまいし!」

記者「(何だ、アベ・ザ・マグネットって・・・?)」


57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:12:16.48 ID:UD1FgQZA0


阿部「ふむ・・・君はいい男レベル3、是非お手合わせ願いたいもんだ・・・」

記者「は、はじめまして・・・」

記者「(驚いた、どんな人なのかと思っていたら・・・)」

記者「(どこにでもいそうな人じゃないか)」

阿部「なぁに、能ある鷹はナニを隠す、ってな!」

魔王「さすがアベリーヌさん!」


59 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:14:41.77 ID:UD1FgQZA0


私があっけに取られていると、アベリーヌさんは魔王さんの顔をじっと見つめた。

そして、あろうことか私の見ている前でツナギのホックを外し始めたのだ。

阿部「」ジーッ

阿部「それより魔王、こいつを見てどう思う?」

魔王「あっ・・・」



60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:15:08.33 ID:UD1FgQZA0


魔王「すごく・・・大きいです・・・」

阿部「嬉しいこと言ってくれるじゃないの!」

阿部「魔王みたいないい男を前にしちゃあ抑えられないってもんさ!」

阿部「久しぶりに、楽しもうじゃないの!」ニカッ

魔王「・・・はい!」スタスタ


63 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:15:51.85 ID:UD1FgQZA0


魔王「聞いてくださいよ、阿部さん」

阿部「アベリーヌ」

阿部「アベリーヌでいいんだ」

魔王「ア、アベリーヌさん・・・」

阿部「おいおい、いい男といい男の間には何もないんだぜ」

阿部「アベリーヌ、そう素直に呼んでくれ、魔王」


64 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:16:09.90 ID:UD1FgQZA0


魔王「・・・ア、アベリーヌ」

阿部「なんだ?」

魔王「俺アソコからマダンテ撃てるようになったんですよ」

魔王「それをアベリーヌの中で試したいなぁ・・・って」

阿部「ほぅ」

阿部「そいつはエキサイティングじゃないか!」スタスタ


65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2012/01/27(金) 22:18:19.81 ID:UD1FgQZA0


そう言って魔王さんとアベリーヌさんは別室へと移動していった。
私と喋っていた落ち着いた魔王さんはどこへ行ったのか、まるで久しぶりにお父さんに会った少年のような顔をしていた。
全く、あの人は本当に悪ガキのままのようだ。

偉大な魔王にも意外な一面がある。
私はそう思いながら魔王城を後にした。

しかし私はこの時気づいていなかった・・・。
アベリーヌに惹かれていたことに。

私は勃起していました。
そう、勃起していたのです・・・。

ふぅ、今日はここで筆を置くことにする。



元スレ:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327667113/
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