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1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 16:47:32.41 ID:TYC7pwll0

×月×日

今日もあいつとしてしまった。

ここのところ、顔を合わせる度身体を重ねている気がする。

私自身、あまり良くないことだというのはわかっている。

事実、あいつからも回数を少なくしようと提案があった。


私もそれを承諾し、頻度を減らすためにお互い努力しようと誓いあったはずだった。

にも関わらず、

私は、身体の奥底から沸き上がる激情を抑えることはできなかった。

今の私はまるでニワトリ。

どれだけあいつと激しく求め合い、満たされたとしても、一晩経てば全てを忘れてしまう。

翌日になり、あいつと顔を合わせるとすぐに身体が熱くなってしまう。

それもこれも全てあいつが悪い。

エレン・イェーガー。

私の大切な人。


9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 16:59:54.11 ID:HwIjkVTW0

ニワトリwwwww


8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 16:59:22.86 ID:TYC7pwll0

もともと、仲間や友人なんてものを作るつもりはなかった。

義理や情など、後々のことを考えるとリスクにしかならないことは明白だったから。

だから私は周囲の人間との関わりを極力少なくするよう努めた。

自分から誰かに話しかけるようなことはせず、話しかけられても必要最低限の会話しかしない。

くだらない雑談なんかは無視するようにしたし、まかり間違って何かのお誘いが来た時なんかも全て断った。

そうやって私は、自分だけの一人ぼっちな世界を確立したのだ。

確立した、はずだった。


そんな私のちっぽけな世界は、あいつの手によって粉々に破壊された。

はじめはただしつこいと感じただけだった。

いつからだったか、あいつに対し少しだけ気を許している私がいた。

いつからだったか、あいつの一挙手一投足を目で追っている私がいた。

そして、

いつからだったか、あいつの存在こそが己の全てになってしまっている私がいた。


10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 17:11:51.99 ID:TYC7pwll0

×月△日

夕食後、入浴までの自由時間。

寮の周囲をあいつと散歩しているところをミーナに見られてしまった。

いや、日記の中で言葉を選んでも意味がないか。

あいつと口づけ合っているところをミーナに見られてしまった。

しかも、よりにもよって。

私の方からあいつに求めているところをだ。

ミーナはその場こそ空気を読んで消えてくれたが、女子寮に戻ってからの追求の激しさは筆舌に尽くし難いものだった。

あまりにしつこさに私は折れてしまい、あいつとの馴れ初めを一通り話してしまった。

ミーナはしきりに羨ましいと口にしていた。

特に言うこともないので、「そうだろ」と返したら脛を蹴られた。思いっきり。

あと、「アニってば彼氏の前だと甘えん坊になるんだね」とからかわれた。

脛を蹴ってやった。思いっきり。

脛を抱えて部屋をのたうちまわっていた。

大袈裟な娘だ。


11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 17:32:15.63 ID:TYC7pwll0

×月□日

今日もまた人に見られてしまった。

訓練の時間。格闘訓練が終わり、立体機動訓練を行うまでの休み時間。

訓練場を歩いて移動する際、ミーナが一緒に行こうと声をかけてきた。

が、私の後ろにエレンが控えているのを見つけた彼女は余計な気を回したらしく、満面の笑みで「ごゆっくり」と言葉を残し一人で先に行ってしまった。

別にそんなつもりはなかったのだが、ミーナの好意を無下にするわけにもいかない。あいつと二人で移動することにした。

彼氏彼女の関係にある二人がただ並んで歩くというのもおかしな話だし、私はあいつの手を握ってみた。

あいつは少し困ったような顔をしながらも、私の手を握り返してくれた。

手を握っているだけでは物足りなくなった私は、あいつの腕に自分の腕を巻き付け、自分の身体をあいつに預けるようにもたれかかった。

すると、移動する訓練兵の最後尾だと思っていた私たちの後ろから、「ふふっ」という笑い声が聞こえた。

慌てて後ろを振り返れば、そこには我ら104期訓練兵団が誇る天使様が満面の笑顔で立っていた。

そう。

天使のような、悪魔の笑顔をしたクリスタが。


13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 17:45:35.44 ID:TYC7pwll0

「おめでとう、アニ」

「二人はお似合いだと思うよ」

「でも二人が付き合ってるなんて全然知らなかったなぁ」

クリスタの言葉に嘘はなかったと思う。彼女は心から私たちを祝福してくれていた。

でも、

クリスタが本当に言いたい言葉は、そんな薄っぺらい言葉じゃなかった。

この場合はなんと言えばいいのだろう。『目は口ほどに物を言う』だろうか。

クリスタの満面の笑みが、私たちに強く訴えかけてきていた。

『詳しい話を聞かせろ』と。

あぁ、どうして年頃の女ってのはこんなに色恋沙汰の話が好きなんだろうか。


14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 17:55:26.32 ID:TYC7pwll0

×月○日

あれから私は、ミーナとクリスタの二人にからかわれ続けていた。

曰く、「いやーお二人はいつもお熱いことで」

曰く、「エレンの前のアニってスッゴく可愛い!」

曰く、「もう結婚しちゃえばいいじゃん」

曰く、「でもあんまりエレンを甘やかしちゃダメだよ」

曰く、「でもアニはエレンにベタ惚れだからねー」

曰く、「奥さんなんだからしっかりしなきゃだよ!」

二人から絶えずこんなことを聞かされるこっちの身にもなって欲しい。

……いや、まぁ迷惑だというわけじゃないんだけどね。


18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 18:07:14.83 ID:TYC7pwll0

ただ、二人の話の中で気になることが。

どうやら、二人の中では私があいつにベタ惚れな感じらしい。

とても心外だ。

私たちの関係はそもそも、あいつが私に近づいてきて始まったものだ。

私だってあいつのことは好きだが、そういった主導権や力関係に関してははっきりとさせておくべきだと思う。

そりゃあ確かに、告白をしたのは私からだった。

初めてのキスも、初めて結ばれた時も私からだった。

だからと言ってそれらの事実ががあいつにベタ惚れだということの証明になるかと言うといささか疑問が残る。

私から動いたということは、すなわち私に主導権があるということの証明になるのではないだろうか。

事実あいつは事あるごとに私に甘えてくる。

あいつが私にベタ惚れであることの客観的な証明として、以下に直近一週間の相手に甘えた回数をカウントする(記憶が残っている限り)

アニ:正正正正正 ̄

エレン:T

(この日の日記は書きかけで終わっているようだ)


19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 18:22:21.01 ID:TYC7pwll0

○月×日

今日のあいつは少し、いやかなり意地悪だった。

そりゃあ確かに私にも悪い部分はある。あいつを無視したのは悪かった。

でもそれはミーナやクリスタにからかわれて恥ずかしかったからで、決してあいつのことを嫌いになったわけではない。

にも関わらず、大人げないあいつは私を無視したんだ。

目の前が真っ暗になった。

世界が絶望に包まれた気がした。

涙が溢れ出そうになったが、すんでのところで我慢する。

そんな私を見て何か思うところがあったのか、あいつは「やり過ぎた」と謝ってきた。

怒りや悲しみと言った色んな気持ちが心の中でめちゃくちゃに渦を巻いていたが、仲直りのキスをあいつにさせることでとりあえずのカタはついた。

とりあえず、あいつはもう少し女心を勉強するべきだと思う。

私が物分かりのいい女だから良かったものの、もし私が相手に強く依存するような面倒な女だったらどうするつもりだったのだろうか。

あいつは本当に私がいないとダメなんだから。


25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 18:42:23.86 ID:TYC7pwll0

○月○日

休日。

あいつは外に出かけようと言っていたが、私はそんな気分になれなかった。

変わりと言ってはなんだが、今日は一日中お互いを求めあった。

倉庫に忍びこみ、入り口のドアに鍵をかける。

カチリと鍵がかかったこと確認した瞬間に私はあいつの唇に吸い付く。

背伸びをしてあいつの首に両腕を巻き付ける私。

私の腰に手を回し、両手で私の尻を揉みしだくあいつ。

一心不乱に互いの唇を吸い合う二人。

口を離す頃にはお互いの口元は唾液でベタベタになっていた。


26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 18:50:57.25 ID:TYC7pwll0

あいつの身長は170cm。

対しても私の身長は153cm。

私からあいつにキスをしようとすると、少し背伸びをする必要がある。

あいつの首に両腕を回し、背伸びをしてキスをしているこの状態が、私はとても好きだ。

自分自身を、アニ・レオンハートの全てを捧げられているような気持ちになれるから。

口を離したさいに、思わず笑みがこぼれる。

そんな私を見てあいつは慈しむような微笑みを返し、また強く唇を吸いに来てくれる。

至福のひととき。

このままひとつになってしまいたい。

私の身体とあいつの身体がとろけあってひとつになってしまえばいいのに。


27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 18:57:41.38 ID:TYC7pwll0

不意に、あいつの手が私の尻から離れる。

ああ、わかっている。

これはサインだ。

『今から直接触る』というサインなのだ。

サインを感じとった私の身体は、パブロフの犬のように条件反射で熱を帯びはじめる。

これから始まる二人の情交。

想像するだけで頭が沸騰してしまいそうになる。


28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 18:59:25.32 ID:TYC7pwll0

スルリとあいつの手が私の秘所に忍び込む。

もう何十回と繰り返されてきたことなのに、その度に私の身体はビクリと奮えてしまう。

彼のたくましい指が私の


30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 19:04:31.67 ID:TYC7pwll0

ミーナ「うふふ……アニ可愛いよ……うふふ……」カキカキ

アニ「……」

ミーナ「『あいつの人差し指が私の亀裂をなぞる』」カキカキ

アニ「ねぇ」

ミーナ「『そう、なぞるだけなのだ。』」カキカキ

アニ「ねぇ、ミーナ」

ミーナ「『ここから何をして欲しいのか、私の口からお願いをしないといけない』」カキカキ

アニ「ミーナったら」

ミーナ「『それが私たちの決まり』……うへへ」カキカキ

アニ「……」

アニ「ふんっ!」

ゴチン


31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 19:10:38.81 ID:TYC7pwll0

ミーナ「きゅう……」

アニ「まったく……最近夢中になって何かを書いてると思ったらなんてものを……」ペラッ

ミーナ「いやぁ面目ない」

アニ「……しかし」ペラッ

アニ「『爛れた関係』という割にはその手の直接的な描写が少ないみたいだね」ペラッ

ミーナ「ぎくっ」

アニ「まぁ経験のないお子様にはそんなリアルな内容書けないか」

ミーナ「ししし仕方ないでしょ!そういうアニはどうなのよ!?」

アニ「ッ!?」

アニ「……わっ、私はこんなもの書いたりしないから知る必要なんてないし」

ミーナ「なにそれ!?ずるい!!」

アニ「うっ、うるさい!」


33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 19:14:22.75 ID:TYC7pwll0

アニ「とにかく、これは没収だよ」

ミーナ「えぇ……そんなぁ……」

アニ「当たり前でしょ」

ミーナ「うぅ……ちぇー」

アニ「あんたの妄想の被害者になったこっちの身にもなって欲しいよ」

ミーナ「……面目ない」

アニ「……ま、まぁ」

ミーナ「?」

アニ「……こ、この背伸びをしてキスをするくだりなんかは上手く書けてるとは思うよ」

ミーナ「……え?」

アニ「なっ、なんでもない!このノートは私が処分しておくからね!」バタン

ミーナ「あっ!?アニぃ!?」


34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 19:19:50.14 ID:TYC7pwll0

ミーナ「あーあ、行っちゃった」

ミーナ「それにしてもアニってば……」

ミーナ「やっぱり好みが乙女ちっくなんだよねぇ。可愛いなぁ……」

クリスタ「……ね、ねぇミーナ?」

ミーナ「ん?どうしたのクリスタ?」

クリスタ「さ、さっきミーナがアニとお話ししてたことなんだけどね?」

ミーナ「うわっ、ノートの話!?あちゃー、聞かれちゃってたかー」

クリスタ「だ、誰にも言わないから!!」

クリスタ「でも、その変わりと言ってはなんだけど……」

クリスタ「わ、私とアルミンのお話も書いてる欲しいのっ!!」

ミーナ「」

ミーナ「……えっ?」


35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 19:21:09.43 ID:TYC7pwll0

おわり


36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 2013/06/30(日) 19:41:22.65 ID:SLqyVwAOO

おつ



元スレ:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1372578452/
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