1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/09/28 00:19:00.09 ID:JRHcTIAL0.net
涼宮ハルヒ「超絶孤高の女子高校生!!!」
涼宮ハルヒ「楽しいことを愛し、楽しいことに愛された女~!!!」
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2017/09/23 17:07:24.73 ID:4B7cC2oj0
――10000回目の夏休み 屋上
キョン「アイラブユー」ボソッ
古泉「もう少し滑らかに。I love you」
キョン「アイラビュー」ボソッ
古泉「その調子です。I love you」
キョン「I love you」ボソッ
古泉「完璧です。んっふ、困りましたね。あなたの吐息は少し癖になりそうです」
キョン「よせやい」
古泉「ふふ」
キョン「はは」
長門「……」
ハルヒ「zzz」
みくる「zzz」
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2017/06/25 00:16:47.41 ID:7HbGxjMr0
キョン「古泉が何故ホモ臭いのか真剣に考察してみようと思う」
古泉「これはまた面白そうな話題ではありますが、一つだけ言わせてください」
キョン「なんだ古泉、居たのか」
古泉「えぇ、先程からずっと。僭越ながら申しますと、僕は貴方以外からその様な扱いを受けた事が無いのですが」
キョン「そうか?」
古泉「教室では女性方から黄色い歓声を浴びますし、街に出れば声を掛けられて大変なのです」
キョン「俺には婦女子の黄色い歓声ではなく、腐女子のドス黒い嬌声に聴こえるがな」
古泉「それは流石に捻くれ過ぎでしょう」
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2017/05/26 21:00:48.30 ID:qzZUPq200
最近、長門とよく目が合う。
今日もそうだ。
現在、俺は部室にてSOS団の奇妙な活動に勤しんでいる。どのくらい奇妙かと言うと……
ハルヒ「絶対深爪しないでよっ!?」
みくる「は、はいっ!気をつけますぅ……」
古泉「んふっ。涼宮さんの足の爪の垢の香り……癖になりますね。たまりません」
このように、今日の活動はハルヒの爪切りである。
詳しく現状を説明すると、ハルヒ本人は手の爪をいそいそと切り、そして机の上に行儀悪く投げ出された両足の爪を、朝比奈さんと古泉が片方ずつ受け持ち、せっせと切っていた。
端的に言って、実に阿呆らしい光景である。
しかしながら、一生懸命ハルヒの足の爪を切るの朝比奈さんはとても可愛らしく、見ているだけで微笑ましい。次は俺の爪も切って欲しい。
ハルヒの足の爪の垢を嗅いで恍惚な表情を浮かべている古泉については、どうでもいい。
この国が法治国家であるならば、早急に処分して頂きたい。もちろん、極刑も視野に入れて。
キョン「まったく、何をやってるんだか……」
呆れた呟きを漏らし、俺はそんな奇妙な部員達とは距離を置き、ハルヒの靴下を嗅いでいた。
何を隠そう、これが今日の俺の仕事なのだ。
いや、厳密に言えばハルヒの靴下の脱着だけが俺に下された命令なのだが、脱がした後にそれをどうしようがこちらの勝手だと、判断した。
そして、右足の靴下を担当した俺と同じく、左足の靴下を担当した長門は、丁度俺と対角になるいつもの定位置に腰掛けて、こちらの真似をするかのように熱心に靴下を嗅いでいた。
その長門の視線はこちらに向けられている。
なんとなく、気恥ずかしくなった俺は、ハルヒの靴下でその視線を遮った。
5 : ◆2oxvcbSfnDfA [sage] 2017/05/26 16:31:06.20 ID:uV5vYudV0.net
俺が自転車に乗れるようになったのは、周りよりだいぶ遅く、小学四年生になったころだった。
初めて通った塾が隣町にあったので、否応なしに足が必要となり、二週間ほどかけて練習したのを覚えている。
それまでは徒歩圏内にとどまっていた生活は、自転車に乗れるようになったことでずいぶんと広がり、当時の俺は少しばかり興奮状態にあったよ。
何しろ、友人と二人で隣の県まで出かけたこともあったくらいだ。
そのちょっとした冒険の帰り道、土手の上から見た夕日がやたら綺麗で、ハルヒと出会ってからの出来事でだいぶ埋め尽くされちまっている俺の脳内メモリーの中でも、上位に食い込むほど印象的な光景と言っていい。
多分俺は、一生自転車に乗り続けるのだろうと思っていた。なので、十六になってすぐ、ハルヒが俺に免許を取れと言い出すまで、バイクなんてものは俺の人生に全く関係のないものだと思っていた。
「ゆくゆくは自動車の免許も取ってもらうけど、とりあえずバイクね」
ま、ハルヒが自分の思い付きや直感に任せてものを言うのは今に始まったことじゃない。俺はむしろ、ハルヒも年相応に、運転免許に憧れたりもするものなのかということを少し意外にさえ思ったが、何故そこで、自分でなく俺に矛先が向くんだかがわからない。
「運転は下々の者の仕事なのよ。自分から馬車馬にまたがるお姫様がいる?」
ついにお姫様になっちまったのか、お前は。ハルヒはそんなこと言いながら、視線をバイクのカタログから、俺の顔面へと移し、
「私が後ろに乗ってあげるんだから感謝しなさい。雑用から、運転手への格上げよ」
ハルヒの目論見を理解し、俺はため息をついた。以前、自転車の後ろに乗せたことで、味を占めちまったのかね。しかし、バイクの二人乗りと自転車の二人乗りでは全く訳が違う。
詳しく知っているわけじゃないが、傘を差しながら自転車を漕ぐことにさえ罰則がある今時分、そもそもそんなの、許されるのか?
「原付は二種ならタンデムも可能ですよ。ただ、取得後一年経過が条件ですね」
ああ、なんとなく、コイツはこういうことに詳しそうだと思っていた。古泉の発言に、ハルヒはつまらなそうに顔をしかめ、
「知ってるわよ。今すぐに乗せろとは言ってないわ。でも、免許を取るのは一秒でも早いほうがいいじゃない」
そう言いながら、カタログを机の上に置き、代わりに教材と思われる、分厚い冊子を取り出し、俺に突きつけるようにして差し出してきた。
「いい? 必ず一回で合格しなさい」
こいつが何かを思いつく度、俺のため息は深くなる。現時点で、東京湾くらいはあるんじゃないだろうか。
1 : ◆asJU3gh8ZA[] 2017/05/21 16:56:32.42 ID:t0D8S5C3O
~北高・文芸部室~
古泉「涼宮さんは朝比奈さんと一緒に衣装探しのために帰宅」
キョン「うん」
古泉「長門さんもそれを見るなりさっさとご帰宅されました」
キョン「そうだな」
古泉「お互い、腹を割った話をするには最適な環境ではありませんか?」
※注意・糞スレ※
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2017/05/20 19:38:52.06 ID:6QbX2JaI0
古泉「この旨みと渋みが絶妙に混ざり合って――え?」
朝比奈「綾鷹です」
古泉「……え?」
朝比奈「……」
古泉「えっと……」
古泉「それはつまり……僕が今飲んでいるのが――」
朝比奈「綾鷹」
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2017/05/19 18:23:23.43 ID:pl6UUZzS0
古泉「閉鎖空間って……結構、いやかなり危険な場所なんですよ」
キョン「……おう」
古泉「傷ついた仲間を見るのも一度や二度じゃありませんよ……」
キョン「……おう」
古泉「ふと、どうしようもなく不安になる日もあります……」
古泉「僕もいつ、ああなるかと思うね……」
キョン「……おう」
古泉「……だから彼女が欲しいんですよ」
キョン「……おう」
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/05/16 04:15:34.00 ID:QrDJZbmm0.net
キョン「…それって何でもか?」
長門「なんでも」
キョン「服を脱げと言ったら」
長門「…」
キョン「まっまて脱がなくていい!」
長門「服をしたままでも性行為はできる」
キョン「そうじゃなくてな…」
長門「遠慮する必要はない」
キョン「じゃっじゃあ胸を触ってもいいか?」
長門「どうぞ」
2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 2017/05/15 21:06:38.15 ID:9RCp8azH0
「有希っ。ちょっと、おいてかないでよ」
SOS団の団活の帰り、私たちは帰り道を一緒にすることが多くなった。
涼宮ハルヒと朝比奈みくるが先頭を歩き、その後ろに私が。さらに後ろに彼と古泉一樹が並んで歩く。
基本この形は変わらない。ただ、涼宮ハルヒが朝比奈みくるをかまいすぎて、結果として全体の歩みが止まることがある。
こういう時、私は集団から離れすぎないよう、速度を調整して歩くようにしていた。
とはいえ、歩みが鈍化、あるいは停止させている彼女たちと比べて常とそう変わらない歩幅で歩いていれば
自然と集団から離れ、先を歩くことになるのは道理だ。
先に言ったように注意はしているけれど自然私が先を歩く形になる。
すると決まって、涼宮ハルヒが「おいてかないで」と少し困った風に笑いながら私に言うのだ。
私はその度に、自身にエラーが蓄積することを実感していた。
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2017/05/13 21:02:19.59 ID:GZ/+k+U+0
俺がまだ中坊だった頃。
同じクラスに佐々木という少女がいた。
彼女は女子生徒の前ではどこにでもいる女子中学生のように振る舞うが、男子生徒の前では一人称が『僕』に変わり、まるで男のように振る舞う、そんな一風変わった少女だった。
そして何の因果か、そんな佐々木と仲良くなった俺は、同じ塾だったこともあり、肩を並べて一緒に帰るような間柄となっていた。
特段何かがあって仲良くなったわけではないと記憶しているが、恐らく、ウマが合ったのだろう。佐々木は博識であり、俺は彼女の薀蓄を聞くのがわりと好きだった。
だから、その日もいつものように一緒に帰ろうと佐々木に声を掛けたのだが……
佐々木「キョン……君に大事な話があるんだ」
いつになく真剣な顔で、佐々木は俺の腕を引き、人気のないところへと連れ込んだ。
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga] 2017/05/11 10:06:28.53 ID:2jGWSliL0
俺はそう言ってすぐさま古泉を羽交い絞めにした。
だが――
キョン「ぐぉっ!?」
古泉「ホイールマルゼンッホイルマルゼン♪」
凄い力で払いのけられた。
クソッ! ただ前屈みで動いてるだけなのに、どこでそんな力入れてるんだこいつ?
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga] 2017/05/10 16:12:45.37 ID:T/QDPCMv0
~文芸部室~
古泉「本当に……」
キョン子「……いや、おい」
古泉「困ったものです……」
キョン子「なぁ」
古泉「やれやれ、と言うべきでしょうか……?」
キョン子「なぁ、おいコラ古泉、おい」
古泉「え、あ……すみません。少し取り乱してしまって。何ですか?」
キョン子「そんなに私が女なのはおかしいことなのか?」
古泉「おかしいんですよ」
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/25 13:11:48.12 ID:FrnjxjmB0.net
ハルヒ「なぁ?なに言ってんのよあんた。あんたなんかに私の相手が務まるわけないでしょ」
キョン「たしかに経験豊富とは言えんが..おまえを悦ばせるぐらいならできるぞ」
ハルヒ「寝言は寝て言いなさい」
キョン「じゃあ長門はどうだ?俺が悦びを教えてやろうか」
長門「...お断りする」
ハルヒ「ちょっと、あんた誰でもいいわけ?」
キョン「冗談だ。天下のSOS団の団長様が、冗談のひとつも通じないとは」
ハルヒ「あんたねぇ..わかったわよ。じゃあ相手してもらおうじゃないの」
キョン「ああん?」
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/11 11:52:45.41 ID:b0AOgWjP0.net
みくる「ちょっとダメそこだけはやめ..きゃああんん!!」
ガチャ
ハルヒ「なにしてんのよあんたたち!」
キョン「..なにって」
子猫「ニャーン」
みくる「あ、涼宮さん。校門に子猫が捨ててあったんです」
ハルヒ「それで?」
キョン「俺が首根っこつかんで持ち上げようとしたら、朝比奈さんが可哀想だってうるさくてな」
みくる「ごめんなさい、首の皮だるーんってなってたのであんまり痛そうで」
ハルヒ「...ふんっ、ならいいけど」
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/03/08 08:42:11.32 ID:RgL1Ejl30.net
キョン「…五万か」
ハルヒ「少ないとか言わないでしょうね?」
キョン「そんなことないよ、ありがとう」
ハルヒ「あえて少な目にしてるんだからね、あんたが働くように」
キョン「ちゃんと仕事探してるって」
ハルヒ「ちゃんとおいしいもの食べてるの?材料買ってきたから今から何か作るわよ」
キョン「すまんな」
ハルヒ「えっと調味料はと…冷蔵庫に誰かの料理あるけど、誰かきたの?」
キョン「いやそれは…」
ハルヒ「有希でしょ?」
キョン「…昨日来たんだよ」
ハルヒ「来たなら来たって言えばいいでしょ、何で秘密にしようとしたの?」
キョン「お前が気にするかと思ってな…」
ハルヒ「気にするわけないでしょ、むしろ会いたいくらいだわ!」
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/02/22 23:55:23.77 ID:Oxp6MjPZ0.net
ハルヒ「あんた、昨日部室でみくるちゃんと2人っきりで居たらしいじゃない」
キョン「そりゃ2人だけの時もあるだろ。何のやましいこともない」
ハルヒ「しかもわざわざ有希を部屋から追い出したっていうじゃない!」
キョン「追い出したのは俺じゃない、朝比奈さんだ」
ハルヒ「どっちでもいいわ。それで、2人で何してたのよ?」
キョン「何って、他愛もない話をしてだけだ」
ハルヒ「ふーん、話ねぇ。2人きりじゃないと出来ない話っていったい何かしら」
キョン「それは..(まさか時空移動の話と言うわけにもいくまい)」
ハルヒ「答えられないような話をしてたのね」
キョン「ちょっと待て、なんでわざわざお前に報告しなきゃいけないんだ」
ハルヒ「当然でしょ!団員のことは全部把握してるのが団長の役目よ」
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/02/20 19:41:45.85 ID:rHYAyXn/0.net
ハルヒ「はいカット!ちょっと何やってんのよキョン古泉くん。ここは重要なシーンなのよ?」
キョン「文句なら古泉に言ってくれ」
古泉「すみません。緊張してしまいまして」
ハルヒ「もぉ、早くしないと2人とも風邪引いちゃうわよ」
キョン「まったくだ..へーっくしゅ!」
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2016/12/25 02:54:25.66 ID:IMRXlS/M0XMAS.net
キョン「ああ。だからパーティーは参加できないんだスマン」
ハルヒ「ふ、ふーん、まぁいいけどね」
キョン「すまんな」
ハルヒ「だれかとどっか遊びに行くの?」
キョン「まぁそんなとこだ」
ハルヒ「あっそ。ま、それなら仕方ないわね!でもSOS団の行事を蹴ってまで行くんだから、ちゃんと楽しんできなさいよ!」
キョン「ああ、わかってる。ありがとよ」
ハルヒ「はい、じゃあこの話おわり!みくるちゃん!古泉くん!パーティーの段取り決めるわよっ」
古泉「はい」prrrr prrrr prrrr prrrrr prrrrr
みくる「でしゅ」
1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 2016/12/13 18:59:15.20 ID:KgI3H5di0
「今日で二学期も終わりか。早いもんだぜ」
「本当にね。あっと言う間の一年だったよ」
吐く息の白さが寒々しさを訴え掛ける師走
あと一年の中学生活も残すところ三分の一となり、一抹の寂しさを覚える時期
この一年で築かれた日常とも言える佐々木との塾からの帰り道での一幕である
「年が明ければ学校でも塾でも受験への最後の追い込みがかかるね。気が滅入りそうだ」
「俺はそれに加えて家でお袋からの無言の圧がかかるんだよ。まったく、休まるところもありゃしねえ」
「くつくつ、お母様からの期待には是非応えて欲しいものだね」
いつも通り他愛のない会話をしながら帰路につく。この時間でさえ残すところあと僅かである
いつしかこの時間にノスタルジーを覚えるのであろうか、などとしんみり考えていた時だった
「あぁ、ところでキョン。聞きそびれていたんだけど……」
「何をだ?」
「キョンはサンタさんに何をお願いするんだい?」
…………?